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新潟中3誘拐事件が解決され、心の底から安堵した。 
その少し前、11歳少女連れ去りが解決。 
メデタイ☆ 
 
最近、ほんとに変態が多い。 
 
わかっちゃいるが、娘にうざったがられようと、 
世の中にこんな変態がいる限りオイラは口うるさい母でいる。 
 
昔、ファースト・フード店でパートしていた時に、 
当時26歳の男性社員(Aとする)が高1の女の子と付き合い始めた。 
年齢差10歳。 
でも、まぁ若いからそれほど違和感がないんだけど、、、 
その彼は、いつもパートのおばさんに囲まれて 
「ニヤニヤするな!」 
「こら、どうしてそんなことするの!」  
と鍛えられていたから、たぶん鍛えられすぎて疲れていたのだろう。 
ほんに、世の中で一番強いのはパートのオバサンよ〜。 
なので「Aさぁん♪」と自分を信じて慕ってくれるその子(仮にBちゃん)がもう、 
可愛くて可愛くて、例えて言えば掌でそっと包み込んでいる、 
孵ったばかりの雛のように可愛くて…、 
「いずれ結婚するつもりなんだ」と決意していた。 
 
あれからほぼ7年くらい経った。 
彼は彼女の家で同棲していたらしい。 
その同棲が「?それって同棲っていうの?」と思われたのは、 
Bちゃんのご両親の住んでいるお家へ『こっそり』と同居していたからだ。 
彼女の母親にはかろうじて目をつむっていただいたらしいが 
(でも、彼らの交際にはいい顔せず)父親の方が絶対、絶対交際なんて言語道断! 
と反対なため、父親に知られないようにしていたからだ。 
 
できるのか?そんなこと。 
ちょっと信じられなかったが、そういうことらしい。 
 
その当時の店長がオイラより2歳年下のヤローで、 
一緒に働いている時は仕事のミスで反省文など書かせられたりと、 
結構キツイ思い出しかないが今では良い(?)遊び相手なんである。 
 
で、最近オイラ壊れていて、その店長も壊れていて(もう、ホントに世の中ツレナイわよね(>_<)) 
飲もうぜ!ということで飲む。飲む。飲む。 
 
四方山話のついでにAの話が出たりする。 
 
「そういえば、Aはどうした?もう結婚したの?」と聞いてみた。 
 
「いやぁ、アイツ、ロリだろう」 
 
「知ってる」 
「別のバイトの高校生に手を出して、Bちゃんと別れた」 
「へっ?Aもいいかげん30を超えたいい年じゃん。 
 いくらなんでも高校生って…」 
「だって、アイツ自分でも言ってるけどロリだろう。 
 『やっぱり若い子がいいんです』だってよ」  
 
…その場にいたらきっとAの首を絞めただろう。 
Bちゃんがオイラを慕って(?)愚痴や不安を泣きながら言っていたことがあるので、 
Aの発言は許しがたかった。 
 
「Bちゃんが大人の女性になったから、怖くなったかね」 
「あるかもな。 
 大人なら自分のゆうこと聞かないけれど、 
 若い子なら自分の思い通りになるというのはあるんじゃない? 
 俺なら年上の方がいいけどな」 
「知ってる」 
「どうしてだか分からないけど、どうしても若い子がいいんだと。 
 あんなのを本物のロリとでもいうのかね。 
 肌がキレイとか、キャピキャピしてるとか、俺なら逆に疲れるけど、 
 それが安心するってのがわからん」 
 
彼(A)の場合は、それでもまだ“好み”の範疇だろう。 
これが高じると、世間を騒がす変態の仲間入りになるのか、どうか…。 
難しい事はわからないけど。 
 
案外身近に「大人の女性が怖い」男はいたりするものかもしれない。 
AがBちゃんと付き合い始めた頃 
「美味しくいただきました♪やっぱ女は処女最高☆」 
と言いふらしていたのを思い出す。 
あの発言と、この結末が繋がるような繋がらないような、 
とりあえず私には関係ないだろうけれど、そして彼を責めることは筋違いだけど 
 
不快感が満載!! 
 
ほんと、娘をバイトさせるのも考えてしまうよなぁ。 
 
さて、フケ専の店長になぜ年上がいいのかついでに聞いてみた。 
 
「どうしてってことはないけど、やっぱりしっかりしてるでしょう。 
 どうせ年をとったらお互いジジィとババァで変わりゃしないし、 
 それならわけわからん年下よりは年上の女性がいいな」 
「母親を重ねてるってことない?母親のように包んでほしいとか?」 
「それは、あるかもね。 
 やっぱり男って疲れているから癒されたいのよ。 
 Aだって疲れていて、癒される方向が若い子ということだったかもね。 
 そう考えると、わからんこともないか」 
 
おい。 
女だって疲れてるっちゅーねん! 
 
互いに断絶を感じつつ、専門家でもないオイラは解せないなぁと飲み続けるのでした。 
 
 
 
 
 
  
 
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