海洋空間車



スペシャルコラム

vol.1 西宮の車は黄色信号で止まる!   2004.11.9


だから何ってわけでもなく、もう表題の通りなんです。

ボクは名古屋で生まれ18歳まで育ち、大学時代の4年間は京都
働き出してから今年5月までの8年間は大阪に住んできた。
そして引っ越して終の棲家?となりそうなのが兵庫県西宮市

西宮市内を自分の車で走っていてよく思うのが、
まあ何と運転マナーのよい街なんだろう!”ということ。
確かにそれまで住んでいたところの運転マナーが全国的に見ても悪過ぎる、
ということはある。
大阪は交通事故死者数、そして違法駐車数ともに首都・東京をしのぐ勢いだし、
意外や名古屋も大阪に次いで
交通マナーのよくない都市として認知されているらしい。
まあ名古屋については18歳までのボクは
当然自分で運転して走ったことはないし、
現在とてそんなに走る機会は多くないからこの際除外しても構わないけど。

タイトルにあるように、
西宮市内を走っていて進行方向の信号機が青から黄に変わった刹那、
ボクはこれまでの習慣で身に付いてしまった感覚が働いてしまい、
塵一つほどの疑いも抱くことなく交差点を突っ切ろうとするんだが、
ボクの前を走っている神戸ナンバーの車はさも当たり前のようにスピードを落とし、
黄信号の手前でスーッと停止する。
大阪ならばまず間違いなく、100%どころか120%止まるはずなし。
何回かギョッとして冷や汗タラリと滴り落ちた経験もあり。

ここで言い訳をしておくがボクももう30歳を越えた大人、
決して普段からアグレッシヴな走りをしているわけではない
一人の時はともかくも、特に同乗者がいる時なぞは
極力ショックの少ない運転を心掛けているつもりである。
唯一例外があるとするならば、
高速道路の料金所でETCも付いてないのにETC専用レーンに迷い込み、
ETC装備のオレ様の進路を塞いでいるバカな車がいたら、
盛大なスキール音と、6000回転を超えようかというほどにブン回した
アルファ・ロメオJTSエンジンの咆哮とともにブチ抜いていく時ぐらいだ。

西宮、ひいては兵庫の車が大阪よりも良マナーなのは
何も信号停止に限った話ではなく、
車線変更、合流、歩行者に対する優しさなどなど、
それは運転全般にほぼ当てはまる。
それにこのあたりは我々のような車好きにとっては、
ボーッと道端に立って眺めているだけで楽しくなってくるぐらい、
いわゆる高級外車や珍しい車も多く走っているし、
またガレージに停まっていたりする。
余裕あふれる運転マナーは、
あるいはそんな道楽者たちの心と財布の豊かさがなせる技である、
と言うことも果たして可能なのかも知れない。

あ、一つ言い忘れましたが、いくら兵庫の車が優しいといっても
決してスモーク・ウィンドウとゴールドのエンブレムを貼った
神戸ナンバーのセルシオに挑んではいけません。
神戸は日本で一番ヤ○ザが多い土地でもありますから、はい。






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