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2017年8月 8日(火)

暑さにやられて、フォーム考

トレッドミルで1時間弱走った。
それなりに空調の効いたインドアであっても8月の暑気は確実に充満しているようで、30分も経てば体中に熱がこもるような感じになって、頭がボーっとしてくる。
どうしても秋~春と同じようには動けない...。

ランニングと水泳を習慣として行うようになって約6年、ようやく自分なりのフォームができてきたように思う。
元々が、家電やデヴァイスを買ったらいじり出す前に必ずマニュアルを精読するような性格だから、スポーツを始める前にもまずは参考書籍を読んで理屈を知って...というややこしい具合。
スイミングスクールのコーチをして、動きがロボットみたいにカクカクしている、と言わしめた。
それがここにきて遅まきながら、顕在意識が先行しなくても自らが望むところに近い動きができるようになってきたのではないか。
と言っても、例えば走る時は、以下の3点だけは気をつけるようにしている。
すなわち、腰を高く保つこと、坐骨を広げること、頭を動かさないこと。
メカニズム的なプロセスと、その帰結として生じる見た目の問題が交じっているから、この3項目を並列するのはおかしいかもしれないが、まあ便宜上。
自分の場合、これらに留意していれば、それほどおかしなことにはならないという確信がつかめてきた。

今日のようにフラフラになってくるとついその注意事項を忘れてしまいがちで、フォームが乱れてしまい、その結果さらに疲れて乱れてくる、という悪循環にハマってしまうので、意識のより深部にまで正解を埋め込めたらいいのに。


♪ Luminous Flesh Giants - Joe Satriani


2017年7月16日(日)

旧奈良監獄見学会

旧奈良監獄見学会に行ってきた。
混雑はもちろん予想していたが、その想定を遥かに超える人たちが押し寄せており、なんと驚愕の1時間半待ちでようやく敷地内へと足を踏み入れることができた。
気候も炎天下でなかなか厳しかった。
ここまでとは奈良市も思っていなかっただろう、ちょっとしたパニックぶりが伝わってきた。
せめて無料じゃなく、いくばくかでもお金を取る仕組みにしていれば、色々な面でメリットがあったような気もするが...。

それはともかく、建物や施設は実に見応えがあり、非常にいい経験だった。
いわゆる明治の五大監獄の1つであり、当時の和風建築とは一線を画する、赤レンガを基調とした意匠はかなりの迫力がある。
無骨でありながら繊細さも備え、そして昨年度まで実際に少年刑務所として使われていたというリアリティーが残存瘴気としてまだ辺りに漂っているような気がして、禍々しさのような威容も感じる。
すぐそこの空でつながっていながら、塀一枚を隔てた向こう側は決して超えられない別世界...、という感覚はどんなものなのか...、幸い今に至るまでその境遇を味わわずに済んでいるが、思わず想像を膨らまさずにはいられなかった。
ホテルが完成したらぜひ泊まってみたいと思う。

奈良監獄の入口監視台からはすべての通路が見通せ、また上下フロアも丸見えになっている独房鉄格子の向こうには民家が見える風呂精神に問題がある受刑者をここに入れたという迫りくる壁ちょっと物騒な大学のキャンパスと言えなくもない...いややっぱり言えないか

せっかく奈良まで来たのでついでにいくつか回って遊んでいこうか、とも考えていたが、予想外に時間を喰ってしまってすでに夕方に差し掛かったので、本日はこれにて帰宮。
植村牧場の牛乳とソフトクリームは美味しかった。


♪ The Best Of Both Worlds - R. Kelly & Jay-Z


2017年6月29日(木)

歩いた方がしんどい?

今日はとにかく大阪市内をひたすら歩き回り、会社貸与の携帯電話が勝手にカウントしてくれる万歩計の結果を見たら、21000歩を超えていた。
距離にしたらおそらく16~18km程度と思われるので、普段走っている距離と比してもべらぼうな値ではないはずなのだが、同じ距離でも走るより歩く方がしんどいんじゃないかと感じる。
例えば山に行った時も、同じ道程ならのんびり歩くより走れるところは走って先を急いだ方が体の疲労感は少ないし。
単純に運動時間の問題なのか、それとも走っている時には交感神経が優位だということが関係しているのかも?


♪ I Need Your Love Tonight - Elvis Presley


2017年6月 3日(土)

東北より帰る

8泊9日という、これまでの社会人生活で最長となる出張を終え、ようやく帰ってきた。
目的地は、宮城から福島。
宮城では女川原発や復興が進む街の様子などを視察させていただく機会を頂き、6日間を過ごした福島では主に浜通りを中心に回り、こちらも一言ではとても表現できない数々の貴重な経験に恵まれた。
また、今回の業務でお世話になった福島の系列局の方々にも本当に様々な配慮を賜り、平日5日のうち、なんと4日も入れ替わり立ち代わりで晩飯をご一緒させていただいたり。
毎日朝が早く、比較的ハードな日程ではあったが、その疲れを上回る満足と自身の成長につながる経験を得ることができた。

車窓から豚壱の豚丼殺処分されたイノシシ

これまでも東日本大震災の被災地を訪れたこと自体はあったが、これだけの広範囲を回り、そこに暮らす人たちの話を時間を掛けて聞いたのは、恥ずかしながら今回が初めて。

遠くまで買い物に行けない仮設住宅の人たちのために、毎月赤字を出しながらも店を営業し続ける人がいた。
慣れないスマートフォンを操作しながら、かつて自宅が建っていた更地の様子を写真に収めている人がいた。
うちの漁協より厳しく線量検査をしてるとこはない、あとは何とか保護者にも理解してもらって地元の魚を学校給食に使ってくれたら...、と呟く人がいた。

相馬市の復興住宅で、色とりどりの花々が美しく咲き誇る庭の手入れをしているおばちゃんに声を掛け、話をさせてもらった。
かつて家が建っていたところは津波に呑まれてしまい、一昨年から高台に造られたこの新しい町に住んでいるということで、今は本当に毎日が幸せだと、こちらまで顔が綻んでしまうような笑顔をいっぱいに浮かべて語ってくれた。
あまりにも楽しそうに話されるので、「その笑顔から幸せな様子が伝わってきますよ」と語り掛けた私に返ってきたのは、「やっぱり笑ってるのが一番いいよね。でも津波で息子亡くなったんだよ、消防団員だったから」という言葉だった。
心が一瞬止まった。
何とか会話を続けながらも、私は自分の軽薄さを心底蔑み、そしておばちゃんがこの飛び切りの笑顔を取り戻すまでの6年間という歳月を想像するばかりだった。
おばちゃんの笑顔を思い出すたびに、喉の奥の方から熱いものがせり上がってくる。
年を取って涙腺が緩くなった。

東北の人たちは我慢強いとよく言われるけれど、私が会った人たちも皆、「誰かを恨んでもしょうがないしね」、「誰が悪いってわけでもないからね」、「前向いて生きていかなくちゃ」と仰っていた。
確かに被災した人たち自身にとっては、そうやって気持ちを切り替えていかなければ未来が立ち行かないのだろうと思う。
でも、本当に誰も責任を取らなくてもいいのかな?
地震、津波は仕方がないとして、それに付随する人為的な要因で住んでいる土地を追われ、そこにはもう死ぬまで帰れないよ、と言われてしまった人たちがこんなにもいるのに、誰も目に見える形で何の責任も取っていない今の日本のあり方を誇ることはできるかな?
避難計画が万全かどうか、という論点の前に、事故が起きた場合に住民が避難しなければならないような、今の人類の力では飼い慣らすことができない技術を無理矢理使う合理性はどこにあるのかな?
私たちはジェットコースターに乗っているわけではないんだから、いつでも途中下車はできるし、行先が間違っていると気づいたら進む方向を変えることもできる。
シンプルに物事を考えて、時には引き返す勇気を持とうよ。

帰阪する移動日の今日は、せっかくなので頑張ってさらに早起きし、福島市内の北部にポコンと膨らんでいる信夫山に上ってきた。
周囲を山地に囲まれて盆地状になっている平野部に突如盛り上がっているような山で、それが西宮市の甲山を本当に彷彿とさせるから、多少の睡眠時間は失ってもアタックせねば!

信夫山

ハローワークの北側から上り始め、途中までは車も通る舗装路を。
私が入った山の南部に関して言うと、どうもトレイルの長さ自体はそれほどなさそうな印象。
また、標高は甲山とそれほど変わらないけど、裾野に当たる面積がそれよりもだいぶ広そうで、山そのものの規模は大きく感じた。
なにぶん初めての登頂で距離感が分からないし、ホテルのチェックアウトの時間もあるから少し急ぎめに回ったが、何か所かある展望台まではそれほど時間を掛けずに到達することができる。
今回の目的地は、仕事をご一緒していた地元の人に「ここが一番景色がいい」と教えてもらっていた烏ヶ崎展望デッキ。

烏ヶ崎展望デッキから

無事に何とか迷わず辿り着くことができたが、これは確かに絶景!
あまりの視界の開け具合に、思わずうわあと声が出た。
素晴らしい情報、誠にありがとうございました。
眠かったけど上ってみてよかった。

居合わせた人に撮ってもらった


♪ Rainbow In The Dark - Dio


2017年5月28日(日)

福島にて

金曜から東北に入り、出張3日目。
初日は宮城県の女川原発を視察させていただくという貴重な機会を与えていただき、翌日は女川駅前に完成した"にぎわい拠点"なる施設群を訪れ、詳細な解説を伺ってきた。

女川駅前の復興施設群

町を一から作り直しているかのような大規模な造成工事が行われている横に造られたオシャレな商店街や新しい駅舎、日帰り温泉等。
定住する人と観光で訪れる人の双方の存在をちゃんと視野に入れ、そして行政と民業が上手く手を組んで地域をリードした好例という印象を受けた。
また、女川町がいわゆる"原発の町"であり、あの平成の大合併の時にも、この一帯で唯一存続を保った自治体だった、ということも無関係ではないだろう...。

その後、単身福島に入り、今日の午前は予定が空いていたので、当てもなく福島の街を走ってみた。
福島駅から北上し、松川という川沿いに西進、その後南に折れ、浄楽園という日本庭園が途上にあったのでせっかくだから寄ってみて、それから中心部に戻ってくるというルートを採った。

このような表示が随所に浄楽園

距離感がイマイチ分からなかったので予定よりも大幅に長くなってしまい、23km程に達した。
それにしてもこれだけの距離を走り、途中にはランニングにうってつけの川沿いも相当含まれていたにも拘わらず、なんと行き交ったランナーはたったの1人!
そもそも駅から離れてしまうと、外を出歩いている人すらほとんど見かけないのだが、日曜の昼前だというのに、これには少し驚いた。

あとは、駅周辺といえども1人で飯を喰う場所が少ないのにも参った。


2017年5月16日(火)

病歴公開

両目で物を見ている時には何ら支障は感じないが、片目ずつ例えば本の文字を追おうとすると、あれ、ところどころ視野が黒く落ち込んで読めないじゃないか...、ということに気が付いた数か月前。
眼科に行き、散瞳薬を点眼して眼底検査を受けたが、その時の担当医師には異常なしと言われ、日を改めて視野検査を行った結果、初期の緑内障と診断、進行を遅らせる目薬を処方してもらった。
ちょうど同級生の中にも、最近緑内障と診断された友が2人いて、彼らに私の症状を話したところ、それは緑内障だ! と指摘を受けていたのだが、それが証明された形。
院長の説明によると、どうやら私の場合、眼圧は正常範囲内だが、視神経乳頭という部分の凹み面積が広いため、この疾病の発症につながったらしい。
あとは、私のようなド近眼に緑内障は出やすいとも言われているよう。
今のところ症状はごく軽いということで、それほど心配する段階ではないとのことだが、精神年齢はいつまでもアレなつもりでも、実年齢はもう43歳、肉体からは経年劣化の兆しがちょこちょこ発せられているようで。
怪我も絶えぬし。

去年、耳の病気を患った経験以来、どうも聴覚や視覚といった感覚を失うことに対する恐れが増幅されたような気がする。
各器官や運動能力の衰えのカーヴをいかに緩やかにするか、そしてその衰えをいかに受け入れていくか、そのあたりが後半生の大きな課題となりそうだ。


♪ Bitter Sweet - King's X


2017年4月26日(水)

陸上自衛隊で勉強会

陸上自衛隊千僧駐屯地にお邪魔し、施設内や訓練の見学、ちょっとした体験などをさせていただく貴重な機会を得た。
食堂で隊員の方たちと一緒に昼食を頂いたり、偵察警戒車という装甲車にも乗せてもらったり(内部の狭さと視界の悪さが印象的)。

今日のメニューはきのこたっぷりカレー ごはんは好きなだけ自分でよそう偵察警戒車と戦車駐屯地内のコンビニの一角同じくコンビニ内 奥にはカモフラバックパックがズラリ

敷地内のコンビニの品揃えも自衛隊ならではという面白いものだったが、それもさることながら、幹部の方たちの話がやはり心に残る。
我々腑抜けた会社員と違い、業務命令がすなわちその隊員の命を預かることにつながる責任の重さたるや如何ばかりか。
阪神大震災を機に、社会における自衛隊のポジションが大きく転換したという談話にも実感がこもっていた。
それと同時に、もちろん誰も明言するわけではないが、軍隊を持たぬという憲法の下で存在している組織、そしてそれに属している自身は一体何者なのか、という彼らの内なる葛藤の残滓のようなものが、言葉の端々から感じられた。
話を聞かせてくれた幹部たちの中には、東ティモールやイラクに派遣されていた人もおられ、そうした時に他国の軍と比した場合、とりわけ様々な違和が自覚されるのだろう、ということも伺えた。
そして時節柄、特に昨日までは全隊に緊張が満ちていたことは確からしい。
とかく日本の政治の劣化が甚だしい昨今、上意に従う以外に選択肢がなく、文字通り体を張って目の前の責務に懸命に当たっている彼らやその家族の生活を無駄に危険にさらすことだけはないよう、為政者には切に望む。


♪ Hero - Eric Martin


2017年4月14日(金)

ビッグOは観たことがないが...

NBAのレギュラーシーズンが終了し、ラッセル・ウェストブルックが平均トリプルダブル達成という偉業を成し遂げた。
これは本当にものすごいことで、野球でいえばトリプルスリーなど目じゃなく、三冠王に盗塁王まで獲ってしまったというよりもドえらいことかもしれない。
1試合ですらトリプルダブルを達成できずに引退していく選手の方がずっと多いというのに。
ラリー・バードもマジック・ジョンソンもマイケル・ジョーダンもコービ・ブライアントもレブロン・ジェイムズもできなかった超人的記録を作った割には、どうもアメリカのメディアの騒ぎ方もイマイチに感じられるのは、これほどの成績でもオールスターの得票が足りずスターターに選ばれなかったウェストブルックの不人気ぶりを象徴していると言うべきか...。
スコアとアシストはともかくとして、190cmほどの身長で二桁リバウンドを取り続けるスキルとフィジカルは本当に驚異的ではあるが、裏を返せば今のオクラホマシティ・サンダーがそこまでウェストブルックに頼らざるを得ない状況にあるということ。
ケヴィン・デュラントがいた昨季までのラインアップであれば当然この記録は生まれなかっただろうし、エースがこれほどの数字を上げながら、チーム成績は47勝35敗、カンファレンス6位に過ぎないという事実からも、良くも悪くもワンマンチームであるということが分かる。
レギュラーシーズンのMVPは堅いだろうが、プレイオフでの真価をどこまで示すことができるか?


♪ Twenty Four Hours - Joy Division


2017年2月20日(月)

NBAオールスター所感

まだ全部観たわけではないけど、今年のNBAオールスターゲームはちょっと...。
いくらお祭りとはいえ、世界最高峰のプレイというのは、まるでダラけた練習かのような、ああいう形で見せるものではないと思うけどなあ。
年々酷くなっているような気がする。
ダンクコンテストも去年のザック・ラヴィーン vs アーロン・ゴードンと比べると平凡だったし。
セレブリティゲームのハーフタイムに行われたダンクエリートによるパフォーマンスの方がよほど凄かった。


♪ Guilty As Hell - Black Sabbath


2016年12月 6日(火)

越冬できるか?

今夜のランは、今シーズン初めてウィンドブレーカーの上下を身に纏って。
厳寒はまだ先とはいえ、いよいよそれぐらいの気候になってきたわけだが、いつものランコースになっている公園内に設えられているお手製ダンボールハウスの住人にとっても、タフな季節がやってきた。
そんなことをポヤーッと考えながら走っていた時、以前と変わらぬ場所に建っているその手作りハウスの主がいつの間にか替わっていることに気が付いた。
あれ、インドのヨガの行者のようないつものあのおじさんはどこに行ったんだろう...?
無論心配する義理も必要もないのだが、例えば決まった時間に決まった場所でいつもすれ違う、犬を散歩させている人の姿がないとちょっと気になってしまうように、ダンボールハウスのおじさんとて、同じところでいつも見かけていた顔が違う人のものに替わっていると、どうしたんだろう? という思いが束の間、心をよぎるではないか。
そんな42歳最後の日であった。


♪ Super Blaster - Curve


2016年11月23日(水)

まちたびにしのみや2016のプログラムである、海清寺での半日坐禅体験に参加してきた。

大楠が聳える海清寺

9時半から14時過ぎまで、坐禅(20~30分×2)→雲水さんたちと同じ精進料理の昼食→再び坐禅(20~30分×2)、最後に住職の話を聞きながらお茶のもてなしを受ける、という内容だった。
5年半ほど前に、海清寺と同じ臨済宗妙心寺派の別の寺で坐禅体験をしたことがあるが、今回は単純に時間が長いということもありながら、その時よりも作法の指導等が細かに渡り、またしきたりに則った食事もご一緒させていただいたので、濃い経験となり、そして勉強になった。
マインドフルネスやらメディテーションやらといった舶来のカタカナメソッドに頼らずとも、我が国には、坐禅があった。
心身の心ばかりではなく身の方、フィジカルに目を向けてみても、茶道や華道等と同様に、禅寺における所作振る舞いも、古今東西のエクササイズやトレーニングが唱える基本理念と同じものを体現していると言っていいだろう。
まだまだ修行が必要だということがよく分かった。


♪ Nice To Meet You - DramaGods


2016年11月15日(火)

衰え色々

毎秋恒例の人間ドックに行ってきたが、なんと去年の測定時より体重が3kg! も増えていた。
体脂肪率もザッと3ポイントほど悪化してるし、こりゃマズい。
あと、最近暗くなると、鳥目か? というぐらいモノが見難くなった。
動体視力は明らかに落ちているし、視野にも自信がなくなってきた。
さらに言うなれば、今よりまだ脳味噌が働いていた10代の頃には感じることができていた、数学的直観、みたいなものが最近はまったく消失している。
抽象的思考のイメージングが全然できず、こちらも同じく視野狭窄甚だしい。
必ずしも年齢のせいだけではないだろうけど、この年になると色々出てくるイチロー世代。


♪ You're Driving Me Crazy - Ten Years After


2016年11月 1日(火)

老化の一端

子供の頃は熱い風呂が嫌いで、入ることができなかった。
ところが大人になり年を重ねるにつれて、少しずつ湯温の好みが熱い方に移りつつある。
昔は、熱い湯に平気な顔をして身を沈めているおっちゃんやおじいちゃんたちを見て心底不思議に思っていたが、彼らは決してやせ我慢をしたり熱さに耐える力を持っていたりしたわけではなくて、単純に年を取ると皮膚の感覚が鈍り、熱いものをかつてほどには熱いと感じなくなっているのだ、という真理がようやく分かった42歳と11か月。
これが老化だ。


♪ Heartbreaker - Led Zeppelin


2016年10月28日(金)

バランス

今夜のスイムレッスンメニューは、クロールとバタフライのドリル&スイム中心でほぼ1500mと、比較的上半身に負担が掛かる内容だったが、右腕ばかりが疲れてしまうという以前からの悪癖が最近は鳴りを潜め、マシになってきたように思う。
これもひとえに、パーソナルトレーナーのYちゃんにここ数回のセッションで、右の肩や背中周りを重点的にメンテしてもらっているおかげに他ならない。
体は全部つながっているから、ここだけ、あそこだけ見てもダメで、もちろん完全にクリアでピュアな状態に全身を整えることは至難だけれども、でき得る限りそれに近づけるように多角的にバランス取りを図っていくという工程はとても重要で、意味がある。
おそらくは食生活なんかも同様で、流行りものや極端な食事法に走るのではなくて、各人の心身に合ったエッセンス群をバランスよく摂っていくというのが理想なのではないだろうか。
月並みでなんとも面白くない話だけど。


♪ It ('s A Monster) - Extreme


2016年10月15日(土)

恐竜博2016

昨日は仕事関係の愉快な会食があり、2次会まで堪能して帰宅したら翌2時。
先々週の夜と同じく、今や懐かしい類の宴席だった。

今日は「恐竜博2016」に行ってきた。
規模的には小ぢんまりとしており、展示も思ったより実物が少なめだったけれど、各テーマを設定した並べ方や映像で情報を伝える手法などは充分に興味深く、飽きずに通して楽しむことができた。
目玉のスピノサウルスは存在感があったし、カスモサウルスの赤ちゃん化石も目を惹いたし、それにパラサウロロフスの鳴き声再現が面白かった。

スピノサウルスカスモサウルスの幼体パラサウロロフスの頭骨

また、ちょうど「ザ・パーフェクト」を買ったばかりのタイミングだったが、むかわ町のハドロサウルスの展示もあったのね。
あと欲を言えば、図録には書いてあるのだが、クリンダドロメウスに羽毛があったことがなぜ分かったのか、そのあたりの詳細説明をちゃんと現場にも示しておいてほしかったかな。

クリンダドロメウス

観賞後、高めのテンションを保ったまま隣接のカフェで、恐竜プレートやターキーレッグなんかを食べたが、やっぱり止めといたらよかった、と後でちょっとだけ思ったりした。

恐竜プレートとターキーレッグ


♪ Get Up And Jump - Red Hot Chili Peppers


2016年10月 2日(日)

黒部見学

9月30日(金)~10月1日(土)と、関西電力主催の黒部ダム&黒部川第4発電所等の見学会に参加してきた。
過去に参加された先達や関係者は皆、口を揃えて「あれは見ておくといい」と言ったが、果たしてその通りの、大変貴重な経験となった。


2016年9月30日(金)

13:03 新大阪発ののぞみ、名古屋からワイドビューしなの、松本からバスと乗り継ぎ、宿泊予定のくろよんロイヤルホテルに到着したのが17:20。
2016年になってもこれだけアクセスが悪いという事実が、往時の秘境ぶりを物語っている。
移動の車中では黒部ダム建設を扱った「プロジェクトX」も見せていただき、気分は高まる。

一風呂浴びてさっぱりしてから、総勢19名が宴会場に集って夕食。
手の込んだ懐石に舌鼓を打ちながら、シャンパンやワイン、美味い地酒などを私は舐めるほどだが、頂いた。
さらに2次会、3次会と、古き佳き時代を思い起こさせるおもてなしは続き、日付が変わって少し経った頃に楽しい宴はお開きとなった。


2016年10月1日(土)

7時に起床し、朝風呂へ。
温泉に浸かると目が覚める。
朝食を済ませ、8:20、バスでホテルを出発。
天気は生憎の雨だ。
途中、道端に座り込んでいるニホンザルの姿があった。

関電トンネル

扇沢からトロリーバスに乗り換え、関電トンネルを通ってまずは黒部ダムへ。
到着した時は残念ながら濃い霧がかかっていたが、一般の方は入れない堰堤中腹のキャットウォークに案内していただく頃には、少し晴れてきた。
それにしても間近で見る放水はド迫力だ。
カラビナがまさに命綱、下に落っこちれば命はない。
カメラやスマートフォンも絶対に落としてはいけないので緊張したが、これはテンションが上がるイヴェントだった。

ド迫力の放水

ここからも一般の見学コースとは違い、バスでトンネルを走って作廊まで行き、そこからインクラインという、登山鉄道のように斜めに上下するゴンドラ様の乗り物で黒四発電所に移動した。
トンネル内の気温計を見ると6℃を示しており、鼻水は止まらないし、小水も近くなるではないか。
最初の関電トンネルもそうだが、「黒部の太陽」を読んでいると、おおこれが、あそこが、といちいちイメージが湧いて興味深い。

インクラインで34度の勾配を下りてきた

巨大な空間にポツリポツリと4つの発電機が鎮座している

黒四でも色々と案内いただいたが、発電機本体が意外に小さくてちょっと驚いた。
発電所内で豪華な弁当の昼食を頂き、ここからは上部専用鉄道、バッテリーカーに乗り、あの「高熱隧道」を行く。
おっさん9人が乗ったらギュウギュウの客車で、係の方の説明を聞きながら欅平の竪坑を目指す。
まずは中島みゆきが紅白で「地上の星」を歌った現場を通り過ぎ、しばらく行くと高熱隧道がやってくる。
ドアを開けると硫黄の匂いが強く、岩肌に手を伸ばすと熱さを感じる。
当時の160℃ということはもはやないそうだが、それでも40℃ほど。
水路等、これと平行したトンネルも複数あることを考えると本当にドエラい工事だ。

高熱隧道では熱気でレンズも曇る

欅平では、なんと高低差200mの竪坑エレヴェーターで地上へ出る。
もちろん箱等の設備は適宜交換されているが、最初にこのエレヴェーターが作られたのはもう80年近くも前だという。
巨大なダムも然り、文字通り山をブチ抜き、よくもこれだけの施設群を建設したものだ...。

欅平からは、トロッコ列車で有名な黒部峡谷鉄道で宇奈月へ。
といっても我々が乗せられたのは一般観光客とは別、主に労働従事者が使う便だったが。
峡谷の眺めは絶景だった。

黒部峡谷鉄道から見る黒部川 ここからまた空が曇ってきた

宇奈月からは北陸新幹線のはくたかで金沢まで出て、そこからサンダーバードで帰阪。
やっぱり黒部は遠かった。
そして、私は高校の時の修学旅行で立山黒部アルペンルートに行っているはずなんだが、そこらへんの記憶はすでにまったくなかった。

黒部ダムの威容

小説や映画にもなるようなドラマティックな物語が色々と生まれた黒部の舞台をこの目で見させていただき、当時の関係者の思いやいかばかりかと僭越ながら共感するとともに、それを成し遂げた事実そのものに感動した。
まさしく偉業と形容するにふさわしい。
しかしそれとは別に、戦後の高度経済成長を支えるために不足していた電力事情を賄うため、という大義名分はその当時は疑いなく成立していたはずだが、これからはそういった価値観に従って生きるのが是か非か、という議論は改めて必要であろう、とも感じた。
一通りの工業化を終えた今、かけがえのない自然の形を変えてまで大エネルギー社会を持続すべきなのか、そうではない社会の構築を進めるべきなのか。
私個人としては、一人一人の意識の変革こそが何より必要だと思う。

このたびはホスト側の関西電力社員の方々に何から何までお世話になり、代えがたい経験をたくさんさせていただいた。
誠にありがとうございました。


♪ Starface - White Zombie


2016年9月22日(木)

B.LEAGUE

Bリーグ開幕。
いやー面白いゲームだった!
bjであれだけ強かった琉球ゴールデンキングスでも、NBLとの実力格差を客観的に鑑みれば、あるいはアルバルク東京の圧勝かも...という予想すらできたが、終わってみれば僅か5点差、もしかしたら開幕戦でいきなりアップセットが観られるのでは! と最後まで楽しませてくれた。
サイズもプレスの強さも実績もあれだけ違う中で、本当に健闘したと思う。
今後は、各チームの戦力均衡化もタスクの1つとなるだろう。
個人的には、大阪エヴェッサ創設時の主力、波多野和也選手のプレイスタイルがアンダーソン・ヴァレジャオ化(古くはマーク・マドセン化とも言う)していたのがまた良かった!

中継については、試合前のセレモニーやハーフタイムショーのカット割りはフジテレビが上手かったが、試合中はさすがに一日の長があるか、NHKの方が観やすかった。
フジは試合を観ているタレントの表情も頻繁にカットバックしていたが、無論それも不要。
ただ、河内敏光氏と田臥勇太選手をツモッた解説陣はフジの圧勝だったのでは。
NHKに比べると民放はノイズのミックスが大きめなので、聞きたい解説者の時はもう少し控えめにしてほしい気もするが。

日本のバスケットボールファンは、ここ十数年、JBAの"プロリーグやるやる詐欺"に騙され続け、bjリーグ発足以降も、JBL=JBA vs bjという訳の分からない対立にずっと心を痛めていた。
それがついに、黒船の外圧に屈した形とはいえ、こうして統一プロリーグが誕生し、無事にスタートを切ったことは本当に喜ばしい。
古いバスケフリークとしては、熊谷組や住友金属、松下といった日本リーグを支えてきたチームたちの姿がここに残っていないことが若干残念ではあるが...。

いざ始まったとはいえ、運営資金やアリーナの問題など、課題は山積みだろう。
中でも一番大事なのはもちろん、競技力の向上に他ならない。
直近の大きなターニングポイントは2020年になろう。
周知のように、日本男子は1976年のモントリオールを最後に、オリンピックへの出場は果たしていない。
4年後の東京オリンピックでは、開催国だから予選を勝ち抜くことなく自動的に出場できてしまうわけだが、仮に2006年の世界選手権の時みたいに、文字通り"開催国だから"出られただけの結果を目の当たりにするのだとしたら、日本のバスケットボールファンは複雑な思いを抱くことになる。
その頃には中国やフィリピンに伍するような日本代表をもし作ることができていれば、Bリーグは大成功だと胸を張って言えるだろうし、人気リーグに成長していることだろう。
心より正統進化を願う。


♪ Reasons Why - Ten Years After


2016年4月27日(水)

妻と話す

私は幼少の頃から、"人は死んだらどうなるんだろう?"、"自分はどこから来てどこへ行くんだろう?"などという原始的かつベタな問いに夜な夜な苛まれては、悩み過ぎて眠れなくなるような子供だったんだが、昨今、人の生き死にに思いを馳せる機会が多くなると、そんな癖がムクムクと甦ってきてしまうことがある。
そういった時に、私とは対照的に細かいことに拘って思い悩むことなく、あるがままに物事を受け止める男前な性格の妻と話し、意見を聞くとスッキリ解決してしまったりする。
ありがたや。

妻と話すと言えば先日、この人は生まれてこの方42年間、骨折はおろか捻挫もしたことがなければ、突き指や擦過傷を負った経験も数えるほどしかない、と聞き、吃驚仰天した。
同じ42歳にもなって生傷が絶えず、しょっちゅうドラッグストアに足を運んではバンドエイドやらバンテリンやらを買い求めている私は一体。


♪ KAGEKI NA SYUKUJO / 過激な淑女 - Yellow Magic Orchestra


2016年3月19日(土)

新フィアット500ミニインプレ

今日、パーソナルトレーナーのYちゃんに見てもらっているセッションが、ついに上半身の領域に大きく踏み込んだ。
無論、まだまだ下半身も整えていかなければならないが、新たなステップであることは間違いない。
直近の課題は、スイム時に上手く広背筋を使えるようにすること。
おそらく遅筋繊維が少ない、という生来の特性はあるにせよ、改善すべき余地は残されているはずだ。
さすがに明日のマスターズ水泳の大会には間に合わんが!

実は一月ほど前にオートバイに追突されるという災難に遭っており、修理のために入院していたアルファ156SWが3週間ぶりにようやく戻ってきた。
その間、代車としてまさに下ろしたての新車である、新型フィアット500を借りていたのだが、デュアロジックなるミッションがなかなか曲者であった。

フィアット500

以下、あくまで個人的な感覚、感想ですのであしからずご了承ください。

かつてのアルファのセレスピードと同じく、クラッチ1枚の2ペダルMTに当たるわけだが、ATモードだと低速時の変速ショックが大き過ぎて使い難い。
少なくとも同乗者の快適性を守るためには、MTモードでアクセルを抜いたタイミングでシフトアップするのが選択し得る最良の方法。
また、普通のMTと違ってシフトノブの位置で今何速に入っているか確認することはできず、いちいちメーターパネルに視線を移さねばならないから、危険度が上がる。
あとは、うちの周りは急坂が多いので、絶対的なエンジンパワーの不足が多少心許なかったし、些細なことだが、2ドアだと荷物の出し入れもなかなか骨が折れる。
一番のメリットはボディの小ささ。
視界の見切りはいいし、常に1~2人で近距離を動き回るだけなら至便だろう。
ただその場合でも、やっぱりこのクラスのエンジンだと3ペダルのMTの方が圧倒的に敏捷性が増すと思うが...。
アバルトは別として、フィアット500の正規輸入車にはこのデュアロジックしか設定はないみたいだし、今やアルファですら日本仕様では全車種からMTが消えてしまっているのが寂しく、また信じ難い事態である。
日本法人は正気か?
却ってマツダとかホンダとか国内メーカーの方がドライヴィングプレジャーを大事にしているように感じる、少なくとも日本では。


♪ Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) - Sly & The Family Stone


2016年1月30日(土)

雨のためインドアラン

昨晩は雨のため、不本意ながらジムに行きトレッドミルで走った。
時速12km/h、つまり5分/kmペースに設定し、1時間走って12km。
トレッドミルは実際に地面を走るよりも負荷は軽いと思っているし、事実そのはずだが、一昨日のスタジオ生出演の精神的疲労が堪えたか? 昨日は実にきつく感じた。
外を5分/kmペースで1時間走るよりも疲れた、体感は。
そして相変わらずトレーニングルームのエアコンは効かせ過ぎで、この季節に熱中症になるかと思うぐらい汗だくのフラフラになった。

シカゴに旅行に行った際にお世話になったご近所の友人、I夫妻が現地赴任を終えて帰国しており、今朝はご自宅の庭仕事を妻とともにお手伝い。
帰国したのだが勤務地は東京のため、西宮のこのご自宅に帰ってくるのは数か月おきになりそうとのこと。

I夫妻邸の手入れをお手伝い

一仕事の後は、バガヴァッドで昼飯をご一緒した。

そして夕方はディーラーに入院していた車を引き取りに。
この1週間、代車としてアルファ156セダンのV6を使ったが、私の2000ccに比べるとやっぱり重さを感じる。

代車

パワーは上とはいえ、鼻先の重量の増加分の方が影響として大きい感覚。
しかし足回りの乗り心地はこちらの方がよかった。
私のはこの代車より1インチ小さい16インチを履いているが、スプリングを換えて多少車高を下げているため、やはりノーマルより硬いことを改めて認識。
あとは、ハンドル位置の違いによるオフセットの違和感や、ATのダル感等を覚えた。
正規ディーラーはもっと本国オリジナル仕様に近いモデルを入れてほしいんだけどなあ...。


♪ Somebody To Love - Queen


2016年1月 9日(土)

シューズ考

大方の勤め人より1日早い3日の日曜から仕事が始まり、今日も業務が入ったのでいきなりの7連勤。
その一方でトレーニングもできるだけ挟み込むようにし、元日と職場の新年会があった昨日だけ休んだが、今年に入ってラン5回、スイムは2回行った。
ランニングは特にスピード練習やインターヴァルなどは行っていないが、最低でも想定レースペースを下回らないよう、脚のスタミナ強化を目指して長めのペース走を中心に。
私は練習の際、概ね距離が15~20km以下、あるいは走行時間が1時間半~2時間ぐらいまでの時は比較的ソールが薄くて軽めのシューズを、それ以上走る時はそれよりもクッション性が高いシューズを履くようにしているのだが、本当に後者の重い靴の方が足にとって負担が少ないのだろうか...? という疑問が湧き始め、この使い分けに現在やや悩み中。
タイムに関しては、履くシューズによって同程度の身体的強度で走っても1km当たり10~20秒ほど変わり、当然軽い方が速くて重い方が遅い。
他方、着地時の衝撃吸収性については、実感はなかなか難しいが、まあ重くてソールの厚い靴の方がいいのだろう。
が、特に最近、例えば20kmほど走った場合、軽いシューズでも重いシューズでも、足部に掛かる負担の体感がほぼ変わらないような気がし始めた。
どちらのタイプのシューズで走っても、足裏の疲労度は同じぐらいに感じるのだ。
私の場合、体重も軽いので、ひょっとしたらクッション性の高いシューズを履いて着地衝撃から保護するメリットよりも、軽いシューズで純粋に重量的負担を減らすメリットの方が大きいのかもしれない。
うーむ。
といっても、来月の京都マラソンに軽い方のシューズでチャレンジするような勇気はないが...!


♪ Money Honey - Alvin Lee & Co.


