海洋空間ベリーズ旅行記



第1日
2013年8月25日(日) 「いざベリーズへ、いきなり空からブルーホールを観た長い一日」
     2013.9.8 公開


生憎の雨の中、6時15分迎えのタクシーで伊丹空港へ向かう。
時節柄、チェックインカウンターには人が多い。

早朝の伊丹空港には人がたくさん
伊丹空港のチェックインカウンターは人がたくさん

空港で朝食を摂り、8時10分JL3002成田へ移動、そしてラウンジで少し休んでから、
11時30分発のAA176ダラスへと飛ぶ。
定刻より約1時間遅れての離陸となった。
機内では軽食を含め食事が3回、2~3時間ぐらいは寝たかな。

アメリカン航空の機内食
1回目の機内食

夜明けを越えて東へ東へ
東へ飛び続け、夜明けをまたぐ

11時間ほどの飛行時間を経て、現地時間の9時10分頃ダラス・フォートワース空港に降り立った。
なんて巨大な空港だ、AA機内の客室乗務員のおっちゃんも無駄にデカかったけど。
スムーズにアメリカ入国を果たし、AAのラウンジ、アドミラルズクラブで寛ぐ。
フォートワースの天気は快晴だ。

DFWのアドミラルズクラブで一休み
アメリカン航空のラウンジ・アドミラルズクラブ

定刻の12時35分を少しだけ回り、ベリーズ行きのAA2189は離陸。
機は一気にグッと小さくなり、予想通り日本人、というかアジア人は我々以外いない。
3時間弱飛んで、現地時刻の14時40分頃、ついにベリーズに到着した。

ベリーズ国際空港に到着
ベリーズ国際空港に降り立った

国際空港といえどそこは人口30万人余りの小国、思った通りに小ぢんまりとした空港で、
現地日本人ガイドのAさんが出迎えてくれた。
早速車に乗り込んで約20分走り、向かった先はムニシパル空港という、
ベリーズシティ市内にあるもう1つの小さな空港。
到着直後でまだ右も左も分かっていないが、早速最初のイヴェントである、
ブルーホール遊覧飛行に参加するのだ。
催行会社の社長自らが操縦桿を握ってくれるという小さなセスナに乗り込み
(巨体パイロットの他は、我々の2人だけ)、まるでタクシーかのようなライトな感覚で空へと飛び立った。

超小型セスナに乗ってブルーホール遊覧飛行へ
この超小型セスナで早速ブルーホール遊覧飛行へと出発する

後ろから見るとこんなん
前部座席はこんな感じ

飛び立つとほどなくして美しい珊瑚礁が見えてきた
すぐに美しい珊瑚礁が眼下に見えてきた

これがカリビアンブルーか、と感動する間もなく、機は青い海と美しい珊瑚礁の上を横切って東進し、
30分弱で目指すブルーホールが見えてきた。

ブルーホールが見えてきた
ブルーホールが見えてきた

これがグレイトブルーホール
これがベリーズのグレイトブルーホールだ

直径300mの青い芸術作品。
ナスカの地上絵を観た時を思い出すな、カメラのファインダーを覗いているとどうにも気持ち悪くなる…。
ブルーホールの上を4~5回ほどクルクルと旋回して帰港、約1時間のフライトであった。
欲を言えば、もうちょっと真上に近い角度から写真を撮れればよかったが。
それにしても、日本時間ではもう朝、これまで機内で少々居眠りした他はずっと起きているから、
さすがに眠くてたまらん。

