海洋空間シンシナティ&シカゴ旅行記



第6日
2015年7月17日(金) 「酷暑のU.S.セルラーフィールド」
     2015.8.30 公開


9時前ぐらいまで眠ってしまった。
それから、フルーツやシリアルなどの朝食を頂く。
いい天気で、今日は暑くなりそうだ。

アメリカンな朝食
アメリカンなシリアルの朝食

10時半頃I夫妻と4人で家を出発し、ミシガン湖沿いを北へ向かってドライヴに連れ出してくれる。
リンカーンパークという公園地帯まで走り、車を降りて少し寛ぐ。
やはり陽射しが強く、暑い。
湖沿いにはランナーがたくさん。

ミシガン湖畔で
リンカーンパークでミシガン湖を望む

また、道中走っている車を見ていると、意外に韓国車が多い。
日本車ももちろんそれなりに走っているが、スバルやマツダがもっと多いのかと思いきや、あまり見かけなかった。
アメリカと一口に言っても広いから、地域差もあるのだろう。

再び車に乗り込んで南下し、ダウンタウンを通り越してU.S.セルラーフィールドを目指す。
この日は、オールスター明け1発目の、シカゴ・ホワイトソックスvsカンザスシティ・ロイヤルズを観戦するのだ。
チケットは事前にI夫妻が買っておいてくれた。
ダブルヘッダーの1試合目のデーゲームになる。

U.S.セルラーフィールド
U.S.セルラーフィールド

昼過ぎに球場に到着。
ファンサーヴィスとして先着何名かに配られるホゼ・アブレイユのブランケットをゲットした。
ターキーバーガーポーリッシュドッグなどで腹ごしらえをし、球場内を少しウロついたり、
ブルペンで投球練習しているホワイトソックス先発のジェフ・サマージャなどを観る。
もちろんオールスターとは違い、ごった返すような観衆の群れはいないが、
その分ピクニック気分にも近い、牧歌的な気分で試合を楽しむことができる。
客席の埋まり具合は3割~4割ぐらい?
我々の座席は3塁側。
同じシカゴに本拠地を置くもう1つのMLBチーム、カブスと比べると、
ホワイトソックスの方がファン層にはブルーカラーの人たちが多いようなイメージ。
カブスの方がちょっとお上品というか。

ボールパークフードで腹ごしらえ
ボールパークフードで腹ごしらえ

ブルペンで投球練習を観る
ブルペンでジェフ・サマージャの投球練習を観る

13:10、プレイボール。
先発はサマージャと、対するロイヤルズクリス・ヤング
ヤングの投球は、2006年大阪日米野球を観戦した時に1度、生で観ている。

クリス・ヤング
クリス・ヤング 208cmの長身だがパワーピッチャーではない

初回、先頭のアルシデス・エスコバーサマージャがいきなり歩かせてしまい、
オールスターにも出場していた3番・ロレンゾ・ケインのタイムリーツーベースでロイヤルズが先制するという幕開け。
その裏、ヤングも先頭打者をフォアボールで出し、両投手とも立ち上がりは制球が定まらない印象。
これは荒れた試合になるか…? と思っていたが、四球乱発のような展開にはならず、
その代わりに散発的にホームランが飛び交う空中戦の様相となった。
中盤、ホワイトソックスジョバニー・ソトアダム・イートンのソロで2点、
ロイヤルズはマイク・ムースタカスアレックス・リオスのソロなどで計3点を加え、試合はそのまま4-2でロイヤルズの勝利に終わった。

ホームランが出ると花火が上がる
昼なので分かりにくいが、ホームランが出ると花火が上がる

ロイヤルズが勝利
試合はロイヤルズが勝利

スーパースターを擁しているわけではないが、昨年もワールドシリーズに出場したロイヤルズは今シーズンも引き続き強く、
投打が上手く噛み合ってチームの総合力で勝ち進んでいる。
具体的にコレがすごいと指摘するのが難しく、よく分からないが何となく強い、負けない、
という感想を私はロイヤルズについて勝手に持っているわけだが、この日、目の当たりにしてみて、
改めてそんな印象を強くしたような試合だった。

ちなみに快晴のこの日は本当に暑く、シカゴ在住3年になるI夫妻も「こんな暑さは初めて」と言うほど。
球場内の温度計は最高100°Fを示したが、これは摂氏に直すと38℃ほど。
なるほど、暑いはずだ。
試合途中、スコアボードのヴィジョンに、"今日はとても暑いけど、昔この球場でもっと高い気温の中で試合をしたこともあるんだよ"、
という豆知識が映し出されたりも。

気温は100°F
100°Fの表示

また、アメリカのボールパーク内の売り子さんは女性より男性の方が圧倒的に多く、しかもおっちゃん率が高い。
その人それぞれに個性的な呼び声を上げたり、お客さんと他愛もないやりとりをしていたりして、観ていると面白い。

夕刻I夫妻邸に皆で帰り、私はヴェランダにデッキチェアを出して高所からの眺めを楽しみながらしばし寛ぐ。
夕食は、Aさんが予め用意していたソフトシェルクラブをフライにしてくれ、メチャメチャ美味かった。

ソフトシェルクラブのフライで夕食
ソフトシェルクラブのフライで、定食風に

食後、ジャズショウケースというライヴハウスにジャズを聴きにいくことにし、
少し距離があったのでI夫妻と私の妻はタクシーで行ったが、私はもうちょっと街をブラつきたかったので、徒歩で向かう。
シカゴ川沿いを少しだけ西に歩いてからクラークストリートを南下、その後東に戻り、ディアボーンストリートを南に下る。
最後、プリマスという路地に逸れ、ジャズショウケースに辿り着く。
かつてディアボーン駅舎だったという、趣きのあるレンガ造りの建物に入っていた。
結局45分ぐらい歩いたかな。

シカゴ川沿いを歩く
シカゴ川沿いを歩く

南に向かう途上
南に向かう途上

旧ディアボーン駅舎
雰囲気のある旧ディアボーン駅舎

当然既にテーブルに着いてライヴを聴いている3人に合流して、ソフトドリンクを飲みながら耳を傾ける。
ピアノ、ウッドベース、ドラム、ヴィヴラフォンから成るカルテット。
私が聴いたのは後半の3曲ぐらいだったが、最後のチューンがとても速くて手数の多いスタイルで、とても楽しい曲だった。

ジャズのライヴを楽しむ
ジャズのライヴを楽しむ

ライヴハウスを出て、4人でタクシー移動し、ジョン・ハンコックセンターの展望タワーに上る。
94階にあるというフロアからの眺めはとんでもなくすごかった。
着陸前に飛行機から見た時にも思ったが、こうして改めてシカゴの街を見渡してみると、
本当に山や丘がまったくないと言ってよく、とにかく平たいのがよく分かる。
一般的にアメリカというと、平らで水利のよい土地に人が集まって街を作っている、
というようなイメージが私の中では強いのだが、シカゴはまさしくその典型かも。
街の夜景は美しいが、ミシガン湖を見やると湖面が真っ黒で、夜はなかなか恐ろしげだ。

ジョン・ハンコックセンターの展望フロアから
ジョン・ハンコックセンターの展望フロアから

ジョン・ハンコックセンターからは皆でミシガンアヴェニューを歩いてマリーナシティへ戻る。
この通りはブランドショップがひしめいているんだな。
その中に、ガーミンの大型路面店もあった。

大きなガーミンショップも
ひしめくブランド店の中に、大きなガーミンショップも

帰宅後、コーヒーを頂きながら少々語らい、25時過ぎに寝る。
この日は直射日光を大量に浴びたので疲れた。




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