2015年12月 3日(木)

木夜16km弱ペース走

12月に入り、早速1日、2日と続けて宴席だった。
どちらも仕事関連だが、まったく性格の異なる集まりで、それぞれとても有意義で楽しいひと時だった。

今晩はランを敢行。
5分15~30秒/kmをキープして、16km弱を1時間25分。
帰宅ラン以外に、平日にこれだけ走るのは珍しいが、昨日、一昨日とノーエクササイズだったこともあって、距離を踏んどいた。
少なくともフルマラソンで4時間を切る、ということをターゲットに据えた場合、AT、LTをこれ以上伸ばす必要はなく、強化しなければならないのは絶対的に脚のスタミナである、というシンプルな事実にようやく頭の芯から気が付いた思い。
だから、もうハーフ以下の大会にしか出ない、と決め込むならまた話は別だが、一応フルにも挑戦する私にとって肝要なのは、とにかく長い距離を走り続ける持久力であって、インターヴァルもレペティションもビルドアップももはや優先すべき練習ではない。
そういったトレーニングは40kmをイーヴンペースで走れるようになって、さあここからどうタイムを縮めようか、というレヴェルの人こそが行うものだ、きっと。
もっと言うと、仮に健康のために走るのならば10kmとかせいぜい20kmぐらいで充分であって、フルマラソンなど鍛えた肉体を持たないひ弱な凡おっさんにとっては、体にダメージを与えるだけの行為以外の何物でもないんだけど、本当は...。


♪ Sunny Afternoon - The Kinks


2015年11月30日(月)

11月走り納め

昨日は先週に引き続き標高差のあるロング走を敢行し、今晩はこれまた前週よろしく、少しペースを上げて5分15~20秒/kmをキープして7km強をペース走。
昨日のロング走は、前回より少し距離が伸びて21km余りに達したが、意外と体は軽くてタイムは2時間22分と、2分短縮に相成った。
実はここ最近、先月上旬に傷めた右のふくらはぎがまた怪しい気配をビンビン放っていたのだが、体幹と臀部だけを意識し、極端に言えば脚部は脱力してブラブラさせているかのように心掛ける走法で以て、何事もなく乗り切った。
これだとスピードを上げることはできないが、今の状態の私にとっては怪我をするリスクを減じることができる、ということが感覚として分かる。
もう1つ気付いたのは、そもそもふくらはぎを傷める原因について、また悪い癖である跳ねる走り方が出てきていたかも、ということ。
思うところあって最近、ストライドを広げて走ってみることを試していたのだが、それによって地面を蹴るヴェクトルが非効率的な方に向かい、結果として上下動が大きくなってしまっていた可能性がある。
私はなかなか太ももの筋肉が発達せず、ふくらはぎばかりが太くなってしまう傾向があるのだが、あるいはその要因もひょっとしたらこんなところにあるのかもしれない。


♪ Persistence of Time - Anthrax


2015年11月16日(月)

「第5回 神戸マラソン」報告

昨日、神戸マラソンを走った。
行きは、ご近所のトライアスロン仲間・T先輩の車に今回も便乗させていただき、ありがたや。
ポートアイランドのゴール地点近くにあるTさんの会社に車を置き、ガラガラのポートライナーでスタート地点に向かったので、とても楽だった。

スタートの市役所前に近づくにつれ、一昨年の大阪マラソン以来、久々に触れる大型シティーマラソンならではの空気がビンビン伝わってきて、目も覚める。
心配していた雨も上がり、9時のスタート時点の気温はほぼ20℃に届かんという暑さ。
2kmも走れば汗が噴き出してきた。
この大会は走路がとにかく狭いと聞いていたが、まあこんなものだろうか、という感じで、取り立てて危険に思うほどではなかった。
各エイドは、大阪のような個性には欠けるものの、フードも多くて実用的かつ楽しかった。
また、既に5回目と経験を重ねていることもあってか、ヴォランティアスタッフの対応は気持ちよく、特に神戸大橋に入り一般の人の応援がなくなるところでは、黄色いウェアに身を包んだスタッフの人たちが懸命に声を出して励ましてくれ、ありがたかった。
途中、携帯電話を持たずに走っていた私が「電話を貸していただけますか?」とお願いしたスタッフの方も、快く貸してくれ、この場を借りて改めてお礼を申し上げたい。
ちなみに電話を使いたかった理由は、ゴール地点で待つ妻に、予定より大幅に遅れそう、と連絡するため...!
大口は叩くもんじゃない。
また、大都市マラソンらしく、沿道の応援はほぼ途切れることなく、助けられた。
大会そのものはとても素晴らしいもので、終始気分よく参加させていただいた。

肝心の結果は、ネットで4時間46分40秒と、残念な内容だった。
ランナーズアップデートによるラップは以下の通り。

スタートロス 6分44秒
0~5km 30分43秒
5~10km 29分1秒
10~15km 29分5秒
15~20km 30分3秒
20~25km 30分59秒
25~30km 35分35秒
30~35km 43分27秒
35~40km 40分35秒
~ゴール 17分12秒

一目瞭然、20kmあたりから早くも遅れ始め、25kmからまったく脚が動かなくなってしまった。
そして足の裏がとにかく痛むのは、間違いなく練習が足りていない証拠。
30kmあたりからは、とても情けないことだが、歩いたり走ったりの繰り返しで進むのが精一杯だった。
ハーフ地点でもう2時間を超えていたわけだが、この時既に、今年3月にハーフマラソンを1時間47分台で走り終えた時よりも明らかに疲れていた。
本気で「いつ止めたろうかな...」とずっと思いながら走り続けていたが、さすがにここまで来て完走メダルを手にすることなく、バスに収容されて帰るのはあまりに悲しいので、何とか気力でゴールまで辿り着いた、というような状態だった。
これで3度目のフルマラソンだが、初マラソンの時の記録が超えられない。
このままではサブ4など夢のままだ...。

要因については、言い訳をすればこの数か月、まずまず仕事が忙しくてなかなか練習時間が取れず、確実に走り込み不足のまま本番に臨んでしまったわけだが、それが非常に正直に結果に表れた形。
やはりフルマラソンを走りきるためには、相応の準備をそれなりの時間を掛けてきちんと行わなくてはならない。
前日の土曜日も早朝から休日出勤だったりして、コンディショニングも結構大変だった。

そしてレース後の夜は会社に移動して泊まり込み、今日の早朝4時から仕事というエピローグまでついた! が、今晩、スイミングスクールに行きアクティヴレストとしてレッスンメニューを1100m消化し、筋肉の状態はだいぶ回復した。

何とか手にした完走メダル


♪ Real G's - Funkmaster Flex & Big Kap feat. Snoop Dogg


2015年10月22日(木)

500ml飲みきれず

今日は愛飲しているヒカリのオーガニックスポーツドリンクを携帯し忘れてしまったので、ラン練習時、やむなく自販機で大手メーカーの某スポーツ飲料を買って久しぶりに飲んだが、あまりの甘さに驚いた。
外食しても大抵、味が濃いと感じてしまう私はマイノリティだとは思うが、この甘さが現代人のスタンダードなんだとしたら、状況はかなりマズいのではないだろうか。
かくいう私も、今ほど口にするものに気を遣い出す前は、こういった甘いドリンクをせっせと飲んでいた。
人間ドックでおざなりに腹囲測定なんぞをする前に、取り組まねばならないことはあるような気がする。


♪ I Don't Want To Spoil The Party - The Beatles


2015年10月20日(火)

ミシュランガイド 2016

関西エリアを対象とする「ミシュランガイド 2016」の記者発表&出版記念パーティーに潜入してきた。
星が付かない"ビブグルマン"や、"調査員お薦めの店"なるカテゴリーもあり、また今年は"兵庫特別版"というものができてエリアが広がったこともあって、パーティーはまさに立錐の余地もないくらいの大盛況。
聞くところによると招待客は800人以上だとか。

出版記念パーティー

ちょちょく利用する機会がある店の関係者や、友人付き合いをさせていただいている料理人たちの姿も何人か、はたまた来賓の首長もその1人だったりして、ちょっと嬉しくなる。
そもそも少数の個人の主観で星を付けているものが、あたかも客観的な序列であるかのように巷間に流布してしまうのはどないやとか、無星あるいは未掲載店でも星付きと同等以上に美味くて居心地のいい店はいくらでもあるでとか、この商法に対するツッコミはいくつもあり得るけれど、地域で名のある店の料理人やオーナーをこれだけ一同に集め、それなりに盛り上げるというのは単純にすごい。
年に一度、普段は交わらない他業界の料理人たちが顔を合わせる同窓会のような面もあるんですよ、という声も聞いた。
すでに日本でも1つのカルチャーにもなりつつあるような気がした。


♪ Grow Or Pay - D:A:D


2015年10月17日(土)

ワールドシリーズはメッツvsブルージェイズと予想!

今シーズン、個人的に注目していた2チームの対戦だったということもあって、ロサンジェルス・ドジャースvsニューヨーク・メッツのディヴィジョンシリーズは非常に面白く、見応えがあった。
クレイトン・カーショウとザック・グレインキーという、メジャーでもトップクラスのドジャースの超豪華2枚看板に、メッツが目下売り出し中の元気な若手、ジェイコブ・デグロームとノア・シンダーガードが挑む、という構図になった最初の2試合。
初戦はデグロームがカーショウを力で捻じ伏せて見事に投げ勝ち、続く第2戦もグレインキー危うし、と中盤までは見えたが、例のチェイス・アトリーのアグレッシヴなスライディングがドジャースの窮地を救う形となり、星は1勝1敗に。
メッツは若いチームだけに、スーパーエース相手に連勝目前だったところをひっくり返された、この逆転負けで勢いを削がれてしまい、ひょっとしたら一気に流れがドジャースに傾いてしまうか? と思ったが、そうはいかずここで踏ん張ったのが実に大きなポイントだった。
カーショウが中3日で先発したり、バートロ・コロンがリリーフで出てきたり、シンダーガードもセットアップを務めたりと、ファーストラウンドからお互い総力戦の緊迫感と熱気の中、決着は最終、第5戦までもつれ込んだが、接戦を制したのはメッツだった。
本当に鬼気迫らんばかりのメッツの投手リレーにはしびれた。
大砲がブッ放し合う空中戦よりも、好投手を擁するディフェンシヴなチーム同士の張り詰めた戦いの方がやっぱり好みだなあ。
昔の斎藤雅樹vs大野豊みたいなのは最高だった。
何の話や。


♪ Beat 'em Up - Blue Öyster Cult


2015年10月13日(火)

但馬にて

今日は仕事で終日、但馬へ。
村岡の肉牛生産者と城崎の但馬牛レストランを訪ねた。
その道のプロフェッショナルの、素人から見れば度を超したようにも思われるこだわり、そしてそのこだわりから立ち上ってくる常人離れした技の世界を垣間見ることができ、非常にいい経験を今日もさせていただいた。

生後1年未満の仔牛たち月齢30を超える頃には...感謝して頂きましょう

経済の仕組みがこうなってしまっている以上、大量生産ができ、安価に手に入るものが巷には溢れているけれど、相応のコストを掛けて、必要なところすべてに気を配って作り出されたものこそをやはり選び取りたい、と改めて感じた。
私たちの体は、紛れもなく今日以前に食べたものでできているのだから。

温泉街では、日頃お世話になっている旧知の方々にもお目に掛かって挨拶することができ、久しぶりの城崎訪問は楽しかった。


♪ Where R U? - Chris Minh Doky


2015年10月 6日(火)

海の底から

昨日、水中写真家・古見きゅうさんの写真展を観に、キャノンギャラリー梅田に行ってきた。
長年通われているチュークで撮られた日本軍の遺構を中心に展示されており、先般発売となった写真集「TRUK LAGOON」にもそれらが収められている。
古見さんの写真集というと、「WA!」、「WAO!」のように、ウミガメの視点を通して、穏やかで明るい海中世界が描かれているものもあるが、この「TRUK LAGOON」はまったく異なり、光の届かない海底深くに呑み込まれた、まさしく暗い記憶のようなものが形をとって厳然と、そして鮮やかに写し出されている。
最深部で70mにも達するレックダイヴでの撮影は、文字通り命懸けの仕事でもあったはずだ。
戦後70年を迎える今年、第2次世界大戦にまつわる様々な企画が各界で催されているが、こういった写真を目にすることもまた、当時に思いを馳せて今一度世界を見つめ直す、いい機会となる。
ありがとうございました!


♪ Self Destruction Blues - Hanoi Rocks


2015年8月15日(土)

寄り道2015

パーソナルトレーナー・Yちゃんのセッションを受けた後、THE BOOMERでもあるそのYちゃんと妻とともに宮沢和史さんの「寄り道2015 連れづれなるままに...」を聴きに、いずみホールへ。
しばらく寄り道ツアーはしていなかったはずで、私が聴きに行くのも3年ぶり。

連れづれなるままに...

今回は、自身の音楽のルーツを幅広く演る、と公言されていたように、手数の多いアレンジが施された「星のラブレター」を1曲目に弾き語った後は、松山千春、荒井由実、小田和正と、かつてフォークソングにハマっていた少年時代を体現するカヴァーをまずは披露。
途中、詩の朗読や「世界で一番美しい島」、石川さゆりさんに提供した楽曲等、自作の歌ももちろん演るが、沖縄民謡やブラジリアンソング、さらにはレゲエといったカヴァー曲の方が多かったかもしれない。
なるほど、確かにTHE BOOMの初期といえばスカだが、宮沢さんの若かりし頃のヒーローの1人がまさかボブ・マーリーだったとは、初めて知った。
音楽をただのエンターテインメントとしてのみ捉えるのではなくて、何らかのメッセージを込めた、社会性をも備え得るツールに昇華させる、というスタイルもひょっとしたら彼から初めて学んだのかもしれない。
また、宮沢さんの母方の祖父が硫黄島で亡くなった、というプライヴェートな語りから、自身が沖縄にのめり込んでいったつながりを聴けたこと等を含め、70回目の終戦記念日である今日という日に、歌を歌う宮沢和史を観られたのも何かの因果か。
そして寄り道ならではのリラックスした空気の中でのトークも面白く、一時は心配したが、宮沢和史完全復活、といったところ。
年内にはアルバムを出し、来年初めからGANGA ZUMBAのメンバーとの全国ツアーが始まるみたいだし。
本編最後は「島唄」、そしてアンコールは「風になりたい」、「遠い町で」で締め。
前から3列目で観る久々の生宮沢和史は、変わらぬパワーを放っていて安心した。


♪ 白百合の花が咲く頃 - 新垣勉


2015年8月 4日(火)

ウィンドスプリントで知る超人の世界

業務終了後にラン。
8.5kmほどを48分半で。
大したペースじゃないんだが、暑さのせいかとにかくバテる。
私はやせているので寒さに弱い方だが、かといって暑さに強いわけでもないのが情けないところ。
それとは別に、最近日常の中での動きがどうもスローというかクイックネスに欠けた状態なのが気になっていた。
元々持久系よりも瞬発系の方が得意なはずなのに、体が有酸素運動のペースに慣れ過ぎてしまったか、ちょっとスピード系の練習もせねば、と最後にウィンドスプリントを入れてみた。
約170mほどの直線を4本、それぞれ30秒ほどで何とか走る。
自分では8~9割ほどの力で駆けているつもりだが、換算すると3分/kmをわずかに切る程度。
凄いな、世界の舞台で戦っているランナーたちはこんなスピードでフルマラソンを走っているのか...。
家人などにはよく、「プロやオリンピック選手と一緒にしてどうすんの」とあしらわれているが、何でも自分でやってみると、一流プレイヤーたちの超人ぶりが文字通り肌で感じられる。
草野球でもやってみれば、150kmの硬球を投げ込む投手と相対してそれを打ち返すことがいかに神業かよく分かるし、自転車に乗ってみると、時速25km以上を保って坂を上り続けるクレイジーさがよく分かるし、自分で走ってみれば、3分/kmを切るペースで42.195km走り通すバケモノぶりがよく分かる。
ちょうど今やっている世界水泳で泳いでいる選手たちだって同じだ。
これからも「また違う世界の人たちと比べて」と呆れられるだろうが、できることは何でも自分でやってみる、体験してみるというプリミティヴなチャレンジングスピリットは忘れないようにしようと思う。


♪ 夢から醒めて - THE BOOM


2015年6月19日(金)

2015 NBA FINALS

今季のNBAファイナルは、ゴールデンステイト・ウォリアーズが4勝2敗でクリーヴランド・キャヴァリアーズを下し、チャンピオンに輝いた。
詳細にではないが、ざっとシリーズを観た印象でいうと、ファイナルMVPこそアンドレ・イグォダーラに譲ったものの、やはり絶対的エース、ステフィン・カリーの完成度の高さが半端じゃない。
レジー・ミラーのようにスクリーンを上手く使って正確無比なロングショットをクイックリリースで決めたかと思えば、今度はアレン・アイヴァーソンのようなクイックネスとドリブルスキルでペネトレイトしレイアップ、さらにはジェイソン・キッドばりのコートヴィジョンを活かしてアシストパスを供給する。
まさにパーフェクトなガードプレイヤーだ。
唯一神であるマイケル・ジョーダンの系譜を継ぐ者がコービ・ブライアントレブロン・ジェイムズだとすれば、また彼らとは趣を異にするスタイルで現代NBAに君臨するスーパースターがカリーと言えるだろう。
そしてウォリアーズにとっては、今シーズンから指揮を執るスティーヴ・カー ヘッドコーチの功績も大きいと思う。
1996~98年の2度目の3連覇の時にシカゴ・ブルズに在籍し、大事な時にベンチから飛び出してきてはいくつも価値あるスリーポイントシュートを沈めてきた彼だが、当時のヘッドコーチ、フィル・ジャクソンから充分に薫陶を受けたはずのトライアングルオフェンスをおそらくはベースにしつつも、若いチームの特色を存分に活かした戦術で見事にチームを機能させている。
カリーを使ったピックアンドロールや、クレイ・トンプソンのシュート力を当てこんだセットプレイに加えて、往年の"RUN TMC"を彷彿とさせる速攻も頻繁に見せてくれ、本当にチームとしても完成度が高く、成熟を増しているんだなと強く感じる。
この20数年、稀にプレイオフに出られたらラッキーというぐらいの、とにかく弱い、ドアマットのようだったウォリアーズの面影は今シーズンはまったく失せた。
もちろんキャヴスのレブロンとのエース対決も毎試合、非常に見ものだったし、接戦が続いた今年のファイナルは素晴らしく質の高いシリーズだったと思う。
いつか生で観たいなあ、ファイナル...。


♪ Satisfaction - Otis Redding


2015年3月28日(土)

丹波でイチゴと鹿を食べ尽くす

ポカポカ陽気の土曜日、少し早起きして丹波へ向かった。
一昨年行ったあぐり丹波を再訪し、イチゴ狩りを楽しむ。
ハウスは広く、とちおとめ、あきひめ、紅ほっぺ、かおり野、もういっこ、おおきみと6品種が味わえる。
シーズン真っ只中なので、朝から客も多数。
今年は100個喰うぞ、と意気込んでみたが、多分50個ほどしか食べられていないだろう。
量り売りのお土産摘みも含めて、1時間たっぷり堪能した。

深い山を背負うハウス食べ頃のイチゴ

あぐり丹波のすぐ近くにあるCafe de ふくむらというモダンで開放的なカフェで一休みしてから、柏原の鹿料理専門店、無鹿へ昼食を摂りに移動。
鴻谷シェフの頑張りによって着実に裾野を広げつつある無鹿、今日も盛況でお忙しそうだった。
9種の前菜にメインディッシュとデザートが付いたいつものコースを頂いたが、今日はその他、シェフのご厚意でタンと、さらにセルヴェル、つまり脳味噌を食すことができた。
牛や羊の脳は食べたことがあるが、鹿のものは初めて。
食感は少し歯応えのある白子のようで、味わいは他の獣のセルヴェルとそれほど変わらない印象。
これは良い経験をさせてもらった。
もちろん、ロースやモモ肉のメインに、スペアリブ、そして野菜を使った各品もいつものようにとても美味しかった。

タンとセルヴェルロースとスペアリブ

腹ごなしを兼ねて、帰る前に柏原の町を少し散策してみた。
観光案内所で声を掛けてくれた親切なヴォランティアガイドのおっちゃんに色々教えてもらいつつ、太鼓やぐら、木の根橋、柏原藩陣屋跡などをサラリと観る。

太鼓やぐら上まで勝手に登れる

不思議なことに、私は以前から丹波篠山界隈に行くとなぜだかとてもしっくりくる。
向かっている道中から既に気分が高揚し、そしてエリアに足を踏み入れると、住んだことはないのにまるでこここそがホームタウンであるかのような落ち着きを感じるのだ。
まさに、心の故郷、と言ってよい。
他の田舎町に行ってもこんな感覚は抱かない。
うちから1時間も走れば春日ICという距離感もいい。
しかし山が深いだけにこの時期、花粉の量も尋常ではないようで、街中にいるのとは比べ物にならないくらいの回数、今日は鼻をかみ、家に帰ってきた今も鼻水の垂れと目のかゆみが止まらないけれど...!


♪ Everybody Wants Her - Thunder


2015年3月17日(火)

おしえびと

ハーフマラソンから中1日、今日は6時過ぎから北山公園のトレイルに入り、ゆっくりリカヴァリーのラン。
昨夜からグッと気温が上がったせいか、朝靄が濃い。
そして立ち込める水蒸気が含む獣の匂いがまたすごいじゃないか。
久しぶりにゼロドロップのミニマリストシューズ、ALTRAのTHE SAMSONを履いていったのは、ちょうど今読んでいる「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」が影響しているとかいないとか。
ペースはのんびりだったが、いつもより少し早めに出勤しなければいけなかったため、32分で切り上げて帰ってきた。

甲山と北山ダム

そして今日の現場は、この春始まる新番組のためのロケ。
レギュラー出演者は杉浦太陽さん。
一発目、午前の撮影はトライアスロン指導者の八尾彰一さんのところにお邪魔して、お世話になった。
スペシャルゲストとしてトレックの野口忍さんにもご参加いただいた。
ここぞとばかりにピンポイントで晴れた気持ち良い陽気の下(花粉パワーもすさまじかったが...)、皆さんのおかげでバイクを中心に楽しくて意義深い撮影をすることができた。
普段から八尾さんのコーチングを受けているティーンエイジャーたちも集まってくれ、彼らを見ていると、日頃の八尾さんの指導がいかにしっかりなされ、また子供たちがそれを正しく理解し実践しているか、ということが自ずと窺い知れる。
そして、彼らに交じっても何ら違和感のない、52歳という実年齢を感じさせない八尾さんの溌剌とした明るいキャラクターも、得体の知れない吸引力を放っている。
トライアスリート、コーチとしての技術ももちろんだが、それ以上に人間力というか、やはりその道で功成り名遂げる人は器がデカいな、と感じさせてくれた。
どうもありがとうございました!

指導の一コマ


♪ Hypermobile - Hanoi Rocks


2015年2月27日(金)

合宿研修終了

木金と、1泊2日で会社の研修に参加してきた。
内容は聞きしに勝るタフなもので、普段錆びついている脳味噌が酷く疲れはしたが、強制的に日々の業務から引き剥がされ、少し立ち止まって考えてみるきっかけを与えられた、と言い換えてもよく、自分の未熟さを改めて確認し、反省と向上を自己に課すいい機会となった、と素直に思う。
日頃の業務ではあまり関わることのない、年の近い同僚たちとコミュニケーションをとることも面白かった。

今晩はスイミングスクールのレッスンへ。
バタフライちょっと多めで、4泳法のドリル&スイムのメニューが1200m、そこに居残り自主練の個メ1本を加えて、計1300m泳いできた。


♪ Mo' Money - R. Kelly & Jay-Z Feat. Twista


2015年2月 3日(火)

メチャクチャペース走

ついに今週末に迫ったハーフマラソン。
アップダウンのあるコースのようなので、自己ベスト更新は考えていないが、今夜はレースペースを意識して6.4kmほど走った。
いつもの公園コース内に人が多くてやや走りにくかった、という理由にしておくが、最初のラップが4分45秒/kmと飛ばし過ぎてしまい、慌てて抑えたところ、今度は最後に気を緩め過ぎて5分20秒/kmまで落としてしまった。
なんちゅうペース感覚や...。
結局32分55秒で、平均5分9秒/km。

1月20日の動画公開によって明るみに出た件が、最悪の形を取って一段落してしまったが、報道機関の末端に携わる者として、そして1人の日本人として、自らの様々な価値判断を改めて問われた2週間だった。

もちろん中でも最も大きなウェイトを占める感情は、ISILに対するどうしようもない憤りだ。
表現が適切ではないかもしれないが、面識のない赤の他人の死に対し、あれほど悲しい想いと静かな怒りを抱いた日曜日の朝などなかった。
そして次に強く感じることは、そんなISILに日本中がいいように振り回されてしまった、という悔しさである。

100年前のサイクス・ピコ協定により英仏等が誠に身勝手な国境線を引いたことに始まり、泥沼の中東戦争、さらには2003年のイラク戦争におけるアメリカの決定的な失策などが澱のように鬱屈し続けているため、彼の地の人々が抱える西欧諸国に対する怨嗟というものは、おそらくほとんどの日本人が考えているよりも圧倒的に深い。
少し前には、言論の自由を笠に着て他者の価値観を踏みにじる、まったく笑えない風刺画と称するものに端を発する凄惨な事件も起きたが、あれもまた蒔かなくてもいい怨恨の種を敢えて植えてしまったがための帰結という一面を持っている。
此度のような、宗教に名を借りた暴力集団による人の生命を弄ぶばかりの行為は無論、絶対に許すまじ蛮行であるが、報復の連鎖を断ち切るための想像が世界中で欠乏していることもまた事実である。
そうした状況を狡猾に利用することで、アルカイダやISIL等は勢力を広げてきたわけだが、今回の件も結果的に、彼らのリクルートメントに利用されてしまった可能性があることは否めない。
国民が関心を持ち知りたいと欲することや、国民に周知すべきことを伝えるのがマスメディアの主たる役割ではあるが、この2週間足らず、扱いの大きさがあまりにも偏重し過ぎたことによって、まさにISILの大プロパガンダの一翼を私たちが担ってしまったことになる。
さりながら、そこを否定してしまうとマスメディアのレゾンデートルそのものを否定してしまうことにもつながりかねないので、ここはグッと眉間にしわを寄せて唇を噛んでおく。
せめて一連の報道を通じて、国民一人一人が世界を見つめ直す機会を得てくれたはず、と思い巡らすより他ない。

それと同時に、この悔恨の感情とは別の次元で、すべてのマスメディアが右向け右で、論調こそ異なれど同じ案件について一斉に広大な面積を割いて報道することに対する、違和感のようなものも改めて覚えた。
2月1日朝の一報に接し、とても悲しい想いを抱いたと先述したが、その大きな一因として、後藤健二氏に関するメディア上の露出量が膨大だった故、その個人に対して感情を移入していた、ということが挙げられる。
彼に関する様々な情報がインプットされていたからこそ、シリアで過激派組織に身柄を拘束された末に殺害される、という日常とはかけ離れた事件に対しても、多くの日本国民がリアルな出来事として捉え、感じることができたのだろう。
それにはもちろんいい面もある。
後藤氏の活動やその根底に流れる彼の想いを、一部なりとも国民が共有できたことはネガティヴな事象ではない。
だけど他方で、大きく報道されない世界においても、虐げられ、蹂躙され、命を失う人はもちろんたくさんいて、家族を亡くして絶望に暮れている人も毎日たくさん生まれている。
そのことを皆頭では分かっていても、目に見えなければ具体的な想像は及びにくい。
これも先に記したように、かつての西欧列強の暴虐により、家や財産や家族や自らの命を奪われてしまった人は中東に限らずたくさんいるし、今も続く空爆によって、故意ではなかったとしても無辜の市民が殺され、難民は増え続けている。
そうした人たちも皆、"後藤健二"であり、"湯川遥菜"であると言えるのではないだろうか。
人の生というものが背負っているものは、それほどに大きいはずだ。
さらに言うなれば、病や事故などで命を落とす市井の人々だって相違ない。
テレビや新聞のニュースで大きく扱われることはなくとも、亡くなった人の家族や友人にとって、その"死"がもたらす意味は、そのメディア上の露出量とはまったく相関しない。
これは、大災害や大事故などの報道の際にも私がいつも覚える感情だ。

日曜朝の悲報から1日経ち、週が明けた国会でのやりとりはまるで何かのシナリオに沿うかのように、きな臭くなってきた。
人質解放交渉の現地本部をヨルダンに置き続けることになぜ固執したのか、という疑問に対する、その愚かさに全身から脱力してしまうような情報も聞こえてきた。

相手の挙措は、自分を映し出す鏡。
残念ながら世の中にはその例えから外れ、利己の原理のみに基づいて振る舞う者たちが存在することも否定できない事実だから、そうした輩には守るべき一線を決して譲ることなく、強固な対応をしなければいけないが、まず信じなければいけない摂理は、自らの存在の矮小さを知り、他者の立場を尊重する想像力さえ働かせることができれば、家族や友人や隣人や同僚や見知らぬ人とこの世界を共有することができる、ということ。
この国に生まれ暮らし、日本人であることに本当に誇りを持つならば、そのナショナリズムは壊れかけているこの世界を少しでも修復していくというヴェクトルに向けられるはずだ。
幼子でも分かるこんなに簡単で至難の目的に少しでも近づくために、私たちは生き続け、生業に日々取り組みながら、光陰をやり過ごしていく。


♪ You're The Better Man Than I - The Yardbirds


2014年12月24日(水)

自分の傲慢さを恥じる日

担当を任された特番の放送が今日無事に終わり、ようやく張り詰めていた糸が切れた。
普段はつい忘れがちになってしまうが、こうした節目を迎えると、自分一人の力でできることなんて高が知れていて、周りの人たちの協力があって初めて事を為すことができるのだ、という事実を思い出すことができる。
人を動かして物を作ることの責任と、人に動いてもらって助けられるありがたみを感じた日、生かされていることに感謝する。

晩、スイミングスクールへ。
4泳法を割ときっちり泳いで、1400m。
なかなかに疲れた。
今日は人が少ないかと思いきや、意外と多くの顔ぶれが来ていた。
私は今夜が今年最終レッスン。


♪ 猿の船団 - 人間椅子


2014年11月26日(水)

リカヴァリースイム

トレイルランレースから中2日、大腿部を中心にまだ筋肉疲労は残るが、リカヴァリーを兼ねてスイミングスクールへ。
ひたすら背泳ぎという地獄のメニューだったが、幸か不幸か、少し遅刻してしまいアップをスキップしたので、総距離は短めの950m。
終わってみると、脚部はほぐれて、泳ぐ前よりもだいぶ楽になっている。
やっぱり水の中で体を動かすのは回復につながるなあ。

既に報道されているように、国際バスケットボール連盟から日本バスケットボール協会に対して、処分が下されていたことが判明した。
NBL(旧JBL)とbjリーグの反目は、国内でバスケットボールに関心を持つ人がずっと懸念し、また悲しく思っていた問題だ。
私もbjが発足した直後の9年近く前から、こんなエントリーやこんなエントリーやこんなエントリーなどを書いたこともある。
元々の発端は、全面プロ化をすると約束しながら、まったく行動に移そうとしなかった当時のJBLに愛想を尽かした新潟アルビレックスとさいたまブロンコスがリーグを飛び出し、bjの母体となったことに始まっており、原理的にはJBAの方により重い責任がある。
その後も、今度こそ全チームプロにするとか、bjと統合協議を進めるといった数々の約束を相次いで反故にしてきた経緯がJBAにはあり、それに関しても本質的な原因は、旧態依然としたJBAに与する老害たちが既得権益にしがみつこうとした結果である、という色合いが濃い。
しかし、それも2014年の今に至り、このような惨状に陥ってしまったところを鑑みると、落としどころを探り切れなかったbj側にも何らかの責があるのではなかろうか。
そしてそれは何もリーグや協会の人たちばかりではなく、プレイヤーたち自身にも当てはまる。
せっかくオリンピック出場の芽も見えてきた女子のナショナルチームまでも、今回のとばっちりを喰らってしまったわけだが、このような事態が不可避となってしまう前に、何らかのアクションを起こせなかったものか。
NBL側の選手たちについては、その言動に上から厳しいプレッシャーが掛けられていることは容易に想像できるが、何より自分たちの権利とプレイする場を守るために、実効的な声を誰かに上げてほしかった。
改めて言うが、男子ナショナルチームのランキングが、アジアの中でも中国どころか韓国、フィリピンにも遠く及ばないレヴェルの日本において、リーグを2つ並列させていがみ合い、狭い裾野をさらに狭めている場合ではない。
このまま2020年が来てしまったら、開催国だからオリンピックには出られるかもしれないが、これ以上ない赤っ恥をかく羽目になる。

ただ解せないのは、なぜJBAのガヴァナンスについてここまでFIBAに指導とやらを入れられなければいけないんだろう、という素朴な疑問。
解決すべき由々しき問題であることは間違いないし、JBAがガヴァナンスを備えていないことも確かな事実だが、これはあくまで日本国内の課題であって、FIBAにリーグを統合しろ、と命令されるのもおかしな筋合いだと思うのだが...。


♪ 転落の楽典 - 人間椅子


2014年11月15日(土)

昼肉

昨晩はスイミングスクールでレッスン。
アップ 250mの後、キック 200m、プル 600m、ドリル 200m、仕上げにスイム 200mで、計1450m。
サイクル短め、個人メドレーも入ったので、結構しんどかった。

今日は、午前にヘアサロンに行って髪を切ってもらってから、阪神芦屋駅近くのキュイジーヌ Peri亭で昼飯喰ったが、メインの肉料理のヴォリュームがすごかった。

牛ロースのロティ

300gまでは届かないだろうが、それに近いぐらいかも。
若かりし頃ならいざ知らず、頑張って完食した40歳と11か月。
さらに家に帰ってから、キュイジーヌに隣接するパティスリー Peri亭で買ったケーキを食べ、腹11分目だ。

摂取過多のカロリーを少しでも消費すべく、夕方、山ランに出る。
北山公園、植物園、北山ダムから今日は甲山頂にも登り、神呪寺に下りて帰ってきた。
58分余り。

謎の光跡2つ

北山ダムに差し掛かった時、ふと西の山の端を見てみると、何やら大きな彗星か流星のような2つの光跡が浮かんでいるではないか。
といっても流星や、先日話題になった"火球"のように速いスピードで過ぎ去るわけではなくて、ほぼ止まっているんじゃないかと思うぐらい遅い。
何だったんだろう?

