海洋空間水槽日誌


2006年4月1日(土)
スネークヘッドの食欲復活
ここのところ一時期見せていた異常なほどの食欲がすっかり鳴りを潜めていたレインボースネークヘッドだが、急激に貪欲さを取り戻しつつある。
餌時になったらこちらを見ながらウロウロと泳ぎ回り、指を水槽の上に持っていったら水面から顔を出して飛びついてきた。
「キャット」を10粒近く食べた。

2006年4月2日(日)
さらに上向いたスネークヘッドの食欲
今日もスネークヘッドの食欲はかなりのもので、昨日以上か。
久々に冷凍赤虫を1/3パックほどあげ、それから「キャット」を10粒ほど与えたら食べた。

2006年4月3日(月)
病のアカコリ、ついに死す
先月13日に状態の異常に気付いて以来、およそ3週間の闘病生活を送っていた60cm水槽Bのアカコリドラスがついに遺体で発見された。
南無阿弥陀仏。
死亡した主な生体
・コリドラス アエネウス×1

2006年4月5日(水)
スネークヘッドの腹は膨らみ、目の傷はほぼ消えた
今日も元気なスネークヘッド、冷凍赤虫を食べた後も必死でアピールしてくるので「キャット」を与えていたらあれよあれよという間に7〜8粒ほど。
よく食べる。
またお腹がとんでもないぐらいに膨らみ始め、そして少し前に気になっていた眼球表面の白い傷はほとんど消えた。

お腹がポンポン

2006年4月6日(木)
ヤマトヌマエビの脱皮を初目撃
深夜何気なく水槽を眺めていたら、60cm水槽Aに暮らしているヤマトヌマエビ数尾が狂ったようにグルグルグルグル水槽のガラス壁に沿って高速で泳ぎ回っているではないか。
追いつ追われつ、抜きつ抜かれつ運動会みたい。
“水が悪くなって死に掛けているエビは狂ったように泳ぎ回る”という風なことを以前に聞いたことがあったので、何じゃこりゃやばいのか、と思いつつしばらく見ていたら、エビたちは高速遊泳をパタリと止めたと思ったら排水シャワーパイプやフィルターのスポンジにしがみつき、今度はジッと動きを止めた。
さらに、はて? と思いつつ凝視していたら、動きを止めたエビたちが今度は次々と脱皮をしたので驚いた!
ゆっくりゆっくり、というカンジではなくて、ブルブルっと身を震わせた後、瞬時に背中から皮がパックリと割れて一気に全身脱ぎ捨てていた。
いつも底に沈んでいる脱皮の残骸は目にしていたが、脱ぐ瞬間を見たのは初めて。
ひょっとしたらなかなか貴重なシーンだったのかも?
おそらくいつも夜中に脱皮していたんだな。
そして脱皮の直前に狂的に泳ぎ回っていたのは、全身がかゆかったからなのかな?

2006年4月9日(日)
ほぼ40cm、大きくなり続けるナイフフィッシュ
120cm水槽のスポッテッドナイフフィッシュが水槽左側のガラス壁に沿って真っ直ぐジッとたたずんでいたのでサイズを測ってみたら、約39.5cmだった。
1月時点で約34cm、もうそろそろ成長は止まったかな、と思っていたけどそれは間違いだった。
でももうほぼ水槽の奥行きに近いサイズにまで達したので、そろそろ止まるのではないだろうか…。

ピタリと沿うている40cm近いナイフフィッシュとたぶん25cmぐらいのデルヘジ

2006年4月10日(月)
換水&清掃とちょっと色々いじり
4つの水槽を換水&清掃。
120cm水槽は約40%を換水、その他の3つについては約半分。

今回、先日「コーナン 西宮今津店」内にある「ペットランド ゴリラ」で購入した「クリーナーパイプ ミニ」(ジェックス)という新兵器を初導入、使用してみた。
底砂清掃用の排水パイプで、灯油汲み上げポンプみたいな手でシュコシュコやるポンプがついているからとても使いやすい。
商品パッケージの説明文にもあった通り、ホース径が小さいから水量の少ない小型水槽も比較的落ち着いてゆっくり清掃ができる。
これまでは「水作 フレンド2」で60cm水槽Aも清掃していたんだけど、水槽が小さいと始めのサイフォン効果を作り出すのが比較的難しいし、排水量も多いからちょっと気を抜くと満足に掃除ができぬまますぐに水槽内の残りの水量が半分ほどになってしまっていた。
60cm水槽Aに関しては、圧倒的に掃除がしやすくなった。

ただちょっとした問題は、アクアボードの下段に置いている60cm水槽Bと床に直置きしている35cm水槽に関しては高低差の関係で使用が困難なこと。
わずか数cmだけど床より上に上がっている60cm水槽Bについてはまだ頑張れば使えるんだけど、35cm水槽の方は諦めた。
でも底砂が汚れるような内容生物ではないのがせめてもの救いだ。

