海洋空間カナディアンロッキー旅行記



第6日
2017年9月24日(日) 「これまた絶景のロングハイク」
     2017.10.8 公開


6時半起床、7時過ぎにブッフェの朝食を摂る。
フルーツが充実しており嬉しい。

朝食ブッフェはフルーツが充実
充実のフルーツコーナー

天気が良く気持ちいので、少し湖沿いを散歩してから、8時にガイドと合流してこの日はハイキングへ。
最初に予定コースの説明があり、まずはレイクルイーズからレイクアグネスを目指し、ビッグビーハイブという山の頂へ。
その後プレインオブシックスグレイシャーズまで足を延ばして、レイクルイーズまで帰ってくるというルートのよう。
本当にレイクルイーズもフェアヴューマウンテンも美しく、言葉を失う。

朝のレイクルイーズ
朝陽を浴びる氷河と黄葉した山がレイクルイーズに映る

ボート小屋の向こうにはフェアヴューマウンテン
ボート小屋の向こうにはフェアヴューマウンテン

ゆっくりとした足取りでまずはミラーレイクという小さな湖に辿り着く。
その名の通り鏡のように、隣に聳え立つビッグビーハイブや黄葉している木々を映し込んでいる。

グレイジェイ
トレイルにいたグレイジェイという鳥

ミラーレイクとビッグビーハイブ
ミラーレイクとビッグビーハイブ まずはあの頂上まで上る

それからほどなくしてレイクアグネスティーハウスへ到着。
他の湖とはまた違った色合いで、これも美しい。
輝く湖面、雪化粧を始めた山、そして黄色く色づく樹木が一度に観られる、まさにこの時期限定の絶景だ。

レイクアグネス
レイクアグネスの絶景

違う角度から
角度を変えるとまた違った風に見える

リス
ティーハウス近くにいたリス

リスはたくさん見られたが、レイクアグネスからビッグビーハイブへと至るトレイル横の岩場では、ナキウサギとも呼ばれるピカがいた。
鳴き声もクリアに聞こえる。
カナディアンロッキーの花の季節は夏の初め、6月頃が盛りだそうだが、この日も少しだけ咲いている姿があった。

耳を澄ませて警戒するピカ
耳を澄ませているピカ

名残の花
名残の花

11時頃ビッグビーハイブの頂に上り、ここでランチ休憩。
昨日同様、おにぎり弁当が美味い。
平らになった頂上部分からは、異なる方向にレイクアグネスレイクルイーズをそれぞれ見下ろすことができる。
色が多少違っているのもこれなら一目瞭然。
また、氷河からレイクルイーズに向かって流れ込んでいる地形もよく分かる。

レイクアグネスを見下ろす
頂上少し手前からレイクアグネスを見下ろす

ビッグビーハイブから見るレイクルイーズ
ビッグビーハイブから望むレイクルイーズ 左奥にはフェアモントシャトーレイクルイーズも見える

レイクルイーズの水源たる氷河を目指す
レイクルイーズの水源たる氷河を目指す

昼食後、プレインオブシックスグレイシャーズを目指す。
まさしくレイクルイーズの水源まで辿っていくようなルートだ。
ここまでの道程もそうだったが、トレイルの斜度は全般的に緩く、急登や手を使わないと上れないような岩場などはまったくない。
眼下にはかつて氷河が運んできた堆積物、モレーンの巨大な塊が続いている。

まるで工事現場の土砂のようなモレーン
まるで工事現場の土砂のようなモレーン

途中、ティーハウスに辿り着いたがここからは展望がないのでルックアウトへと足を延ばす。
ダラダラと続く緩斜面が思ったより長く感じたが、ここまで歩くと視界は開け、ヴィクトリアグレイシャーが間近に鎮座している様に圧倒された。
これは展望ポイントまで歩かないと意味がないだろう。
ハイカーは多く、特にやはり中国人が目立つ。

圧倒的な景観
氷河が眼前に開ける圧倒的な景観

氷河の上に山小屋
よく見るとマウントレフロイとヴィクトリアを結ぶ氷河の上に山小屋が アボットパスハットというらしい

分厚いヴィクトリアグレイシャー
分厚いヴィクトリアグレイシャー

遠くにレイクルイーズが見える
振り返ると左奥、遠くにレイクルイーズが見える

ティーハウスまで戻り、紅茶を飲んで少し休憩してから、スタート地点のレイクルイーズを目指し出発。
人気コースだからというのもあろうが、この日歩いたトレイルはどこも整備が行き届いていて、道幅も広い。
ホーストレッキングのコースにもなっているようで、ゲストを背に乗せた馬の姿もあった。

馬に乗った人の姿も
馬に乗った人の姿も

冬眠前に丸々と太ったシマリス
冬眠前に丸々と太ったシマリス

レイクショアトレイルを歩いてホテルがある側とは反対のレイクルイーズ畔に辿り着くと、
ビッグビーハイブの上からも見えていたが、そこにはビーチが広がっていた。
こちら側から眺める景色もまた抜群で、なんなら表側よりもいいかも?

レイクルイーズの西岸にはビーチが広がっていた
レイクルイーズの西岸にはビーチが広がっていた

こちら側からの眺めも素晴らしい
こちら側からの眺めも素晴らしい

湖に沿った遊歩道を進んで、17時過ぎ、無事ゴールに到着。
ガーミンの計測によると、距離21.25km、累積標高923m、時間はすべて込みで9時間14分52秒だった。
結構歩いたけどペースが遅かったのと斜度が緩かったので疲労は少ない。
最高標高地点はビッグビーハイブの頂上付近で約2260mとなかなかの数字。
スタート地点のレイクルイーズが既に標高1700mオーヴァーなので、結構な高地で寝泊まりしているんだな。
ちなみにバンフの町は1380mほどだそう。

ホテルに帰ってきた
ホテルに帰ってきた

湖上にはカヌーを漕ぎ出している人も多く、せっかくだしやってみようかなとボート小屋に行き料金表示を見たら、なんと1万円ぐらいする。
こりゃやめとこうか。

レイクヴューラウンジで夕食
レイクヴューラウンジで夕食

まだ18時前だったが腹が減ったので、ハイキングの格好のままホテル内のレイクヴューラウンジディナーにする。
ロッキーチーズステーキと名付けられたとアルバータプライムリブのハンバーガーをメインに、サラダとスープを。
サラダにはベリー類がたくさん。
少し控えめに注文したつもりだったのでデザートまでいけるか、と思ったけど、食べ終わるとやっぱり満たされており辿り着けず。

カナディアンロッキー最後の晩餐
カナディアンロッキーでの最後の晩餐

プライムリブのハンバーガー
バンズに挟まっているのはアルバータ牛のプライムリブ

食後、ホテルのプールへ行き、ほんのちょっと泳いでみたり、併設のホットタブに浸かって筋肉を緩めたり。
23時過ぎ就寝。




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