ライトがないと走れない

17時を過ぎると急激に山は暗くなり始め、今日はヘッドライトが役に立った。
それにしても陽が落ちた山中は怖い。
もちろん転倒、怪我をする恐れがあるし、猪などの獣に出くわす確率も上がるが、それ以外に、得体の知れない何かの気配のような、理屈を超えて本能に訴えかけてくる恐怖が、夜の山にはある。
100マイルのトレイルレースなどに出る人は、もちろん人並み外れた体力が必要だが、実はそれと同等以上に強靭な精神力を持ち合わせていないと、とても一昼夜以上走り続けての完走は覚束ないのだろう。


♪ Toad - Cream


2014年8月 3日(日)

小笠原諸島・父島旅行記

夏休みに、小笠原諸島の父島へ行ってきた。
島には空港がなく、一般人が利用できる唯一の交通手段は海路。
東京から実に25時間半、飛行機で地球の裏側に行くよりも時間が掛かる日本だ。
これまで一度も大陸とつながったことがない海洋島である小笠原はそれ故に多くの固有種を備えており、まさに"東洋のガラパゴス"という異名がふさわしい。
かれこれ10年ほど前から渡航を画策していたのだが、なかなか長期の休みが取れなかったり、行けそうなスケジュールが見えてきた時点では予約が取れなかったりとこれまでタイミングが合わず、今回はまさに満を持しての旅となった。


2014年7月22日(火)

5時起床、5:45迎車のタクシーで伊丹空港へ向かい、7:05発のJALで羽田へ。
そしてモノレールで浜松町へ行き、竹芝桟橋到着が9時と、予想以上にスムーズに移動完了した。
のんびり受付を済ませ、ゆるキャラのおがじろうとキャプテンたちばなが見送る中、おがさわら丸へと乗り込み、定刻の10時に無事出航を果たした。

おがさわら丸に乗り込む

1等船室の2人部屋を予約していたのだが、この便は空いていたらしく、同じ1等の4人部屋を2人で使っていいということだった。
後で聞いたところ、乗客数は240人ほどで、普段は500人以上になることが多いというから、かなりラッキーだった。
夏休み期間中とはいえ、3連休直後だったのも影響しているのだろう。

ひとしきり船内を探索して、11:30に食堂で昼食を摂る。
限定メニューとなっている鴨の香草焼きにしてみた。

船内食堂の様子

時間はたっぷりあるので、船内DVDで流れていた「ウィングス」というアニメ映画を観たり、デッキなどの各所でボーっとしたり。
東京湾を出てしまうとほとんど携帯電話の電波も届かず、何をする必要もない、ある意味でとても贅沢な時間だ。

軽食などが供されるスナックコーナー

夕方、スナックコーナーでアップルパイとコーヒーで小腹を満たし、18時、食堂で夕食。
今度は島塩ステーキを食べ、デザートに焼きプリン。
食後、サンセットの時間に合わせて甲板に出たが、あいにく雲が多くて水平線に日が沈む光景は見られなかった。
さすがに太平洋の大海原、外は風が強いが、海の状態はおそらく凪なのだろう、この程度なら。
しかしこうしてのんびり船旅をしていると、大学生の頃に行った沖縄旅行を思い出す。
あの時も鹿児島から約1日、フェリーに揺られて赴いたものだ。

夕暮れ迫る太平洋上

旅客数が少ないので、船内どこも混んでおらず、楽だ。
19時半にシャワーを浴び、やることもないので22時頃には寝た。
ベッドに横になっていると、デカい船とはいえ、結構揺れていることがよく分かる。


2014年7月23日(水)

早い時間に寝たのでさすがに幾度か目覚めるが、6時半、完全に起きて床から出る。
空には少し雲が出ているが、日差しは間違いなく南国のものになってきた。
そして海の青さも深くなっている。
甲板に出ると、カツオドリの姿も見える。

海は青さを増してきた

7時、食堂で朝食。
9時頃には聟島列島が見えてきて、デッキ上に人の数も増えた。
そして10時過ぎ、いよいよ目的地である父島の影が見え始め、出航から25時間20分が経過した11:20、おがさわら丸は二見港に入港した。
11:30、下船、上陸。

いよいよ父島の二見港に入る接岸、上陸

各宿の人を始め、出迎えの人も多く来ている。
我々が宿泊するAQUAのご夫妻とも合流でき、車で宿まで移動。
建築家作品であるというAQUAの建物は白を基調としたシンプルかつ清潔なデザインで、内装もモダン。
吹き抜けが気持ちいい。
部屋も充分に広く、快適だ。

宿泊先のAQUA室内の天井は高く、デザインはモダン

荷物を置き、散歩がてら昼食を摂りに出る。
どうやらこの前日ぐらいまで雨天が続いていたらしく、湿度が高くて蒸し暑いが、雨が上がったことはラッキーだ。

曇りがちだけど蒸し暑い 父島の目抜き通り

何を差し置いてもまずは小笠原特産のウミガメを食べよう、と思っていたので、波食波食(ぱくぱく)という店に入って、私はウミガメの煮込み定食をオーダー。
どうもモツっぽいものも含め、いろいろな部位の肉が煮込まれているようで、若干の生臭さがあった。
ちなみにおがさわら丸の着発日だからか、お昼時の店内は大混雑。

波食波食店内は大盛況アオウミガメ肉の煮込み

昼食後、端から端まで歩いても15分も掛からない町の中心部を一通り歩き、14時に出航して東京へ向かうおがさわら丸を見送ってから、宿に戻る。

東京へ向けて出航するおがさわら丸を見送る太鼓隊

少し休憩して16時過ぎ、再び町へ出て、翌日のスクーバダイヴィングを頼んでいるディープブルーというダイヴィングサーヴィスに行って手続きを済ませる。

鳥の姿も見かけたが、本州にいるヒヨドリの亜種となるオガサワラヒヨドリに、これは内地にいるものと同じメジロと、珍しいものではなかった。
海の色はとにかく碧い。
これがボニンブルーというやつか。

大村海岸の海は碧い

外気温については、数字は東京や大阪の方が遥かに高いかもしれないが、やはりここまで緯度が下がってくると暑さの質が違う。
快い灼熱だ。

18時から、宿の食堂で夕食。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに、というありがたいポリシーのもと、食事は懐石風に順番に供される。
メニューの内容は島の食材を活かした和洋折衷で、この時はローストビーフに、チギというハタの仲間の魚のフライ、自家製味噌汁、ヴァニラアイスの島蜂蜜がけなど、どれも非常に美味しい。

ローストビーフチギのフライ

翌日以降、ツアーガイドの方などに聞くところ、AQUAの食事はやはり評価が高く、曰く「他に食べに行く必要がない」とのこと。
ご夫妻のみでされている宿だが、ご主人は元々料理人なのかな? と思ったぐらい。

到着日のこの夜はナイトツアーを申し込んでおり、19時半、宿の前でオガツアーのガイド・Oさんと合流、車に乗ってツアーに出掛ける。
客は我々含め8人となかなかの盛況だ。
まず、島の北側にあるウェザーステーションの方向に山道を上がっていき、その途上で絶滅危惧種の固有種であるオガサワラオオコウモリの観察。
首尾よく、木に逆さにぶら下がって食事をしている1匹をすぐに発見することができた。
リュウゼツランの花の蜜を食べに来ているみたいだ。

逆さにぶら下がっているオガサワラオオコウモリ

オガサワラオオコウモリは定期的に餌場を移動していくようで、この数日はここにいるはず、という目星がついていたのだろう。
見たところ、体長は30~40cmほどだろうか。
他のコウモリのようにブタ鼻ではなく、両目が大きい。
存分に観察することができた。

次に、島の南西部へ移動し、小港海岸というビーチへ。
ここの砂浜では、オカヤドカリ、夜光虫、ミナミスナガニといった生物たちを観察する。
ちなみに父島の面積は24平方km弱で、道路も島中に張り巡らされているわけではないため、車で1周グルリと回っても1時間も掛からなそうだ。

大きなオカヤドカリ 一応天然記念物ミナミスナガニ

小港海岸を後にして、最後に向かったのはおそらく島中央部の長谷という地名のあたり。
そこで緑色に妖しく光るキノコ、ヤコウタケ(通称 グリーンペペ)を見つけようというのがミッションだ。
湿度が高い方が出やすいらしいので、雨上がりのこの日は条件的にはいいはずだが、道路脇の藪に目を凝らしてもなかなか見つからない。
が、落ちていた割れ竹に生えていた個体をじっくり観察することができた。
確かに黄緑色にボンヤリと淡い光を放っている。
傘の直径は1~2cmぐらい、高さは3cmほどか。

グリーンペペの淡い光

観察トピックスは以上だが、途中のいくつかのポイントでは、夏の星空レクチャーも行われた。
我々が普段過ごしている街中では決して目にすることができないまさに満点の星空が頭上には瞬いており、Oガイドの解説で夏の大三角形やはくちょう座、北斗七星、北極星、さそり座、いて座など、たくさんの星を一同、感動とともに観察した。

こうして、AQUAの奥さんが言っていた通り、ダジャレ満載の楽しいOガイドのナイトツアーは終了。
21時半頃、宿に帰着し、風呂入って、23時頃就寝した。


2014年7月24日(木)

朝方に何回か目覚めるが、7時起床。
好天に恵まれた。
指定の7:30より少し前に食堂に下りていき、朝食を摂る。
近海もののカンパチの塩麹焼きや青パパイヤ、パッションフルーツなど、どれも美味い。

島特産のパッションフルーツ

この日はスクーバダイヴィング。
近くにある佐藤商店という店で弁当を購入し、8:30、迎えの車に乗って港へ。
といっても1分あれば着いてしまうのだが!
ちなみにダイヴィングに限らず、小笠原で朝から各種のツアーに出掛ける場合、弁当は朝のうちに各自手配というのがスタンダードらしい。

さっそくディープブルー号に乗り込み、オーナーインストラクターのT夫妻の案内の下、出航。
ゲストは私たちを含め9人。
1人で参加している人も多い。

ディープブルー号に乗りいざ出発

ダイヴィングサーヴィスのウェブサイトに、移動中にイルカなどを発見したら海に飛び込んで一緒に泳ぎます、という主旨のことが書いてあったのは確かに事前に読んでいたが、1本目のポイントに移動中、早くも「イルカです」というスタッフの声が聞こえてくるではないか!
港を出てたぶん10分か15分ぐらいしか経っていない。
私などよりも妻が勢い込んでマスクをつけていち早く準備をし、T夫妻の指示に従って皆海に飛び込む。
まだウェットスーツも着ていないが、海水温はまったく気にならないほど温かい。
あるいはイルカと遭遇した興奮でその辺が麻痺していたか。

いきなりの臨戦態勢

群れを見つけると、船長の采配により、海に入って泳いで上がって、というアタックを通常3~4回ほど繰り返すのが流儀のようだ。
この時は、1頭の個体が魚を口にくわえている姿もはっきり見えた。
ともかく、いきなりミナミハンドウイルカの群れと一緒にドルフィンスイムを体験するという、思わぬ嬉しいハプニングでこの日は幕を開けた。

イルカとともに泳ぐ 口に魚をくわえた個体も船上からもよく見える

最初の潜水ポイントは、西島大岩。
やはり水温は高めで、23℃。
透明度は思っていたほどではなく、せいぜい20m程度か。
テングダイにノコギリダイ、キリンミノ、アカヒメジ、ナンヨウブダイなどを見ることができた。

テングダイノコギリダイの群れ3尾のキリンミノナンヨウブダイ

このまま2本目のポイント、南バラバラ岩に移動し、しっかり休憩時間を置いてからダイヴ。
岩礁帯だけに地形が面白い。
ちょっとした流れに乗ったドリフトダイヴだ。

地形が面白い

見たものはミナミイスズミの群れに、同じく大群でいたキホシスズメダイ、アカイセエビなど。
念願のアオウミガメも、少し遠かったが目撃することができた。
9年前にCカードを取得した時からずっと出遭いたかったウミガメ、これまで巡り合わせが悪く、実はダイヴィング中に見たのはこれが初めて。

ミナミイスズミの群れキホシスズメダイが舞う小笠原・伊豆諸島固有のアカイセエビ この個体は抱卵していた遠くに見えたアオウミガメ

2本終わって、船上で昼食休憩。
この時にも幸運なことにミナミハンドウイルカの群れと出遭い、この日2度目のドルフィンスイムを楽しんだ。

なかなか特徴のある太った個体

3本目のポイントは赤岩。
ここでも少し流れがあり、海中ではこれまでに記したもの以外では、ヘラヤガラ、アカマツカサ、ツバメウオなどを見た。

大きな目をしたアカマツカサ大きなテーブルサンゴその下にはこんな景色もウミウシもいた安全停止中、横にはツバメウオ

絶好の条件の下、3ボートダイヴを満喫し、実に楽しかった。
15:30、二見港に帰港し、一旦宿に戻って器材を洗ったりシャワーを浴びたりしてから、ダイヴィングサーヴィスに17時、再集合してログ書き。
船上のブリーフィングも丁寧だったが、このあたりのケアもとてもしっかりしている。

プラプラと町を歩いて宿に戻り、18時から夕食。
メニューには名物である島寿司も加えられていた。
黒米御飯も美味い。
また、オプションで注文していたウミガメの刺身もこの時に供され、食す。
刺身になるのは肩の肉らしく、クジラの赤身にも少し似て、煮込みと違い臭みなどはまったくない。

サワラを使った島寿司黒米御飯ウミガメの刺身

調子に乗って島パッションリキュールという酒を飲んでしまい、部屋に戻ってから少し居眠り。
23時、ベッドで就寝。


2014年7月25日(金)

7時起床、7時半朝食。
この日は洋食メニューだった。

この日の朝食メニュー

イルカ・クジラ・南島ツアーというアクティヴィティに参加するので、前日同様、昼食を朝のうちに調達するんだが、昨日町を歩いていて見つけたアイランド・デリという手作り弁当店に頼んでおいてみた。
それをピックアップし、8:45、集合場所であるツアー催行会社の小笠原観光へ。
とにかくどの店も会社も徒歩圏内に固まっているので移動が楽だ。

いい天気

フィンなどのサイズ合わせの後、車に分乗して二見港へ移動、ドリーム号IIIに一同乗船。
客は結構多くて20名ほど。
この小笠原観光という会社は島でもかなりの大手のようで、陸・船の若い各スタッフの対応もきちんとしている。

船上で説明を聞きながら移動

まず、おそらくは父島の北側の方に船は向かい、そちらでイルカ探し。
このツアーは、イルカの群れと一緒に泳ぐドルフィンスイムを楽しみ、沖合いにいるであろうクジラを探してウォッチし、最後は南島という、父島の南に位置する小さな無人島に上陸し、厳重に保護されたその自然環境を満喫する、という内容で構成されている。
探し始めてすぐにミナミハンドウイルカが見つかり、皆で一斉に海に入って泳ぐ。
私たちは幸運にも前日のダイヴィング途中にドルフィンスイムは体験していたが、この日はそれ専門のツアーであり、結果的に出遭ったイルカの数も多かったため、また前日を上回る興奮を感じた。

イルカの群れ発見至近距離をイルカが泳ぐ眼下を泳いでいくイルカの群れ

泳ぎが速く、まったりじゃれついてくるということがあまりないため、一緒に泳ぐには向かないが、きりもみジャンプなどを繰り返すのでウォッチには適したハシナガイルカという種の群れもたくさん見かけることができた。

スピーディーなハシナガイルカ腹を見せて泳ぐ個体も

時間帯によっては、船の周り360℃イルカの姿が、ということもあり、船長も冗談交じりに「仕事が楽です」と言っていたぐらい。
船長やスタッフに聞いても、かなりついてる日だったよう。
ドルフィンスイムは都合、10本以上に及び、参加者も皆お腹いっぱい味わっていた様子。

船のすぐそばを群れが囲む皆満足

昼時、父島とその北の兄島の間の兄島瀬戸に位置する兄島海域公園というエリアに移動し、船上でランチ&海でスノーケリングタイム。
この海域公園は禁漁が定められているらしく、カラフルな魚影が濃くて、またこうしたツアーで餌付けをしているため人懐っこい。
そしてボニンブルーの海は、サンゴ礁の光景と相まってどこまでも美しい。
最高の海だ。

兄島海域公園でスノーケリングどこまでも透明な水の下は豊かなサンゴ礁

午後は、父島の東沖を南下しつつ、クジラを探す。
冬場から春先にかけてはザトウクジラが子育てをするために暖かいこの辺りにやってきて、それらの観察は比較的容易だが、この時期にターゲットとなるマッコウクジラに出遭うのはなかなか難しいらしい。
この日は、3か所ほど場所を変え、船長が水中マイクを突っ込んで、一同息を潜める中、懸命にその音の手掛かりを探したが、結果的に見つけることはできなかった。
残念だがこれも野生生物のこと、仕方がない。

水中マイクを入れて探るが...

南島へと向かった船は15時過ぎ、鮫池という隘路を通って接岸し、無事上陸を果たす。
この南島は沈水カルスト地形という、世界中でも稀な石灰岩質の島で、ラピエと呼ばれる溶岩のように鋭利な岩肌がそこかしこにむき出しになっており、肌を露出した状態でここでコケたら大怪我は免れんな...と思わされる。
頭上にはたくさんのカツオドリの群れ。
営巣地にもなっているように見受けられる。
本当に、映画の舞台にもなりそうな美しくも小さな無人島だ。
また、この島に上陸する際には認定ガイドの同行が義務付けられており、1日当たりの上陸人数は上限100人などといった厳格な規定で管理されてもいる。

いざ南島に上陸頭上にはカツオドリ扇池を見晴らす 午前中の光の方が美しそうだ

まず東尾根という高台に上って扇池と南島瀬戸の眺望をただただ見つめる。
父島との間に横たわる南島瀬戸には岩礁がたくさん点在している。
ハートロックと呼ばれる景勝地、千尋岩もよく見える。

これは尾根から鮫池を見た様子父島の南側にあるハートロック

その後、扇池に面した浜に下りて歩く。
砂浜にはグンバイヒルガオが群生している他、ヒロベソカタマイマイという固有種のカタツムリの殻がそれこそ無数に散らばっているが、実はこのマイマイはすでに絶滅しており、これらはすべて半化石になった死骸。
また、このヒロベソカタマイマイの殻を背負った天然記念物・オカヤドカリの姿も多く見受けられる。

砂浜一面に散らばっているヒロベソカタマイマイの死骸扇池にはとても高い波が打ち寄せている

1時間ほど南島で過ごしたが、去り際に船上から真っ白なカツオドリのヒナを観察。
岩肌に子育てポイントがあるようだ。

子育て中のカツオドリ

17時、父島の二見港に帰り着いた。
いやあ、今日は焼けたなー。

宿に戻ってシャワーを浴び、18時、夕飯。
尾長鯛そうめんや島マグロと桜鯛の竜田揚げ、豆乳茶碗蒸しなど、この晩も印象に残る逸品が多数。

尾長鯛そうめん竜田揚げ

食後、夜の町を少し散歩。
やっぱり蒸し暑いな。

夜の父島

しかし島に到着して3日目、思うのは、意外と虫などの生き物が少ないな、ということ。
蚊やハエの類はもちろん皆無ということはないが本州の都会の住宅街の方がよほど多い印象だし、その他の小さな生き物の姿も、南国という先入観、あるいは東南アジアや南米、ミクロネシアなどに行った経験から漠然と予想していたよりも、甚だ少ない。
ヤモリの鳴き声がしきりに聞こえるぐらいだ。
これも海洋島という独特の環境が少なからず影響しているのだろう。
23時前、就寝。

小さなヤモリがいた


2014年7月26日(土)


同じく7時起床、7時半朝食。
和食。

この朝のメニュー

この日は森歩きツアー。
待ち合わせ場所のビジターセンターで8:45、ツアーをお願いしていたマルベリーのガイド、Yさんの奥さんと合流。
参加者は私たち夫妻2人だけで、気兼ねなく細かいリクエストに応えていただける状況だ。

簡単な説明の後、車で移動し、まずは島の北端にある釣浜へ。
今回のツアーに際して、ボニナイト(無人岩)をじっくり見たい、というオーダーを事前にお願いしており、それの観察に適した海岸とのこと。
砂浜の左右に広がっている岩石群がその無人岩で、また流れ出た溶岩が急冷されて積み重なっていった跡が、まるでたくさんの枕のように見えるということから、こういった地形は枕状溶岩と呼ばれる。

釣浜を歩くボニナイトの枕状溶岩

自分たちで勝手に行って漫然と見るだけなら、何の変哲もないただの岩だけど、こうしてガイドの方にきちんと説明をしてもらいながら観察すると、その希少性や特異性などがストンと腑に落ちて、充実した時を過ごすことができる。
また、ここの無人岩は単射エンスタタイトという珍しい輝石を含んでいるということで、その結晶も観察することができた。
そして父島は至るところに第2次世界大戦時の戦跡があることでも知られているが、ここ釣浜にも、壕と銃眼の跡が見えた。

単射エンスタタイトの結晶壕と銃眼の跡

道中含め、ガイドのYさんは島の歴史や風土、特色など多岐に渡る説明をいろいろしてくれ、どれも非常に興味深く聞く。
周知のように2011年、小笠原諸島は世界自然遺産に認定されたが、それ以降、父島の人口は約100人増えて、今は2100人ほどになっているらしい。
しかし島内を見ていると一戸建て住宅の数は意外に少なく、都営の公団を始め、アパートが多い。
土地もたくさんあるのに...、と短絡的に思いがちだが、人口集中部は世界遺産の範囲に入っていないとはいえ、みだりに丘陵地や森林部を切り開いて住宅地化することはやはり控えられているのかもしれない。
新規に島に移り住もうと思っても、今は空いている住宅がほとんどなく、伝手がないとなかなか困難な状態なんだとか。
そしてこれは23日のナイトツアーの時にガイドのOさんに聞いたんだが、今Oさんが住んでいるワンルームのアパートの家賃はなんと6万円。
大都市部とあまり変わらない。
確かに離島故、利便性のことを考えるとすべての物価は割高になるし、都会ではないといってもそこは本土の過疎地とは条件がまったく異なるから、需要と供給のバランスを鑑みるとそのような形になるのだろう。

次に向かったのは長崎展望台。
釣浜からは少しだけ南下するが、島の北部にある高台である。
北には兄島瀬戸、南には二見港を望む眺望が開けた、まさに絶景を見晴らす展望台だ。

長崎の岬方面を見下ろす南には二見港と大村の集落が

また、父島にはグリーンアノールという外来種のトカゲが多く住み着いているのだが、対岸に見える兄島にもそいつらが入り込んでいて、せめて現在無人島となっている兄島だけでも駆逐しようと、なんと全個体の駆除を目標として連日その作業が行われているらしい。
外来種vs在来種の問題は本当に洋の東西問わず、どこにでも存在しているなあ。

外来種のトカゲ、グリーンアノール褐色ヴァージョンもいる 怒ると喉を膨らませる

ここ長崎展望台に至る遊歩道の脇には、典型的な乾性低木林が繁茂しているが、まるで庭師が剪定したかのように高さが揃っているのが面白い。
オガサワラビロウやテリハハマボウなどといった固有の植物についても解説をしてくれ、この辺りに散っている古銅輝石という安山岩系の鉱物も教えてもらった。
この古銅輝石の粉末はその見た目の色合いから、うぐいす砂と呼ばれているらしい。
さらに、この展望台の近くにも戦跡の1つ、探照灯の残骸があった。

典型的な乾性低木林オガサワラビロウの実テリハハマボウ古銅輝石の結晶探照灯の残骸

長崎を後にして移動途中、国立天文台が運営するVERAという観測システムの巨大望遠鏡を少し見学する。
到着したのは、傘山。
長崎展望台の南方、島の中央部よりやや北寄りに位置する小さな山で、距離は短いが、結構な斜度のトレッキングルートを登り、山頂に立つ。

生態系保全のため、登る前に靴の裏や服をクリーニングする岩肌を上る

これまた絶景が望め、西側を見下ろすと美しい扇浦と境浦が視界に飛び込んでくる。
境浦に沈む船の姿もはっきり見える。
周囲には長崎展望台同様、乾性低木林が広がっている。

浅瀬に船が沈む境浦

この日は偶然、扇浦にある小笠原神社の例大祭に当たっており、その祭囃子の賑やかな音が下の方から聞こえてきた。
この傘山の頂でしばし休憩し、現在マグマが噴出中の西之島の話など、いろいろと聞かせてもらう。

山を下り、扇浦の集落で祭りの神輿に遭遇。
炎天下の下、ホースで水をかけてもらいながら、住民たちが勢いよく神輿を担いでいた。

祭りの神輿がやってきた

ここでガイドのYさんが手配してくれていた弁当をピックアップし、小港海岸へと向かう。
島の南西部に位置するこの海岸、23日のナイトツアーの時に一度訪れているが、あの時は真っ暗だったので、また新鮮な光景だ。
八ッ瀬川沿いを歩き、砂浜の海岸へ。

八ッ瀬川

ビーチの木陰で弁当を食べながら、島での暮らしなどの話を伺う。
折しもこの翌日、小野寺五典防衛大臣を乗せてオスプレイがここ父島に視察にやってくるということだが、空港を持たないこの島の住民にとって、急患が出た時など緊急時における移動手段に関しては切実な問題となっており、例えばそのオスプレイに役立ってもらおう、なんて案も具体的になっているらしい。
今は緊急時には自衛隊の飛空艇に出張ってもらい、本土まで移動しているとのことだが、それでも連絡してから救急病院などに着くまで、どうしても10時間近くは掛かってしまうそう。
仮にオスプレイの活用ができるとなったら、それが劇的に短縮できる可能性も出てくるということだ。
また、島には産科の医師が現在いないため、出産のためには本土に渡らないといけないという不便もあるそう。
我々観光客は美しい大自然を始め、いいところばかりを見て、その印象を抱いて帰るだけだが、実際に毎日の生活を送っている住民には彼らしか体感し得ないいろいろな苦労があることが改めて分かった。
食後、小港海岸を少し歩いて、安山岩質の枕状溶岩やメガネ岩などを見る。
グリーンアノールの姿も実に多い。

小港海岸安山岩の枕状溶岩通称 メガネ岩

続いて、島の東部にある東平アカガシラカラスバトサンクチュアリーというエリアへ向かう。
ここはその名の通り、アカガシラカラスバトという小笠原の固有種が営巣している森林で、認定ガイド同行でなければ足を踏み入れることは許されていない。
また、その場合でも立入禁止となっている"コアゾーン"という区域も指定されていて、手厚く保護されていることが分かる。
そしてサンクチュアリー全体が長大なフェンスに覆われているが、これは野生化してしまった持ち込み種であるノヤギ、ノネコの侵入を防ぐもの。
本当にいろいろな地域で目撃したいろいろな事例と重なる現象だ。

サンクチュアリー入口

まさに熱帯のジャングルといった趣きの森を、Yさん先導の下トレッキング。
途中、ハシナガウグイス、オガサワラアメンボ、ノヤシ(セーボレーヤシ)、マルハチ、ムニンヒメツバキ、ムニンノボタン、シラガゴケ、スズフリコンゴウソウなどといった固有種・亜種や希少種などを見る。
順不同。

ハシナガウグイスマルハチという名の由来となった葉柄痕セーボレーヤシ腐生植物の1種、スズフリコンゴウソウ

残念ながらアカガシラカラスバトの姿は拝めなかった。
そう簡単に目撃できるものではないらしい。
このハトは地上性の鳥で、地面の近くに巣を作り、餌も地表を歩きながら食べるという。
元々天敵はオガサワラノスリという猛禽しかおらず、樹上よりも却って地面にいる方が安全だったためそのような習性になったらしいが、ノヤギやノネコの襲来が事情を変えてしまった。
また、植物においてももちろん外来種が引き起こす問題はあって、この島ではかつて木炭用に持ち込まれたリュウキュウマツが今や最大の駆除対象となっている。
いずれにせよ、すべて人が生じさせた問題であり、実に世知辛い話だ。

これより奥には進めないコアゾーン

都合1時間半ほどサンクチュアリー内を歩き、車に戻る。
最後に訪れたのは、小笠原亜熱帯植物センター。
東南アジアや太平洋上の島国など、熱帯地域に生息する各種植物を集め育て、研究などもしているようだ。
フルーツなどを見学。
また、近くには特産のボニンコーヒーを栽培しているという農園などもあった。

16時、宿のAQUAまで送り届けていただき、解散。
夕食前に町を少し歩き、土産物を買ったりする。
ガイドのYさんに、Haleというカフェにボニンコーヒーがあるかも、と聞いたので行ってみたら、折よくメニューにあって1杯飲んでみた。
少し薄めに淹れられていたが、コナコーヒーにも似たフルーティーな味わいで、苦味や酸味が苦手な人でも飲みやすそうだ。

ボニンコーヒーとパッションフルーツジュース

港に隣接する大神山公園に、アカガシラカラスバトが時折食餌にやってくるというガジュマル林があるので、そこでしばし佇んで待ってみるが、やはりそう容易く現れてくれるものでもない。

ガジュマル林で待ってみるも、不発

18時、宿で夕飯。
キントキ(魚の方)の天ぷら、尾長鯛の昆布締め、ワタリガニの自家製味噌汁、鴨ロースのステーキなどなど。
思えばこれが父島最後の夕食かあ。

キントキの天ぷらワタリガニの味噌汁鴨ロースのステーキ

島に来てからの4日間を思い返してみると、まず天候に恵まれた。
海も山も、本当に満喫したな。

よく太陽に当たったからか、無性にアイスクリームの類が喰いたくなって、夜の町に出てみるがそういったデザート類を中心に供する店はなく、また入ろうと思ったチャーリーブラウンという店は満席の大盛況。
ユースホステルからも嬌声が聞こえてきたし、出船前日なので各所で宴会が開かれている様子。
結局佐藤商店でハーゲンダッツのカップアイスを買い、道端で食べて帰ってきた。
23時就寝。


2014年7月27日(日)

7時起床、7時半朝食。
自家製鶏ハムがいい。
天気は快晴。
聞くところ、今日到着するおがさわら丸には540人を超える客が乗っているとのことで、なおのこと240人しか乗客がいなかった便で来た我々の幸運が自覚された。

この日の朝食

9時、チェックアウトを済ませた後、ビジターセンターでいろいろな展示や上映されているヴィデオなどを鑑賞する。
ビジターセンターは、本来であれば島に到着した早々に訪れるのが本道なのかもしれないが、一通り観光やアクティヴィティを経験した後だからこそ理解できる内容も多いので、まあよしとしよう。
なかなか内容は充実していて面白い。

ビジターセンター展示されていた巨大オビシメヤシの葉で葺いた昔の民家

時間があるので、この時も大神山公園のガジュマル林でアカガシラカラスバトを待ち受けてみる。
おお、これは、と思って何枚かシャッターを切った1羽がおり、勇んでビジターセンターの係員の元へその写真を見せに行ったところ、「あー、イソヒヨドリですね」と一言。
普通のヒヨドリにそっくりなオガサワラヒヨドリとはまったく異なる風貌だったので少し取り乱してしまったが、よく見りゃハトとは全然違うわな。
何度も言うが、アカガシラカラスバトというものは簡単に姿を拝めるものではない。

問題の1枚はイソヒヨドリだった

しばし大村海岸で碧過ぎる海を眺めたり、町をウロウロして各ショップを覗いたり、11:20に入港したおがさわら丸を出迎えたりして過ごす。
改めて、おがさわら丸の出入港は島の人たちにとっていろんな意味で一大イヴェントなんだなあ、という実感を抱く。
我々もこの2時間半後には船上の人。

今日も大村海岸は美しいおがさわら丸を迎えるスティールパン隊

正午前、クレヨンという店で昼飯を喰う。
私は到着初日から気になっていたウミガメ御膳をオーダー。
刺身や煮込みの他、初めて食べる卵(胎内のもの)にレヴァーの唐揚げもついている。
胎内卵は弾力のある小さな全黄卵のような不思議な味わいがし、レヴァーは少し臭みを感じた。

ウミガメ御膳卵の断面

各所で耳を澄ませてみると、どうやら島民の間では、間もなく来訪するオスプレイに対する関心が強いようだ。
海辺は風が強く、晴れてはいるが日陰に入るととても涼しい。

出航30分前の13:30、預けていた荷物を持ってきがてら、宿泊していたAQUAのご夫妻が飼っている2匹のビーグル、レイとロコを伴って港まで見送りに来てくれた。
お世話になりました!

乗船、部屋に荷物を置いてから桟橋を眺めていると、ブリッジの上に、ナイトツアーでお世話になったガイドのOさんの姿も。
向こうも気づいてくれたようだ。

さらば、父島

定刻の14時、おがさわら丸は岸壁を離れ出航、それに伴い、幾隻かのダイヴィング船がおがさわら丸と並走しつつ沖の方まで見送ってくれる。
この光景はテレビ番組でも何度か観たことがあったし、23日に出航を見送った際にも目撃はしていたが、やはり送られる者の1人として船上から見ると、また気持ちは別だ。
24日のダイヴィングでお世話になったディープブルー号ももちろん来ている。
そしてある程度沖に出ると、ダイヴィングボートから皆次々に海にダイヴ!
気持ちよさそうだな~。
20分ほど並走は続いた。

ツアー船が並走して見送り

船内では、往路ではほとんどしなかった読書などをしつつ時を過ごす。
今度こそ水平線に沈むサンセットを見よう、とデッキでスタンバっていたが、往路同様に雲が多くて叶わず、残念。

太平洋で迎える夕暮れ

18:30、食堂で夕食。
カニクリームコロッケにした。
20時過ぎにスナックコーナーでヴァニラアイストッピングのアップルパイに、パッションフルーツ&ヴァニラアイスというデザートを食べたりして、お腹いっぱい。

おがさわら丸オリジナルカクテルのコペペと船内で焼いたアップルパイ

曇りがちなのだろう、星の数もそれほどではない。
乗客は380人とのことで、行きほど空いてはいないが、そんなに混雑しているという感覚でもない。
ちなみにおがさわら丸船内の各種飲食物は結構値が張り、1日過ごすと案外金が掛かっていて少し驚くほどだ。
21時、船内シャワーを浴び、23時頃寝る。


2014年7月28日(月)

6:45起床、7時過ぎ、食堂に赴いて朝食を摂る。
ホットケーキにしてみた。

朝食はホットケーキ

食後、スナックコーナーに行ってみると、26日の森歩きツアーでお世話になったガイドのYさんと息子さんが。
この便で一時内地に行くと聞いていたが、船内で会えてよかった。
他にも、小さい島なので、向こうで顔を合わせた人たちと船内で再びすれ違ったり、ということも多い。

左舷デッキは閉鎖中

風が強いということで、西方向に当たる左舷側のデッキが閉鎖されており、時折小雨もパラついている。
本読んだりコーヒー飲んだり部屋で休んだり。
12時、スナックコーナーでエビピラフと焼きそばで昼飯を済ませ、食後にホットケーキ。
そうこうしているうちにおがさわら丸は東京湾内に入り、以降はデッキに出て外を見ながら過ごす。
そして15:20、25時間20分の船旅を終え、東京・竹芝桟橋に入港し、我々の小笠原諸島・父島旅も終わりを告げるのであった。

レインボーブリッジをくぐる

丸1日を超える船旅、と聞くと、なかなか大変そうだな、と感じることと思うし、実際に私もこの旅に出る前は若干恐れていたところはあるのだが、いざ経験してみると、例えば飛行機に10時間乗って移動することなどと比べたら、よっぽど快適だった。
ほぼ座りっ放しを強いられる飛行機とは違い、自由に歩き回ることができる、寝転がることも自由な環境なので、当たり前といえば当たり前だな。
だから、アフリカに行った時南米に行った時を超えるぐらい移動時間は掛かっても、無論時差がないことも含めて、身体的な疲労度はほとんど皆無。

下船後、浜松町まで汗をかきながら歩き、モノレールで羽田に移動、早めの夕食を摂って18:30のJALで伊丹に飛び、20:20、西宮の自宅に帰着を果たした。

和紙で手作りされたユウゼン


♪ Imperial - Primal Scream


2014年7月17日(木)

こんなんで満身創痍

かなり間が空いてしまったが、業務終了後に10km走った。
どうにも体が重くペースが上がらない。
もちろん暑さのせいもあるが、最近6時間以上寝てもなかなかスッキリと疲れが取れない日々が続いており、端的に言うと疲労が溜まっているような気がする。
最近ランに時間をほとんど割いていなかったので、走る筋肉それ自体が弱っているという自覚もある。
それに加えて、朝から晩まで空調の効いた社屋内にずっといるから、急に外に飛び出して走り出すと、心臓や自律神経などといった体の各機能に大きな負担が掛かっているということもあるだろう。
20代、30代の頃ならこういう時もなんとなく勢いで押し切ることができたが、40を超えるとちょっとしたリズムの乱れが即、不調につながってしまうから、まったくもって情けない限りだ。
今後、体力の劇的な向上は当然望めないとしても、衰亡していく曲線を何とか緩やかなカーヴに押し止めるべく、ささやかな抵抗を続けていくしかない。


♪ Old enough - Nickelback


2014年7月 4日(金)

ののちゃん

今夜はスイミングスクールへ行き、4泳法まんべんなく組まれたメニューで1100m、終わってから50mだけ足して、計1150m泳いできた。
最後、結構懸命に泳いだのに、25mで20秒を大きく超える始末。
来週の試合、大丈夫か...。

今週は、一気に世界規模で有名になってしまった我が県の議員が号泣した話題でとにかく持ちきりだった。
"縁もゆかりもない"んだから、あんまり西宮市選出っていうのも言ってほしくないんだが...。
彼を個人的に知る私の知人も、「ああいうことをしてもそれほど不思議じゃない」と評していたように、まあとにかく従前よりエキセントリックな人だったようだが、今回の騒動を通して見えてきたのは、むしろ彼のパーソナルな問題ではなく、もっと多くの代議士に関わるような論点だと思った。

このたび彼が不可解な日帰り出張の経費として支出したのは、自治体から議員に交付される"政務活動費"というものだが、その"政務活動費"の内訳を見てみると、さらに10個ほどの項目に分化されている。
その中でも、彼が出張名目で申請していたのは"要陳情等活動費"という項目で、つまりそこに昨年度でいうと301万円にも上る支出を計上していたわけだ。
結局、その項目が他の議員に比べて不自然に突出しているという、彼が採った手法があまりに稚拙だったため、今回槍玉に挙げられ、件の記者会見につながったことになる。
一方で、これは裏付けをとった事実ではなく、あくまで憶測の域を出るものではないが、"政務活動費"に含まれるその他の項目、例えば"調査研究費"や"資料作成費"、"広報広聴費"などといった各項目に実態のない支出を巧妙に分散させ、結果として例の議員と同等かそれ以上に多くの"政務活動費"を不正に受け取っている代議士もいるのではないか、という可能性に思いは至る。
国会議員の"文書通信交通滞在費"や"立法事務費"についても然りだ。
彼の場合は所属会派もなく、指南役や仲間がいなかったが故の失敗だったりして、なんてひねくれた見方までできないことはない。
そうすることにどれほどの大義があるのかは分からないが、一度他の代議士たちについて洗い出してみるのも意味があるかもしれない。

いずれにせよ今回の騒ぎについては、あまりにテレビ向きで面白過ぎる号泣会見があったがためにここまで扱いが大きくなってしまっただけで、そもそも社会人として欠格していたであろう人物の政治家としての資質やらなんやらを問うても意味がないし、俗人的かつレヴェルが極端に低い不正行為を延々断罪しても仕方がない。
そういった点については、我々も大いに反省する必要があると思う。

何事においても、合理的に物事を進めることができればどれほどマシになるだろうか、といつも感じるが、人が集まるところ、それが通じないことが常なので、厭世的になりたくもなるものの、まあ楽しいこともあるからいいか。


♪ What The Deal - Boyz II Men


2014年6月20日(金)

円卓会議

もう少し寝るか...、という誘惑に昨日も何とか打ち克ち、早朝山ランへ。
雲一つない晴天とはこのことか。

晴天の北山池は本当に美しい

とはいえもちろん山のこと、樹冠が覆う径に差し掛かるとかなりのぬかるみが残っている。
雨上がりなので妻のアドヴァイスに従い、いつものロード用ではなくトレイルシューズを履いていったが、案の定岩の上はとてもスリップリーだったので、助かった。
北山池の水面ギリギリをツバメたちが飛び交い、ピチャッピチャッと池の水を叩くように水を飲んでいる様が面白くて、いつまでも眺めていたい気分だったが、出勤前なのでそうするわけにはいかぬ。
そして上る脚筋のパワーはまだまだ戻らず。
行程は28分余り。

晩は、"伯父貴"の号令の下、担当コーナーの関係者一同で決起集会的意味合いを込めた会食を持った。
馬鹿な話が中身の大半ではあったが、最後に叔父貴のありがたい箴言を賜ることができ、今一度背筋が伸びて総身が目覚めるような思い。
各位が、プロフェッショナルとしていいものを創作すべく力を尽くす必要がある、という矜持を持ち続けて日々の業務に当たっていく他はなく、またそうすることでしか道を開く術はないはずだ。
たまたま昨日は人事異動で他部署へ昇進なされる先輩の最終担当日でもあったが、本番終了後に不覚にも目頭を押さえられたその姿から、改めて色々な何かを教えてもらった気がしたばかり。
より一層の自律を我に。


♪ Just Like Paradise - David Lee Roth


2014年6月16日(月)

NBA閉幕

今年のNBAファイナルは、呆気なくスパーズが4勝1敗でヒートを下し、僅か5試合で幕を閉じてしまった。
しかもヒートが勝った第2戦のみ2点差という接戦で、あとの4試合はいずれも15点差以上で敗れるという(おまけにホームで1つも勝てず...)、ヒートにとってはこの上ない体たらく。
まだ全部の試合を観たわけではないが、個々のプレイは別として、シリーズとしては近年稀に見る"外れ"だったのではないか?

それにしてもスパーズは安定して強かった。
スタイルとしてはとにかく地味で、正直観ていて面白いチームではないけれど、ダンカンの異名"ミスター・ファンダメンタル"を地でいくような教科書通りのセットプレイを高い確率ではめ込んでくる。
ディフェンスも抜かないし、ジャズもそうだが、ハイライトシーンに頻繁に登場するプレイこそ少なくても、確実に勝ち星を挙げてくるしぶといチームだ。
個人的には、8年前に日本でそのプレイを観て以来、私が注目しているベリネッリがリーグで長く生き残り、今シリーズでもポイントは少ないながら、要所で存在感を示してくれたことが嬉しい。

対してヒートの方は、あまりにもむらっ気が多かったように感じる。
レブロン一人、ここぞという時に気を吐くものの(それでもプレイオフ通してずっと気迫が前面に出ていたわけではなかった)、ケミストリーはまったく機能せず。
2連覇中ということで、モティヴェーションも中途半端だったような...?
カンファレンス・ファイナルだってペイサーズの自滅に助けられたような部分があるから、思えば始まる前からすでにこの結果は見えていたのかも。
また一昔前のような西高東低の時代がやってきたかな?