120cm水槽には外部フィルター、「エーハイム2213」を2つセットしているんだが、今までは水槽内の水流を少し弱めるためにそのうち1つの排水シャワーパイプを水槽ガラス壁に向けて水が出るように配置していた。
しかしなんだか特に水槽向かって左側あたりは水が少し滞留しているような気がしたので、壁側を向いていた排水シャワーパイプも内側に向け、2つとも同じ向きに水を吐出するようにしてみた。

また、120cm水槽には流木を左右1本ずつ配置、そしてそのそれぞれにミクロソリウムを活着させていたのが、向かって左側の枝流木の方のミクロソリウムがたびたび剥がされてしまっていたので、思い切って撤去。

向かって左側の枝流木に付けていたミクロソリウムを撤去した

さらに120cm水槽に関していうと、ちょっと前はだいぶ減ったかな、と感じられていた糞の量がまたここのところ甚大になってきているような気がする。

60cm水槽Bに繁茂している流木付きウィローモスを素手でガーッとトリミング。
ちょっと取り過ぎたかな?

だいぶ小さくなった真ん中のウィローモス

流木付きウィローモスのアップ

夜の給餌時、ホーリーが今度は「キャット」をパクパクと食べる様を久しぶりに見ることができた。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽A換水(約50%)
・60cm水槽B換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)
・水作エイトSのフィルター&カートリッジを交換

2006年4月12日(水)
「ひかりクレスト プレコ」を飲み込もうとチャレンジし続けるナイフフィッシュ
今夜は120cm水槽のブラックアーマードプレコ用に珍しく「ひかりクレスト プレコ」を投下してみた。
いつもは与えるタブレットは「キャット」と「コリドラス」だけなので、もたもたしているとすぐにスポッテッドナイフフィッシュに全部喰われてしまう。
「プレコ」ほど粒がデカかったら大丈夫だろうと安心しきって投入したんだが、しばらくしたらナイフが一口に飲み込まんと幾度もチャレンジを続けているではないか!
まさかとは思ったがまさかではなかった。
幸い(?)、約40cmの巨体といえども「プレコ」を嚥下することはできなかったみたいで、そのうち諦めていた。
まあその前にアーマードも普段から充分喰っていて特別に「プレコ」を与える必要のないほど肥えていたりもするのだが…。

それはそうと、ナイフもそうだし60cm水槽Aに棲んでいるスネークヘッドも結構視力は悪いな。
餌が顔の真横を通って落ちていっても時に素通り、時にまったくあらぬ方向を探しまくっていたりして、しばしばとても滑稽な動きを見せている。

2006年4月13日(木)
頭の上に餌を載せて
120cm水槽のレッドフィンホーリーは臆病で神経質なので、ナイフが幅を利かせている間や人間が近くにいる時はあまり餌を喰わない。
今日もいつものようにタブレットフードを落としたら、「キャット」が1粒頭の上に乗っかり、それでもしばらく微動だにしていなかったのは少し面白かった。

餌を頭の上に載せたホーリー

2006年4月15日(土)
レッドフィンホーリーは小型種であった、という衝撃の事実を知る
うちで飼っているレッドフィンホーリー、“ホーリー”と名が付いているから環境さえ整えばおそらく体長50cmほどにまで成長するのだろう、とこれまでずっと思い込んでいたが、今月号の「アクアライフ」を読んで、どうやら20cmほどにしかならない小型種らしい、ということを今になって初めて知った!
ちょっとした衝撃だった。
うちのホーリーは現在約17cm、道理で…。
ひょっとしたらストレスや餌不足で大きくならないのかなあ…、なんて少し懸念していたんだけど、その心配は払拭された。
それと同時に、今後の混泳・水槽棲み分けプランにもいろいろと変更の余地が生まれてきたな…。

2006年4月16日(日)
レッドフィンホーリーは小型種であった、という衝撃の事実を知る
夜、珍しく60cm水槽Aのレインボースネークヘッドが水槽の左側にいて、しかも壁に沿ってほぼ真っ直ぐに伸びてジッとしていたからサイズを測ってみたら、約15cmだった。
買った当初は約11cmだったから、結構大きくなっている。

約15cmにまで成長したレインボースネークヘッド

その下、60cm水槽Bのシルヴァーシャークも毎日大量に餌を喰って丸々と太く大きく育っているので、どれくらい大きくなったかなと測ってみたら、約14cmだった。
こいつも1.5倍ほどになっているな。

