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と書くと、どんなお茶かいな?と思うでしょうが『タランティーノ』。 
そう。 
『キル・ビル』シリーズのタランティーノ。 
 
やっとこさ、ビデオになった『キル・ビル』を観たんですが… 
(古い話題ですみません)。 
 
忘れてました。 
タランティーノが暴力と血飛沫好きなことを…。 
 
いやぁ。 
参りました。 
笑っちゃって。 
笑うんだけど、流血が凄い。 
なのに、マンガのようで、ニヤリと笑ってしまう。 
例えば、北野武監督の映画って、血が出たらすんごく痛そうで、 
見ていると辛くなる瞬間があるのに、タランティーノの映画にそれはない。 
ないけど、笑うか吐きそうになって眼を背けてしまうかなんだな。 
『レザボア・ドッグス』を観た時の衝撃! 
なんて面白いんだ! 
なんてオシャレなんだ! 
なんて安く仕上げたんだ(←ほとんど倉庫の中の場面だったため)! 
実は、この映画に出ている 
スティーブ・ブシェーミが目当てだったんだけど(ミスター・ピンクね)、 
戦争映画じゃないのに野郎しか出ていない。 
のに、あまりに面白かったので、ビデオで『フロム・ダスク・ティル・ドーン』を観た。 
参った。 
間違った。 
 
ゲロゲロだった。 
 
もう途中で観るのを止めようかと思った。 
タランティーノのサイコぶりが、あんまりにも顔に合ってるんで、嫌になって。 
いつまで経っても、吸血鬼が出ないままの暴力場面。 
我慢して観ていたら後半面白かった。 
 
つまり、スプラッタが苦手かもしれない。 
この映画を観る以前、集中して連日ホラー&スプラッタを観ていた時期があった。 
何かに凝ってしまうと何故かお腹一杯になるまで止められない、 
酒も吐くまで止められない。 
そんな性格なのでしょう。 
まぁ観ました。B級A級、スプラッタとおぼしき映画を片っ端から。 
ちなみに、その時期は子育て中。 
なので、2〜3才の幼子が寝付いてから毎晩のように血飛沫映画を観てたんだけど、 
これって、心理学的にどういうもんでしょう? 
それほど、うっ憤が溜まっていたのか?アタシ??? 
 
話が戻って『キル・ビル』。 
笑ってしまって気がつかなかったけど、 
うっかりアヤ(高1の次女)と観てしまっていた。 
 
最近、暴力的な描写の小説やら映画やら 
マンガやらネットやらが話題に上っていたのにね。 
思春期の青少年への影響は…。 
 
ゴキゲンな様子で『新・仁義無き戦い』を口笛で吹いている。 
風呂に入るときもトイレでも、茶碗を洗っているときも。 
 
現実生活の方がずっとスプラッタで仁義がないから、 
映画の1本や2本なんて「へ」でもないのかい?君たち…。 
 
そして、「熱がある」とわめきながら外へ遊びに行ってしまった。。。 
ふん。 
そんなもんさね、日常なんてね。 
 
 
 
 
 
  
 
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