それにしてもせっかくファイナルMVPを獲ったのに、レナードの扱いが小さ過ぎるのがかわいそう...。

...などと、このような時期に他のスポーツの感想など書いてみる。


♪ Mon Cheri - The Georgia Satellites


2014年5月16日(金)

何でもかんでもロハスだエコだという風潮には辟易しているけれども

人類の技術の進歩とは、大雑把に言い換えると"効率化"である、と言えると思うが、その効率化こそが弊害を生んでしまっていることがある、とつくづく感じる。
殊、それが今顕著だと思われるのが、食の分野だ。

動植物問わず、我々はこれまで、各食材の生産性を高めることに血道を上げてきた。
そのことにより、相対的に多くの人口を養うことができるようになり、また無論低コスト化につながるからだ。
そしてそのような"効率化"のために用いられてきている具体的な方策が、品種改良であったり、農薬や保存料の開発と使用であったり、遺伝子組み換えであったりする。
何世代もかけて形質の変化を促す品種改良は別として、薬剤の使用や遺伝子組み換えに対しては、おそらく少なくない割合の人が生理的なレヴェルも含めた嫌悪を感じることと思う。
遺伝子組み換え食品については、人体に悪影響はないだろう、という見立てで我が国はアメリカなどから既に大量に買い込んでおり、好むと好まざるとに拘わらず私たちの口に入り続けているが、長期的な臨床データがないことなどから警鐘を鳴らす学者も多く、実際にEUなどは厳しく輸入を制限している。
また、反対の立場には倫理的な意味合いも含まれる。
加工から丸一日経過してもまだピンピンしているカット野菜や、賞味期限が数週間にも及ぶ菓子類や穀類製品などは、その製造過程で何が行われているかを想像するだけで背筋が冷えるし、事実、ちょっと調べてみるとその想像が必ずしも的外れではないことが分かる。
虫や雑草は全部殺す代わりに特定の作物にだけは作用しない農薬、なんてものも同様だ。
近年、アレルギーを持って生まれてくる子供がかつてよりも相当の割合で増えているが、環境ホルモン等の影響を含め、このような状況とまったく無縁であるとは考えにくい。
実際に、商品として出荷するものと自分たちで食するものとでは、その育成過程における薬剤使用の手法等を変えている、という農業従事者を私も複数知っている。
加えて、昨今PM2.5を始めとする中国の複合汚染問題を糾弾する議論が喧しいが、もちろん第一義的には彼の国のモラルがあまりに低いということが挙げられるとしても、これまで"世界の工場"として大量の製品を安価に生産することを長きに渡って求めてきた先進諸国の罪、という側面もその要因として少なからずあると言えるだろう。

人類が理屈抜きの本能的な振る舞いとして、"効率化"を目指すのだ、というヴェクトルそのものを否定するつもりはないし、また否定することはできないと思うけれど、あまりにもその箍が外れ過ぎている。
食品をあたかも工業製品と同様に取り扱っていることに関しては、強い違和感を覚える。

といいながら、現実問題としては、ここまで育ってきてしまった経済の仕組みを根っこから覆すことは到底不可能なわけだが、"効率化の追求"とは対極に位置する選択肢もまた、世の中に現れている。
すなわち、健康に悪影響を及ぼす可能性を持つ化合物等を使用せず、でき得る限りナチュラルな過程で作られた野菜や果物や畜肉等である。
"オーガニック"等のキーワードを示す食品やショップ等も漸増している。
必然、広汎に普及している"効率的な"品々よりも、それらは高コストになるが、自分や家族の口に入れるものに多少拘って、結果的に割高な代金を払うことを私は贅沢だとはまったく思わない。
必要なものに適正な対価を支払うかどうか、に過ぎないと思っている。

というようなことを、我が家の常食、"マニパン"生産停止という悲報に接して、ふと考えるのであった。


♪ Speak Like A Child - Herbie Hancock


2014年5月 2日(金)

ハイレヴェルなジャムセッション

今日は私が担当している番組のレギュラーコメンテーターである須田慎一郎さんが、次期西宮市長・今村岳司さんにインタヴュー取材するという撮影を行った。

須田慎一郎vs今村岳司

お世辞でもなんでもなくて、須田さんが客観的に的確に、芯を喰う質問をぶつけてくれたので、西宮市民である私がこれまで何度も読み聞いてきた今村さんの政治哲学が内包する、新たな一面が引き出されたように思う。
レヴェルの高い会話なんだけど、決して難しいわけじゃなくて、誰にでも届くシンプルな言葉。
スリリングなジャムセッションを聴いた時の気分に近い。
もちろん30分以上に及ぶそのやりとりをすべて放送することは色々な意味合いでできないので、それが残念だ。
お二方、ありがとうございます。

晩はスイミングスクールへ。
1500mと、総距離は格別長くはなかったが、なんかとんでもなく疲れたな。
前半はひたすらプルに次ぐプルで腕のスタミナが奪われ、その後に待ち受けていたキック&スイム地獄によって全身余すところなく苛め抜かれたのであった。
最後の50m×4(1分)では、無念のサイクルアウト。
限界を見た。


♪ Emitremmus - Red Hot Chili Peppers


2014年4月16日(水)

心身のバランスを取るために

明け方、4時過ぎにトイレに起きた後、なんだか目が冴えてしまって眠れなくなった。
どうやら、スイムやランなどの運動を行わなかった日、つまり昼間の仕事で脳と神経だけくたびれて、肉体の疲労度が低い夜は、眠りが浅いことが多いようだ。
というわけで睡魔に取り憑かれてはいたが、身体を追い込むために今夜もスイミングスクールへ。
平泳ぎメイン、ちょいちょいバタフライやクロールも挟んで、1450m。
腕の付け根と大胸筋に酷使の跡が残る。
これで今日はぐっすり眠れるかな?


♪ Blue - Tommy Lee


2014年2月 8日(土)

市政報告会と漢方相談

積雪の中だったが、何とかコケることなく急坂を歩いて下り切り、今朝は今年4月に行われる西宮市長選挙に立候補を表明している今村岳司市議会議員の市政報告会(今村さんの言うところでは、ライヴツアー)を聴きに、甲陽園市民館へ行った。

今村岳司議員による市政報告会

小学校と公立病院の窮状、そして防災政策の遅れを例に挙げて、今村さんが目指す"文教住宅都市・西宮市"のヴィジョンに的を絞った説明が1時間余りなされ、その後に質疑応答が30分ほど。
話の内容そのものはもちろん、漫然と日々暮らしている我々市民の死角からガツンと襲い掛かってくるような、意義深い教示だったが、それ以上に、そもそもこのような"報告会"を支援者に限らない全市民を対象に、毎週土日を潰して文字通りヴォランティアで精力的にこなすその行為自体に頭が下がる思いがする。
彼のウェブサイトを見れば分かるように、2か月で市内全域を2周し、実に50回以上もこのような"ライヴ"を敢行している。
国政、県政、市政問わず、"政治"が一体何をしているのか、確かに私たちが能動的にその情報を探して取りに行けば、知りたいものは手に入るのかもしれない。
それをすることなく、「代議士はちゃんと志を持って仕事をしているのか?」とか「選挙前に公約していたことって本当に実行されてるのか?」とか不満を抱き、あまつさえ「政治家のやっていることが見えない」などと口走るのは、有権者の怠慢だ、と指摘されればその通りかもしれない。
しかし、それらの情報は意図してのものなのかそうでないのかは知らないが、あまりに遠く、深いところに収められているようにも感じられる。
平日の昼間に行われる議会を傍聴したり、賢い役人たちが記したドキュメントを首を捻りながら読解しなければ分からない事柄も多い。
つまり、特定の政党や議員の支援団体に属しているような立場でない限り、"政治"を最も必要としているいわゆる現役世代にとって、その"政治"を知るためにはとても厳しい環境であると言っていいと思う。
皮肉なことに、毎日の暮らしにとって不可欠で、深く結びついているはずの政治が、その日々の営みに精を出さねばならぬが故に、遠いものになってしまっている。
今村さんは、そのように政治に対して怠惰な市民である私たちに向け、少しでもその中身、現状、問題、必要な対策を伝えようと、限りある時間と経費と手間を注いでこういったサーキットツアーをしているのだ、と思い至ればこそ、彼の政策に賛同するか否かなどとは無関係に、感じるのはまさしく謝意である。
おもねるとか媚びるとかへりくだるとかいうのとはまったく違った次元で、ここまで市民に歩み寄る代議士が他にどれほどいるだろうか?
3年近く前に聞かせていただいた考えがさらに進化して具現化している、そんなことを実感した市政報告会であった。
選挙が終わったら、甲山一緒に走りましょう。

「花ゆう」で目にも舌にも体にも優しい、抜群の昼食を頂いて一旦帰宅し、午後になると雪もほぼ溶けて水になっていたので、車で花隈まで移動し、「咲美堂漢方薬局」を訪ねる。
最近、薬膳にもハマっている妻がいつもお世話になっているところなのだが、私も20年来、重度の花粉症を患っているし、それ以外にも改善を期待したい症状がいくつかあったりしたので、本日は初相談。
子細な面談を経て、私に合う漢方薬を処方してもらった。
即効性のあるものではないが、まずは1週間様子見。

晩飯は西宮に戻って、「ディップジョティ」でカレー。
ラム肉とナンが実にマッチして、美味い。


♪ The Juggler - Weather Report


2014年1月25日(土)

笑福亭鶴瓶落語会

朝のうちに水槽の掃除と水換えを済ませてから、兵庫県立芸術文化センターへ笑福亭鶴瓶落語会を聴きに行ってきた。
鶴瓶さんの落語を聴くのは仕事も含めると4~5回目ぐらいだと思うが、さすがに安定して上手い。
演題は、「堪忍袋」、そして中入りを挟んで「たちぎれ」。
もちろん枕を始め、真骨頂であるところのフリートークが笑いどころ充分なことも言うまでもない。
鉄板のタクシー運転手ネタや、ハワイのゴルフ場でオバマ大統領と遭遇した話とか。
他、前座は弟子の笑福亭べ瓶の「真田小僧」、続いて東からのゲスト・三遊亭鬼丸の「新・巌流島」が演じられた。
べ瓶は弟子の中でも最末端とのことだが、なかなかどうして、滑舌も聞きやすいし、間の取り方なども上手かったように思う。
そして地元・埼玉では帯でラジオパーソナリティーも務めている人気者だという鬼丸、枕はやっぱりちょっと上方のリズムには合わんかな、という感じだったが、そのままの流れで入った本題になると客席もバッチリつかんで、聴き応えがあった。
ただ、演題の中身はもはや創作落語ですらもなく、実体験をベースにしたっぽい、いわゆる"すべらない話"。
こんなやり方もあるのか。


♪ Colony - Joy Division


2014年1月17日(金)

偏狭

今夜のスイムレッスンは個人メドレーのドリルとスイムで、1200m。
やっぱりバタフライは特にレッスン後半、腕がしんどくてたまらんが、全身心地よい疲れに包まれた。

丸19年が経った。
人の想像を超える大災害の記憶を風化させることなく語り継ぎ、また今後同じような天災に見舞われた時に被害を最小限に抑えるべく、何が起きたかを科学的に検証し、教訓として活かすことは必要不可欠だと思うが、殊更感傷的なレヴェルを広く拡大して描くことに関しては、個人的に全面的な賛意は覚えない。
そこに、被害規模の大小が拘わっているように見える、さらに端的に言うならば、死者の数の多寡がメディアでの扱いの大小に結びついているように見えるから。
身近な人を不慮の出来事で亡くした者にとって、その事故あるいは事件が、15000人を呑み込んだ津波であったとしても、もしくはニュース番組で放送すらされない1対1の交通事故であったとしても、悲しみの質や大きさに差異はない。
月並みな表現だが、一人一人、すべての死者に纏わるストーリーがあり、ドラマが存在する。
確かに大災厄の場合は、その悲哀を共有する人の数もまた多い、という特徴はあるけれど、これまた使い古された陳腐な言葉を使うようだが、人の死の重みというものは須らく等質であるはずだ。
報道媒体にとって、卑しくもこのような大きな災害や事故は、題材として"使いやすい"、という一面があることは事実だ。
そして同時にそれはおそらく、"伝わりやすい"。
どこまでいっても"マス"を対象にするメディアである、という枠組みから逃れることはできない以上、これは宿痾なのかもしれない。
繰り返すが、未曽有の大災害をいろいろな角度から分析、検証し、それを伝えていくことはメディアの重要な責務であることは重々承知の上、客観性と合理性を失うことのないよう、努めたい。


♪ I Believe I Can Fly - R. Kelly


2014年1月10日(金)

パソコンごときに悩まされて連日寝不足

Internet Explorer 11のJavaScriptが悪さをしていたようで、Movable Type 5.04で記事投稿することができないという罠に掛かり、その対処法に至るまでに時間がえらく喰われてしまった。
ブラウザの互換表示を触るだけでよかったとは。
WordPressへの移行も検討してみるか...。

Windows PCを買い替え、遅ればせながらOSを8.1に変更して数日が経った。
少なくともデスクトップPCにおいては、慣れ、という次元を超えてWindows 8は使い辛いことこの上ない。
従前のデスクトップメニューが残されてはいるので、それですべて済ませればいいという選択肢は示されているが、タイルが並ぶスタートメニューは、タッチパネル対応のモニターとはいえ、モバイル用途ではないデスクトップPCではちょっと使う気にならない。
誰が21インチの画面をフラットに置いてタッチするというのだ?
完璧にタブレット、あるいはスマートフォンに向けて特化した仕様だ。
Appleでいうなら、OS XにiOSの機能を無理やり搭載してしまったようなイメージ。
だからなのか、実機のパフォーマンスは向上しているのに、起動時&操作時のレスポンスはWindows 7以前に比べて明らかに鈍くなっている。
単純に、AppleのようにモバイルデヴァイスとデスクトップマシンのOSを分ければよかったのに、と思うんだが...。

それと、これは現代に生きるほとんどすべての人々の日常生活に遍くコンピューターというものが入り込んできている、という状況とも関わっているのだろうけれど、アプリケーションやファイル等について仕組みや構造、階層等をしっかりと理解しながら操作をしていきたいユーザーにとって、それを行うことがますます困難な作りになってしまっている。
表現は穏当でないかもしれないが、難しいことが分からない、あるいは興味がないPCユーザーは余計なことを考えず、我々が用意したボタンをポチポチ押していなさい、と開発者側から言われているかのような感覚を持つ。
使い易くなることは大いに結構だが、その方向性が間違っているんじゃないかな、と数世代前からOSアップデートの際にはいつも感じてしまう。
そう考えると、改めてOS Xの完成度は高いなあ。
でも世の中全体がどちらかというとWindowsに向けて設計されているから、Macだけではなかなか快適に生きてはいけないんだよね。

そんなこんなで、3日前の火曜晩は今年初英会話スクール、そして一昨日、水曜日はスイミングスクールにて初泳ぎ。
緩め、と言いながら結構疲れた1150m。
今夜もスイムレッスンに行き、4種目のドリルを織り交ぜて一昨日と同じく1150m。
やっぱり間隔が大きく空いた前回よりは、感じはマシだった。

実に3か月も預けていたことになるが、ベルト交換及びオーヴァーホールに出していた時計が手元に戻ってきた。

戻ってきたパネライ

ポリッシュ仕上げもしてもらい、新品に近い輝きで帰ってきたのはいいんだが、メンテナンスの総費用がしめて89250円ナリ。
これだけで結構ええ時計買えるがな...。


♪ Let's Ride - Q-Tip


2013年11月27日(水)

烏合の衆

今晩のスイムレッスンのメニューはガツンとバタフライ。
距離は1100mと少なめだったが、劇的に疲れた。
中盤以降は結構な本数をクロールに変えてしまった...。

さすがに朝日新聞・ANN以外でも連日喧しく伝えている、特定秘密保護法案。
秘密指定の基準等について明確な客観性がまったく担保されていない、為政者にとって都合の悪い情報は永久に闇に葬り去ることが容易い、などの問題点は今更ここで改めて述べるまでもない。
与党と野党の修正協議なるものがこれまたまったくの茶番で、低俗な三文芝居を見せられているようだ、というのも、過去幾度も繰り返されているデジャヴそのものだ。

数日前、橋下徹氏が「このような法案が通るのは、自民・公明を支持した国民の責任だ」という主旨の発言をした。
彼が今の立場で、しかもその会見のタイミングおよび文脈の中でこれを言うことは、それはそれで大きな問題だが、しかしこの発言の中身だけを取り出してみれば、実はその通りだ。
先の選挙で文字通りの圧勝を導き、ねじれのない今の二院体制を創り出したのはまさに日本国民であるから、大局的に見れば現在進行中の政治は民意なのだということになってしまう。

まったくもって情けないのは野党だ。
特にみんなの党の迎合ぶりたるや、自民党を飛び出した当時の渡辺喜美氏の気概に期待を託した人にとっては、いくら歯噛みしても足らないほどなのではないだろうか。
この修正法案を以てして、「みんなの党の案を相当呑んでもらったので賛成」とは笑止極まるし、渡辺氏の言動の裏には、党内で対立を深める江田憲司氏への牽制が多分に含まれているなんてことは、誰にだって分かる。
自民党・渡辺派か。
そして彼に対する叛意露わに、党議拘束に従わない江田氏もまた余りに子供っぽい。
ちょっと前の民主党の如く、利害、あるいは思想すら異にする者たちが同じ船に乗っているということが、馬鹿馬鹿しく思われる。
野党分断が進めば、それこそまさしく圧倒的多数与党の思う壺ではないか。

他の野党にしても大差ない。
「うちの修正案を丸呑みしてもらわなければ」と言った舌の根も乾かぬうちに、「相当なものがとれたので」と合意に回った理由を説明した日本維新の会の松野頼久氏。
無論、修正法案のどこをどう読んでも、相当なものがとれた、に当たる箇所は見当たらない。
前出の橋下氏に至っては、「国会議員団がやったことなんで今更言っても」と党の共同代表とはとても思われない言い草。
昨日の採決欠席にしても、世論調査でこの法案に対する国民の抵抗が強いことが分かり、どうせ賛成多数で可決するんだしポーズ見せとこか、といった程度のことなんじゃないか、と確信を持って疑う。
民主党はこれら2党よりは強硬に、反対の意を声高に唱えてはいるが、これまでのレゾンデートルから判断するに、そこに高邁な政治思想がある可能性は皆無で、国民の皆さん、民主党は反対しましたよ、というアリバイ作り以上の何かがあるとは到底感じない。

巨大与党に負託するという行為は、常に諸刃の剣となり得る。
今、表裏両面を味わいつつある国民が次の選挙で下す判断はどのようなものになるのか。
少なくとも、今の野党たちは、筋の通った価値観を打ち出した堅固なパーティーであらねばならない、それは絶対条件だ。


♪ Do It - Q-Tip


2013年11月26日(火)

6kmやや重ペース走

業務終了後、ラン。
約6kmを5分20秒~30秒程/kmで刻んだが、一昨日の疲れが少し残っているようで、脚は重かった。
あと、今日は昼に肉中心、野菜少なめの食事を摂ってしまったんだが、そういう日の方が体の動きは悪い。
水泳などでカロリーを大きく消費した後はタンパク質がガッツリ欲しくなるが、運動前は野菜や魚を中心としたメニューを食べた方がパフォーマンスは上がる、ということが私の場合、経験上確かなこととして感じられる。
スコット・ジュレクに学ぶ必要があるようだ。


♪ セイシェル~海の聖者~ - サザンオールスターズ


2013年11月14日(木)

120分帰宅LSD

昨晩のスイムレッスンはトータル1100mながら、バタフライのメニューが中心だったので、相当参った。
あまりにも腕が疲れたので後半は脚も積極的に使ってしまい、いつも以上に下半身も疲労を感じた。
だから今夜は尼崎からの短縮ヴァージョンにしようか若干迷ったんだが、今週はあまり走れていないので覚悟を決めて天満から西宮まで、完全版帰宅ランとした。
約18.5kmで、信号待ち等込み込みで2時間ジャスト、走っている時間のみだと1時間50分ほどのLSDに近いジョグ。
脚筋は程よい疲れに留まったが、またも右の腓骨筋腱が終盤に強く痛み出した。
まだ完治していない段階でこの距離はよくなかったかな。
でもそうこうしているうちにハーフマラソンはすぐだしなあ。
健康、万全な状態で練習を続け、大会に参加することは実に難しい。

さきほど放送していたNHKの「地球イチバン」でヤップ島の特集をしており、私も3年前に行ったことがあるので、おおここも行った、ここも行った、と興味深く観ていたのだが、途中、これも我々が現地で直に見た、ヤップで2番目に大きな石貨が去年落書きの被害に遭っていた、というシーンがあり、少しショックを受けたのであった。
やらかしたのは外国人旅行者などではなく地元の少年で、新年の到来を祝って"2012"と書きつけたんだとか。
外来文化のしょうもない部分が、こんな辺境の地までをも蝕んでいるのだ、という証左か。


♪ That'll Be The Day - Buddy Holly


2013年11月 7日(木)

使い分けの始まり

昨晩は久々に英会話の個人セッション。
まだまだ喋りたいことが言葉となって口から出てこないので、ウ~となる。
脳内翻訳はアカンと分かっていても、それを止めることが難しい。

そして今晩は、比較的家の近くにある別の英会話教室に、体験レッスンを受けに行ってみた。
20分ほどの短い時間だったが、連想ゲームのような遊び感覚を取り入れたりしたやりとりは楽しく、あっという間。
そして小さいながらも教室だから、ティーチングのノウハウも色々ありそうだ。

日常会話の即戦力となる語彙や言い回しは後者で、社会の動きなどを反映したちょっと難しめのフリートークは前者で、という上手い使い分けができればいい。

昨日、ついに意図的な偽装であると初めて認めた近鉄旅館システムズ社長の記者会見は確かに見苦しく滑稽で、腹立たしくもあるが、ある程度正直に心情を吐露してしまったと思われる口ぶりには、ある意味納得した。
景品表示法違反、場合によっては詐欺罪にすら問われかねない危険性はもちろん充分感知していたはずだが、にも拘わらず偽装であったと明言した姿勢には、よく言った、と感服しかけてしまったぐらいだ。
翻ってどうだ、今が好機とばかりにどさくさ紛れに、うちもでした、とこそこそ発表しながら、あくまで誤表示です、と嘘を言い張る数々のサーヴィス企業群は。
一連のこの動きの口火を切った阪急阪神ホテルズや、偽装を白状した近鉄旅館システムズなんかよりも、そういった企業の方が悪質性は格段に高い。
しかし哀しいかな、こうまで数が増えてくると、今さら、うちもでした、と発表する会見を行っても、メディアでの扱いは相対的に小さくなっていってしまう。
彼らの方がより糾弾されるべきなのに、心証として目立つのは嚆矢であり、完落ちした者である。
さらに言うなれば、もっと以前、既に今年6月に同種の問題が明らかになっているオリエンタルランドやプリンスホテルに関してはほぼ無視されてしまっているような有り様だ。
非力な個の心の裡にある"公正な報道"というものを実現することは、実に難しい。


♪ Unfit In Love - 平井堅


2013年11月 5日(火)

左翼的思想の洗礼、という通過儀礼が元凶なのか

大阪マラソン後、初めてちゃんと走った。
ガーミンがGPSを捕捉するのが異常に遅くてランに充てられる時間が少なくなってしまったこともあって、5kmペース走を約5分15秒/kmで。
足部の痛みもほぼ感じられず、そこに関しては安心した。
来月にハーフマラソンを走る予定があるので、また距離も伸ばしていかないと。

恐らくはいじりやすい存在であるだろうから、山本太郎議員がこれでもかというぐらいに槍玉に挙げられているが、国益を損ねるという観点において罪が大きいのは、どう考えてもアントニオ猪木議員の方だろう。
もちろん山本氏が為した行動は常識外れであり、国会議員という立場を鑑みれば批判されて然るべしではあるが、彼自身の頭の中には、政治利用のせの字も欠片もなかったはずだ。
良くも悪くも彼は直情型だから、自分の言動が引き起こす影響を二歩三歩先まで読む、という習性はない。
真っ直ぐな振る舞いがその思慮の浅さによって問題を呼ぶことはあっても、計算ずくのものでは決してない。
これを"政治利用の意図があった"と言って突き回すのは、ひとえに彼が無所属で知名度が高くて、先ほど述べたように"いじりやすいから"に他ならない。
2009年に小沢一郎氏が行った会談セッティング、あるいは今年の沖縄主権回復式典の万歳三唱は、では政治利用に当たらないのか。
憲法違反ではないのか。
充分に議論は尽くされたのか。
大局的に見るとそんなことはだからどうでもよくて、これからの"世界の中の日本"というものを考えた時にもっと強く足を引っ張っている行為をこそ糺すべきだと思う。


♪ Praise - Pat Metheny Group


2013年10月16日(水)

精神の疲れから肉体の疲れへ、そして停滞

ちょうど1か月前の台風18号の時も修羅場だったが、今日の台風26号もそれに負けない鉄火場となった。

そんな困憊の夜、眉間に寄ったままのしわを、筋肉を疲労させることによって和らげるべく、スイミングスクールに行ってレッスンを受けてきた。
4泳法に渡り、1300m。
最後のスイム100m×3がなかなかきつくもあり、気持ち良くもあった。
ただ、ランニングについても同じことが言えるが、私はやっぱり距離が長くなればなるほど相対的に遅くなる。
どうしても持久系ポテンシャルが瞬発系のそれを上回る、あるいはそれに迫ることはないようだ。
思えば子供の頃よりどのスポーツに関してもそうだった。
自分に向いていないことに取り組んでいる意味についてハタと考え込んでしまった、40歳目前の秋の夜。


♪ Yummy House - Kory Clarke


2013年9月21日(土)

第63回定期演奏会

兵庫県立芸術文化センターで、第63回定期演奏会を聴いてきた。
演目は、ワーグナーの「タンホイザー」序曲、ピアソラのバンドネオン協奏曲、そしてブラームスの交響曲 第4番。
開演前のプレトークで佐渡裕芸術監督が仰っていたが、オープンより8年、昨日の公演で、来場客が400万人を超えたとのこと。
これはかなりのハイペースだそうだ。
思えば私もこけら落としの第9に始まり、何度聴きにいったものか。
今日ももちろん満席であった。
そもそもは、バンドネオン協奏曲ってどんなんじゃろか、と興味を抱いてこの公演のチケットを買ったわけだが、ワーグナーとブラームスの方が正直よかった。
前者はオペラの序曲、後者はシンフォニーということで性格は違うが、弦楽と管楽のコラボレーションを堪能するという、オーケストラ本来の魅力が強く表れていたと思う、ともに。
ワーグナーの序曲には目を覚まされたし、ブラームスの4番の第3楽章はガツンとかっこよかった。
コンチェルトの方は本物のバンドネオンの代わりにアコーディオンが充てられていたんだが、そのアコーディオンを弾く御喜美江氏が実に超絶技巧。
プロなんだから当たり前といえば当たり前だろうが、小柄なヴェテランの女性奏者とは思えない迫力だった。
兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)は、今公演が年度始まりということで、新メンバーが11人ほどデビューしていたようだが、そのせいかまあ若干不安定だったかも。
コンチェルトの時のギロというパーカッションのズレは特に目立ったような...。
それにしてもいつも思うことだけど、演奏は超一流ではないかもしれないが、佐渡裕氏の指揮を4000円で観られるなんて、本当にリーズナブルな幸せだ。


♪ See You in Hell, Blind Boy - Ry Cooder


2013年8月22日(木)

よりによって一番暑い時間帯にやらんでも

今晩は8km余りを6分30秒/kmほどでのんびりジョグ。
全身の筋肉疲労はこれで若干抜けたと思うが、毎度のことながら日が暮れても暑さが尋常じゃない。
今日は特にだな。

あくまで印象だが、今年の夏の高校野球は例年に増して好ゲームが多かったような気がする。
そして、もちろんそれほどたくさんの試合を観戦することができたわけではないが、審判の挙措もまた例年のように話題に上った。
まったくもって仕方のないことではあるものの、プレイヤー同様に審判もまたプロフェッショナルのそれとは技術レヴェルが違うから、どうしても視聴者や観戦者が首を捻りたくなるような判定がしばしば見られることになる。
タイムがかかっているのに気がつかなかった、などといった大層なケースでなくとも、例えばストライク・ボールの判定一つ、アウト・セーフの判定一つで試合の流れがガラリと変わってしまうことは多々あるから。
しかも、高校野球という世界の性質上、そのような判定があったとしても、テレビ放映の中で殊更実況アナウンサーが取り上げたり、スロー再生が繰り返されたりすることはない。
その場の"運"が勝負を支配するだけであって、条件は全チームにとって等しい、と見做せば、審判もまた試合の一部である、という綺麗事で片付けることはできるが、ね。


♪ Drive You Home - Garbage


2013年7月10日(水)

背泳ぎドリルにやられまくり

特に今のような選挙期間中、テレビの報道においてはある特定の候補者や政党を利することがないよう、また不当に貶めることがないよう、その表現には細かい注意が払われる(といっても、たとえ見かけ上の尺や画づらの上でいくら"公正"を心掛けたとしても、そこに恣意的な"編集"や"演出"が介在する以上、完全な不偏不党は無論ありえないわけだが)。
ところが同じマスメディアであっても、紙媒体はそういった縛りが緩やかなような気がする。
確かにテレビの場合は、放送法や民放連の放送基準に則っている側面もあるから、そこらへんはペーパーメディアとは異なる部分があるのだろうが、公職選挙法にははっきりと新聞や雑誌という文言が明示された上で、偏向報道をしないように定められている。
にもかかわらず、新聞はまだしも週刊誌などに至っては、選挙期間中であってもまったく平時と変わらず、候補者や政党を名指しした際どい記事がバンバン並んでいるのはなぜだろう...、と朝から頭を抱えてしまった今日。

夜はスイミングスクールで、背泳ぎ中心のレッスン。
水ガブガブ飲みまくり、鼻からも入りまくりで大変だった。
スイムはまだ何とか形になっていると思うのだが、ドリルが苦手過ぎる。
距離は確か1000m(ウォーク入れて1100m)と少なかったが、疲労度はいつも以上だ。


♪ Dreams - Boyz II Men


2013年6月17日(月)

足掻き中

朝は整骨院で治療して、夜は5.03kmを32分余りでジョグ。
まるでランニングを習慣として始めたばかりの当時を思い出して重ねてしまうほどに、走る体力はまだ戻っていない。
それに加えて、珍しく走った、昨日の草野球での2盗塁が影響しているに違いないが、大腿四頭筋が疲れていた。
情けなさ過ぎる。
普段やっている水泳もランニングもエアロバイクも全部持久系、有酸素運動の要素が強いから、ちょっと赤い筋肉が弱っているのかもしれん。
子供の頃からどちらかというと瞬発系の運動の方がまだ得意な方だったんだが、このままではその小さなアドヴァンテージさえもなくなってしまいそうだ。
苦手な持久力を鍛えていくことも無論大事だが、速筋を刺激する無酸素系のエクササイズもちょいちょい入れていかねば。


♪ 50,000 Miles Beneath My Brain - Ten Years After


2013年5月 3日(金)

プールに行かない祝日の夜

コデマリも美しく咲き開いた5月3日。

アプローチに咲くコデマリ

40年にも満たない我が半生に基づく判断に過ぎないが、憲法そのものにこれほど関心が集まっている中で憲法記念日を迎えることは、最近ではなかったのではないだろうか。
とりわけ、憲法改正の手続きを定めた第96条の改正を現政権が目指しているということが、最も大きく取り上げられている。

本質的な内容についてどうしたいのか、という議論を待たずに、先に改正手続きの方に手をつけようとしていることは本末転倒ではないか、という指摘も多いが、それ以前に、それこそ中身云々に関係なく、現行の日本国憲法は日本国民が定めたものではないので、そのことを以てそもそも正当性は担保されているのか、という疑問を抱くのは当たり前のことだと思う。
戦勝国による統治下にあった時代に、戦勝国が主導して定め、そして施行された憲法であるのだから、例えば戦争放棄を謳った素晴らしさとはまったく関係なく、その出自にこそ問題はある。
そもそも1945~1946年当時の連合国が、純真かつ高邁な思想に立脚して戦争放棄の条文を日本国憲法に入れたとは到底考えられず、別の意思に基づいて制定したのだろう、と見做す方が自然だ。
政党のみならず各新聞社等も独自の憲法試案なるものを発表しているが、確かにそれらには首を傾げざるを得ない条項もいろいろ含まれているものの、自分たちで創出するのだという出発点としては何ら間違っていないと思う。
だから政府も現行憲法に違和があると感じ、変えたいと思うのならば、元々自主憲法の制定を党是と言ってきた自民党なのだから、堂々と「新しい憲法を日本人の手で作る」、とブチ上げてはどうだろうか?
ちゃんと説明しさえすれば、改正発議のハードルを下げる96条改正から始めるなどという言い分よりもよほど賛意を集めると思うのだが。
あるいは、自主憲法の制定こそを目的とした96条の改正でもしあるならば、それを理路整然とプレゼンテーションすればいい。
ただそれと同時に、ともすればネオファシズムにもつながりかねない、現政権が理想としている憲法の中身にまつわる致命的な問題点についても、もし議論を深めていけば鮮明に浮かび上がってくることになるだろう。
まさか、96条改正の具体的な中身として、国民投票の在り方にまでもしも手をつけるのだとしたら、相当危ないと思った方がいいはずだ。
近々の安倍晋三総理は、若年層を中心とする新興人気に乗っかってなのか、より先鋭的な言動に走りがちなのがとても気にはなる。

しかしながら、今の時勢を形成しているより現実的な"改正"論議に改めて目を向けてみると。

そもそもが、憲法とは言うまでもなくすべての法律や条例の礎となるもので、いわば国民が国家を規定し、縛るべきものだ。
つまり、通常私たちが法律と聞いてまず思い浮かべる刑法や民法などと違い、私たちが国会議員や官僚などの公務員の行動規範を定め、三権を始めとする公権力の在り方を制限するという、逆方向のヴェクトルで働く効力を持つことをも、建前としては意味する。
であるから、その規定される対象であるはずの国会が憲法改正についての発議権を唯一持っているのは果たして合理的なのか、という単純な疑いは当然生じてくるのだが、それについては我が国が間接民主制というシステムを採り、国会議員を国民の代表としている以上、おかしくはないのだろう。
そして現行日本国憲法は、立法府である国会に憲法改正の全権を委任しているわけではなく、あくまで発議を行う権利であって、最終的に改正を承認するのは国民投票である、と明記しており、この点については憲法という存在の本質を外していないのが救いではある。

そういった前提はクリアしたとして、改正手続きについて定めた条文を改正する、という命題に対して、なんだか大蛇が自分の尻尾を呑み込んでしまうかのような、パラドックスめいた奇妙な感覚を持ってしまうことが別なる問題だ。
96条ももちろん日本国憲法に内包される1項目であるから、自らが謳うその手続きに従って自らをも変質させ得る、というのは理屈として通るのだが、一方で鳥瞰してみると、その時点でもう日本国憲法そのものが効力を失うんじゃないの、という疑念も同時に感じてしまう。
96条以外のすべての条文は、必要が生じた場合のその改正手続きにおいて、96条が制定当時から述べる取り決めに従ってこそ、初めて有効になる、と考える方がどうもしっくりくる。
少なくとも、憲法の本質的な内容そのものに関する議論よりも先に、96条改正を急ぐ様だけがクローズアップされる現状にはやはり大きな違和感を覚える。

ほんのちょっと前まで私も96条改正議論の表面的なところばかりに囚われ、発議要件を国会議員の2分の1以上にまで落とすのはハードルを下げすぎじゃないか、政権与党が代わるたびに都合のいいように改正する発議を行うんじゃないか、3分の2以上の国会議員が賛意を示すぐらいがいいんだろう、などというズレた感想を持っていたわけだが、それからいろいろな人の意見を知ったり、また自分でも考え続けるうちに、多くのことに気付かされることとなった。
たまにはこんな憲法記念日もあっていいかも。

そんな今日から妻が名古屋の実家にフライング帰省(世間一般的にはこのタイミングが普通か)しており、咳をしても一人状態なので、後輩たちを誘って晩飯は「だしや」にて。
思えば移転以後、晩に来るのは初めてだ。
火鉢の炭火で焼くあれやこれやに、旬のタケノコやホタルイカ、こしあぶらと行者にんにくの天ぷら、だしの効いた唐揚げ等、優しい味に満足だ。
もちろん最後はぶしたまんまと味噌汁で締めて、これは佳き哉。

これに勝るクローザーはなし


♪ Money - Pink Floyd


2013年5月 1日(水)

経済協力って何やねん

おお、これは手応えがあるじゃないか。
ひょっとしたらひょっとするかも。
よし、もうちょっとだけお金使ってみよう。
向こうも「次は期待してね」って言ってるし。
うーん、色よい返事が来ないなあ。
後少しだけ待ってみようか。



以下繰り返し。

北方領土返還を巡る交渉における日本の立場は、出会い系サイトでサクラに騙され続ける阿呆のそれによく似ている。


♪ Poison - Alice Cooper


2013年4月 3日(水)

山桜満開

いわゆる「一票の格差」というやつを巡る高裁レヴェルでの判決が少し前に出揃い、以降、それに関連した政治的な動きや有識者の解説などを目にする機会が増えた。
メディア上の扱いだけ見ると、さぞや世の中を席巻する大ニュースのようであるし、まあ実際瑣末な出来事では決してないんだが、市井に暮らす大半の人たちがそこから捉えている相対的なインパクトは実はそれほどでもなくて、露出度合に比して関心度は低い、という現実も感じられる。
確かに、私は清き0.48票を持っています、と言われても、なかなか広く一般には響きにくいのだろうと思う。
投票者側から演繹的に辿っていくことが分かりにくいのだとしたら、反対に当選者の側から帰納的に考えてみたらどうだろうか?
ある国会議員は有権者50万人を代表しているが、別の議員は25万人の代表である。
しかし2人が国会で行使しうる権限は(少なくとも建前上は)同等。
こう考えてみると、ちょっとおかしいのかも、と思い至るに易くなりはしないか。
さらにこんな出発点に立ってみると、じゃあ選挙区と比例区の使い分けはどうするのだ? 一票の重みを限りなく等価に近づけたとして、過疎地を代表する為政者の声がなくなってもいいのか? そもそも格差が2倍以内であればOKなんていう基準は本当に有効なのか? といろいろな論点が浮かび上がってくることと思う。
表層的な数字をあげつらって伝えることだけに血道を上げるのではなくて、その根っこにある有機的な問題についてもう少し時間と労力を割いて議論を張ってもいいと思うんだが...。

やっていない我が身に対する自省でもあります。

などと言っている間に、うちの山桜が満開かこれは?