丸々と育っているシルヴァーシャーク

深夜、35cm水槽を見てみたら、ヤマトシマドジョウが1尾、大磯砂に潜って頭だけ出していた!
粒の小さい川砂ならともかく、極小粒とはいえ大磯だから潜らないだろう、とずっと思っていたので、意外であるのと同時に何だか少しうれしくなったのであった。
しかしわずか5〜6cmほどの小さな体でよくぞ潜ったものだ。

大磯砂に潜って頭だけ出しているヤマトシマドジョウ

2006年4月17日(月)
ブルーフィンプレコ、アイスポットシクリッド、オセレイトスネークヘッドを購入!
4つの水槽の換水&掃除を行った。
そして今日はそれとともに35cm水槽以外の3つの模様替えと、さらには魚の引越しも若干敢行。
数日前に“うちのレッドフィンホーリーはもう(ほとんど)大きくならない”という衝撃の事実を知ったことを受け、そのホーリーを120cm水槽からレインボースネークヘッドとオレンジフィンレオパードトリムプレコがいる60cm水槽Aに移送、それに先立って60cm水槽Aに暮らしていたオトシンクルス、パラオトシンクルス、アカコリ&シロコリ、コリドラス パンダ、それからヤマトヌマエビを下の60cm水槽Bに移した。
60cm水槽Aにいたヤマトヌマエビはやはり6尾で合っていた。

模様替えについては、120cm水槽は左右の流木を入れ替え、そして今まで向かって右側に置いていたフィッシュレットを流木とともに左側に移動させた。

左右の流木を入れ替えた120cm水槽

60cm水槽Aは、これまで向かって右側に設置していたミクロソリウム付き流木を左側に移動し、その後ろに前もって「コーナン 西宮今津店」内の「ペットランド ゴリラ」で購入しておいた水作エイトSをセットした。
単なるエアレーションよりも少しでも濾過能力を上げよう、と今さらながらに。
さらに2つ置いていた川石を1つ撤去した。

流木を右から左に移動させ、水作エイトを設置した60cm水槽A

60cm水槽Bは、これまでセンターに置いていたウィローモス付き流木を左の方に動かし、水作エイトもそれとともに左側へ。
さらに小さな川石を3つ、新規投入した。

ウィロモース&水作エイトを左側に寄せ、川石を3つ置いた60cm水槽B

水槽を移動した魚たちも特に問題なさそうだ、今のところは。


晩、「グレートアマゾン」に行って久々に魚を買ってきた。
ブルーフィンプレコと、シクラオセラリス(いわゆるアイスポットシクリッド)、そしてフラワートーマン(オセレイトスネークヘッド)の計3尾。
ブルーフィンプレコはおそらくペコルティアとしては最大級の約15cm、オセラリスとオセレイトスネークヘッドはそれぞれ約8cmと約9cmとベビークラス。

ブルーフィンプレコは60cm水槽Aに入れるつもりで買ったんだけど、家に帰ってきて水合わせ中に方針転換、120cm水槽に入れることにした。
ちょうどブラックアーマードプレコとほぼ同じ大きさだ。

ブルーフィンプレコ

オセラリスとオセレイトは60cm水槽Aに。
スポッテッドナイフにも負けないくらいに大きくなったら120cm水槽に引っ越す長期プランだ。
その前に60cm水槽Aのホーリーにいじめられなければいいんだけど…。
かといって60cm水槽Bに入れるにはオトシンやパンダやエビが危険過ぎるので、やはり現行プランがベターか。

オセレイトスネークヘッド(上)とシクラオセラリス(下)

120cm水槽では早くもブラックアーマードプレコとブルーフィンプレコが流木の下を巡って小競り合いしているじゃないか。
仲良くしてくれい、他にも木はあるし広いんだから。

60cm水槽Aのオセラリスは、投入した冷凍赤虫をパクつき、1尾でほぼ半パック丸々食べてお腹がパンパン。
こいつは神経が太そうだ。
こういう個体は経験上、成長が早い。
オセレイトも負けずに大きくなれよ。

余談ながら、「グレートアマゾン」にいたコブラスネークヘッドという魚も少し迷った。
気になった。
「モンスターズ・インク」に出てくるランドールみたい。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約40%)
・60cm水槽A換水(約50%)
・60cm水槽B換水(約50%)
・35cm水槽換水(約50%)
・60cm水槽Aに水作エイトSを設置
・レッドフィンホーリー×1を120cm水槽→60cm水槽Aに移送
・パラオトシンクルスマクリカウダ×2を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
・コリドラス アエネウス×3を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
・コリドラス アエネウス アルビノ×2を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
・コリドラス パンダ×3を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
・オトシンクルス×5を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
・ヤマトヌマエビ×6を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送
購入した主な生体
・ブルーフィンプレコ×1(約15cm \8000)→120cm水槽
・オセレイトスネークヘッド×1(約9cm \580)→60cm水槽A
・シクラオセラリス×1(約8cm \480)→60cm水槽A

2006年4月18日(火)
許せ、オセレイトスネークヘッド
非常にショッキングな事故が起きてしまった…。
昨日買ってきたばかりのオセレイトスネークヘッドが、頭部だけの無残な姿になって底に沈んでいるのを仕事から帰ってきた妻が発見。
どうやらレッドフィンホーリーに喰われたようだ…!

