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2009年2月 1日(日)

ゲバラ2部作一気観

「28歳の革命」、「39歳 別れの手紙」と続けて鑑賞。
1日と日曜が重なったこともあって、「109シネマズ HAT神戸」は今まで見たことがないほどの大行列。
いやびっくりした。

全編通して緊迫感に満ち、集中を要求する映画であったが、内容自体は少々物足りなかった。
主に戦いの現場におけるディテールの積み重ねによって構成されているのだが、どれもが断片的すぎて、あの辺のいきさつを熟知している人だけを鑑賞者として想定しているのかな、と思うほど。
登場人物の心裡描写もほとんどない。
チェ・ゲバラがいかにして圧倒的なカリスマの地位に至ったのか、どんな思いで自分の祖国でもない国の革命に命を投じたのか、そもそも、裕福な家庭に育った医学生がなぜ共産主義に傾倒したのか、フィデル・カストロのどこに共鳴したのか、などといった件もまったくなかったので、私を含めそういったものを期待していた者にとってはスッキリしない映画なのかも。
まあその辺は書物を読んで勉強しておけ、ということなんだろう。
パート2にちょっとした役で出演しているルー・ダイアモンド・フィリップスは「ヤングガンズ」シリーズ好きの私としては嬉しかったし、隠れキャラ的に登場するマット・デイモン(ソダーバーグ人脈なのだろう)もいいスパイス。

西北の「デリーキッチン」で晩飯。
フワフワナンが美味かったけど喰いすぎたー。


♪ Sometimes - DramaGods


コメント

おぉ!なんと我が家も2/1に
ゲバラ2作品を一度に観たのでした。
私たちはなんばパークスで。

確かに予備知識がないとちょっとわかりにくい感じでしたね。
でもこれをきっかけにゲバラについての本を読んでみるのもいいかも、と思った次第でした。

ええ、それは奇遇ですね!
確かにあれはゲバラのすべてを描き出す映画ではなく、熟知している人に対してはさらにニッチな知識を補うもの、ゲバラ初心者に対しては興味を抱くきっかけとなるもの、なのかもしれません。

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