トップライトから山桜を見ると満開


♪ The Last Time - Boyz II Men


2013年3月18日(月)

京都・東山花灯路

昨日の昼は、実に16日ぶりとなるスイミングスクールへ行った。
傷めていた左の腓骨筋腱は、平泳ぎのキックの時に若干痛みというか違和感のようなものがあったが、それ以外は概ね問題なし。
とにかく久しぶりに体を動かして、スッキリした。

帰途、「オコナ」で少し遅めの昼食を摂って、オーダーしていたコンタクトレンズを香枦園コンタクトに取りにいって、帰宅。

夕方、再び家を出て、京都へ向かった。
昨日まで開催されていた「東山花灯路」を楽しみに、東大路まで2時間弱の小旅行。
18時半過ぎに現地へ到着し、まずは知恩院にて、巷で噂のプロジェクションマッピングとやらを観てみる。
30分ほど並んだ。
思っていたより随分と迫力があり、また音との連動もしっかり演出されていた。

なかなかの迫力だった知恩院三門のプロジェクションマッピング空には三日月

しかし国宝の三門にこげなことをするとは、浄土宗総本山もなかなか凄い。
恐らくは檀家の苦言等も少なくないだろう。
そういえば、きゃりーぱみゅぱみゅのau絡みのライヴの時にプロジェクションマッピングをしていたのも、同じ浄土宗の増上寺だった。

それからプラプラと南へと歩いていき、円山公園を通過、大雲院前の生け花を横目で見て、高台寺の脇を通り、二年坂、三年坂へ。

円山公園のシンボル、ライトアップされた枝垂れ桜の周囲にも人だかり大雲院の前にはアヴァンギャルドな生け花が狐の嫁入り巡行も見られた道々に置かれている灯がほんのり美しい

「伊兵衛」という店に入って夕食を摂り、さて清水寺でもチョロッと見て帰ろうかな、と21時過ぎに外へ出たら、雨がポツポツと落ち始めていた。
あら、京都は朝まで降らないはずでは、結構早まったみたいだ。
清水寺まで上るのは止め、このまま京阪の清水五条駅を目指して、家路に就くことにする。

さすがに疲れたが、やっぱり京都に来ると心に活が入る。


♪ Could This Be Magic - Van Halen


2013年3月 4日(月)

骨折はしていなかった

セレブマダムの如く、朝からタクシーを自宅に呼んで、笹生病院へ。
改めてレントゲン、そしてCTスキャンを撮った結果、骨折はしておらず、腓骨筋腱を損傷しているという診断であった。
骨に異常がなくて、まずは一安心といったところか。
フルマラソンから一夜明けたが、今回の怪我と前から傷めている左膝の他は特に筋肉痛などなく、まだ助かった。

今日感じたこと。
○靴ってすごい。
ただのスニーカーでも、履いて歩くと痛みがだいぶマシになり、色々サポートを果たしていることがよく分かる。
○病院は、個人的には親切なスタッフもいるが、全体のシステムとしては不親切。
○世の中は、足の不自由な人には優しくない。
○段差一つがこれだけ大きな障壁になるとは。
○松葉杖を使って歩くと肩が凝る。


♪ Porno Star - Buckcherry


2013年3月 1日(金)

レース2日前

今晩はスイミングスクールへ。
初めて、去年赴任してきた元オリンピック選手・Hコーチの指導を受けたのだが、自分ではとても苦手意識が強いバタフライの泳ぎを見て、「失礼ながらクロールよりもいい」と言われてしまい、驚いた。
しかも"今風の泳ぎ方"なんだとか。
フォームやスタイルにも流行り廃りがあるんだなあ。
確かに他のスポーツでも、"理想とされる型"は時代によって異なったりする。
バタフライは、スクールに通うようになった一昨年に0から学び始めたわけだが、なまじ大人になってからスタートしただけに、どうしても体の感覚よりも頭で考える理屈を優先してしまって、考え過ぎた挙句に動きがギクシャクしがちである反面、自己流の変な癖が身についていない、というささやかな利点があるのかもしれない。
これまで教えてくれたコーチの皆に感謝。
でもその他の3泳法も含めて、きれいに、そして長く泳げるようになりたいんだけど。


♪ 鉄格子黙示録 - 人間椅子


2013年2月24日(日)

山と鳥

実のところ、今日行われた「すもとマラソン」というハーフマラソンにエントリーしていて、万全であれば調整として走ろうと思っていたんだが、生憎左膝が万全ではないので自重してDNS。
東京マラソンをテレビ観戦して、昼飯を食べてから山ランに出た。
今日は初めて大沢西宮線の西側を攻めてみた。
まずは北山公園に入って北上、そして北山ダムの南側トレイル経由で鷲林寺を目指す。
鷲林寺に至るまでの舗装路の勾配が結構とんでもなくて、すでに心臓は破れそうだ。

鷲林寺 ここに至るまでがキツかった

そして境内の裏にあるトレイルから観音山を目指して登り始める。
途中、ただの1人の登山者とも行き会わず、登山路はひたすら険しく、両手も駆使しなければ登れない箇所も多い。
確かこの道は...、と思い、帰宅してから昭文社の「山と高原地図 六甲・摩耶」を見直したら、このルートには"○危マーク"がついていた!
やっぱり。

道中はひたすら険しいが、こんな絶景も望める 向こうに甲山と北山ダムが見える

しかし何とか観音山山頂に到着。
家を出てから約45分。

寂しい観音山山頂

それにしても寒い!
標高526mといえども侮るなかれ、ごうごう吹く突風の冷たさが、汗が引いた体に堪える。
晴れてはいるが雪が舞っている時間も長く、また日陰になっているトレイルにも積雪がある。

トレイルには積雪

ここから針路を南に取り、途中で東に折れてカベノ城を通り過ぎ、剣谷登山口から住宅街へと降り立った。
実はカベノ城はぜひ行きたいと思っていて、どこかな、と探しながらずっと走っていたんだが、まったく分からないままに過ぎてしまった。
てっきり違う道を来てしまった、と思い込んでいたが、後でGPSの経路を見たらちゃんとカベノ城を通っているじゃないか。
あれ~?
剣谷からは大沢西宮線を下り、北山緑化植物園から北山公園に侵入、再び北山ダムまで出て、帰宅した。
1時間41分13秒で距離は10.56km、高度上昇482m。
尾羽の青が美しいルリビタキが目の前を横切ったのが印象的だった。

肝心の左膝は、まったく痛みを感じないまま快調に走っていたんだが、途中で木の根に躓いてズッコケてしまい、その時にあろうことか左膝そのものを痛打、それから痛くなってしまった...。
アホ過ぎる。

トレイルランニングも少しずつ経験を重ねてきて、なんとなく走り方が分かってきたような気がする。
下りでいい感じにスピードが乗っている時は、その速度に怯んで下手にブレーキをかけようとしたりすると、後傾してしまったり足を置く場所に迷ったりして、却って転倒の危険が高まる。
この辺りはスキーやスノーボードとも通じるものがある。
重力に自然に身を任せながら、かつ路面状態には気を配りながら駆け下りるべし。
安全を確保するために集中力を持続することを要求されるから、体よりも脳が疲れるかも?
しかしこんなとこで例えばトレイルから外れて転げ落ちたりしたらまず発見されないだろうから、1人で山に入るのは危険だな、よく考えたら。

コケないように集中して駆け下りる

昨日のロルフィングの影響か、なんとなく筋肉痛のような疲労感を朝から両脚に感じていたんだが、それに加えての山ランで大臀筋を中心に心地よい張り。

晩は「アルテシンポジオ」で夕飯。
荻堂シェフより、キンクロハジロという水鳥が入荷したと連絡が入り、早速訪れた次第。
鴨の仲間の渡り鳥だが、食材としてこの名は初めて聞いた。

いつもの軽食の後、前菜はキンメダイのカルパッチョに、色々な野菜が載ったバッファローのモッツァレラチーズ(私はチーズの中でもモッツァレラが一番好きというのもあるが、それにしてもクリーミーな絶品だった)、パスタがカキのタリオリーニ(坂越産のカキの身が厚くて最高)で、魚がカダイフを衣にしたタラのフリット、そしてメインディッシュのキンクロハジロ。

イタリア直送のバッファローのモッツァレラカキのタリオリーニ各部位が盛りつけられたキンクロハジロ

キンクロハジロは、手羽、胸、モモ、心臓、肝臓、砂ずりと色々な部位を少しずつ出してくれたんだが、例えば手羽と胸とモモの肉の味わいがそれぞれ異なっていて、とても面白い。
そしてキンクロハジロは貝を殻ごと丸呑みするという習性があるため、砂ずりが発達しておりデカいのなんの。
堪能した。
オリーヴの実が入った自家製パンもとても美味かった。
ごちそうさまでした!


♪ The Boss's Car - John Scofield


2013年2月 6日(水)

ランニングラボ結果

先日アシックスで測定を受けたランニング能力の結果が送られてきた。
改善すべき点を中心に、ざっくりと私が気になったのは以下の通り。
・意外なことにどちらかというとストライド走法だった
・ランニングフォームは、上下動が大きめ
・着地時の衝撃力を受けやすい走り方
・左右の脚の筋力差が大きい
・交通事故の後遺症があるので分かっていたが、左足は柔軟性やアライメントにおいて不利が多い
・今回の分析から導き出されるフル&ハーフマラソンの予測タイムは、私が目標としているタイムよりだいぶ速かった!
おそらくは顧客サーヴィスの一環として、最大限に能力を発揮した場合を見越した些か楽観的なタイムを提示しているような気はするが、「頑張ればここまでは到達できる」という目標を与えてもらったつもりで精進しようではないか、こうなったら。
また1年後とかに同じ測定を受けてみたいな。

今晩は8kmのペース走を行ってきたが、できれば5分/kmでいけるとこまで突っ込んでみよう、と思ってスタートしてみた。
が、時を惜しんでアップをせずにいきなりペース走に入ったのも祟ったか、そのペースを守ったのは僅か1ラップ、2周目には早くも5分10秒に落ち込んだ。
最終ラップはついに5分22秒にまで沈んでしまい、あえなくトータルの平均ペースは5分14秒に終わった。
5分で走っているペースを5分10秒に落とせば感覚は大きく変わるし、5分20秒まで下げればさらに劇的に楽になる。
そのペースを練習によっていかに押し上げることができるか。
かつて瀬古利彦氏が、まずは長く走り続けられるようになること、次に長く走り続けられるそのスピードを高めること、マラソンとはそういうものだ、と語っていたと何かで読んだ記憶があるが、まさに簡潔に競技の本質を言い当てている言葉だと思う。

iOSを6.1に上げてからだと思うのだが、どうにもiPhone4Sのバッテリーの持ちが悪くなったと実感する。
無論中毒者ではないし、それほどヘヴィユーザーでもないのだが、夜まで待たずに要充電。
バックグラウンドで蠢くアプリどもは停止しているはずなのだが...。


♪ What's With The World ? - Michael Monroe


2013年1月24日(木)

本当のこと

火曜日に1km5分半ちょいのペースで約8kmのランを行い、今日は1500m×4のインターヴァルをする予定が、私がガーミンの操作を誤ったため、急遽1500m+2000m+2000mのインターヴァル(若干レペティション)に変更して走った。
本日も総走行距離は約8km。
何とか1km5分前後のペースで攻めきりはしたが、依然として体が重い。
明らかにハーフ、そしてその翌週のトレイルランの疲れが積み上がっている。
自覚が薄くとも、蓄積疲労を舐めたらアカン。

真実、というものが他者にはなかなか正確に伝わらないことは分かっているが、それに至る以前の、事実、ですらそうなのだ、という思いを日々新たにしている。
テレビや新聞で報道されていることは原則として一次情報、つまり当事者に取材をしたり現場に足を運んだりして得たものをフィードバックしているわけだが、それがすなわち起きた出来事を正確に表現しているということではもちろんない。
殴られて血が出たとか、何人の身元が判明したとか、そういった客観的な情報は正しく伝えることができたとしても、それ以上の、いわば現場に漂う"空気"のようなものを含めた一連の"事実"(これでも真実には決して届かない、事実のレヴェルだと思う)を報じることはできない。
よく、男女間の事情は当事者にしか分からない、などと言われるが、すべての出来事にその論法は当てはまるはず。
子供と教師はどういった経緯と状況で、どんな思いをそれぞれが抱いた上で殴り殴られたのか、周囲の子供たちを含めた日常的な相互信頼関係はどんなものだったのか...?
それらの、抽象的ながらも欠くことができない情報を失った段階では、第三者は"何が正しいのか、誰の言い分が真っ当なのか"ということを判じることはできないと思う。
実際に同じ出来事を経験した当事者たちですら、語る内容はその口によって変わってくるのだから。
少し角度を変えてみて、例えば犯行の動機なんかも分かりやすく説明できないケースは多々あるだろう。
犯行の動機などと大それたことでなくとも、誰にだって「なぜあんなことをしてしまったのか自分でも分からない」という経験の1つや2つはきっとある。
人間は理性的な生き物だし、何にでも理屈をつけることが好きだが、所詮は矛盾や破綻をたくさん内に抱えて生きている存在なのだ、京極夏彦風に言うと。

我々は日々の生活の中でも、他者に意思を伝えることの難しさを頻々と感じるわけだが、マスコミュニケーションはそれに輪をかけて至難だ。
一次情報を0次情報に近づけよう、という試みこそがそもそも不遜だというのならば、せめて正確性を高めた一次情報を伝達することに努めて、あとは受信者の感性に委ねることがベストな選択肢なのだろうか。


♪ Karma Cleansing - Harem Scarem


2013年1月14日(月)

我が身を正す意を込めて

先ほどNHKの「ニュースウオッチ9」において、「来年4月に消費税が8%に上がり、再来年10月には10%に上がる」ことが既に"決定事項"であるという風に断言したリード原稿が読まれていたが、余りに乱暴過ぎる。
確かに法案は可決したが、その附則第十八条では、「この法律の公布後、消費税率の引上げに当たっての経済状況の判断を行うとともに、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、第二条及び第三条に規定する消費税率の引上げに係る改正規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転について、名目及び実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、前項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。」と明記されているではないか。
つまり、景気が悪いままならば、あるいは消費税を上げると日本経済にとってマイナスになる、と時の政府が判断した場合は、消費税増税を停止する可能性を残す、という旨が謳われている。
例えこれが決して履行されない綺麗事に過ぎないとしても、建前、ルールとして定められている以上は、それを無視して報道をするのは極めて粗雑に過ぎる。
立ちションして逮捕されることはないかもしれないけど、弁護士や警察官が「立ちションしてもかまへんよ」とは言ってはいけないだろう。
ましてや、ただでさえなし崩し的にアンバランスな為政がずっと行われつつあるというのに、マスメディアが"消費増税ありき"という誤った前提で喧伝するなんてことは、絶対にあってはいけないと思う。


♪ Going To California - John Paul Jones w/Paul Gilbert, Nuno Bettencourt, & Steve Hackett


2013年1月11日(金)

えべっさんとか

仕事終了後、スイミングスクールへ。
レッスンは背泳ぎとバタフライだった。
レッスン+居残り50m×3本泳いできた。

家に帰るルートの近在に西宮神社があるのだが、周知のようにこの3日間ほど人だかりがものすごく、移動するのにもかなり時間が掛かる。
本当に関西の人は"えべっさん"が好きだなあ。
私も関西圏に住むようになって既に21年が経とうとしているが、根っこが関西人じゃないせいか、このえべっさん然り、未だにピンとこない土着文化がいくつかある。
まあ地域性の問題というよりも、単に私の内にある価値基準の話なのかもしれん。


♪ あさくらさんしょ - ザ・クロマニヨンズ


2012年12月28日(金)

暗闇インターヴァル

まさに着替え終わって走りに出ようとした9時過ぎ、雨が降り始めた。
もう少しもってくれると希望的観測を抱いていたんだが...。
この季節に雨に打たれて練習する耐性はないので、残念ながらランは断念。
近所にヴィジター利用できるスポーツジムもないから困ったものだなあ。

午後、今年最後となる水槽の水換えと清掃。
前回に引き続き、小規模ながら水難事故を引き起こしてしまい、再び猛省。

今朝は走れなかったので、予定外だがエクストラで今晩はスイミングスクールに行って心肺トレーニングだな、と決めていた。
そんな夕方、ふと気がつくと降り続いていた雨が上がっているではないか。
この機を逃すか、と急ぎ準備をして走りに出た。
しかしこの時既に17時過ぎ。
あといくらもしないうちに真っ暗になるので、先日買っておいたヘッドランプも装着だ。
北山ダムの半周回コースで、1500m×4本のインターヴァルにチャレンジ。
レストは400mジョグ。
地球の裏側に住む、元実業団ランナーのIさんのアドヴァイスに従い、少し1本あたりの距離を伸ばしてみた。
案の定、1本目を走り終える頃には辺りは真っ暗闇に包まれ、先月「2度と行くまい」と決意した恐怖の只中に、結果として再び舞い戻ってしまった。
前回よりもその回数は減ったが、自分の足音にビクッと驚いて周りをキョロキョロ見回しながらのランニングになった。
タイムは、7分56秒、8分14秒、8分3秒、7分43秒。
1500mという距離に恐れをなして、少しペースを抑え過ぎたかもしれん、ラン後の疲労度から鑑みると、もうちょっと追い込むべきだったかも。
込み込みで8.62km。

1500mというと、中高時代の体育の時間の"持久走"がまさにその単位だったが、当時より2分も3分も遅いとはいえ、持久走が苦手でたまらなかった私が39歳にもなってそれを続けざまに4本も走っているなんて、しかも誰にも強制もされずに、まったく考えられない事態だ。
走っている最中、時折、自分が走っている意味が分からなくなって戸惑うことがあるが、きっと意味などないのだろう。
それが生きるっていうことだ。


♪ Love You - Primal Scream


2012年12月23日(日)

トレイルランナー気分

つい朝寝をしてしまい、朝食を摂って10時半からランへ出た。
今日は甲山(標高309m)に登るトレイルランニングにチャレンジ。

神呪寺から登る

神呪寺の登山口から、東側の登山道をまずは登る。
7~8分ほどで何とか山頂に到着、下りは北山ダム側へ。

甲山山頂は冬の装い

そしてもう一度北山ダム北側の登山口から山頂まで登り、神呪寺へまっすぐ下りるトレイルを下る。
シューズはクッションのしっかりしたゲルニンバス13を履いていったんだが、ロード用の靴なので山では滑る。
特にこの季節は落ち葉が積もりまくっていて、さらに雨上がりだったので何度か転がり落ちかけた。
やっぱり不整地用のシューズを履いていかんと危ないな。
他にも、トレイルには岩石がゴロゴロしていたり、木の根が飛び出しているのでそれも危険ではあるが、常に数歩先の路面状態に神経を集めながら、ロードとは違って四肢および全身を駆使して進んでいる感覚は、なんだか自分まで山の獣になったようで爽快な気分だ。

このような岩石が結構危ない

2度目の下山後は、甲山キャンプ場の方をグルリと回り、そこから五ヶ池ピクニックロードを北上し、仁川ピクニックセンターと名付けられた緑地に走り入ってみる。
昔はアスレチックがあったり賑わっていたところらしいが、そんな面影はまったくなく、手つかずの山中にただトレイルが張り巡らされているだけ。
野生動物の気配もそこかしこに漂っている。

ピクニックセンターとは名ばかり、このようなトレイルが続くばかり

再び甲山キャンプ場まで戻ってきて、もう1回だけ甲山に登っとく。
大腿部とケツの筋肉が悲鳴を上げつつあり、山頂まで10分掛かった。

本日3度目の甲山山頂

神呪寺に下りて帰宅、走行時間は2時間1分。
高度上昇値は523mだった。

さすがにふくらはぎが疲れてちょっと痛い。
また、オフロードを走っている時、捻挫まではいかなかったが左足首と足裏がちょっとだけヤバかった。
左はやっぱり着地が不安定なんだな。


♪ If It Run - Chris Minh Doky


2012年12月17日(月)

もう眠いなー

"祭り"が終わって区切り直し。
現職・元職問わず閣僚経験者などの著名政治家が多数落選するなど、言い方は悪いが"見せ場"も多かった衆議院選挙だったにも拘わらず、驚いたのは戦後最低という投票率。
ただ落ち着いて考えてみると、これこそが"消去法"による選択しか残されていなかった、という証左だと分かる。
少なくとも多くの有権者がそう感じていた。
この3年余りのうちに、国の舵を切っていく能力を持っていなければならないはずの為政者たちが軒並み無能かつ嘘つきで、保身を第一に考える俗物であるということを私たちは改めて知ったわけだが、かといって1955年から2009年までの期間の殆どにおいて政権を担っていた党にほとほと愛想を尽かした3年と少し前の記憶を大方忘れてはいなかった。
政治に関心がないわけじゃないし、どうなってもいいと思っているわけでもない。
現政権がどうしようもないということは分かっているが、かといって期待を込めて希望を託すことができる宛先がない。
今回の衆議院選挙は後々振り返ってみた時に、ひょっとしたら憲政史上でも稀に見る重要な選挙だった、という可能性もないわけじゃないと私は思うが、そんな機会にすら最低の投票率しか記録することができなかった、という事実は、国民のこのようなもやっとした不満が投影された結果なんじゃないだろうか。
街のおじさんが代表して、上手く言葉で言い表していた。
「期待なんかそらでけへんよ、でも期待せんとしゃーないねん」。

寝不足ではあったが、今日の仕事終わりでトレッドミルを30分、10.5~11km/hで走ってきた。
バッチリ外を走る用意を持っていっていたのだが、夕方から思わぬ雨で、残念。

ザ・ノースフェイスのヘックス メッセンジャーというバッグを購入した。
容量は35lと大きめ。
通勤に、スポーツに役立ってもらおう。

ヘックス メッセンジャー 35l

新しくなった阪急百貨店のイングスで買ったんだが、なんだか店舗のレイアウト、商品ラインアップ、店員の接遇等々、トータルで「うーん」という印象だ。
自社の製品の知識がない店員が少なくない。
前のイングスの方がなんか買いやすかったなあ、慣れ?


♪ Well...All Right - The Crickets


2012年12月12日(水)

一昨日あたりの所感等

今日はニュースがてんこ盛り、3日分のご馳走を一気に無理やり食べたような気分だ。

こちらは2日ほど前の出来事にまつわる話。
全国各紙の差異が比較的小さくなってきた、と近年よく言われるようになったと思うが、このたびの敦賀原発の断層調査の件に関しては、記事の論調が真っ二つに分かれていて、各新聞社のスタンスが非常に分かりやすく伝わってきた。
社是が末端の現場まで行き届いていることに改めて驚くとともに、人が何かを表現するということはその時点で既に"主観"そのものなのだから、各メディアの主張する筋道にヴェクトルの違いがあってももちろん当然なのだが、そのメディアが須らく企業体であり、様々な経済的政治的しがらみと無縁でない以上、"公器"としての限界はこの世が終わるまでつきまとうんだな、という諦念も同時に再認識した。
その前に、敦賀原発を巡る今回の一連の動きそのものにも、どうしようもなく不可分な既得権益その他の魑魅魍魎がへばりついているわけなのだが。
人間一人一人の頭の中では大方シンプルで合理的な判断ができるはずなのに、主体が法人や自治体やあるいは国家といったコミュニティ単位になると、途端にそれができなくなり、文字通り衆愚と化す、という現象はこの国だけのものなのか、それとも古今東西問わず普遍的な習性なのだろうか。

今晩は後輩・Aとともに夜ランに出掛け、私は少しきつめの5分15秒~30秒/kmほどのペースで5km。
体は実に正直なもので、会社泊明けで寝不足の心肺は情けなくも若干音を上げそうだった。

ちょっと遅めの夕飯は妻と「サンギュ」に行ったが、私の誕生日祝いということで、貴重な一皿をサーヴィスしてくれ、感謝!


♪ Midnight - T.Rex


2012年12月 4日(火)

不思議に思うこと2つ

ここ数十年の間、主張している内容がまったく変わっていない日本共産党は、好みは別としてある意味パーティーとしては筋が通った存在だと思うが、「アメリカの言いなりになるな」と言う一方で、占領下という特殊な状況の中、連合国の意向を大いに反映して制定された現行憲法を護ることにあれほど拘るのはなぜなんだろう?

早速始まったが、迷惑以外の何物でもない、選挙カーからの大音量撒き散らしが認められていて、立候補者が公示期間中にブログやSNSを更新することが違法とされるのはなぜなんだろう?


♪ The Way You Love Me - Michael Jackson


2012年11月26日(月)

実は合理的な配置だったのか、アレは

喉と頭の辺の感じが若干風邪気味っぽくはあったんだけど、こんな時こそちょっくら汗かいとかないとな、と会社最寄のトレーニング施設でトレッドミルを30分だけ走ってきた。
走るための脚の筋肉を鍛えることにはあまり向かないかもしれないけれど、トレッドミルはフォームをセルフチェックするのには適している。
骨盤は適度に前傾しているか、足が外に流れてはいないか、肩甲骨はちゃんと動いているか、などなど。
そうやって集中しながらマシンを踏んでいると、自分の左右バランスが悪いことが今日、改めて感じられた。
右足は真っ直ぐ前に運べて、踏み込みもしっかりできている感覚が得られるけど、左は全然。
小学校1年生時の交通事故の影響があるとは思うが、ここらへんもできる限り矯正していかねば。

それにしても、私は普段ロードやトレイルを走っている時も比較的"走ること"に集中していて、いわば"如何に合理的な走る機械になりきるか"ということばかり考えて走っており、音楽も聴かないし、風景がそれほど変わらない河川敷であっても、公園の周回コースであってもまったく平気なんだが、今日のようにただただ白い壁に向かって黙々とその場で走り続けるトレッドミルはさすがにきつかった!
同じ30分でも、外を走る30分の倍ぐらいには感じられたぞ。
よく電車の窓なんかから、ガラス張りの大きな開口部の向こうでこちらの方を見ながらトレッドミルに乗っているスポーツジム会員の人々の姿を目にして、失礼ながらちょっと滑稽だななどと思っていたりしたわけだが、あんな風に外を走る電車でも眺めていないと、とても何十分もその場で足踏みを続けることは耐えられないのだろう、ということが身に沁みた今夜。


♪ Fire - Red Hot Chili Peppers


2012年11月22日(木)

ホモ・サピエンス

昨夜走った時、また俄かに左ふくらはぎの痛みが襲来しかけたので、今夜のランは大事をとってほぼ6分/kmとゆったりめのペースを維持して、約50分。
ふくらはぎは何ともなかったが、今度は右膝の裏の筋にほんの少しだけ痛みを感じた。
なかなか万全とはいかぬもので。

ちょろっと公園を走っているだけでも、野良猫たちを餌付けする人や、ところ構わず歩きながら喫煙する人や、リードをつけずに飼い犬を歩かせる人なんかを目にして、なんだかなあ、と感じるわけだから、いじめ、というものはどうしたって根絶するものではないんだろうな、という感慨に始まった思考が巡り巡って、やっぱり"自然"って何なんだろう? というおなじみの問いに舞い戻った。

野生動物の世界において、体が大きく力も強い個体が例えば食物を独占して、その結果脆弱な個体が淘汰されてしまったとしても、それは自然のことなので仕方ないなあ、と大方の人は納得する。
が、人間社会で、ジャイアン的な人がのび太的な人を力で押さえつけ、おやつやおもちゃを強奪したとなれば、誰も「仕方ないなあ」なんて思いはしない。
もちろん理性で欲望を律し、他人を思いやることができることこそが、人間が人間たる所以であるわけなんだが、じゃあ動物たちと人間を分かつラインはどこにあって、それは誰が引いたものなのか、と考え出すと、いつも袋小路にはまって行き詰まってしまう。
中には一部の類人猿やゾウなどのように、人間でなくとも高い社会性を備えている動物群は、生存競争に負けてしまいそうな弱い個体を助け、守ったりすることもあるから、余計に訳が分からなくなる。
鳥がいろいろな材料をどこかから持ってきて巣を作り上げる行為は"自然"だけれど、人間が土地を切り拓いてビルを建てることは"自然破壊"である。
こういった表層的な前提が引っ掛かり出したら、答えの出ない思索はもうとめどがない。

本能につき従う多くの生き物よろしく、例えばハンディキャップを抱える人を見殺しにしても仕方ないんじゃないか、なんてことは極論にしたってもちろん思わないけれど、本質的には、人間が弱い者いじめをすることも地球環境を汚染することも科学技術を発展させていくことも、動物の一種が行う"自然な営み"に過ぎないと私は考える。
人間だけが特別だ、と定義することの方に対して、違和感を覚えてしまう。
医療の分野だって然りで、生命体を複製することにつながる技術を反倫理的だとして遠ざけようとする考えもあるが、じゃあかつては不治の病と思われていた難病を治療に導く手法や薬が次々と編み出され、"死んでいたはず"の人の寿命をどんどん伸ばしたり、"生まれなかったはず"の命を救い上げている最先端医療は、それらとどうやって区分されるのか? という疑義も同様に湧き起こる。
そして答えを今私は持たないし、死ぬまで持つことはない、ということは分かっている。

そもそもこんなしょうもないことを考えてしまうのも人間だけ、あとの生きとし生けるものたちは、ただただ、生きている。

私たちは人間である前に、動物である。


♪ Red Sector A - Rush


2012年11月15日(木)

それでもこの国で生きていかねばならぬ

中5日、本日よりランニング練習を再開した。
気合いを入れて、というかまあ夜のスケジュールの都合もあって、今朝6時に起きて朝ランを敢行。
さすがに寒かったが、先日購入したアシックスのシャカシャカするウェア上下を着て走ったらすぐに汗が出る。
北山ダムの周回など、トレイル込みの3.53kmを21分46秒で。
家に帰ってきたら、少しだけまたふくらはぎが痛み出したが、一日過ごして夜になったらほとんど治まっていた。

昨日のアレから仕事の方は立て込んできて、今から一か月はバタバタすることだろう。
もちろん現職の野田佳彦総理含め、右も左も真ん中も非ず、パーティーとしての体をなしていない民主党を支持する意思は毛頭ないが、昨日の党首討論に限って言えば安倍晋三総裁を圧倒していたことは間違いない。
腹を括ればあれだけの迫力を纏って堂々と言を述べることができるんだな、と素直に感じた。
あやうくここに至るまでのデタラメぶりを忘れてしまいそうなぐらいだったが、無論そんなわけはない。
換言すれば、死に体のまま長いこと蠢き続け、すでにゾンビとなって無敵化したからこその威圧的な特攻だった、と言えるのかもしれない。
対して安倍氏の方は、ずっと求め続けていたはずの言葉が突然飛び出してきて驚いたのか、あまりにとんちんかんな受け答えを繰り返すばかりで、「この人がまた総理になるのか...」と不安を抱かせるに足る醜態だったと思う。
さらに、乱立する小規模政党たちがどうにかして第三極などと称される大連合を組めないかと、表に裏に動いているようだが、それこそ前提となる原則的なポリシーの一致すら必要ないと無視を決め込み、合体ありき、をまず結論に据えて、選挙で生き残ればいいという、いわば理性を欠いた生存本能のみに拠って彼らは這いずり回っているということをほとんどの国民は感じ取っているのだが、それを当事者たちは知っているのだろうか?
一部の関係者を除いて、国民が望んでいるのは"政局"ではなく、中身のある"政治"、ただそれだけなのに。
沈まない船はどれだ、どこにあるんだ、と血眼になって探し回っているあさましい姿はすべて見透かされているよ。
衆議院選挙の日取りが決まったところで、投票したいと思わせてくれる政党、候補者が見当たらないというのが、今の日本が抱える不幸だ。


♪ America - Simon & Garfunkel


2012年11月 1日(木)

バスケットボールの話

さらにほんの少しだけペースを上げて、平均5分33秒/kmで今宵は6.19km。
お伴はAくん。
走り始めはさすがに寒いな。

今年度の巨額赤字の見通しを発表したパナソニックが、バドミントン部とバスケットボール部の休部も同時に正式表明した。
バドミントンに関してはまったくの門外漢だが、一バスケ好きとしてトライアンズ(未だにスーパーカンガルーズの方がしっくりくるのだが)の活動休止には少なからずショックを受けている。
が、理屈の上では、本業が結果を出せていない以上、いわば余技であるスポーツクラブ活動にこれ以上金を使うことはできない、という判断が至極真っ当なものに過ぎないことももちろん自明だとよく分かる。
だからこそ、なぜ早く一元化したプロリーグを作らないんだ、日本バスケットボール協会さん? という憤慨をまたしても覚えてしまうのだ。

かつてこのブログでも、福岡レッドファルコンズの問題が発覚した時に僭越ながら外野から勝手なことを書かせてもらったが、当時から7年近くが経過した今も、本質的な状況はまったく変わっていない。
去年だったか一昨年だったか、JBLとbjリーグがごく近い将来に一つになって新しいプロリーグを創る、なんて発表があったけれども、いつの間にかそれも反故にされ、来年からスタートするNBLとやらも、結局はほぼbjからはチームは参加せず、実質JBLの単なる後継リーグに過ぎない。
JBAだかトヨタだが知らないがとにかく既得権益にしがみつく老害あるいは変革を恐れる盲目的な真正保守人間たちによって、組織の合理化が明らかに妨げられている。
客から金を取って見せる興行としてスポーツを成立させるためには、他に本業を持つ企業体にサラリーマンとしてプレイヤーが籍を置く、なんてスタイルが今やもう通用しなくなりつつあることは誰にでも感得されている。
例えばこのたびのパナソニックのように単年度の赤字額が7650億円になろうなんて時に、その企業が保有するスポーツクラブが存在し続ける方が有り難いのは理論的に正当なのだから、スポーツ興行そのものを営利目的とする企業がそのチームを運営すればこんなことは起こらない、という筋道だって簡単に分かるはず。
もちろんその場合でも、客の入りが悪くて利益が出なければ経営母体が替わることもあるだろうし、引き取り手がなければ解散に追い込まれることだって充分にありうる。
だがそういったケースは、本業不振によって経費節減のために一部署が閉鎖されるような休部劇とはまるで性質が違う。
ファンに悲しみは与えるだろうが、今回みたいにいまいちストンと腑に落ちない違和感のようなものは生まないはずだと思う。

相変わらず対立が続いているJBL=JBAとbjリーグだが、プロスポーツとしての演出、パフォーマンスにより力を注いでいるbjリーグよりも、旧態依然とした日本リーグ時代をそのまま引きずったような雰囲気のJBLの方に、有望で能力の高い選手が集まっている、という現状もまた変わっていない。
試合の魅せ方は面白いんだけど残念ながら日本のトッププレイヤーたちが集結しているとは言えないbjリーグと、エンターテインメント面は未熟だけど間違いなく日本代表クラスが揃っているJBL、という不可解な"ねじれ"が日本のバスケットボールシーンには存在している。
ただでさえ裾野が狭い我が国のバスケットボールにとって、これは間違いなく大きな不幸なのだ。
原因が何なのか、どこにあるのか、それもバスケットボールを愛する日本人には見えている。
ゲームの前後には洗練された演出が施され、コートの上には日本代表を争うトッププレイヤーたちが...、というリーグを私たちが目にすることができる日は訪れるのだろうか?