ホーリーが約17cm、喰われたオセレイトが約9cm。
半分強というサイズ差は充分に危険範囲だったんだ…。
エビ以外の捕食事故は初めてなだけに、ダメージは大きい…。

これまでホーリーが暮らしていた120cm水槽にはホーリーよりもだいぶ大きなスポッテッドナイフフィッシュがいたから、ホーリーは今まで僕らの前ではその荒々しい姿を見せたことはほとんどなかった。
生き餌のメダカを投入してももっぱら喰うのはナイフばかりで、ホーリーは目の前に獲物がいても大概の場合無視を決め込むばかり。
そんなイメージばかりが先行して、うちのホーリーはおとなしい、自分の半分以上のサイズの魚を喰うはずがない、という甘い思い込みがあったこともまた事実。

代償は大きかったけれど、いい勉強をさせてもらった&強く反省。
僕の判断の甘さで命を失ってしまったオセレイトスネークヘッドよ、すまぬ。

もちろん帰宅後すぐにホーリーを120cm水槽に戻した。
60cm水槽Aに捕食可能な個体がいなくなったらまた移送するから。


話は変わって、60cm水槽Bに急遽増えた住魚たちであるが、同じシロコリやオトシンやパンダでも、最初から60cm水槽Bにいたやつらよりも60cm水槽Aから引っ越してきたやつらの方が軒並みデカい。
かなり顕著だ。
買ってきた時はそんな差なんてなかったはずだから、環境が与える変化ってやっぱり大きいんだなあ、と実感した次第。

オセラリスは今日も赤虫をプレデターならではの素早い動きで喰っており、そちらは一安心。
捕食された主な生体
・オセレイトスネークヘッド×1
行った主な作業
・レッドフィンホーリー×1を60cm水槽A→120cm水槽に移送

2006年4月19日(水)
コブラスネークヘッドとプラチナロイヤルプレコにチャレンジ
リヴェンジを果たすべく、仕事帰りに「グレートアマゾン」へ急行。
捕食事件でお亡くなりになってしまったオセレイトスネークヘッド(フワラートーマン)を買い求めに行ったのだが、今日見たら水槽内に残っていた数尾のオセレイトたちのヒレや尻尾は皆一様に傷だらけ。
一昨日はなんともなかったのだが、昨日今日に噛み合いのケンカをしたのだろう、とのこと。
うーむ、これはすこぶる残念だが今回はオセレイトは見送ろう…。

代わりに購入したのは、一昨日もちょっと迷ったコブラスネークヘッドという魚。
成長したらかなり大きくなるタイプのスネークヘッドのようで、その爬虫類然としたフォルムが気味悪いながらもなかなか魅力的。
尾の付け根あたりに入った、目玉の擬態を思わせる鮮やかなスポットも毒々しい。
サイズは帰宅後測ってみたところ、約16cm。

コブラスネークヘッド

もう1尾、これも一昨日一瞬候補に上がったプラチナロイヤルプレコ(ロングスナウトロイヤルプレコ)の幼魚を購入。
この種は、実は昨年7月に一度購入するも飼育期間わずか17日間にして謎の急死を遂げてしまったものと同一。
いわばこれこそリヴェンジ、雪辱である。
ただ今回は前の時よりもだいぶサイズは小さく、約6cm。

プラチナロイヤルプレコ

非常に考えさせられたのが、これらの2尾をどの水槽に入れるべきか、ということ。
当初のプランとしては、両方とも60cm水槽Aにて飼育し、コブラがゆくゆく大きくなればオセラリスとともに120cm水槽に移送しよう、と考えて買った。
ところが帰りの車中で、そして帰宅してからも悶々と考え込んでしまい、16cmのコブラスネークヘッドを60cm水槽Aに入れたら、8cmのオセラリス、そして一緒に入れる6cmのロイヤルプレコが危険じゃないだろうか? かといって120cm水槽にコブラを入れたとて、40cmのナイフにいじめられるんじゃないか? なんて具合に迷いに苛まれるばかり。
こうなりゃ家に着いて水槽に袋を浮かべてみて決めよう。

帰宅していざ水合わせ。
熟考の末、コブラスネークヘッドを120cm水槽に、プラチナロイヤルプレコを当初の予定通り60cm水槽Aに入れることにした。

投入後約1時間経過。
うーん、120cm水槽に入れたコブラが想像以上にスポッテッドナイフフィッシュに怯えているな…。
常に影を気にしながら落ち着かず、表層近くに浮かんだまま全然下りてこない。
これはよくない兆候だ、よし、やっぱりコブラは60cm水槽Aに移そう。

