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      私が推測するに、ダメ人間は大きく二つのタイプに分けられるように思う。 
一つ目は幼少期における想像を超えた悲惨な体験。 
二つ目は、俗に言うエリート落ちと言うヤツである。 
 
      日本人に親しみ深い俳句のひとつに「自由律俳句」がある。 
      季語や音数にとらわれない形の俳句として有名であり、私も深く傾倒している。 
      この自由律俳句の代表者として知られる種田山頭火と尾崎放哉は 
      実は先述のパターンにピッタリと属するのである。 
      種田山頭火は一つ目のパターンに属し、尾崎放哉は二つ目のパターンに属する。 
 
      次回からは彼らの人生を追ってみたいと思う。 
 
 
 
 
 
  
 
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