こうなったら河内さんしかいません、お頼みします。


♪ Plastic Man - The Kinks


2012年10月21日(日)

獣道ラン

今日の午前中は帝国ホテルの会議室にて、政治や経済や報道のあり方などについて語り合うという、なかなか非日常的な懇話会に臨席してきた。
私もいくばくかの意見は述べさせてはいただいたが、一番の若輩者故、諸先輩方の言葉に耳を傾けて勉強をさせていただく、という時間が主となった。

夕刻、ちょっと長めのランに出る。
いつもの北山ダム周回から甲山森林公園を回ってくるコースを今日は2周、時間は97分少々に及んだ。
距離は15kmにも満たなかったが、高度上昇値は、ガーミンを使い出した去年8月以降のランでは最高となる299mに達し、それなりの負荷は掛かっただろう。
来週は120分以上走ろう。

山の中には、イノシシが土を掘った痕跡や足跡が多数見られ、そんなところからも秋が感じられた。
駅近のマンションに住んでいる時には、こんな形でも季節の移ろいを意識させられるなどとは努々思わなかった。


♪ The Fourth Reich - Warrior Soul


2012年9月21日(金)

久しぶりの金曜水泳

仕事終わりでスイミングスクールへ。
いつも土曜日に行っているのだが、明日は祝日につきスクールが休みになるので、久々に平日夜に参加した。
元々は平日にずっと通っていたので、馴染みの顔もたくさんあって、やっぱり行ってみると土曜よりも平日の方がホーム感があるな。
1週間の仕事の疲労が蓄積されたピークの金曜夜ということで、最近泳いでいるマスターズコースではなくて1つ下のバタフライコースでのんびりレッスンを受けた。
それなのに筋持久力の不足をやはり如実に感じる。

巨人が早くもリーグ優勝か。
それにしてもクライマックスシリーズの存在ももちろん影響しているのだろうが、昔はプロ野球のリーグ優勝が決まる時ってもっと日本中大騒ぎしてたような気がするけどなあ。
確実に時代は変わっている。


♪ Crosstown Traffic - Jimi Hendrix


2012年9月16日(日)

今日一日の流れその他

スリランカ旅行記の全日程分をアップした。

今朝は9時から走りに出てみたのだが、この時間になると相当暑かった。
久々に北山ダムの周回から神呪寺の方を回って帰るコースを行ったが、これまで21分35秒~22分50秒の間で走っていたこのコースを、今日は23分28秒と初めての23分台。
だいぶ鈍ってるな。
昨日の水泳の疲れもあったかもしれんが、それにしてももう少し頑張らねば。

ランといえば、以前録画していた「NHKスペシャル ミラクルボディ」の第3夜、マラソンの回を遅まきながら観た。
よくできた番組なのでもちろん見応えはあったが、今のアフリカ選手たちの間で常識になりつつあるフォアフット(踵ではなく爪先の方から着地する)走法について、"この走り方だと筋肉の疲労が少なく省エネになる"という目線だけで斬っていたのはちょっとアカンやろ。
無論そういった一面もあるのだろうが、その前に生半可なふくらはぎの筋力ではそもそもフォアフットで走り続けることはできないはず。
これだけ科学的トレーニングやスポーツ理論が進んできている世の中、フォアフットで誰もが速くなるのだとしたら、世界各国全選手がその走り方をしているはず。
そうではないのはなぜか? というところまで表現するべきだったと思う。
あれでは、"皆フォアフットで走ったらええやん?"という疑念だけを視聴者に抱かせてしまう。

午後、敷地内のニセアカシア伐採作業で汗だくに。

ガレージの隅に自生しているサンショウ

それから妻と近所を散策に出てみた。
すぐ近くにあるのに知らなかった、というか目に入っていたはずなのに見過ごしていた、"甲山四国八十八カ所"というものを改めて見つけ、回ってみることにする。
その名の通り、四国八十八カ所をそのまま小さくして甲山の麓に再現した、という主旨らしい。
それぞれの札所に小さな仏像や地蔵のようなものが置かれている。

甲山をバックに仏と鬼と?

ちょっとしたトレッキングのようでもあり、なかなか楽しい。
巡礼の最後が八十七番で終わっていたので、はて? と思ったのだが、神呪寺に行ってみると、なるほどここが八十八番だったか。

栗が落ちていた そんな季節か

民主党と自民党のダブル党首選が今や政治ニュースの柱か。
全体として迷走している民主党はもはや埒外として、すでに世間の関心は自民党総裁戦の方により強く集まりつつあると思う。
仕事上の必要もあって、各候補の発言なんかをつぶさに聴いたりしているわけだが、5人の中でも町村信孝氏と石原伸晃氏がより説得力に欠けるように感じる。
週末のテレビ出演などを観ていると町村氏の方はやや挽回しているような気もするが、石原氏はとにかく最後までズレているな。
質問に即さない回答を居丈高に返すという、まさに昭和の政治屋スタイル。
かといって安倍晋三氏は5年前の遁走が記憶に新しいだけに、とてももう一回託そうという気にはならないし、林芳正氏は意外としっかりした人のようだが、いかんせん勝機があるとは誰も思っていない。
ということは消去法で石破茂氏が残ってしまうわけだが、果たして?

夕飯はテラスで食べた。

テラスで晩ごはん


♪ Light Years - Pearl Jam


2012年8月13日(月)

今夏のバスケットボール

オリンピックが閉幕した。
男子バスケットボールのアメリカ代表は、何とか金メダルを獲得したようだが、未だ試合はちゃんと観られていないものの、第3クォーター終了時点で僅か1点差と、決勝は薄氷の勝利だった様子。
思えば今回の代表チームは初代の"ドリームチーム"と何かと引き合いに出されることが多く、また予選リーグでも圧倒的な試合運びを続けたため、ちょっとした慢心もあったんじゃないか?
当事者たちの頭にはアテネの悪夢がよぎったに違いない。
いずれにせよ20世紀末からUSAチームが楽に優勝を勝ち取ってきた国際大会はないわけで、毎度議論になるけれど、バルセロナの時の代表チーム以外に"ドリームチーム"という呼称を使うべきではないと思う。
ただ、"優勝の確率が最も高いであろうチームがUSA代表"というだけのことに過ぎない。
録画してある決勝トーナメントをゆっくり観られるのはいつになるか...。

夏の間にNBAの再編も進んでおり、いつの間にかネッツはブルックリンになってるし、レイカーズにスティーヴ・ナッシュばかりかドワイト・ハワードまで加わり、ニックスにも実力者が揃って一気にリーグ上位のチームに、さらにはブランドン・ロイが復帰だとか。
他にもマヴスの顔ぶれも面白いし、ジェレミー・リンがあっさりロケッツ入りなど、トピックスは多く、まだまだ動きはあるだろう。


♪ The Train Kept A-Rollin' - The Yardbirds


2012年8月10日(金)

亡国

オリンピックで感動的な熱戦が連日続く中、韓国の大統領が竹島に上陸を強行したというニュースが。
はっきり言って、今回の李明博氏の訪問そのものについて喧しく騒ぎ立てるのはちょっと的外れで、そもそも今まで韓国に実効支配を許したまま、日本政府が何も具体的な手を打つことなく看過してきたことこそが、致命的な問題なのだと私は思う。
6月に韓国与党が竹島に上陸した際に撮影された映像に衝撃を受けた1人だが私は、あのように武装した韓国の警護員がズラリと並んでいる状況を放置しておいて、今更極めて遺憾だだの我が国固有の領土だの宣っていてもまったく意味がない。
長じる前は、日本は世界の中ではまだマシな方の国じゃないか、と感じながら年を重ねていたはずだが、今ではそんなことは口が裂けても言えなくなった。

男子サッカー、女子バレーの試合は一体どのような雰囲気になるのだろう?


♪ You've Got A Friend - Eric Martin


2012年7月11日(水)

今日は兵庫県庁を経た後、仕事で姫路市内の銃砲店へ赴いた。
銃砲を扱う店舗に足を踏み入れたのは初めてで、おそらく国内で実銃を見るのも初めてだったはず。
程度の良さそうな中古の猟銃が、安ければ10万円を切るような値段から並んでいて、銃自体は意外とお求めやすい価格なんだな、という奇妙な第一印象を抱いた。
もちろん日本においては、金銭的な問題以上に大きなハードルがたくさん、銃を所持するまでには待ち受けている。
猟友会の方の話を伺っていると、当然なんらイリーガルなことはしていなくても、銃を持っている、猟をしているというだけで周りから奇異な目で見られることはままあるそうだ。
私は個人的にはそのような感覚はよく分からないんだが、客観的に判断すると、生業とすることはもちろん、趣味にするにも非常に分が悪い振る舞いであることは間違いがなさそう。
いずれにせよ、異世界に触れた貴重な経験となった。


♪ Skyscraper - David Lee Roth


2012年6月21日(木)

ハードロック今昔物語

今朝のさくらFMからは、ザ・ローリング・ストーンズの楽曲が立て続けに流れてきた。
やっぱりええなあ、と思いつつ聴いていたわけだが、改めて彼らの活動時期について考えてみると、結成は1962年。
1973年生まれの私が彼らを聴き始めた80年代後半あたりには、もちろんずっと現役であり続けていたけれども、充分にレジェンドと感じさせる域にすでにいた。
60年代の終わりに結成されたディープ・パープルやブラック・サバス、そして80年に解散していたレッド・ツェッペリンなんかも、レジェンドとしての私の中でのポジショニングは似たようなもの。
ふと、今の若い子たちにとってそんなバンドって何なんだろう? と考えた時に、ひょっとしてガンズ・アンド・ローゼズやエクストリームやニルヴァーナになんのかな、と思い至って、ちょっとしたショックを受けた。
私がよく聴いていた80年代後半~90年代当時に、レジェンド級だと感じていた前出のバンドたちは、デビューしてから20年とかそこら。
ということは、2012年の今、まさに80年代~90年代にデビューしたバンドたちが、すでに"大昔から活動している大御所"と若い音楽ファンから捉えられていてもまったく不思議ではない。
まあ当時と今ではHM/HRシーンの趨勢や様相はまったく異なっているから、単純な比較はもちろんできないだろうが、スキッド・ロウやイングヴェイ・マルムスティーンやドリーム・シアターが果たして今の10代のバンド少年たちにどう受け止められているのか、ちょっと興味がある。

中身はまったく成長していなくても、年を取ったんだなあ、と実感した朝の1コマ。


♪ Lick And A Promise - Aerosmith


2012年6月18日(月)

引き分け

今日は滋賀県庁に赴き、嘉田由紀子知事に生中継にご出演いただいた。
内容的にはこういった時勢なのでシヴィアなところもあったが、ご本人、広報の方々ともに皆フレンドリーに接していただき、多謝。

為政者に画面に出ていただき、語ってもらうということは、もちろん我々サイドが視聴者の耳目を集めるために仕掛けている動きなのだが、それと同時に、政治家にとっても不特定多数の人たちを相手に自らの考えるところをアピールすることができるという、ある意味好機である。
その点において、今回の滋賀県はメディアを上手く利用したな、ということを放送が終わってからまざまざと感じた。
つまり、上手いこと利用された。
ただしそれはすなわち良くないこと、というわけではない。
何が正しいとか正しくないとかは私たちが軽々に判断することはもちろんできないけれども、少なくとも客観的に見て正当性が強いと思われる主張を述べることや、民の代表が民意を象徴する意思を発することのために媒体が使われるのであれば、本望である。
それこそが、マスメディアが本来持つべき役割の1つだ。
ただそのためには、私たちの側が、今から伝播しようとしているものが果たしてどのような論理と倫理に裏打ちされているのか、見極めることができなければいけない。

主観的な角度で物事を見つめる視点を保有しながら、客観性と整合性を備えた報道を行う。
究極のメディア像に少しでも近づくために、日々働いている。


♪ Somebody Someone - Korn


2012年6月 2日(土)

卒業以来の再会

今朝は草木に水やりしてから、スイミングスクールへ。
TMコーチは会員一人一人の泳ぎに対して、随所で的確に指導を入れてくれるからありがたい。

「オコナ」でロコモコとピザの昼飯を食べているところに、前住んでいたマンションで一緒だったKさんご一行がやってきて、一盛り上がり。
その結果、マスターのI夫妻も巻き込んで、近々徒党を組んで怪しい街へと繰り出す予定になった。
なんのこっちゃ。

一旦家に戻ってから、電車で京都へ向かう。
大学の時に同じクラスだった画家の曽根茂くんが「大丸京都店」で油彩画の個展を開いているということで、妻と足を運んでみた次第。
画家としては異色の学歴を持つことになる曽根くんだが、絵一本で生計を立てている、紛れもないプロフェッショナル。
その画風は極めて写実的で、少し離れて見るとまるで風景写真のよう。
学友のよしみでじゃあ私も1枚...、と言えると格好いいんだけど、そこは曽根くんごめんちょっと無理やまた今度!

本当に久しぶりに会って、少しの時間だったけど話をすることができて、自身にとって良い刺激が入った。
彼は、「勤め人は性に合わないから画家になった。会社勤めの人に比べたら楽なもの」と謙遜するが、何の後ろ盾も持たずに自分の才覚一つで世を渡り歩いていくことがどれほど大変なことなのか、ただの勤め人に過ぎない私はよく分かっている。
そういった道を選びとったことがまず尊敬に値するし、加えてその道で成功を収めていることについては、いくら称賛しても過ぎることはない。
確かにサラリーマンをしていると、自由業や個人事業主にはあまり縁がないであろうストレッサーに出遭うことが多いかもしれない。
だけど、それと釣り合う以上のメリットだってないわけじゃない。
給金をくれる企業体に属していると、よっぽど大きなヘマをやらかさない限り日々の生活はとりあえず送ることができる。
背負っている看板が役に立つこともあるし、組織の金を使って仕事に挑戦するチャンスもある。
自分を追い込んで高みを目指すこともできるけれど、緊張感に欠けた人でも何とかやっていけたりする。
そういった種々の"安定"に拘ることなく、自分が本当にやりたいことを貫き通して、それを生業にしている人たちは偉大だ。
同世代の起業家・個人事業主たち、特に昔から知っている友人に会うといつもこのように感じるわけだが、同時に怠惰な自分に鞭をくれる貴重な機会でもある。

曽根くんを囲んで

せっかく京都まで来たので、晩飯は木屋町のもち料理店「きた村」で。
生憎、床は満席でカウンター席だったが、たらこもち、黒米のおこげの椀物、竹皮の包み焼き...、今晩も実に美味かった。

やっぱり京都に戻って来るとちょっと気分が変わるなー。


♪ Can't Cry These Tears - Garbage


2012年6月 1日(金)

テレビは死んじゃいない

転居後、初めて近所をホタル捜索に歩いてみたが、見つからなかった。
時期がちょっと早いのか、そもそも場所がずれていたのか。

テレビ離れの時代と言われる。
事実、たとえば私が子供だった30年前と比べると、テレビ視聴以外の娯楽や、情報を獲得するメディアの選択肢が今では多数に及んでいる、という影響もあって、テレビを観ている延べ人数やそれに依存する人の数なんかが大きく減っていることは間違いない。
だからといって、「テレビを観ている若者などもういない」とか「テレビは世の中に必要ない」などといった誤った認識を公に示す行為はあまりにも浅薄である。
その個人にとって、テレビが無価値である、視聴する必要がない、と言ったり思ったり書いたりするのは勝手だ。
一個の独立した人格が感じることなのだから。
だが、その偏向した感性を世間一般に拡大適用することは明確な状況誤認であり、すなわち、あたかも大衆を代表しているかのようなつもりでそれを著すことは、愚挙だ。
政治家の何人かが馬鹿だからといって、すべての政治家は馬鹿であると断じたり(まあほとんどは馬鹿なのだろうが)、幾人かの警察官が不祥事を働いたからといって、すべての警察官は腐敗していると見做すことが間違いであるように、テレビの低俗な一面を取り上げて、テレビ全体が不要な存在であるなどと公言することが正しいはずがない。

バラエティー番組や情報番組、報道番組が今よりも高品質だった時代に比すると勢いは衰えているとはいえ、2012年現在においても、テレビは最も大きな影響力を世の中に対して及ぼしうるメディアであることは否定しようがない。
先述した行動パターンの多様化や、録画機器の発達等によって、HUT(総世帯視聴率)は落ちているが、換言すれば、録画をした上でタイムシフト再生して観ている人や、あるいは何らかのツールを使ってPC上で観ている人が増えている、ということでもある。
去年、大阪市内の高校に行って講義をする機会があったが、その時にコミュニケーションを取った結果も、「思ったより今の若い子たちもテレビを観ているな。少なくとも働いている私たちなどよりはよっぽど長い時間、多いプログラムを観ている」と確認することができ、若干安堵したものだ。
今においても、学校で友達と共有する話題の中で、テレビに関連したトピックスは大きなウェイトを占めているんだ、と実感した。
またその実感は、コミュニティーが高校生集団ではなく、たとえば主婦や大学生やサラリーマン(さすがにちょっと割合は下がるだろうが)になったとしても、大きく誤るものではないと思う。

そして言うまでもなく、こうした再認識をした結果、だからテレビはまだまだ大丈夫なのだ、などと胡坐をかいてしまうことはそれこそ大いなる過ちで、ただちに致死的というほどでなくとも間違いなく衰退の方向に傾いていっていることは明白なのだから、その現状は正確に把握した上で、サヴァイヴの道を模索せねばならない。

コンテンツの質は低下している。
媒体としての価値も落ちている。
構造的な歪みが随所に顔を出してきている。
正視に堪えない下衆な手法を使って放送されている番組や、ペテンに近いプロセスを経て作られている番組も数多く存在している。
何より私自身が、テレビを観る機会が減っている。
それらを存分に踏まえて、テレビで生きている私たちは、内省と努力を続けていかなければならない。
テレビのすべてをオプティミスティックに肯定することは決してしないが、飯を喰うためにやっている仕事に誇りは持っている。


♪ Delirious - Hanoi Rocks


2012年5月28日(月)

継続する

今朝のランは22分44秒と、ベストより1分余り遅れ。
先週の木金は走り、土曜は水泳、日曜は野球と続いていたので、脚が重いのもむべなるかな。
6時に目が覚めた時、もっぺん寝たろかなまあ今日ぐらいええか、と疲労感に屈してしまいそうになったが、何とか自分の弱い心を抑え込むことに成功した。
繰り返すが、朝ランは身体のトレーニングではなく、精神の鍛錬に他ならない。
何のかんのと理由をでっち上げて辞めてしまうことはあまりにも容易いが、だからこそそのような危ない道からは遠ざからなければいけない。


♪ Ill Will - D:A:D


2012年5月25日(金)

こっちは175cm

2日連続のランは、体が重いことが多いのだが、今朝は昨日の記録をさらに13秒更新する21分35秒で走破。
メインで履いているフェザーファインではなく、今日はそれよりも少しだけ軽いウェーブアミュレット2で行ったから?
ダメージもそれほどなく、1週間の締め括りの金曜日もフルに活動することができた。

サクラメント・キングスにアイザイア・トーマスという選手がいるのを、遅ればせながら初めて知った!
しかもPG。
生年は1989年と、まさに本家アイザイア・トーマスの全盛期。
実に分かりやすいネーミングだが、NBAに入れるほどに成長していろいろな意味でよかったな。
その陰には、陽の目を見ずに親を恨んでいるたくさんのマイケル・ジョーダンやラリー・バードやアーヴィン・ジョンソンがいるということなんだろう。


♪ 情熱の薔薇 - 水戸華之介 & 人間椅子


2012年4月26日(木)

全量買取

再生可能エネルギーの全量固定価格買取制度の原案について報じるニュースが各メディアで見られたが、太陽光42円、とか分かりやすい項目ばかりが目立ってしまい、本当によく読み込んで自分でも調べないと、この報道の本質はつかみにくいな、と思った。
要は少なくとも太陽光買取については、既に行っている住宅用太陽光発電の余剰電力買取制度を大幅拡大し、10kWオーヴァーのパネルを載っけている企業体等が発電するものに関しても全量42円/1kWで20年固定買取することを新たに決めつつある、ということが今回の肝であるはずなのだが、予備知識のない人にとっては、太陽光発電の買取自体が今年7月に初めて始まるかのように誤解される恐れがある記事が多い。
この報道を受けて、早くも企業のみならず個人客からも太陽光発電導入に関する問い合わせや発注自体が増えているようだが、住宅用に関してはこれまで実施されている買取制度となんら変わりない。
メディアに携わる末端構成員の1人として、単純ではない出来事を分かりやすく、簡潔に伝えるのは難しいなあ、と改めて感じるニュースであった。

これを契機に再生可能エネルギーの生産と使用の可能性が広がっていくのは結構なことだが、原子力を始めとする既存の各エネルギーに様々な利権が絡みついているように、いくらエネルギーそのものがクリーンであっても、太陽光にも風力にも地熱にももれなくダーティな利権が付属してくるのは必定。
資本主義経済である限り、さらには人間の欲というものが存在する限り、どのような社会体制になったとしても、根元的な構造は不変なのだろう。


♪ The W.S. Walcott Medicine Show - The Band


2012年3月 6日(火)

家畜

問題のAIJに証券取引等監視委員会が強制調査に入ることになり、捜査当局も動いて刑事告訴も視野に、という旨の報道が先日あった際、そういや先般、今回のケースよりもさらに悪辣なプロセスで公的年金を消失させた所業が明らかになった旧社会保険庁について、結局誰がどう責任を取ったのかまったく我々には分からぬままうやむやになってしまっているな、などと感じていたわけだが、今日になって、その旧社会保険庁から天下った輩たちこそがこのたびのAIJ事案の主要因なんじゃないか、なんて騒がれ始めた。
なんだかもう脱力するしかない。
国家権力が主導する大規模な詐欺事件が発覚し、全国民がその被害者に当たるのだということが分かっても、物理的な力を伴う抗議行動に訴えることがない日本国民はやはり、本当の飢えをもう思い出せないぐらいに馴致されてしまっているのだな。

ここのところ、面白いと思える本に出遭う確率が下がっているような気がする。
ブクログを見てみると、最近読んだ10冊中、星5つと4つが各1冊で、あとの8冊は星3つ以下だった。
以前はこんなことはなかったんだが、たまたまなのか、面白い本を見抜く嗅覚が衰えているのか、はたまた今の私の精神状態があまり書物を評価するような心持ちではないのか?


♪ Time On My Hands (You In My Arms) - Chet Baker


2012年3月 1日(木)

最近よく聞く神の名前

数日前よりニュースになっている、怒れる神が中国のなんたら体育を訴えた、という件について、名称のみならずロゴマークの類似もトピックに挙げているメディアが散見されるが、あのシルエットはエアジョーダンではなくAND1からパクッたんだろう。
いずれにせよ、このような企業がFIBAのオフィシャルパートナーにもなってしまうような彼の国の在り方は本当におぞましい。


♪ 月光 - THE BOOM


2012年2月21日(火)

左右

若い頃は左翼的な思想、思考に惹かれていたような気がする。
月刊「創」を購読し、「週刊金曜日」にも目を通し、どちらかというと朝日新聞に共感を覚えていた。
リベラル、という言葉に一定の価値を見出していたとも思う。
しかし、長じて社会に出て、さらに年を経るうちにそんな感覚は変わってきた。
体制は変えてこそのもの、という最低限の思いは保持しているものの、いろいろな報道に触れる折、活字を目にする折に抱く感慨は、あるいは青臭かりし当時の私が忌避していたいわゆるマジョリティとしてのそれに近くなっているように感じる。
旧姓福田某被告が、どうやら支援者の養子に入って姓を変えていたらしい、と聞けば「こんな奴にも支援者なんておんねんなあ」と"普通"の感想を漏らす。
北朝鮮など潰れてしまえばいいと思うし、憲法9条だって合理的に改憲すればいいとも思うし、あるいはこの世をやり過ごしていくためには清濁併せ呑むことも時には必要だ、なんて分かったふりもする。
この変化は何なのだろうか?
成熟なのか、それとも単なる俗化なのか?
もしくは、ある程度の経験と知識を身につけた結果、自分が生来持っていた本質的な人格に回帰しただけなのだろうか?


♪ Hit The Road Jack - Arrested Development


2012年2月 8日(水)

クラウド?

推測も含みです。
倉敷の海底トンネル事故だが、報じられている通り、10年前に行われた近接地の調査結果だけを元にして、新たに海底地質調査をすることなく工事を始めていたのだとしたら、今回の事故との因果関係の有無は別として、それはもうとんでもないことなのだろう。
地盤などというものは数m離れただけでも様相が変わるという可能性は大いにあり、実際拙宅のような小さな建物を地上に建築する際でさえ、ここまでやりますかというぐらいの調査を行った。
ましてや人智の及ばない海の底のさらに奥深くであり、僅かな施工誤差やミスが生命の危険に直結することぐらいは誰でも分かるのだから、唖然とするより他ない。
発注者がJX日鉱日石エネルギーという日本最大のオイルサプライヤーであり、施工元請がスーパーゼネコンの鹿島建設ということを鑑みても、そのような杜撰な準備で工事に臨んでいたとすればますます信じがたいのだが、これが昨今の"筋肉質化"という言葉に名を借りたコストカットの最悪な形での現出であったのならば、残念で悲しい。

我が家がWindows、Mac、iPadの3極体制になってから約3週間経つが、こうなるといわゆるクラウド的なサーヴィスの利用というものも視野に入れていかなあかんのかな、という気になる。
しかしiCloudやEvernoteやDropboxといった各種ツールの違いがいまいちよく分からん。
分かる人たちに言わせると「用途が全然違う」ということらしいが...。
まあまだどれも実際に使用したことはないので、使ってみればそれぞれ特化の方向が異なっていることが感じられるのかもしれんな。


♪ Pictures Of Matchstick Men - Status Quo


2012年2月 5日(日)

業者決定

朝、某引っ越し業者が来訪、見積もりをしてもらう。
まずまず納得の料金で、結果的にこちらに依頼することに決定。

昼、スイミングスクールへ。
クロールのドリルを少しした後、バタフライの練習。
今日も我々のコースには9名参加と多かった。

夕方、もう1社、某引越社が見積もりに来る予定だったのだが、約束の時間に現れない、その後の対応も常識に欠けていたということで、候補から退場いただいた。
これに限らずなんだか最近、プロフェッショナルとしてふさわしくない人の振る舞いが気になることが、業界問わずに増えているように感じる。
他所様のことをとやかく言っている場合ではないのは承知しているが、人間力のようなものがどんどん衰えてきている、というのは普遍的な事象になっているのかもしれない。
今一度我が身を正さねば。


♪ Centerfield - John Fogerty


2012年1月20日(金)

ポジネガ

新部署での本格的な勤務が今週頭から始まって、1週間が終わった。
正直、初日、2日目あたりはもうどうしようかと思うぐらい、まるで新入社員の如く右も左も分からずうろついていただけだった。
2年半ぶりの番組制作の現場ということで、もちろん勘も鈍っていた。
なんとなく、日を追うごとに雰囲気は分かりかけてきて、具体的な段取りにも慣れつつあると実感できることが小さな救いだ。
だが、体も脳もまだまだリハビリ途上であることもまた痛いほど自覚している。
いずれにせよ、2週間前の気持ちを忘れぬまま、来週以降も責務に当たっていきたいと思う。

ここ数日、原発絡みのニュースがまたよく目につくようになった。
現在、大部分の原子力発電所が運転を止めており、火力発電中心の生活を我々は送っている。
当然それにより、CO2の排出量は増加しているはずだが、今やCO2を始めとするいわゆる温室効果ガスの削減を声高に叫ぶ気運はすっかり低空飛行中だ。
それどころじゃないだろ、という空気にどちらかというと近い、とさえ言えるかもしれない。
事故なく運用している限り、という注釈つきだが、地球環境への影響を考えると、原子力発電がなるほど優位なのだろう。
とりわけプルサーマルならば。
だけど、それでもやっぱり、原子力は使っちゃいけないものなんだろう、という結論に至らざるを得ない。
テクニカルな部分に関してはド素人なのでそこに言及することはできないが、発電所であれ自動車であれ竹トンボであれ、人が作ったモノである限り、それはいつか必ず壊れる。
故障を待たずとも、人為的なミスが原因となって事故を起こしてしまう可能性も絶対に0にはならない。
私たちは思えば、その不可避な前提をまったく無視したまま、これまで原子力発電というモンスターを飼い馴らしたつもりで利用し続けてきたのだろう。
それが壊れてしまった時に、人間が平気な顔して収めることができないようなモノは絶対に使ってはいけないのだ。
事故が起きてしまった時に、近隣住民の生活を脅かすのみならず、地球規模の危機感を生み出し、さらには今後長きに渡る将来に深刻なダメージを残してしまうような技術を、人間は絶対に使うべきではないのだ。
そんな当たり前のことを私たちは、この10カ月の間に知った。
原理主義的に言うならば、エネルギーを大量消費する現在の生活スタイルを人間は転換するべきなのだろうが、それは無理だから畢竟 、滅びに向かっているのだろう。


♪ Call Of The Wild - Black Sabbath


2012年1月11日(水)

弔い

今月6日に逝去した義姉の前夜式と葬儀が川崎で行われ、参列してきた。
享年39。
未だに、信じ難い、という思いが強く残る。
もちろん誰にとっても受け容れ難い彼女の死だが、何よりも、義兄の悲嘆を慮ることが私にとっては最も辛い。

去年の8月に義兄一家がこちらに来て遊び、9月には私たちが横浜の家にお邪魔して一緒に遊んだ。
彼女はその時、どうも寝違えたような首の痛みや、肩凝りのような違和感が抜けない、と言っていた。
聞くと3月あたりからそんな自覚があったそうで、いくつかの診療機関も訪ねたが、医者は揃って痛みの根源を見つけることができなかった。
そろそろ10月になろうかという頃、とある病院で受診したMRIにより、癌であることが判明し、即時入院の措置が取られた。
誰もが、そんなバカな、と感じ、すぐに元気になって帰ってくるよ、と信じていた。
しかし僅か3か月余りの後、義姉はあまりにも早く旅立ってしまった。

"70年生きるゾウも3年しか寿命がないネズミも、一生のうちに打つ心臓の鼓動の数は等しく、すなわち生きているうちに体感する時間の長さは同じである"、なんて理屈がある。
人間という種の中に限ったって、それは当てはまるんじゃないだろうか、などとふと思った。
義姉は39年数か月と、人よりちょっと短い生を駆け抜けたけれども、だからといって彼女が感じた喜怒哀楽や周囲に与えてくれた種々の物事が人より少なかった、ということは断じてない。
小動物のように鼓動を早鐘の如く脈打たせ、誰よりも濃密な現世こそを彼女は送ったに違いない。
詭弁であっても構わない。
そう思う。

敬愛する義兄が喪主挨拶で述べていた通り、遺った娘と息子の中に義姉は生き続ける。
そして、義兄と2人の子供はさらに強く大きくなって、明日からも生き続ける。
今日のところは、さようなら。


2012年1月 1日(日)

平成二十四年元日

謹賀新年。

不本意ながら、5時半にパチッと目が覚めてしまい、二度寝もできそうになかったので、初日の出拝みランに出掛けた。
御前浜あたりには初日の出を見ようと、ワラワラ集まってくる老若男女が結構いて、ビックリ。
結局浜からは少し移動し、御前浜橋(跳ね橋)の上から無事に目撃できた。
ジョグは軽く4.7km。

ビルの谷間に昇る朝陽

ふと考えたんだが、日付が変わる午前0時は、どうして太陽が昇る朝ではなくて真夜中に設定されているのだろう?
あけましておめでとうとか誕生日おめでとうとか、その瞬間に伝えようと思うとどうしてももうすぐ寝るような時刻になってしまう。
1日の活動を終えて、眠りに就く頃合いに日付をまたぐことこそナチュラルなのだ、と無理矢理理屈をつけられないこともないとは思うが、素直に考えると、新しい1日が始まる日の出付近の刻限に0時を持ってきた方がしっくりくるような気がする。
起源は太陽暦的などこかなんだろうが、改めて、そもそも24時間をなぜ午前と午後の12時間ずつに分けているのか? とか、素朴な疑問が湧いてくる。

朝食後、妻と母と3人で「西宮ガーデンズ」へと向かう。
開店時刻後間もないし、高を括って車で行ったんだが、近づいてみると駐車場待ちの長蛇の列に心底戦いた。
こりゃどうするかなあ...、とソロリ回ったところ、奇跡的なタイミングで無料の臨時駐車場に滑り込むことができた。
今年最初のささやかな幸運。
母の誕生日プレゼントとしてバッグと靴を買い、私と妻の衣料品なんかも少々仕入れて、軽く昼飯喰って帰宅。

早めの晩飯は家でしゃぶしゃぶ。
高級肉を奮発したおかげで、トロリ美味かった。

ええ肉買ったよ

20時発の新幹線で名古屋へ帰る母を新大阪駅まで見送る。
大きな声では言えないが、話のネタになるということで未だ売っている「面白い恋人」を土産に持って帰ったよ。


♪ Sleepin' - Diana Ross


2011年12月16日(金)

1000m

夜、スイミングのレッスンへ。
今日は年内最後の金曜レッスンということで、前々から予告されていた通り、いつもより距離を増やして1000mやる、という宣言がコーチよりあり。
50m×6のアップの後、キック200m、プル100m、そしてスイム25m×4、50m×2、200mで、1000mピッタリ。
すっかりバテた。
上のクラスにはまだまだお邪魔できないということを身を以て思い知る年の瀬間近。

それはそうと、今日はいつも3人いるコーチ陣が2人。
1人病欠しているとのことでそれは仕方ないのだが、それとは別に、レッスンを見るコーチを恒常的に3人→2人にする、というようなムーヴメントもあるとか。
当然それにより、コーチが会員1人1人の泳ぎを見てアドヴァイスする機会やその指導のクオリティが、少なく低くなるのではないか、という危惧が生まれる。
私たちは単に泳ぎたいというだけではなく、きちんと泳法指導を受けたいからスイミングスクールに通っているのであって、それがなくなればスポーツクラブのプールで黙々と泳いでいるのと何ら変わりない。
主任コーチの主義だか会社の方針だか知らないが、マスターズクラスをこれ以上軽視するようであれば、我々としても拱手傍観しているわけにはいかないだろう。


♪ The Devil In You - Hanoi Rocks


2011年11月29日(火)

朝ラン所感

6時をちょっと回ってしまったが、今朝もランニングへ。
いつもの朝コースを5.15km+アップ&ダウン1.3km。
軽いウェーブアミュレット2を履いて行ったのもあるが、昨日より20秒強/kmペースアップ。

何とか朝ランも習慣にできてきたような気もするが、同時に、平日の朝に走るメリットとデメリットについても具体的に感じ始めた。
まず思いつくメリットは以下の通り。
○起き抜けのエネルギー枯渇状態で走るので、脂肪燃焼効率が高まる(はず)。
○頭と体がしっかり覚醒する。
○自ずと早寝早起きの生活を心掛けるようになる。
○レースは朝に行われることが多いので、本番に近い時間帯でのトレーニングとなる。
対するデメリットは次の2点。
○使える時間が限られるので、長い距離を走れない。
○走った後にも長い一日が控えているので、追い込むトレーニングができない。
まあどれも当たり前のことではある。
長い距離にも対応できるように、さらにはタイムの向上も図るとなれば、やはりこれだけではなくて休日などを利用し、LSDやビルドアップ、インターヴァルなどを敢行することが必須となるだろう。


♪ Blues Bird - Larry Carlton


2011年10月13日(木)

迷った

晩、ランニング。
今日は西宮浜から南芦屋浜に渡り、戻ってくる時にいつも使う浜風大橋じゃなくてあゆみ橋を使ってみたんだが...、芦屋浜でまさかの方向ロスト!
細い住宅街をウネウネと走っているうちに、「ん、ここはどこだ?」と軽いホラー小説状態に陥った。
初めて足を踏み入れる夜の埋め立て地は要注意だ、という教訓を改めて学ぶ。
そんなこともあり、予定より長めの9.95km。
体のコンディションがよく、この1カ月のトレーニングの中では最速となる、1km6分切ってのペース走となった。
ただ、道に迷ってあたふたし始めた6km地点あたりから右のふくらはぎが少し固まりかけ、攣りかけた。
明らかに電解質不足の様相。
無補給で行ったが、今の私の力では、この距離とペースがいっぱいいっぱいのようだ。
しかし良い練習ができた。

厚生年金の支給開始年齢を68~70歳に引き上げることを検討、というニュースにはたまげた。
今回の考察は、自身や家族の近未来にも大きく関わってくるトピックだけに、客観に徹するものにはならないだろうが、お戯れは止めてください、というのが第一印象だ。
そもそもが、旧社会保険庁が継続的に為してきた杜撰極まりない管理こそが問題の根源であることは周知、自明。
積立金の不正流用、記録データの紛失等を始めとした、およそ税金で飯を喰っているとは信じ難い公務員集団により行われてきた、いわば国家権力による詐欺的行為が表立って糾弾されなくなって久しい。
そこにきてこのニュース、もはやこれは折に触れ摘発されている悪徳商法、違法マルチ等と何ら変わりない。
ただそれを行っている主体がお上だから捕縛されない、それだけに過ぎない。
特に我々のようにサラリーマンとして行動選択の余地すらない者にとっては、憤懣の持って行き場がまるでない。
定年は60歳です、支給は68歳とか70歳からです、保険料は給料から天引きします、では、所詮持てる者と持たざる者の関係は、封建時代の領主と小作農民のそれと比べて何も変わっていない、と言えはしまいか。
もし既報の通り支給年齢引き上げの議論が進み、それが実現するというならば、せめて保険料を納めるか否かの選択権は国民一人一人に帰すべきではないか。
もちろんそんなことをして納付者の割合が減ってしまえば、設計している保険制度そのものが崩壊してしまう、というツッコミは想像できるが、暴論は百も承知の上で、そんなことは知ったことじゃない。
年金制度そのものを初めに瓦解させたのは、その制度を司どる主体者なのだから。
毎月決まった給金は保障され、お縄を頂戴する心配のない詐欺集団に、戻ってこないであろう上納金を自動的に支払い続けるよりも、タンス預金でも何でもして自分の責任で老後に備えて蓄えた方が絶対的にマシだよ、と判断するサラリーマンは、決して少なくないだろうと思う。
須らく理性的に全体を俯瞰した物言いではない、ということは充分に分かっているが、これが本音だ。

今こそ日本人は怒るタイミングではないのか、とまたも思うわけだが、特にこれといって生活面で致命的な危機を感じることはなかったこれまでの長いパックス・ジャパーナの名残で、決して私たちは本気で怒りはしないであろう、ということもまた予感されるのだ...。


♪ Will The Sun Rise? - Dokken


2011年10月 7日(金)

告知

晩、スイミングのレッスン。
バタフライ中心のメニュー。
遅々としながらも少しずつ泳げるようにはなってきている。
どの泳法であっても、疲れてくると如実にフォームが乱れてくるわけだが、乱れ出すそのタイミングをできるだけ遅らせたいし、乱れる幅も小さくしたいものだ。

話は変わり、大きな公園や川沿いの遊歩道などを歩いていると、犬の散歩をしている人々に多々出会う。
そこで気になるのが、リードを持たずに放して歩かせているケース。
実はこうした行為が、愛犬家自らの首を絞めかねないマナー違反である、ということに多くの飼い主が無自覚であることこそが、問題だ。

まず、この世の中にいる人たちすべてが犬好きとは限らない、という事実がある。
確かに割合的にいうと、犬は好きですよ、という人の方が多数を占めるだろうが、そうではない人たちにとっては、たとえフレンドリー極まりない超小型犬であっても、リードで管理されていない犬は恐怖の対象以外の何ものでもない。