引越し後約1時間経過。
ウソみたいにコブラスネークの挙動は落ち着いた。
水槽内に自分より大きな個体はいないと確認できたことでものすごく安心したみたい。
一方、オセラリスやロイヤルプレコが逃げ惑ったり、コブラが少しでも捕食の兆しを見せたなら次なる手を打たねば、と思い用心していたのだが、まだ一日も経っていないのでいかんとも判断しかねる部分はもちろんあるが、少なくとも当面は危機的状況にはないように見受けられる。

混泳可能かどうかをサイズで判断する場合、全長だけじゃなくて体の太さや口の大きさ、さらには強者側に牙があるかどうか、なども併せて考えるべき、ということを今回の失敗で痛いほどに思い知った。
その点を鑑みた時、スネークヘッド類には獲物を噛み切る歯がなく(従って食べるためには丸呑みにする必要がある)、またロイヤルプレコも全長は6cmといえど頭が非常に大きなフォルムをしているので喰われる危険性は非常に低い、と判断した。
それに身を隠すことのできる穴の開いた流木もあるし。

コブラを120cm水槽に入れることと60cm水槽Aに入れることのどちらが賢明かをトータルで判断したならば、現時点では後者の方に軍配が上がると間違いなく言える。

どちらにせよ要注意、しばらくはいつも以上に神経を費やして様子を窺っておく必要があるだろう。


一昨日投入したオセラリスは今日も赤虫を半パック瞬く間に平らげ、お腹がパンパン。
これも昨年7月に飼っていて不注意で死なせてしまったアフリカンタイガーフィッシュを思わせる、フィッシュイーターならではのクイックネス溢れる動きで落ちてくる餌を素早く捕食。
素晴らしいストップ&ゴーだ。
あくまでも感覚レヴェルだけど、この調子ならコブラスネークヘッドと同じ水槽でも問題なく生き延び、すぐに遜色ないサイズにまで大きくなるような気がする。

お腹がパンパンのオセラリス

同じく2日前に60cm水槽Aから60cm水槽Bに移したオトシンやコリドラスたちだが、先住のものたちよりもサイズが大きいという印象は昨日記したけれど、それ以外に気付いた点として、生活時間帯の違い、というものが挙げられる。
どういうことかというと、人間にも朝型と夜型の生活パターンがあるように、魚にもそれが如実に影響するのだ、ということが分かった。

うちでは35cm水槽と60cm水槽Bには朝に、そして60cm水槽Aと120cm水槽には夜に餌をあげている。
オトシンやコリドラス一族が今回まとめられた60cm水槽Bは朝給餌の水槽なのだが、昨日今日と朝いつもの時間に餌をやると、我先にとタブレットフードに群がる個体たちがいるかと思えば、しばらくボーっと気付かぬまま惰眠を貪っているやつらも相当数。
そしてその寝ぼけているやつらは例外なく、これまで夜に餌を喰うクセがついていた60cm水槽Aから移ってきた個体たちである、ということに気付いたのだ、その体の大きさの違いを見て。

魚の生活も実に奥が深い。
そして観察すればするほど、単なるバカな生き物じゃなくて意外と賢いんだ、ということが分かったりするし、とにかくとても面白い。
購入した主な生体
・コブラスネークヘッド×1(約16cm \1500)→60cm水槽A
・プラチナロイヤルプレコ×1(約6cm \5980)→60cm水槽A

2006年4月20日(木)
またも引越し、悩みは尽きぬ…
夜仕事から帰ってきて見てみたら、60cm水槽Aのオセラリスのヒレが傷付いている!
コブラスネークにやられたのは間違いない…。
挙動も怯えている様子。
赤虫をやっても、昨日一昨日はあんなに元気に貪っていたのに見向きもしないじゃないか。
うーむ…。
考えた末、現在35cm水槽で飼っているメダカ、タナゴ、ドジョウをすべて60cm水槽Bに引越しさせ、そこにとりあえずオセラリスを単独で飼養することにした。
日本産淡水魚水槽がなくなり、60cm水槽Bは東南アジアとアマゾンと日本の混成になるけれど、そんなことは言っていられない。

深夜1時も回った頃から作業を始め、今まで設置していなかったヒーターを引っ張り出してきて35cm水槽に取り付けなければいけなかったりもしたので結構時間が掛かった。
何とかこれでもってくれたらいいのだが。

