海洋空間バンコク随感録




 第19回 シミ取り   2005.5.31


数ヶ月前にレーザーでシミ取りデビューをしました。
10年ほど前からいくつかのマリンスポーツをしていたのが原因で
今になって出てきたのか!?
2年ほど前にふと見つけた小さなシミ! シミ! シミ!
これは女にとっては大問題!
とうの昔にお肌の曲がり角を迎えたのはわかっていたけど認めたくない!
でもこれが現実、認めなくちゃ(泣)。
タイに来てからこのシミが1cm×0.5cmくらいに成長し、
ここ半年でかさぶたのようなちょっとした膨らみが出てきて、
気になって無意識にホジホジする日が続きました。
「あ〜気になる〜、取りたーい」
こんな気持ちが最高潮になって、じゃあどこの病院がいい???
フリーペーパーを探しまくって結局思いついたのがお世話になっている日本人のKさん
在タイ数十年のKさんは、ジャニーズがタイに来たときの通訳をこなす方。
だから一緒にいればなーんにも言葉の心配ナシ。
(余談:タイでもジャニーズは人気です。特にタッキーと翼クン。)

タイミングよくKさんに会う約束をしていたので早速相談しました。
そうしたら数日後に「今日、シミ取り行くけど一緒に行く?」とお誘いいただき、
念願のシミ取りができました。

病院には日本語通訳がいますが、
強い味方のKさんがいたので微妙な表現も通訳してくれ、まずは安心。
診察結果は『シミ取りOK』
早速、シミの部分の化粧を落とし、そこに塗るタイプの麻酔をつけ、
その上にテープを貼って30分ほど待合室で麻酔が効くのを待ちます。
待合室で本を読んでいると、Kさんテープまるけで私の前に登場しました。
「昨日はこのへんをやったけど、今日はまとめてやっちゃうの」って…、
お・お・多すぎですよ…思わず吹き出しました。
Kさん、笑ってゴメンナサイ。

すっかり緊張感もほぐれた頃に名前を呼ばれて治療室へ。
満面の笑みで「いってらっしゃ〜い! がんばってね〜」と見送ってくれたKさん。
ベッドで横たわっていると、ガチャ! 扉が開く。
ドッキーン!
な〜んだ助手さんか。
助手さん「先生、電話中だから5分待ってね」
私「タイ人の5分は信用できん、気長に待とう」
そしたらきちんと5分後に先生登場。
私は真っ黒なゴーグルをかけられ、即、開始。

レーザーのジリジリ音が妙に怖い。
ひょえぇぇ、こわいよー、痛いのいやだー!(麻酔してるから痛いわけないのに)
あれ? なんか臭いぞ?
あっ! 私、レーザーで焼かれてるんだ!
ギャ〜〜、こわいよー。

私の興奮と緊張が最高潮になった時、「はい、終わりました」の声が。
え? もうおしまい? 案外早いのね…
拍子抜けした私のアホヅラに薬を塗ってテープを貼ってもらって無事に終了しました。
待合室に出たら
「どうだった? 全然痛くないでしょ、じゃ、私も行ってくるねー、バイバーイ」
と笑顔で治療室に消えていったKさん、いろいろお世話になりありがとうございました。

数ヶ月が経った今、シミ跡はほとんど目立ちません。
肌のサイクル(28日周期)があるので、
完全にきれいになるには半年くらいかかるようです。
なんだか小さなシミまで取りたくなりました。

あと、気になるのが値段。
タイの美容業界は日本に比べてだいぶ安いと思います。
専門の病院が多くあるので、「ちょっと今から」といった感覚で気楽に行けます。
例えばフォトフェイシャルなら日本の1/3〜1/4の値段でできます。
シミ取りなら1日で済むので、
日本の家族や親戚がタイに来てシミを取っていくという話も時々聞きます。

日本も以前に比べるとかなり安くなっているようですが、
日本でもタイでも安すぎるのは信用できませんので、
ある程度の相場は知っておくべきです。

実はこの1週間後に“恐怖のニキビの芯取り”をしましたので、いずれ報告します。






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