次に、自分の犬はしっかりと躾が行き届いているから、あるいは少々暴れても殺傷能力の欠片も持っていない愛玩犬だから、などといった理由で放し歩きさせているケースが多かろうが、そこはやはりどこまで突き詰めても動物なのだから、何かの刺激に反応することにより、飼い主の想定外の行動を取らないとも限らない、という偶然性の存在は消すことができない。
たとえ自分の連れている犬は本当におとなしかったとしても、不用意に他の犬のそばに寄っていったりしたがために、アクシデントを引き起こすこともあり得る。
実際に、この類の事故は少なからず発生している。
一般に、小型犬ほど躾の甘い個体が多い、という傾向がいくつかの事実を物語っているだろう。

人間社会の中で犬を飼育している飼い主は、これらのことにも想像を及ばせた上で、ぜひとも自覚を持って飼っていただきたい、と切に思う。

こうした、いわば誤った愛情の注ぎ方に端を発する不適切なケースは他にも、例えば犬種の特性をまったく無視して衣服などを着せる、といった行動などにも見られる。
犬に限った話ではないが、自分の飼育する生き物の食餌傾向や原産地、最大体長・体重、生息に適した温度・湿度、昼行性なのか夜行性なのか、などに関して無知のまま、飼養を始めてしまう人も少なくないようだ。
その結果は、人と生き物、双方にとって不幸なものにしかならないのは自明の理。

ペットは家族である、というのは思想の1つにすぎないわけだし、その考え方自体を否定する気はない。
が、犬や猫は人間とは違う。
優劣の尺度ではなく、生物としての習性や生理が違う、ということを最低限、飼養主は知っておかなければならない。
ファミリーの一員であっても、人間とは異なる本能を持っているのだ、ということを正しく飼い主が理解し、配慮している場合、その生き物は幸せといえるのかもしれない。

実際にマナー違反や不適切な飼養をしている人を見かけても、当人に悪気はなく、よかれと思ってやっている場合が多いからなおさら、トラブルにならないように注意喚起を促すことは難しいものだが、私が所属する"日本愛玩動物協会"としては、そういった啓蒙活動にも力を入れている。

来る11月3日(木祝)、"西宮浜マリナパーク"にて、協会の兵庫県支部も運営に携わっている「西宮市動物愛護フェア」が行われます。
フライヤーはこちら
近隣の方は足をお運びいただけると幸いです。
私もスタッフとして参加する予定です。


♪ Fade To Black - Metallica


2011年9月 1日(木)

電車で運ぶ

今日からちょっと遅めの夏季休暇。
明日からしばらく家を空けるので、ヘルマンリクガメのシロをリクガメホテルへと持っていった。
いつもは妻と2人で車で行くのだが、今日は私1人だったため、電車で運んだ。
移動途中は生体にストレスが掛かり、ウンチなんかをたびたび漏らすので、世話人がいない状態で車に載せていくのはちょっと難しいのだ。
それにしても大変だった!
序盤を中心に、1時間強の全行程で計7回、キャリーケース(といってもホームセンターで買ったプラスティック製の米びつ)内に敷いたペットシートを取り換えたよ。
電車内では、私の隣には誰も座ろうとしなかったような気がする。

道端でシート交換駅のトイレでシート交換駅のホームでシート交換

組閣人事についてあーだこーだとテレビや新聞などの報道が伝えているが、もはや改めて口に出すのも憚られるほどに、この国の政治はくだらない。
何々派の人々に気を遣って閣僚のポストを決める、という児戯以下の所業に象徴されるように、この国の舵を取るべき大人たちは海図も本分も志も皆まとめて失ってしまっている。
震災に始まったわけじゃなく、それ以前から露見している醜怪な不祥事や議題なども今や忘れ去られているかのようにも感じられるが、我々民衆とてそれらを風化させつつ、本気で怒って権力に立ち向かうわけでもない。
政治家という職業に就いている道化たちが演じている滑稽な政局を否応なしに見せつけられ、そのうつけぶりに呆れ悪態をついてみたりするけれども、所詮は彼らは、私たち日本国民の縮図であり、本当の意味において国民の代表なのかもしれない、とあたかも鏡を見ているかのような優れぬ気分に陥らないこともない。


♪ タリホー - ザ・クロマニヨンズ


2011年8月22日(月)

月曜も泳ぐ

晩、スイミングスクール。
今日は新入社員のKコーチに初めて教わったが、なかなかどうして、良いコーチングじゃないですか。
バタフライの腕と脚のタイミングについて、1つ新しいコツを教えてもらった。
もちろんまだまだきれいには泳げないが、カタツムリの歩みぐらいにはわずかずつでも前進しているような気がする。
平泳ぎに関しても、複数のコーチが言うように、実は4泳法の中で一番難しい、という感覚が分かりかけてきた。
基本を押さえたフォームを学びつつも、そこから自分に合った形を選び出し、あるいは編み出して定着させる、それが目標ではあるが、至る道筋が険しい。

バスケでも野球でも他のスポーツでも同様なんだろうけど、我流を一旦捨てて教科書通りの基礎を改めて学習する時、その過程において必ずパフォーマンスが落ちる瞬間が訪れる。
正しい泳法を身につけるべく練習している今はひょっとしたら、かつて基本など知らぬままに泳いでいた時よりも例えばタイムなど計ってみれば、あるいは遅くなっている時期なのかもしれないが、ここを真面目に乗り越えれば次のステップに進むことができるはず。

...ここまで書いてハッと我に返ってみると、まるで何かの大会に向けて自分を追い込んで悩んでいる部活少年か、って感じの入れ込み具合だが、そんなことはまったくなく、健康のためにチンタラ泳いでいる単なるサラリーマンです。


♪ There'll Never Be - Boyz II Men


2011年8月21日(日)

束の間の制作業務

土曜午前は、水槽の水換えと清掃。
今週は休日出勤ウィークというわけで、午後から会社へ。
翌日に控えたイヴェントの準備や打ち合わせ等で、家に帰ったのは日付を超えてから。
現部署に来てから、純粋に業務でこの刻限になることはほとんどなかったので、久々の感覚。

そして今日は平日よりも1時間早く起きて、再び会社へ向かった。
一般の方々を対象にした、社内横断実施型のイヴェントが行われたのだが、それに伴うスタジオ収録要員として参加させていただいた次第。

もうすぐ本番

今回は、いわば2年前まで日常的にやっていた番組制作業務にほぼ等しい作業を臨時にさせていただいた形だが、2年のブランクを置いて自身の感覚の鈍化を思い知らされるのと同時に、スタジオやその周辺で懐かしい面々と一緒にかつて慣れ親しんだ類の仕事をこなすことに対して、なんとも言いようのない安寧に近い感覚を抱いた。
公における自分の居場所はやっぱりこっちなんだろうなあ、という理屈を超えた直感と、今の職場よりは多少マシな戦力として動けるんだろうなあ、という諦念に近い知覚を改めて得た。


♪ Moonlight - Bob Dylan


2011年7月20日(水)

旬の男

かれこれ13年来の付き合いになる山本太郎くんが、十三の「シアターセブン」でトークライヴを行うというので、毎度S支配人の厚意に世話になり、馳せ参じてきた。
本人にとっては一概に喜ぶべき事態ではないだろうが、ある意味旬の人になってしまったので、聴衆は多く、取材目的の記者も各社。
太郎くんらしい飾らない言葉で、ツイッターにまつわるあれこれや、佐賀県庁突入事件の真相、グリーンピース支援の真意、そしてこのたびのようなムーヴメントを実行するに至った深夜の号泣エピソードなどが語られ、自然と耳が傾けられた。
途中から、コーディネーターを務めたジャーナリストの今井一氏も壇上に登り、後半は対談形式で。
さらには質問コーナーでは、いわゆるプロ市民ぽい人からの発言も飛び出したり。

知己だから、という贔屓目を抜きにして、山本太郎は至極真っ当なことを叫んでいるに過ぎない。
インターネットで流れるニュースの文面だけ、あるいはスポーツ紙の紙面だけを見ているならば、彼の言動は誤解を招き、過激に映るかもしれないが、顔を見、目を見て、肉声を聞けば、その真意は素直に汲み取ることができる。
おかしなことは何も言っていないし、茶の間でおっちゃんおばちゃんたちがボヤいているような市井の声を、分かりやすく力強い形で世の中に向けてアナウンスしているだけじゃないか、そんな風にも思う。
そんな彼の真っ直ぐなパーソナリティーを理解する人が少なくないからこそ、今のような状況でも仕事がなくなるどころか、かえって多忙を極める、という事態につながるのだろう。
デッカい子供は魅力的である。

太郎くんと

余談ながら、半年前に開催された「関西不思議会」で知り合った方2人が、それぞれ別でこのトークライヴに来られていて、3人で「ああ!」なんていう一幕も。


♪ One Me - R. Kelly


2011年7月16日(土)

今村さんを迎える

車の中で宮沢和史氏の楽曲を聴いていたら、今さらながらに新しい発見をした。
かれこれ20年近く、フェイヴァリットアーティストとしてずっと聴き込んでいたはずなのに、未だに気づく魅力がある。
これほどの深みを刹那でも味わうことができ、束の間の幸福に浸った朝。

夕方、お招きしていた西宮市議会議員の今村岳司さんが拙宅に来訪。
MGFに乗ってこられ、元オーナーとして初っ端からガツンとやられた気分!
素晴らしすぎる。
料理をつつきながら色々な話をさせていただいたが、少年期を含む今村さんのルーツの一部や、最近の私生活にまつわるトピックスなども聞かせていただき、妻も興味津々。
難解な理屈や複雑なプロセスももちろんたやすく使いうるであろう人だが、実のところその思考回路、価値観は至ってシンプル。
到達すべきゴールが明確にイメージできることに加え、短時間で様々な情報を処理し、数多くの選択肢が持つ可能性を吟味することができるからこそ、辿り着く手段は無駄が削ぎ落されて機能美溢れるものになるのだろう。
結論として、型に嵌まらないおかしな生き方を普通にこなす今村さんは、どこまでもクールでロックな兄貴。

一緒に

暴言、失礼いたしました。


♪ 誰よりも遠くから - 宮沢和史


2011年6月24日(金)

人と会って話すということはエネルギーを消費するけどそれ以上に意義深くまた楽しい

大学の後輩であるIくんに仲介役として間に入ってもらい、前々からお会いしてみたいと切に思っていた西宮市議会議員の今村岳司さんにお目に掛かり、雑談含め様々な会話をさせていただくという大変ありがたい機会を得ることができた。
しかもご自宅で今村さんお手製のカレーを頂きながら!

漠然と思い描いていた以上に、今村さんは太くて強く、そして優しい人だった。
周囲の人が認め、つき従わざるを得ない、と言ってしまっては極端すぎるかもしれないが、とにかくそんな印象。
物事に対する取り組み方や考え方を聴かせていただくことにより、自身にとって非常に勉強になったし、また今思い返すと恥じ入るほどに自分のことを一方的に話してしまった感もあるが、そんなつまらぬ言葉にも真剣に耳を傾けてくれ、それに対する真っ直ぐなアドヴァイス等も頂戴することができた。
今村さんの近未来における具体的なヴィジョンもお話しいただき、我がことのようにワクワク。

思いは熱いけれども過程は合理的に、「やる」と言ったことはやる人。
当たり前のことを当たり前に主張する、という現代大人社会においては至難の業ともいえる芸当を、至極当たり前に貫く人。
だから他人のことを「羨ましい」という言葉では決して表さないであろう人。
でも普段はきっとバカな話も好きで、心の隙間にちゃんと"遊び"を持っている人。

誠に僭越の極みながら、我が街のビッグなアニキとして今後ともお付き合いさせていただければ、この上ない幸甚である。

夕刻前の時間帯、通天閣のお膝元、新世界で打ち合わせ。
この街に来たのは久々だが、やはり漂う独特の異世界感がなかなかに刺激的。

晩、我が草野球チームの主力を担ってきたY選手がこのたび東京に転勤されるということで、チームメンバー有志による送別会を浮田の「可真人」で催した。
Y選手は40歳を超えた今も走力はチームで三本の指に入り、まさに攻守に渡って要として支えてきてくれた方なのでチームとしては大幅な戦力ダウンとなってしまうが、これもまた人の世なり。
運動能力と体型を維持したまま大阪に戻って来られる日をお待ち申し上げております。
ささやかながらチームからの餞別の品として、Y選手がこよなく愛用していたウィルソンのバットをお贈りした。
中古で申し訳ございません。


♪ It's All Over Now - Johnny Winter


2011年6月 1日(水)

ファイナル幕開け

NBAファイナル第1戦はヒートがマーヴェリックスに92-84で先勝。
まだチラリとしか映像は観ていないが、さすがにマイアミのホームコートというべきか。
特に終盤のあのレブロンのドライヴからのダンクなんかはまさに。
初戦は落としてしまったが、ダラス・マーヴェリックスとダーク・ノヴィツキーは、チームがファイナルに進出した05-06シーズン、そしてノヴィツキーがMVPに輝いた06-07シーズンあたりがともにピークかな、と思っていたんだが、なかなかどうして、まだ死んではいなかったことを今シーズン見事に証明した。
5年前のファイナルで敗退した時には、ここ一番で爆発できないところに精神面の弱さが...、といった批判もチラホラ聞こえたノヴィツキーだが、今年33歳を迎えるヴェテランとなり、何よりそのメンタルにおいて飛躍的な成長を遂げたように思われる。
正直、クイックネスやスタミナ面では当然20代の頃には及ばないわけで、それをカヴァーして余りある精神的強靭さを身に付けたというところだろう。
現在38歳、私と同年生のジェイソン・キッドの健在ぶりも頼もしい限り。
特にポジションを考えると、この年齢であれだけの存在感を示せることは驚異ですらある。
客観的に見れば、ケミストリーさえ機能すれば地力に勝るのはマイアミなのかもしれないが、心情的には今度こそダラス...、というのが本音である。


♪ Criminal Instinct - Jerusalem Slim


2011年5月30日(月)

醜さを知る

前提として、今の私はノンポリシーである。
原理的に右でも左でもないつもりだし、常に合理的にものを考えたいという思いを持っている。
それを踏まえて、まったく緊急性のない瑣末な揚げ足取りに終始している現在の政情はとてつもなく異常な状況であり、大人たちは端的に言ってバカばっかりか、と今さらながら敢えて問いたい。
永田町は喧しいばかりだが、じゃあ、といって菅氏がリーダーの座を降りたとして、次に誰がそこに座ればこの国がまともになるというのだろうか?
ここまでくればボブルヘッド人形のごとく、総員まとめてすげ替え可能な木偶にしか見えないし、現政権を批判する福田何某氏や安倍何某氏や鳩山何某氏に至っては、どの口が言うとんじゃ一体。
私が年齢面において物事の道理を解するようになって以来のここ20年ほどを省みた時に、やっぱり相対的に一番有為な仕事をしたのは小泉純一郎氏だったのかなあ、なんやったらもういっぺん登板しないかなあ、なんてことをチラリと思ってしまうほどに、この国の近未来は真っ暗だ。
代議士になろう、と決意を固めた往時には、今やぶよんぶよんに腐敗しきってしまっている老人たちも、それなりに高邁な理想とそれに向かう純粋な意志を胸の内に抱え込んでいたはず、と思いたいが、それらの志をすべて霧消させてしまう既得権益という怪物は一体どれほどのものなのか。
その化け物に決して憑依されることのない、モンスターを超えるマシーンはどこかにいないのか。
独裁でも構わない。
そしてこうした危機的状況においてすら、牙を剥くことができない私を含めた日本国民とは、家畜か。
獣は飢えていれば敵に襲い掛かり、自らの腹を満たすために戦うことができる。
しかし、飽きるほど充分な量でなくとも、干からびて死なない程度に餌を与えられている家畜は決して自分より強いものに歯向かうことはない。
その意味で、政治不信の塊を抱き、この私のように屁理屈を並べて現体制を非難する一般市民も、実は汚れた我欲にしがみついて理不尽な魑魅魍魎と化している政治家たちと同質の、烏合の衆なのかもしれない。


♪ You Should Know By Now - Ratt


2011年4月17日(日)

初夏へ向けた旅

晴天の下、10時に家を出て夙川沿いを北に向かう徒歩旅行に出発。

中には満開の花を残す樹もある桜の盛りを過ぎた夙川

桜並木はほとんどの樹が半分ほど緑が混じる葉桜になっており、屋台群の姿は見えず、花見客も先週に比べると格段に少なくなっていた。
ほんのり寂寥感も漂うが、これから訪れる新緑、そしてホタルもまた充分扇動的だ。

1週間前は鉄ちゃんが集っていた場所?

今日もヒヨドリやツグミ、ムクドリにセグロセキレイといった鳥たちを目撃したが、ついにカワセミをカメラに収めることができた瞬間は少々興奮した。

カワセミ

前に、もう少し川を下ったところでスイーと川面スレスレを飛ぶ美しいエメラルドグリーンを見たことはあったが、カメラを持っている時に出逢ったのは初めてだ。

銀水橋からバス通りに出て、フラリと入った帽子店で妻が紐付きのハットを購入。
工房を兼ねたこの店はたまたま通り掛かったわけだが、以前より妻が愛用しているハットの製造元だということが判明。
素晴らしい偶然。

愛用する「TOUS LES JOURS」シリーズの別フォルムを購入

甲陽園駅前の「ビゴの店」で昼飯を買い込んだ後、目神山町から遊歩道を山中へと分け入り、妙龍寺の上にある展望台を目指す。
登りはTシャツ1枚でも汗がにじむほどの好天だ。

展望台から山並みを望むトカゲもいたよツツジの仲間だと思うが、山中に群生している様がきれいだった

展望台に着き、町並みを見下ろしながらランチ。
ただただ気持ちが良い。
アスファルトで固められた喧騒を離れてこうしたところに身を落ち着けると、1個の動物として本当にナチュラルな環境にいるのだな、という根源的な解放感を得る。
人もやはり土の上で暮らすのが一番良い。
川沿いを散歩している犬も楽しそうだものな。

敷地に立ち寄り、再び山桜を確認。
まだ咲いていた。
今日はこの前と違って天気が良いからより映える。

山桜とクスノキ

もう少し北上し、北山ダムへも足を伸ばしてみる。
グルリ周囲が桜の並木となっており、先週はさぞかし美しかったことだろう。

甲山が映る北山ダム

甲山の麓に建つ神呪寺

神呪寺の仁王門をくぐって南へと下りる。
ひたすら歩き、松風町へと至ったところでカフェ「茶家」に入る。
ここで名物の小さなたい焼きと、お茶を頂く。
お茶もたい焼きも色々な種類があり、美味しくて楽しい。

私はアイスマスカットティーと、求肥入り抹茶あんのたい焼きをオーダー

本当にこのような場所は大切だ

甘味と少しのカロリーを補充し、夙川沿いを南下して家路へ。
午前に比べると学生っぽい若年層を中心に遅い花見客もだいぶ増えていた。

帰宅は午後3時50分、所要時間6時間弱というなかなかの長旅であった。


♪ Jungle Man - Red Hot Chili Peppers


2011年4月14日(木)

決して民主党支持者ではないけれど

現民主党政権が間抜けであり腑抜けであることは確かにその通りだとして、個々の会見の揚げ足取りやミクロ的な対応の一つ一つをあげつらって、ヒステリックに彼らのみに責を押し付けようとする様は、それにしてもどうなんだと思う。
危機管理体制、より広い角度で捉えた言い方をすると、リーダーシップがまったくハチャメチャである、という点が、今の菅内閣が大きな誹りを喰らっている主要因であるわけだが、じゃあそもそもこのような体制、システムを構築していった過程にいたのはいったいどこの誰なんだ、という議論はもう少し目に見える形で巻き起こってきてもよいのでは?
たとえば、福島第一原発が稼働し始めてまだそれほど経っていない頃、構造上の欠陥に気付いたアメリカ人設計者の1人が操業停止を訴えたが、経営的および政治的判断により黙殺された、という話がある。
もはやここまでくれば誰が何を言っていても、それがどこまで本当のことなのか、我々にはなかなか判断がつきにくいのだが、仮に総合的に情報を鑑みた上で、この話が真実なのだとすれば、黙殺という選択肢を採った当時の自民党政権に責めはないのか?
表向きはGEや東京電力といった民間企業の下した判断だ、という形にたとえなっていたとしても、エネルギーや交通、通信、建設などの生活インフラには高い公共性が付随しており、それらを担務する各企業体が行う一挙一動には少なからず官の影響力が及ぶ、なんてことは誰でも分かっている。
事が起きてしまった場合に、それらに対処する能力や責任というものも当然重要だが、それ以前に、危機に対して端から脆弱な状態というものを放置してしまっていた、あるいは半ば意図的に生み出していったともいえる過去の政権が背負っている罪はそれ以上に大きいのではないだろうか。
まったくの独占状態にあるエネルギーインフラ業界において、原子力発電所を建設、操業する際の様々な規制を緩め、検査の基準を下げて回数も減らし、"何か"が起きてしまった時に対応することができないズブズブの土壌を醸成していった自民党政権およびその周辺への追及の声というものも、今後より大きなヴォリュームで聞こえてくるべきであると思う。
思えばこれに限らず、天下りは無論のこと、消えた年金問題や官製談合などなど、すべて根っこはつながっているような気がする。
もし、とかたらればの話をしたって意味がないことは分かっているが、仮にこの震災が起きた時の政権が自民党であったとして、今の内閣よりもずっとマシに舵取りをすることができていたに違いない、と言い切れる人がどれだけいるか?
福田とか安倍とか麻生とか、平時でもあれだけの無能ぶりを発揮してしまった総理大臣たちはまだ記憶に新しい。

...まずは責任の所在を押し付け合うよりも、現在進行形の未曾有の危機に国を挙げて対処していかなければいけない時に、こんな愚痴しか吐けない私も愚かだ。


♪ 死神の饗宴 - 人間椅子


2011年3月30日(水)

憤るぐらいしかできないけれど

このたびの津波で自宅とともに両親を流されてしまった9歳と7歳の兄弟が陸前高田市にいる。
少し前に確か「みのもんたの朝ズバッ!」か何かで取材されており、避難所で明るく健気に頑張っている姿が印象的だったのだが、今日配信の「毎日jp」で、その9歳のお兄ちゃんが高齢者たちを元気づけようと率先して体操の手本を見せている、という主旨の記事を目にした。
「今が大人だったらいいのに。早く働きたいよ」、そんな言葉も載っていた。
その直後に、東京電力の社長がめまいと高血圧で入院した、という記事を読んでしまったわけだが、本当汚い言葉遣いでごめんなさい、思わず「ふざけんな」と心中呟いた。
もちろん大変な状況にあることは分かる、おじいちゃんだから体調を崩しやすいのも分かる、しかし。
合理的でない感情論や根性頼みの主張を吐くことは本意ではないが、一瞬にして親も家も失ってしまったこんなに小さな子供たちが走り続けているのに、東北のみならず日本中、国外にすら危機をもたらしてしまった巨大企業の経営者が過労でベッドに臥せて身を隠している様はおかしい。
この子たちばかりでなく、メディアに露出せずとも生き地獄に落とされてしまったたくさんの人たちが、倒れることもできずに立っているのだから。


♪ Dream Japan - Kory Clarke


2011年3月19日(土)

試練

3月11日以来、もちろん業務が激しい日が続くが、こんなことは被災地の人々の苦労を思えば何ということはない。
今後東北では多数の仮設住宅の建設が見込まれるため、いろいろな資材が関西でも調達困難になっており、私の計画にも支障を来しているが、これも被災地の状況を鑑みれば無論致し方ない。
花粉症の状態が本当に酷く、鼻も目もえらいことになっているが、もちろんそんなことも被災者たちが強いられている艱難辛苦に比べたら取り上げるにも及ばない鼻くそのような悩みである。
当分の間、この思考回路で大抵の人たちが大抵のことを我慢できるだろう。

今は、何万人もの人が生命を失い、何十万人もの人が極めて劣悪な環境に置かれて苦闘している状況が誰の目にも鮮明に映っているから、皆が彼らに対し寛容な気持ちになり、思いやることができている。
だけどふと思うのは、このような国難に見舞われている時に限らずとも、同じように苦しみ、悩み、絶望と戦っている人たちがどこかに必ずいる、ということ。
テレビや新聞で報道されなくても。
数が多い少ないの問題ではなく。

16年前の震災の後も、関西を中心に人々の心は復興に向けて一つにまとまり、いろいろなところでたくさんの人たちの思いやりが示され、助け合いが見られた。
果たして、その心は今年の3月10日までも継続して保たれていただろうか。
他人のトラブルに共感し、気遣うことができていただろうか。
その答えを知っている私たちは、今こそ試されているのかもしれない。
時が経ち、たとえテレビの画面や新聞の紙面から被災者たちの姿が消えたとしても、どこかで誰かが悲しんでいるということを、私たちはイメージすることによって知る必要がある。


♪ 僕にできるすべて - THE BOOM


2011年3月14日(月)

思いの一端

私はテレビ局に勤務している。
それで飯を喰っている。
だけど、テレビで一連の報道を観ている時に、何か違うんじゃないか、これでいいのか、道筋が間違っていやしないか、と疑問を感じることはある。
偽らざる本音である。
もちろん放送界だけではなく、どの業界においても、すべての人が適切な行動を常に取っているというわけではない。
ただ、とりわけこういった非常時においては、我々マスコミの一挙一動が持つ意味合いは平時以上に強く大きく、一部の人が適切でない言動を為した際、それがダイレクトに不特定多数の人たちに伝わってしまうことが多い。
だから私も一視聴者の立場でものを感じる時、言いようのない苛立ちともどかしさを覚えてしまうことがある。
この世界で飯を喰わせてもらっている身だけれど。
明確な答えは出ないし、おそらくない。

だが。
一方で、メディアの有する力がこういった際にプラスの方向に作用し、あるいは人を助け、元気を与え、希望や安心をもたらすこともある。
過去にもあったし、今回だってきっとある。
そう信じて、矮小な自分なりに精いっぱい生きていくしかない。


♪ A Sad Song - Ten Years After


2011年3月 3日(木)

甘いかな

逮捕された予備校生がしてしまったことは紛れもなく不正行為ではあるが、こうしてすべてのマスメディアがトップで特集を組むほどの扱いをすべきかどうか、ということについて考えてみた時、違和感を覚える。
此度の事象がなぜこれほどまでに高い注目を集めたのかといえば、それはひとえに“Yahoo!知恵袋”というオープンなインターネットサイトが舞台として選ばれたからであって、決して事件そのものが凶悪だったからでも救いようがないからでもない。
インターネットおよび携帯電話という比較的新しい、そして社会の中枢を牛耳る層の人々にとってはイマイチ全貌がつかみきれないツールがカンニング行為に使われ、それが衆目に触れるものであったということのみがセンセーショナルであったに過ぎないわけだ。
にもかかわらず、主に行為者にまつわる周辺情報に強いスポットが当てられてしまい、まるで世間そのものを震撼させる猟奇事件を犯したかのごとく報じられている現在の状況には、あえて語弊があるかもしれない言葉を使うならば、かわいそう、とも感じられる。
繰り返すが、彼がやった行為は決して許容すべきものではなく、露見して身柄を拘束されてしまった以上何らかの責めを負うべきだが、別に人を殺したわけでも残虐非道な蛮行を為したわけでもない。
仮に投稿したサイトがYahoo!知恵袋でなく、もっと閉じられたコミュニティなどであればおそらく事はバレることなく、彼は無事に入学を果たしていかもしれない、その程度の出来事である。
実際、今回のケースは氷山の一角に過ぎず、デジタルツールを駆使した不正行為で合格を拾った受験生は過去も含めてたくさんいると考える方が自然ですらある。

もっと他に、メディアが攻撃すべき悪辣な対象は世に遍く存在しているのではないか?


♪ Old Man - Neil Young


2011年2月12日(土)

溺れかけ

午前はスイミングスクール。
1時間のレッスンはあっという間に終わる。
今日はちょっとハードめだったなー。

最近よくヴェランダにヒヨドリがやってくる。

ヴェランダにやってくるヒヨドリ

晩ごはんは、昨日妻が不在時に私が作っておいたカレーライス。
エリンギ、シメジ、タマネギ、パプリカ、三度豆に、季節もののカキも入れてみた。

カキ入りカレーライス

とろみが足りなくてなんだかスープカレーっぽくなってしまったが許せ。

北方領土にズカズカと踏み込んだ上で、まさに盗人猛々しいといった風情がピッタリくるロシア陣営に対してはもちろん腹立たしい思いだが、詰まるところ、自国の領土だと言いながらこれまでなんら実効的な措置を取ることなく、相手がアクションを起こしてきて初めてウジウジと文句を垂れ出す我が国の指導者たちこそが本当の間抜けであることは間違いない。
尖閣諸島や竹島に関しても同様。
外交、内政ともにこれだけツッコミどころ満載のデタラメでありながら、比較的マトモな国家の体を未だ為しているように見えることが、実に不思議である、日本。


♪ When I was Child - Page & Plant


2011年1月 6日(木)

半日ぐらいなら時間を潰すことは簡単だ

相当久しぶりに「ヨドバシカメラ」に行ってみた。
最近コレ系の商品や書籍、CD、DVD等はもっぱらインターネットを経由して購入するばかりなのだが、家電量販店にせよ書店にせよ、やはり実店舗に行ってアイテムを手に取り肉眼で見ることはとても大事なのだな、と改めて実感した。
モニター上でたくさんの商品の中から効率的に目標物を探し出すよりも、実際に店の中を歩きながら一つずつ見て回る方が、単純に楽しい。
電子書籍にも終生馴染めそうにない、少なくとも私は。


♪ Four More Years - Warrior Soul


2010年11月 9日(火)

懐古主義

不景気である。
実際に右肩下がりなままかどうかは別にして、そういった雰囲気は未だに蔓延っている。
それは確かにそうで、各所においてビジネスモデルが変容しつつある、と巷間よく言われている。
私が身を置く業界ももちろん例外ではなく、そんな最近の実感から派生して、ふと重要なコンテンツたるテレビ番組というものに思いを馳せてみた時に、本筋の衰退を感得したような気がして、慄然としてしまった。
つまり、懐かしの名番組たちに及ぶものが現在、私見によると殆ど皆無。
「連想ゲーム」、「クイズ面白ゼミナール」、「クイズダービー」、「オレたちひょうきん族」、「鶴瓶上岡パペポTV」、「8時だョ!全員集合」、「川口浩探検隊」、「世界まるごとHOWマッチ」、「なるほど!ザ・ワールド」…。
かつて存在していた、シンプルで完成度の高いバラエティ番組はあれやこれやと思い浮かぶが、翻って今は果たして。
このような感慨はテレビ番組のみならず、ひょっとしたら他にも色々な分野において当てはまるかもしれない。
例えば、音楽、マンガ、映画、ゲームソフトとか。
昔はよかったじゃないけれど、当時に匹敵するような関心や情熱を少なくとも私は今、感じ得ない。
といってもこんな感想はそれこそ何世代にも渡って、遥か昔から先人たちによって語り尽くされている吐露のループに過ぎないのかもしれないけどね。
レコードどころかCDすらショップで買うことはなく、物心ついた時から調べ物といえばインターネットで検索、手に携帯電話を握りしめたまま生まれてきたようなニューエイジたちが感じる事柄はもちろん、またまったく別物なのだろう。


♪ Jaded Heart - Dokken


2010年11月 3日(水)

充実の祝日

今日は妻が午前中仕事で出掛けていたので、その間に私が昼ごはんの製作。
昨日の残りの栗ごはんに、アジの開きを買ってきて焼いて、あとはもずくの味噌汁を作ってみた。
グリルで魚と一緒に焼いたタマネギもまあ合格でしょう。

昼ごはん

午後から敷地および拙宅にてA氏と打ち合わせ。
現地だからこそ分かることの確認、そして場所を移して細々とした話と、適所の作業を行うことができ、今日も少なからず前に進んだ感を得た。

「ウクレレカフェ オコナ」で晩飯。
先週無事に入籍を済ませたマスター夫妻、めでたい。
ロコモコとタコライスを食べたが、ともに正常進化を遂げている。
コーヒーも美味かった。

家に帰ってきて上着を脱いだらなぜかトノサマバッタがどこからともなく飛び出てきた!

少し小さめだからひょっとしたらクルマバッタかも?

褐色型。
どこで拾ってきたのか?

話は変わって、黒木昭雄氏の「自殺」報道ほど、ここ最近で腑に落ちぬ出来事はないといっていい。
マンガみたいだけど、実際にこういう消され方はあるのだなあ…。


♪ Won't Get Fooled Again - The Who


2010年9月 3日(金)

オリックスvsソフトバンク@スカイマークスタジアム

スカイマークスタジアムにオリックスvsソフトバンクを観に行ってきた。
花火ナイター。

5回終了時、花火がドカンドカンと上がる

オリックス・先発の中山は立ち上がりからテンポよくパシパシ抑えていったが、ソフトバンクの小椋はコントロールが定まらず、イマイチな感じ。
特にカーヴが抜けてばっかり。
カブレラの先制ツーラン、坂口のタイムリー2本に、T-岡田の左中間への豪快な中押しスリーランも観ることができて、スタジアムは盛り上がった。

T-岡田のスリーランに沸く

結果は、11-2でオリックスの快勝。
珍しい?