本当に魚種とサイズのバランスが非常に難しい編成にしてしまったものだ。
早いとこコブラスネークに大きくなってもらって、60cm水槽A→120cm水槽に移り、そしてオセラリスは35cm水槽→60cm水槽A→120cm水槽とステップアップし、ホーリーは120cm水槽→60cm水槽Aに疎開して平穏に暮らすことになればよい。
あれ、そうすると60cm水槽Aに生息している6cmのプラチナロイヤルプレコが危険にさらされるから60cm水槽Bか35cm水槽に移さなきゃいけないのか?
あー、もうややこしい…。

一日にしてすっかり60cm水槽Aの主に収まったかのようなコブラは、冷凍赤虫、そして冷凍淡水エビを屈託なく平らげた。
同じ水槽に暮らすレインボースネークヘッドがこの3日間ほどほとんど餌を口にしていないのが気になる。
元々敏感過ぎるほどに神経質な個体だったけれど、ここのところの水換え、模様替え、タンクメイト追加と相次いだ環境の変化にストレスを感じているのだと思う。
早く復活したらいいが。
まさか同居のコブラに恐れをなしていたり…?
蛇足ながら、うちのレインボースネークはどんなに貪欲な時でも決してエビは食べないという変わったやつ!

35cm水槽に移した手負いのオセラリスはもちろんまだ怯えは抜けきっていない様子だが、1時間ほどした後に赤虫をあげたらほんの少しだけ口にしていた。
さらに時間をおいて明け方に冷凍エビの小さめのやつをピンセットで口元に持っていったら急に飛びついてきて、ビックリした僕がエビを離すことができずにいた一瞬のうちに再びオセラリスは水底に戻っていき、それからはエビをいくら近づけようが避けている。
さっきピンセットに口をぶつけたのが相当痛かったのだろうか…。
早く気力が回復して餌を食べて体力も取り戻し、そしてヒレも治ってくれたらいいんだけど…。
行った主な作業
・ニホンバラタナゴ×2を35cm水槽→60cm水槽Bに移送
・クロメダカ×7を35cm水槽→60cm水槽Bに移送
・ヒメダカ×5を35cm水槽→60cm水槽Bに移送
・ヤマトシマドジョウ×3を35cm水槽→60cm水槽Bに移送
・シクラオセラリス×1を60cm水槽A→35cm水槽に移送

2006年4月22日(土)
さらに、悩みは尽きぬ…
5日前に水換えはしたばかりだが、ここのところみな(特に先住魚)餌喰いが活発でないせいか、各水槽の底に堆積しているゴミが多かったので、仕事で徹夜明けの老体に鞭打って水換えをすべく早く帰った。
そして作業の前に魚たちを点検していてビックリ、オセラリスが典型的な尾腐れ病に冒されているではないか!
先日のイジメにより確かに各ヒレが傷付いてはいたが、決して腐ってはいなかった。
外傷から感染したのだろう…。
昨晩、会社で仕事中に妻から“オセラリスの食欲は旺盛”という旨の知らせは受け取っていたので少し安心していたところに…。

まずは換水&清掃作業。
その際、前回の作業時に入れ替えた120cm水槽の左右の流木をまた元に戻し、同時にフィッシュレットの設置位置も左から右に戻した。
新セッティング下ではどうも各生体たちが落ち着かないように見えたし、それにフィッシュレットの糞収集能力も劇的に落ちていたので。

120cm水槽のレイアウトを再び元に戻した

そして水換え作業中にまたも衝撃の事実を発見する。
60cm水槽Bにいるはずのメダカたちの姿が極端に少ない!
2日前にはクロメダカ×7、ヒメダカ×5がいたのだが、数えてみたらクロメダカ×1、ヒメダカ×4しかいないじゃないか。
そして水槽内を漂っている魚体の皮らしき白いヒラヒラしたもの…。
認めたくはないが、シルヴァーシャークが喰ったに違いない、メダカを!
うちのシルヴァーシャークはすでに15cm近い巨体だから物理的には充分に可能。
喰う瞬間を誰も見たわけではないが、状況的にそれしか考えられない。
腹も心なしかいつもよりも大きく張っていないか…。
それにヒメダカよりも魚体が小さめだったクロメダカが7尾中6尾姿を消しているという状況にもピタリと符合する。
まったくなんてこった!

