海洋空間シンガポール旅行記



第1日
2007年1月3日(水) 「到着→チキンライス」
     2007.3.20 公開


6:00に起床、阪急西宮北口駅を7:30に出発するエアポートリムジンバスに乗って関西国際空港へ。
天気予報では雨が降っているかも、とされていたが、何とか持ちこたえており、
無駄な荷物が増えなくて幸いだった。

さすがに年始、空港ロビーは人が多い。
往路の航空便は11:00発のSQ617、チェックインが比較的早めだったため、
スクリーンの後ろ、足元が広めの席を押さえることができた。
まだ時間があるので、空港内の「ぼてじゅう」で朝食。
「ぼてじゅう」なのに、トーストの朝食。

定刻より10分早い10:50、僕たちの乗るSQ617は離陸。
機内はほぼ満席だ。
足を伸ばせる席でよかった。
魚を使った洋風の機内食を食べつつ、少し眠ることもできた。

飛行時間およそ7時間、現地時刻16:50
飛行機はシンガポールのチャンギ国際空港に降りた。
イメージ通り、何の変哲もない、きれいで巨大なハブ空港だ。
確かここは最近発表されたどこぞのアンケートで、
“世界一の空港”に選ばれていたんだっけ。

シンガポールドル(S$)への両替を済ませ、
トランクを受け取りJTBの現地ガイドと合流、バスに乗り込み移動する。
ツアー客は僕らを合わせて10名ほどだった。

赤道直下、そしてこの時期は雨季なので蒸し暑い。
特に真冬の日本から訪れた直後だから、そのジットリ感は強烈だ。

移動中車窓を眺めていたのだが、街並みは近代的な高層ビルが多く、
これも事前に持っていたシンガポールのイメージを何ら覆すものではない。
ただそこは東南アジア、
やはり日本のそれなどと比べたらやっぱり意匠が派手めの建築物が多かったように思う。
色遣いであったり、曲線を多用したフォルムであったり。
そして何より驚いたのが、走っている乗用車に占める高級車の割合が高いこと!
メルセデスを筆頭に、BMW、アウディ、ジャガー、ポルシェ…、アルファも数台見た。
もちろん一番多いのはトヨタやニッサン、ホンダ、マツダ、ミツビシといった日本車だったけど、
上に挙げた高級欧州車の割合は、日本国内においてよりも遥かに高かったように思う。
そして走っているどの車もピッカピカ。
街中だけでなく車もとても美しく磨き上げられていた、シンガポールは。
さらに余談ながら、シンガポールの道路は日本と同じ左側通行なので、
走っている欧州車は軒並み右ハンドルだった。
911などは日本では左しかないと思うが、シンガポールでは右。
すべからく右、たぶん左ハンドルは1台も見なかった。
運転マナーについても、この国だけは東南アジアの常識には当てはまらないみたい。
日本並み。

空港から30分ほどで宿泊する「フォーシーズンズホテル」に到着。
リゾートではなく都市部のホテルなので、ロビーなどこじんまりとしてはいるが、
もちろんサーヴィスはよく、部屋も充分素晴らしい。
ウェルカムフルーツにウェルカムドリンクも。

ホテル外観
「フォーシーズンズホテル」外観

部屋の中
妻の後頭部も見えている


少しだけ部屋で寛ぎ、
ガイドブックを読んでかねてより目星をつけていた「文東記」という中華レストランに
電話で予約を入れてから夕食をとりに向かった。
お目当ては、チキンライス
バンバンジーのようにゆでた鶏の肉を、そのゆで汁で炊いた米の上に載せて喰うという、
シンガポールに行ったらとりあえず喰っとけ的な一品であるらしい。
期待は大きいぞ。

「文東記」
「文東記」入り口


文東記」は「フォーシーズンズ」から徒歩で10分ちょっとぐらい。
汗が噴き出す。

無事に店に着き、チキンライスの他、イカのフライを食べる。
飲み物はなんとかバーリーとかいう名前の、白く濁った甘い水。
それほど広くない店内はご飯時だけに、結構混んでいる。
そのなんとかバーリーはともかく、チキンライスはホントにメチャウマ!
肉に染み込んだ味、米に染み込んだ味がともにとても旨い。
そしてどちらかというと僕の好きな薄味。
これならどれだけでも口に運べそうじゃないか。
さすが。
そして2人で腹いっぱい食べて、全部込みでS$21ちょっと(約1600円)。
こりゃ安い。
オプションでミールクーポン買ってる場合じゃないですよ!

ピラミッドのように盛られたライスとチキンを一緒に食べるとメチャウマ
チキンももちろん旨いし、チキンのゆで汁で炊いたご飯も最高


店を出て、「文東記」の並びにあった「セブンイレブン」でミネラルウォーターなどを買い、
ホテルへの帰途に就くが、
その途中でまさにバケツを引っくり返したようなすさまじい勢いの土砂降り
念のため持参していた雨合羽を被るが何の役にも立たず、
顔も手も足もずぶ濡れになった。
特に足元、穿いていたジーンズと履いていたスニーカーはもう大変な事態に。

這う這うの体で部屋に戻り、温かい風呂にゆっくり浸かった。
外はものすごく湿度が高いのだが、これが古今東西、ホテルというものの常なのか、
室内は非常に乾燥しているのでフロントに電話をして加湿器を借りて寝た。
ちなみに“加湿器”という英単語を知らなかったので、
FOMAのワールドウィング機能を駆使
(といっても渡航前に何の手続きも不要、端末を持っていくだけでよく、
勝手に位置を割り出して時刻設定までしてくれるという代物だけど)し、
i-modeで調べて事なきを得た。
humidifier.
いやあ便利な時代だ。




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