ちなみにこの日は日曜日だったが、そのためベリーズシティは閑散としていた。
観光地の店以外はきっちりと悉く休みになるようだ。
フィッシング、クッキング、ハンモッキング、というのが平均的ベリーズ人の日曜の過ごし方なんだとか。
新聞は金曜日に週1回だけ発行、それを週末に読み尽くすらしい。
また、国際空港からの移動中にガイドのAさんから聞いたところ、
ベリーズ最大の都市であるシティ内には信号が3つしかないらしい。
ベリーズシティには全人口30万人余りのうち、4分の1ほどが住んでいるとのこと。
日本人は国内にわずか15世帯
改めて数字を聞くと凄いな。
そしてベリーズ旧イギリス領だが、車は右側通行左ハンドル
昔は左側通行だったらしいが、メキシコグアテマラといった地続きの近隣諸国が皆右側通行なので、
それに倣って変更し、今に至っている。

セスナの機上から見たベリーズシティ
セスナの機上から見たベリーズシティの様子


ブルーホール遊覧から戻ると、そのままそのムニシパル空港から今度はマヤアイランドエアの小型機に乗って、
宿泊地であるサンペドロという町に向かう。
ちなみにこの日5回目の飛行機搭乗である…。
サンペドロは本土を離れ、東に位置するアンバーグリスキーという島にある。
マヤアイランド機に乗り込む際には、荷物検査すらなし。
感覚的には高価なバスみたいなものだ。
客は私たちを含めて6人17時30分に離陸し、20分ほどサンペドロに到着した。

今度はこの小型機でサンペドロへ
続いてこの小型機に乗ってサンペドロへ向かう この日5回目の飛行機搭乗

サンペドロ空港に到着
サンペドロ空港に到着

サンペドロでは、Tさんというもう1人の日本人スタッフが出迎えてくれる。
Tさんは普段はキーカーカーという、このアンバーグリスキーよりも少し本土寄りに位置する島に住んでいる。
どちらも、隠れたリゾートとして近年人気を集めている島だ。
宿泊するサンブリーズホテルに、Tさんに案内していただいた。
ビーチに面するサンブリーズホテルは、同時に空港の目の前にあるホテルでもあるが、
荷物もあるのでヴァンタイプのタクシーに乗ってほんの1分ほど。
チェックイン後、Tさんとは別れる。

サンブリーズホテルのファサード
サンブリーズホテルの正面

中庭を囲むように客室やプールが
中庭を囲むように客室やプールがある

荷物を置いて、18時前に部屋を出て少し町をブラブラし、
フィドスレストラン&バーという店に入って夕食を摂ることにする。

Tさんと出くわしたので一緒に少し歩く
ホテルを出たらTさんと出くわした

フィドスレストラン&バー
フィドスレストラン&バーの外観 右側が入口

ガーデンサラダと、チキンを添えたライス&ビーンズという、ベリーズでは定番の一皿をオーダー。
慎重を期してこの2品だけにしたから、我々でも無事に完食することができた。
美味い。

オーダーはこの2品に抑えた
ベリーズでは定番の一皿とサラダのみをオーダー

店内にはライヴスペースも
店内にはステージもあった

店内ではこの後、20時からライヴパフォーマンスがあるらしく、出演アーティスト思しき人たちが準備をしていたが、
さすがに眠いので退散、ホテルに帰る。

サンペドロでは電動カートが大活躍
サンペドロではゴルフ用の電動カートが大活躍

このサンペドロでは、ゴルフ場によくある電動カートが日常の足となっているようで、本当にたくさん走っていた。
また、ベリーズ国内では予想を遥かに超えてWi-Fiが普及しているようで、
ホテルはもちろん空港レストランなどでも普通に無料でつながる。
正直言って、パブリックスペースにおけるフリーWi-Fiの浸透度合いは、日本の比ではない。

ホテルの部屋内の様子
ホテルの部屋はこんな感じ

部屋に戻ってシャワーを浴びようとすると、湯が出ない。
水が湯にならない、というのではなくて、水栓をひねっても出てこないのでどうしようもない。
スタッフを呼んでボイラー辺りをいじってもらったらなんとか直って事なきを得た。
21時過ぎにはベッドに入る。
蚊がプ~ンと飛んでいるな。




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