みすみすシルヴァーシャークにこのままメダカを喰い尽くされるのもアレなので、せっかくだから成長途上の肉食魚たち、アイスポットシクリッド(オセラリス)とコブラスネークヘッドにあげることにしよう。
さっそく水換え直後にアイスポットが泳ぐ35cm水槽にヒメダカを1尾投入したところ、ほどなくしてグワッと飛びついて呑み込んだ。
確かに食欲は旺盛だ。
だが、換水作業中に腐って白くなっていた尾の先がポロリと落ちていた…。

尾腐れ病に冒されてしまったオセラリス

そして、その35cm水槽に魚病薬「アグテン」を添加した。
セットされている水槽に薬を入れるのは若干抵抗はあったが、明日から1泊旅行で家を空けるので濾過装置のないプラケースに隔離するわけにはいかないし、幸いにも現在35cm水槽には尾腐れ病のアイスポットのみが棲んでいる状態なので、もういいや、と投薬。
治るといいが。

さらにちょっとした問題はまだあって、120cm水槽のスポッテッドナイフフィッシュの右目が白く混濁している。
それがどうも外傷っぽくなくて気になる。

ナイフフィッシュの右目が白濁している

何かここのところずっと水槽は4つとも安定してたのに、月曜日に新たな魚を買ってきたあたりからどうもいろいろなバランスが崩れてきた。
良かれと思ってしていることがことごとく裏目に出るし…。
生き物を飼育するのは本当に難しい。

コブラにもメダカを与えてみようとヒメダカを1尾60cm水槽Aに移してみたけど、数時間が経過する今もまだ生き延びている。

また、相変わらず拒食しているレインボースネークヘッドだが、どうもこれまでの経験から鑑みるに、同居のコブラに怯えているのではなくて、ただ環境の変化にストレスを感じている状態のようだ。
どちらにせよ早く回復すればいいのに…!

ミクロソリウムの間から顔を覗かせているレインボー(左)とコブラ(右)

夜の給餌時、さらに60cm水槽Bからヒメダカを1尾アイスポットにあげたらすぐに飛びつき、コブラも冷凍エビを食べて攻撃性に火が点いたのか、生き残っていたヒメダカを呑み込んだ。
行った主な作業
・120cm水槽換水(約30%)
・60cm水槽A換水(約50%)
・60cm水槽B換水(約40%)
・35cm水槽換水(約50%)
・水作エイトS(60cm水槽A用)のフィルター&カートリッジ交換
・水作エイトS(60cm水槽B用)のフィルター&カートリッジ交換
・35cm水槽にアグテンを投薬
捕食された主な生体
・クロメダカ×6
・ヒメダカ×4

2006年4月23日(日)
さらにさらに、悩みは尽きぬ…
今日から1泊で家を空けるのだが、朝見たら60cm水槽Aのプラチナロイヤルプレコの背ビレが傷付いている!
さらにコブラスネークヘッドが隙あらば襲い掛からんとしている姿も見た。
昨晩コブラにやられたに違いない。
このまま丸1日以上置いておくのは危険極まりないので、すぐさま60cm水槽Bに移した。

プラチナロイヤルプレコ
行った主な作業
・プラチナロイヤルプレコ×1を60cm水槽A→60cm水槽Bに移送

2006年4月24日(月)
コブラはやっぱり120cm水槽に
1日家を空けて帰ってきて見たら、60cm水槽Aのレインボースネークヘッドのヒレが今度は傷付いている!
まったくもう…。
2日前の当欄で、レインボーはコブラに怯えているようではない、と書いたが、それは大きな勘違いであった。
明らかにコブラに襲われたようで、隅っこで小さくなっている。

購入直後に思いとどまったコブラの120cm水槽生活だが、こうなったら頑張ってもらおう。
慣れたらちゃんとやってくれそうな気がするのだが…。
ここまで試行錯誤に連日悩まされるのは初めてじゃないか。
混泳のバランスは本当に難しい。
本気でもう1つ水槽を置こうか検討してしまうよ。

コブラを120cm水槽に移したことによって、ロイヤルプレコも60cm水槽Bから60cm水槽Aに出戻り。

アイスポットにヒメダカを1尾あげたら、ちょっと大きめのメダカだったため呑み込むまでに結構時間が掛かり、お腹はパンパンに。

最初はやっぱりちょっとビビッていた様子のコブラスネークヘッドだったが、照明が消えたあたりから段々と落ち着いてきたようで、夜の給餌時は冷凍エビを合わせて10匹以上喰ってこれまた腹がパンパンになっていた!

お腹がパンパンのコブラスネークヘッド

食欲があればまずは一安心、早く大きくなるのだ。
行った主な作業
・コブラスネークヘッド×1を60cm水槽A→120cm水槽に移送
・プラチナロイヤルプレコ×1を60cm水槽B→60cm水槽Aに移送
捕食された主な生体
・ヒメダカ×1

2006年4月25日(火)
新入りたちの近況
少し前に気になっていたナイフフィッシュの右目白濁だが、今朝見たらほとんど治っていた。
また、尾腐れ病のアイスポットも、尾の赤みが段々薄くなってきており、心なしか再生が始まりつつあるようにも見える(気のせいかな…)。

