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2016年2月11日(木)

「武満徹のシネマ・ミュージック」

朝のうちに15kmペース走を行い、昼から兵庫県立芸術文化センターに「武満徹のシネマ・ミュージック」を聴きに行った。

プログラム

演奏者は渡辺香津美(ギター)、鈴木大介(ギター)、coba(アコーディオン)、ヤヒロトモヒロ(パーカッション)の4人。
武満氏は生前、98作もの映画作品の音楽を手掛けていたということで、その中から10ほどの題目をチョイスしてアレンジを施したプログラムになっている。
扱っている映画は「伊豆の踊子」、「どですかでん」、「狂った果実」など、1960年代前後のものが中心で、その頃に青春時代や子供時代を送っていた人たちだろうか、オーディエンスの年齢層も平均して実に高かった。
アグレッシヴなピッキングで主旋律やオブリガートを弾きまくる渡辺氏のギター、それとは対照的にクラシカルスタイルで柔らかいメロディーを紡ぎ出す鈴木氏のギターに、どの曲でどんな役割を担っても唯一無二の存在感をまとうcoba氏のアコーディオン、派手さはないが多彩な技の引き出しを持つ堅実なヤヒロ氏のリズムと、四者それぞれの良さが見事に溶け合った、かっこいいアンサンブルだった。


♪ ひとりぼっちじゃない - coba & 宮沢和史