120cm水槽に移して1日が経過したコブラスネークヘッドだが、何となくスポッテッドナイフフィッシュの影はやっぱり気にはしているみたいながらも、食欲は相変わらず旺盛で冷凍エビをパクパクやって今夜もお腹がパンパン。
「キャット」も落ちていく過程でジーッと見て反応してはいたので、人工飼料にもなつきそうな気配はある。

35cm水槽に独居するアイスポットシクリッドも引き続き貪欲で、ついにうちに生き残った最後のメダカとなったクロメダカを一瞬で呑み込んで満足気だ。
ただ、その後で「喰うかな?」とエビを1匹ピンセットで落としてみたところ、やっぱり5日前の痛かった記憶が鮮明に残っているせいか、もう少しで喰いつきそうなぐらいに興味深々で、時折つついたりはするんだが飛びつくまでは至らない。
これだけ食の太い成長期のシクリッドがエビを嫌うということはまずありえないので、トラウマとなっていると思ってまず間違いないだろう。
何とまあ情けない、という見方もできるが、裏を返せばアホに見える魚もこれだけ賢いということ。
魚津水族館で見たイシダイのショーもさもありなんという賢さだ。
捕食された主な生体
・クロメダカ×1

2006年4月26日(水)
プラチナロイヤルプレコが気に掛かる…
35cm水槽のアイスポットシクリッド、今夜も冷凍エビには結局手は出さなかったが、赤虫を半パック食べてお腹ははち切れそう。
120cm水槽のコブラスネークヘッドもお腹いっぱいになってるし、ブルーフィンプレコも積極的にタブレットフードを食べるようになったんだけど、今唯一心配な新参者1尾は60cm水槽Aのプラチナロイヤルプレコ。
ずっとエーハイムの吐水シャワーパイプに張り付いたままで、どうやら夜中も下に降りて餌を喰いに行ったような形跡もない。
流木に留まる様子もほとんどない。
まだストレスがかかっているのか、それともオレンジフィンレオパードトリムプレコに威嚇でもされているのか…。
早くこいつが餌を喰うところが見たいものだ。
ほんの短期間だったけど、60cm水槽Bにいた時はみんなに混じって餌取りに参加していたみたいなので、ひょっとしたらそっちの方がいいのかな…。

2006年4月29日(土)
アイスポットシクリッドの様子が…
プラチナロイヤルプレコは相変わらず餌を喰っているような気配を感じさせることはないが、傷付いていた背ビレは再生しつつある。
それよりも今日は35cm水槽のアイスポットシクリッドが赤虫を入れてもまったく反応せず喰わずで、それが心配だ。
外見上の異常は回復途上の尾ビレ以外は見受けられないが、よく見ると呼吸が速い。
うーむ…。

2006年4月30日(日)
アイスポットシクリッドの異状収まらず
昨日から異状にあるアイスポットシクリッドだが、やはりおかしい。
相変わらず呼吸は速く、今日はもう泳ぐことすらしんどそうに底であえいでいる。
無理かな…。


2006年4月終了時点
120cm水槽
設備
・水槽…レグラス R-1200
・照明…ツインライト S1200×2
・濾過…エーハイム2217×2、フィッシュレット
生体
・スポッテッドナイフフィッシュ×1
・ポリプテルス デルヘジ×1
・レッドフィンホーリー×1
・ブラックアーマードプレコ×1
・ブルーフィンプレコ×1
・コブラスネークヘッド×1

・ひかりクレスト キャット
・ひかりクレスト コリドラス
・ひかりクレスト プレコ
・ドラゴンシュリンプ(冷凍淡水エビ)
60cm水槽A
設備
・水槽…レグラス R-600
・照明…ツインライト S600
・濾過…エーハイム2215、水作エイトS
生体
・レインボースネークヘッド×1
・オレンジフィンレオパードトリムプレコ×1
・プラチナロイヤルプレコ×1

・ひかりクレスト キャット
・ひかりクレスト プレコ
60cm水槽B
設備
・水槽…レグラス R-600
・照明…ツインライト S600
・濾過…エーハイム2215 サブフィルター&エーハイム1048、水作エイトS
生体
・クラウンローチ×3
・シルヴァーシャーク×1
・ライアーテールブラックモーリー×1
・コリドラス アエネウス×4
・コリドラス アエネウス アルビノ×4
・コリドラス パンダ×5
・パラオトシンクルスマクリカウダ×2
・オトシンクルス×11
・ニホンバラタナゴ×2
・ヤマトシマドジョウ×3
・ヤマトヌマエビ×10?

・ひかりクレスト コリドラス
・熱帯魚のエサ
・メダカのエサ
35cm水槽
設備
・水槽…レグラス R-350
・照明…ニッソーペティ 9W
・濾過…プロフィットフィルターS
生体
・シクラオセラリス×1

・クリーン赤虫
・メダカ

次の月
前の月





戻る

表紙