まずまず順調な使い心地を見せているポータブルナヴィ「AVIC-T07」だが、山麓バイパスの中はさすがにGPSが利かなかったようで、帰り道、出口を出てからしばらくおかしな挙動を見せていた。

せっかくナヴィを取り付けたので、興味本位でよく知っている場所へ行く時もルート案内機能などを使ったりしているのだが、それに従っていると実際の道路状況や地理感覚に疎くなる、つまり端的にいうと道を覚えなくなる、というおぞましい現象が今さらながら体感される。
知らないところへ行く際も、プリントアウトした地図を手にし、どこで曲がるんだと周囲の風景を注視しながら運転している方が性に合っているのかもしれない。


♪ Relax Your Mind - Boyz II Men


2010年4月10日(土)

第33回定期演奏会など

午前、うちから徒歩1分のヘアサロン「フリゼーア」で散髪。
前髪パッツリ短くしたぞ。

午後、兵庫県立芸術文化センターに、佐渡裕氏指揮の「第33回定期演奏会」を聴きに行った。
演目は、「箏とオーケストラのための協奏曲」(作曲 坂本龍一)、「『樹影にて』アジアの箏とオーケストラのための」(作曲 グバイドゥーリナ)、「バレエ音楽『ロメオとジュリエット』op.64より」(作曲 プロコフィエフ)。
箏の演奏はなんと宮城道雄に師事したという、沢井一恵氏。
そして1曲目の、坂本龍一氏が書き下ろした協奏曲はこれが世界初演。

そのコンチェルトだが、坂本龍一という名前から私が事前に想像していたような曲とは大きく異なっていた。
箏を前面に出したキャッチーな主旋律でも聴かせてくれるのかな、と思いきやそうではなく、音数が少なくアヴァンギャルドな構成。
冬、春、夏、秋の4つのパートに分かれており、沢井氏がそれぞれチューニングの異なる4台の箏を爪弾いていたが、四季を通して曲調はマイナー。
夏ブロックはさすがにヴォリュームこそ上がっていたが、音階は決して明るくない。
分かりやすくもなかった。

2曲目の「樹影にて」も、とことんプログレッシヴ。
一般的な邦楽というイメージから想起される、流れるような箏の旋律をいくばくか期待はしていたんだが、曲は前衛に徹する。
聴いてる途中、ジョン・ゾーンとかジョン・ケージっぽいなあ、なんて思ってたんだが、後で沢井氏の経歴を見てみたらズバリ、ゾーン氏ともケージ氏とも一緒に仕事をしたことがあるそうで!
坂本氏の協奏曲があのような作りになったのも、和音階の縛りに引っ張られたことに加え、ひょっとした奏者である沢井氏の特性に負うところが大きかったのかもしれないな。

兵庫県立芸術文化センター3Fデッキエリア

前半がこんな感じだったから、休憩を挟んで演奏された「ロメオとジュリエット」に、「ああ、いかにもこれが“音楽だ”」と安堵を感じてしまったことは否定できない。

正直申し上げて、この管弦楽団の演奏レヴェルは決して最高の部類に入るものではないと思うが、それでも開演前のプレトークも含め、佐渡裕氏の指揮が4000円で観られるのはお得と言う他ない。

芸文センターを出て、ピッツェリア「La Zucca di napoli」で晩飯を食べた。
マリナーラ、水菜とパリパリイモのサラダ 温玉のせ、窯焼き タケノコ、窯焼き ラムをオーダー。
不味い、というわけではなかったが、ピッツァは他に美味すぎるものを知ってしまっているだけに、まあ普通。
そしてタケノコはちょっとアク抜きが甘いのか、エグみがかなり残っていたように感じたし、ラムは火の通しが足りないような味わい。
残念ながら食後の胃内には若干の不快感が残った。

店を出た後、「西宮ガーデンズ」に少し立ち寄り、妻がTシャツやアクセサリーを購入した。


♪ 盗人賛歌 - 人間椅子


2010年1月24日(日)

「オーシャンズ」とか

昼、霞町のフルーツパーラー「Fru Full」へ。
ミカンのホットジュースとバナナのホットジュース、フルーツサンド、それからイチゴのパフェをオーダー。
ミカンはそろそろシーズンも終わりだが、今日のジュースは糖度が最高の15.8を記録したと、店のご主人がテンション上がり気味で糖度計を見せてくれたほど、甘くて美味かった。

イチゴのパフェ

これらのみならず、サーヴィスでリンゴ、イチゴ、タンカン、キンカンをちょっとずつ切って出してくれ、さらに我々が美味い美味いと唸っていたら、沖縄産のタンカンをお土産に頂きまでしてしまった。
そして店主が草野球キチガイであることが判明。
今は日曜仕事のため遠ざかっているそうだが…。

「Fru Full」を出て、「109シネマズHAT神戸」へ向かった。
映画「オーシャンズ」を観るのだ。
なぜか、と言ってしまうのは若干失礼かもしれないが、今日のHAT神戸は混雑していた。
「オーシャンズ」上映のシアターもかなり埋まっており、やや驚き。

「オーシャンズ」はさすがに映像美が素晴らしい。
どうやって撮ったんだろう、よくこんな場面に出会えたな、といった題材のパワーはもちろんあるが、それと同等に、精細で鮮明な映像美が印象に残る。
ただ、後半に持ってきていたあまりに恣意的な構成と説教臭い教示はちょっとどうなんだ。
反捕鯨国のフランス人であるジャック・ペランが何かのメッセージを込めた、と理解すれば納得しやすいのかもしれないが、それはあまりに穿ち過ぎか。
アラステア・フォザギルであればこのような作りにはしなかったような気がする。
イルカと水鳥がイワシを捕食しているところにニタリクジラが突っ込んでくるシーン、海底を埋め尽くし蠢く無数のカニの群れにはド肝を抜かれた。
シャコとカニの一騎打ちもすごかったが、一つ一つの動きにつけられているSEが少し安っぽく感じた。
妻のお気に入りは、ウミウシがヒラヒラと海面を目指して泳いでいく映像。

映画を観た後、同じHAT神戸にある関西スーパーで買い物をして帰り、珍しいことに私が夕飯のおかずを作ってみた。

晩ごはん

といっても簡単な豚のしょうが焼き。
まあ食べられる味になっていて安心した。


♪ What U Lookin' At? - Kid Rock Feat. Uncle Kracker


2010年1月 2日(土)

食記

元日の朝は雑煮を食べ、昼は前日にピックアップしたロックフィールド製のおせち料理を食した。

おせち料理

小さめのお重だったので、足りるかな、などと要らぬ心配をしておったのだが、女2人と私で喰うには充分、昼だけでは食べきれず夜に回したほど。

午後、なんだかよく分からない流れに乗って、久出ヶ谷町にある「サーティワン」に妻と歩いて行き、「バラエティパック」という名のアイスクリームの詰め合わせを購入、帰ってきて母と3人で食べた。

「サーティワン」のバラエティパック

確かに美味いが少し量が多かったな。

夜はおせちの残りと、「そうざいや地球健康家族」で買っていたおかず数品で晩餐。

今日は昼飯に、「だしや」の正月限定「煮干カレー」を喰おう、と決め、「フリアンド」のパンで朝食を摂った後、妻と母と3人で大阪市内へ。
店主のYさん夫妻が新ユニフォームで出迎えてくれた。
一口食べると魚系だしの風味が口中に広がり、次いでフルーツの甘み、そして後味にピリピリとした辛さ。
こりゃ美味い。

「煮干カレー」 写真を撮り忘れたので「だしや日記」から拝借した参考画像

一昨日あたりから「カレーが食べたい」と言っていた母も満足そうだ。

食後、初詣客らしき人々で混み合う天神橋筋商店街を少しだけ歩いてから、新大阪駅へ向かった。
予想通り駅はすさまじい人出で、駐車場に車を停めるのにも20分ほど待った。
15:20発ののぞみに乗って名古屋へ帰る母をホームで見送り。

西宮へ戻る途中、伊丹の「ひごペットフレンドリー」に寄って魚の餌を買って、帰宅。
晩飯は苦楽園口の「ラーメンたろう」で妻と2人済ませたが、久しぶりに喰うラーメンは美味かった。
おにぎりと餃子も食べたら腹いっぱい。

しかし内容が喰い物の話ばっかりだな。
どうしても年末年始は食べてばっかりいる気がして、そして体を動かす機会は限りなく少ない。
たまに帰る実家などではとにかく何かと喰え喰えと勧められるし。
酒は飲まないのが救いだが、それにしても間食を含めカロリー摂取量は増えざるをえない。
落ち着いたら少し運動をせねば。

ちょっと風邪気味かも。


♪ Already Gone - Eagles


2009年12月25日(金)

大丈夫か、ネッツ…

最近深くニュースをチェックしていなかったので新しい「ダンクシュート」を読んで驚いたのが、まさかのアイヴァーソン復帰!
しかも古巣、セヴンティシクサーズ。
知らんかった。
正直、復活の可能性は低くないとは思っていたが、それにしても早かった。

同じく「ダンクシュート」の記事中にて、シャックの一人称日本語訳が「俺様」であることについて今さらながら笑いがこぼれてしまう。
英単語としては等しく“I”でも、私、僕、俺…。
インタヴュー内容を和訳する場合、呼称のみならず、ですます調であるか否か等々、取材対象者のイメージと翻訳者のセンスに依るところは非常に大きい。
改めて日本語表現の多様さを思い知るとともに、なぜ英語がこれほど世界中で公用語然として普及しているか、その理由がよく分かる。
日本語ネイティヴであることに、いささかの幸運を感じる。


♪ Don't Say You Love Me - The Corrs


2009年12月18日(金)

最近

これまで比較的暖かかっただけに、久しぶりに本当の冬の寒さを感じた体が震える。
毎日は、後悔と忍耐と弛緩で成り立っている、などとふと思う、年の瀬が迫った週末の夜。


♪ Hit The Road Jack - Ray Charles


2009年12月13日(日)

生きるスタイル、とか

最近、週末のお気に入りテレビ番組は「渡辺篤史の建もの探訪」から「週末の探検家」、そして「ウォーキングプラス」に至る流れ(再放送枠も混じっているが)。
他、よく観ているのは、昔から好きな「世界ふしぎ発見!」を始め、「ダーウィンが来た!生きもの新伝説」、「ワイルドライフ」、「住人十色」、「人生の楽園」、「ソロモン流」、それからアニマルプラネット全般にナショナルジオグラフィックチャンネル全般。
こうして改めて見てみると、もちろん私個人が好む番組だからある程度ジャンルが絞られてはいるのだが、それにしてもここ数年で、いわゆるエコやネイチャー、そしてそれらに携わる人にスポットを当てたものの絶対数が増えたように思う。
テレビ番組だけじゃなく、近所を歩いても、仕入れにこだわる青果店や、オーガニックを売りにする飲食店、木製玩具を専門に扱う店などなど、そういった志向のショップがたくさん目につく。
気がつけば、老後は何をしようかな、なんて考えている自分がいたりもする。
どれも初めは単なるスタイルに過ぎないかもしれないが、それでいいと思うし、そんなもんなんだろうと思う。

ウクレレカフェ「オコナ」で早めの晩飯。
ロコモコとオリジナルのカレーを初めて食べてみたが、美味かった。
ヴォリュームは控えめ。
食後に、バナナがたっぷり添えられたタロイモベースのパンケーキと、コーヒーを。
このコーヒーがそんじょそこらの代物ではなく、先日マスターがハワイ島で買い付けてきたという、最高級のコナコーヒー。

最高級のコナコーヒー

日本国内では入手できない最高グレードの豆であるらしい。
生豆は我々が見慣れている白っぽいものではなく、新鮮であるがゆえに緑がかっている。

生豆

そしてそれを焙煎すると、中から染み出てきた油分でテラテラに!

炒りたての豆

こんな風に淹れてもらったコーヒーが美味くないはずがない。
いやあ堪能した。


♪ Elsewhere - R. Kelly


2009年12月 5日(土)

「カールじいさんの空飛ぶ家」→「鶏天」

公開初日、「カールじいさんの空飛ぶ家」を観てきた。
例によって「109シネマズHAT神戸」で、例によって3Dで。
原題は「UP」ですか。

空飛ぶ家で旅に出るまでの描写は、本編ではもう少し丁寧に時間をかけて再現されているのかと思いきや、トレイラーとそれほど変わらないヴォリュームのダイジェストになっていたことにやや刮目。
セリフなし、BGMのみで綴られる数十年間はしかし、その重みを観客に訴えかけるには充分な力を持っている。
中盤、ギアナ高地的な憧れの地を舞台に繰り広げられる活劇は、物語全体を包み込む、地に足着いたじんわり沁み入る主題に比べると正直言って若干薄っぺらいかもという印象は否定できないが、ティーンエイジャー以下の子供たちにとってはこの映画の中で一番の楽しみどころなのかもしれない。
アニメ映画なのでもちろん小さな子たちも観に来るが、さすがに彼らはじいさんの心情までは忖度できないだろうから。

現実を起こるがまま受け入れつつも、自身に限界を設けないで一歩踏み出すことの大切さ。
そんな、ともすれば説教臭くなりがちなテーゼをごく自然に示してくれるところが、ピクサーの実力。

ピクサーの作品は舞台こそ大きいものの、登場人物の数が比較的少なめだったり、主人公が住む世界がある程度限定されていることが多いが、そのあたりのバランス感覚も面白い。

夕刻、神楽町の交差点近くにある「鶏天」に晩飯を喰いに行った。
「アルテシンポジオ」のOシェフに教えてもらった店である。
噂に聞く通り、素晴らしい素材揃い。
特上白肝、笹身、ずり、こころから成る刺身の4種盛り(どれも新鮮で美味く、ずりのコリコリ感や笹身の味わいが絶品)、鶏天サラダ、特上手羽先、特上ねぎま、さつまいもバター(謎のエスニックスパイスがいい仕事)、特上皮、下仁田ねぎ(豪快極まりない)、そして締めに卵かけご飯と鶏ガラスープのセットを食した。

刺身の4種盛り特上皮下仁田ねぎ卵かけご飯と鶏ガラスープのセット

焼き鳥の味付けはほぼ塩でタレはない。
それほど肉そのものに自信があるということなのだろう。
ちなみに、こだわりの店主は私と同い年。
これはまた行かねばな。


♪ Make Me - John Scofield


2009年11月22日(日)

「Disney's クリスマス・キャロル」鑑賞

「109シネマズHAT神戸」に「クリスマス・キャロル」を観に行ってきた。
吹替のデジタル3Dヴァージョン。

概ね原作に忠実な作りになっていたようだが、ディズニーがわざわざアニメにしたということで、比較的低年齢層の鑑賞者もターゲットにしているはず。
であるならば、スクルージの守銭奴ぶりだとか底意地の悪さといった、本題を強化する導入部分はもう少し分かりやすくなるようにアレンジをしてもよかったのではないかな、という気もしないでもない。
実際、劇場には小さな子供を含む家族連れが多かったが、普遍的なテーマとはいえ、キリスト教文化圏ではない我が国の子供たちにその主張のどれほどが伝わったことか…。

「クリスマス・キャロル」は私にとって、おそらく高校生か大学生ぐらいの時だと思うが、実写版のクラシカルな映画をテレビ放送で観て、感銘を受けた思い出の作品。
そういった意味合いもあって、今回のものもノスタルジックな想いを抱きながら観ることはできたが、正直言ってそれ以上の感動はなかったかな…。

声優の山寺宏一さんはとても良かった。
やはり吹替は話題性だけのタレントや畑違いの著名人ではなく、高いスキルを持った専門職の方たちにお任せしたい。

3Dは確かに面白いけど、専用メガネのレンズ部分が暗くなっているため、必然的に映像も輝度が落ちてしまうのがちょっといただけない。


♪ Sorry - Guns N' Roses


2009年11月18日(水)

羨ましいなどという言葉では生ぬるい

ものすごい本だ、「世界怪魚釣行記」。
度を超した釣り好きが高じ、わずか2年半で会社員を辞めて、それから世界の辺境を訪れて怪魚を釣りまくる著者の武石憲貴氏(ちなみに私と同い年)のあまりのすさまじさには、脱帽するより外にない。
職業作家ではないので文章そのものは洗練されているとは言い難いが、だからこそ伝わってくる生々しさ。
そしておそらくはありのままに限りなく近いであろう実体験を綴る中に顔を覗かせる笑いのセンスはまさに一級品だ。
一歩間違えれば死んでるんじゃないか、という激烈ないきさつと、毒にも薬にもならない間抜けな失敗談をまったく同列に、こともなげにサラリと書き述べている様なんかは、プロの物書きとしての技術ではなく、持って生まれた人柄の一部なんだろうと思う。

羨望という言葉はもはやふさわしくなく、これはもう憧憬と言うしかない。


♪ Still A Fool - Muddy Waters


2009年10月21日(水)

料理人出遭う

お店が休みの「アルテシンポジオ」のOシェフとともに、黒崎町の「だしや」へ晩飯を喰いに行った。
私の好きな2人の料理人、Oさんと「だしや」のYさんを邂逅させたかったという密かな目論見も達成。

おでん、だしまき、ブロッコリーと桜えびのおひたし、ヒメダラ、ナスと豚の味噌炒め、ぎんなんなどなどとともに、Yさんが先週釣ったうなぎの蒲焼きがコッソリ供された。
さすが天然もの。
そして締めはもちろん「ぶしたまんま」と味噌汁。
削りたての鰹節には、Oシェフも思わず店内で「美味しい!」と雄叫びを挙げた。

食の話、家族の話、互いの近況などといった他愛もない話題に加え、仕事に関する真面目な話もちょいちょいと。
異業種の最先端で働く友人と語らう、こうした機会を持つことは、特に今の境遇に身を置く私にとっては少なからず有意義なものであったに違いない。
刺激にもなるし、燃料にもなりうる。

「だしや」を後にし、浮田町の「juen」に立ち寄り。
パンケーキはちょっと余計だったかー。
「だしや」もそうだったが、この「juen」も盛況。

佳き会であった。


♪ Durch Den Wald Zum Bach Haus - Blackmore's Night


2009年9月30日(水)

同期を送り出す壮行会

10月1日付で東京支社へ異動するIくんを同期一同で囲む壮行会が昨晩催され、参加してきた。
私自身、同期たちの会に交じるのは久しぶりだったが、入社14年目になり、すっかり各部署の中堅どころとして振る舞っている自分たちの姿に改めて自覚的になるとともに、新入社員当時の思い出話を肴に相変わらず屈託なく笑い合える様に若干安堵も覚えた、そんなひと時であったように思う。
「何かの縁で同期になった」わけだから、横のつながりを保つことには意義がある。
4時間ほども1軒の店で過ごし、家が近い2人とともにタクシーで帰宅。


♪ サーカス - 山崎まさよし


2009年8月21日(金)

新世界より

前部署にいた時にいつもお世話になっていた関係会社を、業務で久々に訪れたのだが、旧知の懐かしい面々がいくつもあり、しばし話に花が咲いた。
懐かしい、とは言いつつも、今も頻々としてお顔は見かけているわけだが、やはり直接仕事で関わる機会がなくなると、距離感というものはいささか変わる。
広がった世界はもちろん保ちつつも、これまで棲んでいたフィールドも大事にしていくことが肝要と思う今日この頃。

昨晩は後輩3人と中崎町の「豚の晴れぶたい」で晩飯。
しゃぶしゃぶなど喰ったが、美味かった。
なかなか面白いひと時だった。
このタイミングで異動に引っ掛かったことも、今の自分にとってはいくつかの意味において何某かのメリットをもたらすはずだ、とも思う今日この頃。


♪ Kiss - Prince


2009年3月18日(水)

城崎温泉一人旅(仕事だけど)

(火)(水)と1泊2日、ロケの下見のため城崎温泉に行ってきた。

大谿川駅通り

関西にかれこれ17年ほども住みながら、恥ずかしながら城崎を訪れたのは初めて。
春休みということもあるのだろうが、平日にも拘わらず客はなかなか多い。
特に卒業旅行っぽい若い人とか。

今回いろいろな人の話を聞いて、城崎は各旅館や店舗が競い合い潰し合うのではなく、相互扶助を基盤とした共存共栄の温泉街であるということがよく分かった。
うちの宿にだけ客が来ればいい、というスタンスではなく、街全体が活気づくことを祈念し、祈念するだけでなくそれを具体的に様々な形をとって実行に移している。
だから、通り全体が賑わうし、歩いていてもとても楽しい気分になる。
私も含まれる、団塊ジュニア世代が中心となって旅館を支えている姿も印象的だった。
故郷を捨てて街に出ていくのではなく、必ず戻ってきて後を継ぎ、移り変わる時代に応じたPRを皆で知恵を絞って模索している。
篠田節子の「ロズウェルなんか知らない」をまず思い出したぐらいだ。


♪ Cargos Of Doom - Warrior Soul


2009年2月17日(火)

酔っ払いコント

M-1よりもR-1よりも断然に面白いこのたびの中川昭一氏のアレ、世の中が上手く回っている平時であればわははははと笑っていられるのかもしれないが、さすがにそんな趨勢にはないので日本国民の一人としてまったく情けない限りである。
それにしてもよくもまあ絶えることなくわらわらと湧いて出てくるものだ、愚にもつかぬこの手のトピックスが。

民主主義国家において、不正や腐敗や汚染のない社会を作り出すことはそもそも不可能ではないのか。

前提として、清廉潔白を身上とし、長いものに巻かれるなどもってのほか、徹頭徹尾正義を貫いて生きている、これからも生きていく、なんていうタイプの人は、いたとしてせいぜい全体の10%、いや、5%とかのものとする。
そうした場合、じゃあ代議士として世の中を糺してやろう、と息巻いて奉職している人たちは、そんな5%の人たちの集まりである、などと考えるのはもちろん大きな誤りであって、たとえ母集団が全日本国民であろうが国会議員であろうがサラリーマンであろうが主婦であろうが、欲に目が眩むことなく常に信念に従って利他的に振る舞うことができる“清く正しい”人の割合は、5%、じゃないか?
政治家になろう、と決意して行動に移した当初こそ正義感に燃えていたとしても、いざ実際にその立場になり、旨味に溢れた利権を目の前に差し出されれば、95%の人間は確実に転ぶ。
これは妄想でも虚言でも何でもなくて、高級官僚などは言わずもがな、政治家といえども、甘い汁を吸ってブクブクと肥えている、という本当にたくさんの実例を私たちは目にしている。
本音としては、一切不正や汚職に関わっていない政治家なんているわけねーよ、というのが多くの国民の思いかもしれないが、まあ皆無ということはないだろうから、せいぜい5%、という話。
とすると、法治国家において、立法と行政を担う主体で働いている人の95%が、我々と同じように金が落ちていれば拾い既得権益があればしがみつき我が身が危うくなれば保身に励む人たちなわけだから、清冽な社会など出来上がるわけがないのである。
高邁な理想を掲げる独裁者による支配を許しておらず、多数決という鉄原則を持つ民主主義を標榜しているのだから、なおさら。

実はこんなことは改めて書き記すまでもなく、たぶんほとんどの人たちが感覚的に気付いている。
ジャーナリストの中には、馬鹿な政治家を選んでいる国民にも責任がある、と言う人もいるが、その言い分は正しいように聞こえて実態には即していない。

サブプライムショックに始まった経済危機だって、根っこのところはまったく同じだと思う。
伝え聞くように訳の分からぬ怪しげな金融商品を非富裕層に売りまくったら、遠くない将来にどのようなことが起こるか、おそらくその分野を生業としている人たちは察知していたはずだが、皆が目先の利益を諦めることができなくてチキンレースのようになってしまった顛末が今。
資本主義経済というものそのものがまだ「一回り」していない状態でありながら、これまでのサイクルをさらに増幅させつつ繰り返していけば無限に右肩上がりを続けていくことができる、と本気で信じていたとは思わないが、結果的にはそうした胴欲に基づく妄信が、今の暗くて不活発な世の中につながっている。
ほら、サラリーマンだって同じでしょう。
経営陣も、自分が退任、退職するまでは自らに損失が及ばないように腐心するけど、自分がいなくなった後のことを本気で憂いて粉骨砕身する人は20人に1人じゃないかな?

これまでは、いくら政治家がアホだ、官僚が狭量だとはいっても、世界各国の中では状況は比較的マシな方なんじゃないか日本は、と思っていたわけだが、さすがにあそこまでおかしな人物が首相という位置に立っている今の状況はあまりに常軌を逸している。
かといって、解決策はたぶんないから、やっぱり泥酔会見を観ながら笑うしかない。


♪ Iron Head - Rob Zombie


2008年12月 6日(土)

追われる者

新幹線の中で寝付けない、どころか仕事「しか」していないここ数日は、目覚まし時計が鳴るよりも早く自然に目が覚めてしまう。
6時間も寝て熟睡できていれば話は別だが、今日なんかは4時間やそこらで起きてしまうのだから、しかも前夜もそれぐらいしか眠っていないのに、どうやら過緊張と呼ばれる状態なのだろう。
しかしこの状況が永遠に続くわけではないので、一社会人として戦うべき重圧と向き合っているこの師走の日々はそれなりに心地よくないわけではない、と感じている自分もいる。
機嫌よく乗り切るしかないね。

東京での会議、細々とした打ち合わせなどを終え、つけ麺喰ってカフェでちょっくらしゃべって帰阪。
陽の沈んだ関西は尋常じゃないほど寒かった。
エキュート品川の「ボビーユーハイム」で買った「ひとくちフロマージュ」が手土産。

今みたいに立て込んでいる時には特にこのように思いがちなのだが、働き出してから学生時代のように物事について深く思索するということを本当にしなくなった。
ポコポコポコと駆け足気味のいいテンポで生きてはいるのだが、事象の表層に思考を滑らせているだけで、本質を掴み出して自分の基準に照らし合わせる、という作業をほとんど忘れかけていることに自覚的ではある。


♪ Fire - Jimi Hendrix


2008年10月 7日(火)

日本三大連作小説の1つ、「ロズウェルなんか知らない」

平均して月に1冊を超えるほどには、Amazonの評価でいうところの5つ星に相当する良書に巡り会ってはいるのだが、先日読了した「ロズウェルなんか知らない」(篠田節子)は中でも抜けて面白かった。
私は厚顔の極みにもこの著者を「ハルモニア」、「女たちのジハード」で名前を聞いたことがある程度にしか知らず、遅まきながら今回初めてその著作を読んだのだが、女性とは思えない着想にまずは驚嘆した。
ロズウェルって。
幼児性をいつまでも残すアホな男の発想じゃないか、どう考えても。
にも拘わらず、古き佳き王道を往く連続ドラマのごとくガッチリした起承転結を有し、展開そのものはベタながら巧み過ぎる筆力で読者を掴んで離さない。
何よりおそらくは皆川博子氏や高野秀行氏が書く文章と同じく、リズムやテンポやヴォキャブラリーといった感覚的なものが私に合っている。
すぐに他の著作を5冊ほど発注した次第。

これは「有頂天家族」(森見登美彦)、「定年ゴジラ」(重松清)と並び、日本三大連作小説である、今のところ、私の中で。


♪ Nosey Joe - The Brian Setzer Orchestra


2008年10月 1日(水)

「イーグル・アイ」を観て井上夢人を想う

つい先日のこと、“Plaxo”という素晴らしいツールを拾い、MacBookのiCalのスケジュールとVAIOのOutlookの予定表を同期することに成功した。
これは実に便利だ。
たいしてメモリーも喰わずにバックグラウンドで仕事してくれてるみたいだし。

映画「イーグル・アイ」の試写会に行ってきた。
極力具体的にならぬように簡単に感想を記すが、気になる方は以下、お読みにならぬよう。

まるで岡嶋二人(井上夢人)の小説を思わせるかのような、テクノロジーの反乱。
そしてとにかくスピード感がものすごい。
結婚披露パーティーで言うなら、「しばしご歓談を」から始まるご歓談タイムがまったく設けられていないかのような高密度で進んでいく。
でき得る限り実写にこだわっているようで、市街地での大規模なクラッシュを含むカーチェイスや、空港の手荷物運搬装置のような施設内での捕物劇のシーンなど、実に観応えがあった。
恐ろしい手間暇と費用が掛けられているのはさすが。
ただディテールはともかくとしてプロットは古典的なハリウッド大作のご都合主義の範囲を逸脱していないように感じられた。
特にラストはいささか残念至極ではないか。

偶然だろうが、この間観た「ウォーリー」と共通する着想が見受けられたが、今の時代にコンピューター自立社会を舞台とした話を作るとこうなるのはある意味必然か。
そうなると冒頭に立ち返って、やはり井上夢人は偉大な予言者だった、と感嘆することになるのだな。


♪ Blog;Neon - Chris Minh Doky


2008年9月21日(日)

VAIOを買った

100%デザイン重視で、VAIOのVGC-LJ92SというデスクトップPCを購入した。
今使っているWindowsマシンがだいぶ重たくなってきたので、ついにVistaに乗り換えだ。
ソニースタイルのオーナーメイドを利用し、CPUはCore 2 Duo、メモリーは4GB、HDDは320GB、TVチェーナーはなしといった具合。
デスクトップでありながら軽量、省スペースで家の中をモバイルPC感覚で持ち歩くことができ、15.4型のワイド液晶モニターも非常にいい感じ。

というわけで本日昼からセッティングに取り掛かったわけだが、私の錯誤により、作業を進めた時間を4時間ほど巻き戻してしまったり、未読の新着メールを相当数消去してしまったりといったトラブルも発生、いやはや精神が疲れ果てた。

3台のコンピューターと外付けHDDを使って作業中 ああ面倒くさい

それにしてもOSは進化すればするほど、パッと見は初心者にも分かりやすくヴィジュアライズされてるように感じるけど、その実、構造や仕組みを把握することはどんどん難事になっていく。
それはOSそのものが複雑に難解になっているという意味ではなくて、その本質にユーザーが触れることを拒んでいるように見受けられるのだ。
フォルダ階層などはデフォルトではほぼ見えないようになっているし、Local SettingsやApplication Dataといったフォルダには管理者アカウントといえどもアクセスすらできないではないか。
皆さんは難しいことは考えなくていいから表層に見えるインターフェイスだけ使ってPCで遊んでね、とでも言っているようだ、Microsoftは。
拡張子なんかは経験の浅い人ほど意識しなければいけないものだと思うのだが…。

本当に眼も脳も疲れた。
まだもう少し掛かりそうだな…。
でも完全に移行が済めば我が家のワイヤレス環境がまた一歩前進する。


♪ Roll Um Easy - Little Feat


2008年7月 3日(木)

小説を読む者の1人として

最近本を買う時は店舗に足を運んで…、という機会は本当にめっきりなくなり、もっぱらネットショッピングや会社まで配達してくれる本屋さんを利用するばかりなのだが、それにしたって文芸書は売れていないみたい。
たとえばAmazonのランキングを見ても、トップ100にすらほとんど入っていないじゃないか。
一過性のブームに乗ったっぽい商品や、語弊のある表現かもしれなくて恐縮だが中身が充実しているとは言い難い新書や自己啓発本の多いこと多いこと。
相次ぐ雑誌の廃刊やマンガ雑誌のコラボなどが示すように、出版物全体が危機的な状況にあるらしい現在ではあるが、小説好きの1人としては寂しいものがある。

小説といえば、今週から始まった担当新番組に拘る超過気味業務のおかげでスタッフ一同含め疲労の色濃い連日だから、ということも関係あるのかもしれないが、ありたい存在になれず打ちひしがれがちな時分に、町田康はガツンと堪える。


♪ SPIRITEK - 宮沢和史


2008年6月20日(金)

たまにはベタに時事

私なんかは、アルカイダ発言で衆目に対して自らがアホであることを誇示した鳩山邦夫法相もたまにはまともなことをするじゃないか、という思いで見ているのだが、宮崎勤死刑執行に端を発し、例の秋葉原の事件と相まって今また死刑廃止論争が俄かに盛り上がってきているらしい。
廃止論者の中に亀井静香がデンと鎮座しているのがまた滑稽の限りだが、それは今回はまあいいか。

それとともに、加藤何某容疑者は若い頃は優秀だったものの挫折を味わって今は派遣社員で周囲に友人もおらず携帯サイトに独り書き込み…、なんてストーリーを作り、かのモンスターはこの社会構造こそが生み出したものなのだ、という論調もここ数日、様々なメディアの上で多く見聞される。
まったくもってピンとこない。
ご立派に基本的人権という大層なものを付与され、職業選択の自由も居住地の自由も婚姻の自由も何もかも手の届くところにあるのに、彼奴が自暴自棄に陥って無差別殺人を犯すに至った要因はこの社会にある、などと言われて、はいそうですかとはとても首肯できない。

誰だって不当な思いを味わうことはあるだろう、生きていれば。
経済的な不自由を感じもするし、疎外感に苛まれることも。
だからといって、「宮崎死刑囚はついに謝罪の言葉を口にすることなく処刑されました。これでは真相の解明はおぼつきません」だとか、「加藤容疑者から、何がそうさせたのかすべてを聞き出し、このような事件が二度と起きないように…」だとか抜かすのはどの口だ。
確かに今回の執行が多分に政治的でダーティな意味合いを持っていたことは疑いないだろうが、この際それは些末な要素だと思う。
封建制度下にあった時代、苛烈な環境の中で生きていた農奴や小作農や人非人よりも虐げられていたか、彼らは?
当時の人々よりも行動を束縛されていたか?

現代だけが猟奇殺人犯や粗暴犯を多く生み出しているという明白なデータがあるのかどうか、私は知らぬまま乱暴にも申し上げているので、間違いがあればどうか訂正していただきたい。

津山三十人殺しや河内十人斬り、大久保清事件や酒鬼薔薇聖斗などを例に挙げるまでもなく、いつの時代にもミュータントらによる凄惨な事件はあった。
そう、彼らはミュータントに違いない。
宮崎勤や加藤智大は時代や社会や風俗が創出したのではなく、極めて例外的な突然変異体なんじゃないか。
決してテレビゲームやアダルトヴィデオや不安定な雇用形態が創り上げたんじゃない、それらが彼らの犯罪行為の表層に影響を与えたことはあるかもしれないが、その根源、彼らの“犯罪を起こす意思”のジェネレーターとなったわけでは決してない。

人を殺したいほど憎く思ったり、性的な欲望に取り憑かれてしまうことがある人は稀ではないだろうが、“殺したいと思うこと”と“殺すこと”の間には、大きな、なんていう表現では生温いほどの隔たりがある。
「私たちの誰もが、ああなる可能性があるのです」なんてしたり顔で物申す方たち、マジョリティの自己抑制能力をあまりに舐めすぎである。

あるいは百歩譲って、人を人とも思わぬような怜悧な殺人行為が現代において増加しているとするならば、それは殖えすぎてしまった人類の種族保全の本能なんじゃないか。
自分で自分を間引いている、と考えればまあ納得がいかないわけじゃないような気もする。

それよりも、あとは消費税を上げるしかありませんねえ、などとほざいている一国の首相とそれに同調する人々こそが、既得権益に死んでもしがみつき続ける本物の醜悪な下衆である。
この地球に存在する国家群の中で、私は日本が特別腐った国でも汚物に染まりきった国とも思いはしないが、それにしたって今の(というか明るみに出ていなかっただけで今に至るまでずっとか、結局)政治には合点がまったくゆかぬ。


♪ Whatcha Want - Hanoi Rocks


2008年6月19日(木)

KG初戴冠

断片的にしか観ることはまだできていないが、NBAファイナルはボストン・セルティクスがロサンジェルス・レイカーズを4勝2敗で下して終幕。
最終戦は39点差ですか!
うーむ…。
第5戦までは少なくとも終了時の点差は10点差以内で、ファウルゲームになったりと最後まで展開としては楽しめる試合だったみたいだが、シーズンの締めくくりがこれではちょっと拍子が抜ける。
まあケヴィン・ガーネットがついに、というか降って湧いたような電撃トレードによりチャンスを得て、チャンピオンリングを手にしたことは素直に喜ばしい。
ポール・ピアースはファイナルMVPを獲ったようだからもちろんエースとして存分に働いたのだろうが、生え抜きだからこそファーストオプションとして扱われていた感もなくはない。
あるいは純粋なスキルとチームバランスだけを考慮したならば、他の2人(KGとレイ・アレン)の方が得点のチャンスを多く与えられていてもおかしくなかったとは思うが、でも1つのチームに長い間留まることがスタープレイヤーといえども本当に少なくなった昨今において、これはこれでやはり喜ばしい。
シーズンを通して決してベンチプレイヤーの層は厚くなかったはずだが、シーズン前の期待を上回る結果を残したラジョン・ロンドとケンドリック・パーキンスを含めた5人のスターターがしっかり確立されていた。
そういった意味では優勝した時のデトロイト・ピストンズにもチームとして似ていたかもしれない。
結構バランスとしては危うい気もするから長期王朝を築くことはちょっと考えにくいけど、まあ今シーズンのセルティクスは強かった。


♪ 未来叶いへ - 東風


2008年5月10日(土)

物書きになった後輩と会食、「恐竜大陸」、そして仕事

(木)(金)と東京出張。
まずは木曜午後、天王洲のスタジオで某芸人コンビと打ち合わせ。
以前一度仕事をご一緒した時に、またやりたいな、と思ってこのたび声を掛けさせていただいた人たちだ。

その晩は、大学の後輩で現在は職業作家として活躍しているHと表参道の「雅灯」で久々の対面を果たして会食。
文学の世界では最高のカテゴリーに属する1つである大きな賞も獲っている男だが、話してみれば以前から知っている彼と何ら変わりなくって、それは当たり前のことといえばそうなんだろうけど、すぐにリラックスして語り合うことができた。
学生時代の思い出話、お互いの仕事のこと、家庭のこと、プライヴェートな話題、出版物にまつわる話、世の中の出来事について…。
気がつけば1つの店に腰を据えて4時間ほども話し込んでいた。
自らが生業とするフィールドにおいて一線級のポジションを確保して闘いつつ、他者との会話の前提となる高い知力を備え、そして物事を脳内で処理する演算能力が優れている人と様々な議題について語り合うというのは言葉では表現できないほどいい刺激になるし、またたとえ全部ではなくとも価値観や感覚を共有できるというのは一勤め人に過ぎないこの身にとって非常に僥倖ともいえる。
またぜひ。

ホテルに宿泊して起きて金曜日は仕事は夕方からしかないので、朝から幕張メッセまで出張って開催中の「恐竜大陸」を観に行ってきた。
そのイヴェント名の通り、今回はアジア、中でも主に中国とモンゴルから出土した恐竜たちをフィーチュアした催しだったみたいだが、それを事前にあまり意識することなく行ってしまったので、あれ、とちょっと拍子抜けしたことは否めない。
一昨年行った「世界の巨大恐竜博」には相当感銘を受けた記憶があるが、今回は規模もあれよりは小さかったと思うし、インパクトも大きくなかったような気がする。
サウロロフスの実物やタルボサウルスの実物、羽毛恐竜たちの模型なんかはよかった。
でもディロングはおらんかったな。

サウロロフスの1種の実物標本

会場内のフードコートの食事は最低品質だった。

夜に限りなく近い夕刻、赤坂で某狂言師と打ち合わせ。
非常に真面目で好感度の高い方だ。

21:00羽田発のANAで帰ってきたが、関空着便なので自宅までの帰途がこれまたしんどかった。


♪ The Groover - T.Rex


2008年4月25日(金)

獣の能力

昨日あたりは急に肌寒くなったとはいえ、4月ももはや残り数日、季節は春の盛りを過ぎた。
桜の花はとうに散りタンポポは綿毛をたなびかせ、MLB & NPBは開幕して1ヶ月、NBAはポストシーズンに突入して激烈さを増し、そして巷間の人々はゴールデンウィークを前に浮き足立っている。
そんな中、我が家で飼っているヘルマンリクガメのシロに改めてヒトの無能ぶりを教えられる顛末がある。

部屋の中、そして天気の良い日中はヴェランダをしばしば歩かせるのだが、屋外はともかくとして、室内を例にとっても歩いている時間が格段に長くなった、寒い季節に比べて。
冬の間はもちろん床暖房などを効かせているので、少なくとも人間にとっての体感温度はほとんど変わっていないにも拘らずだ。
つい先日までは、ちょっとそこらを一回りするともう「入れてくれ~」と言葉をしゃべれるのなら叫ばんばかりにケージの前で佇んでいたのに、昨晩なんかは2時間近くもグルグルウロウロ、広範囲に渡って歩き回っていた。
妻の報告によると、その前日はヴェランダもテクテク1時間以上歩いていたようである。

ヴェランダの植え込みでタンポポなどを喰らう

カメはちゃんと、暖房器具等によって人工的に上げられた気温なのか、それとも自然の摂理が巡って大地が暖まっているのか、マンションの1室のケージの中で寝起きしていても確実に分かっている。
当たり前のことなのかもしれないけど、私たち人間が感じ得ないものを確かに感知してそれを行動で表現している。

生き物とともに生活していて、有意義な瞬間の1つ。


♪ She's Gone Away - King's X


2008年1月31日(木)

これは自らに対する戒めであり、鼓舞であり、プレッシャーであり、そしてちょっとした諦念である

巨大生物らしきものを扱った「モクスペ」、一応チェックはしたが、大方思っていた通りのイメージだった。
自分もその片棒を担いでいることを棚に上げているのは承知で言わせてもらうが、特にこの手の番組においては、いくらいい素材を用意したとしてもその調理法が最悪だ、民放は。
扱われているテーマに興味を持つ視聴者が本当に知りたい情報を伝えることよりも、まったくもって無駄でナンセンスな出演者の会話に多くの時間を割き、観ている者が余計に冷めてしまうという逆説的な過剰煽り編集を行い、肝心の内容に関しても情報の精度が極めて低く、意識的なのか無意識下なのか粗暴で不誠実。
上級役職にある人たちは、「その分野に興味のある人だけじゃなく興味のない人も取り込めるように、タレントやヴァラエティ的な仕掛けで工夫せよ」と異口同音に仰るが、それはどこの民放でも同じなのかもしれない。
なんとまあ、異次元空間に立った出発点であることか。
だから私は「アニマルプラネット」を視聴し、NHKやBBCが制作するDVDを買っていればいいのだろう。
もうすぐ冬の「どうぶつ五輪」が始まるし、まるで連続昼ドラ、「ミーアキャットの世界」は最高に面白い。

#3“占い”、出来には少し自信がある。


♪ Blue Sky - The Allman Brothers Band


2008年1月27日(日)

占い好き?

今手掛けている番組で“占い”をテーマとして扱った。
オカルト全般に代表されるいわゆる疑似科学というものにあまり関心を示すことはない女性層も、この占いに関してだけは別で、強い興味を持ち、あるいは信頼していたりもする。
普段は極めて常識的理性的、ごく普通の人が「血液型によって性格が違うってのはあると思う」と真剣な眼差しで主張したりすることも、全然稀有じゃない。

ちょっと調べていくと、何も若い女性だけじゃなくて誰でも名前を知っている大企業のトップや政治家、芸能人、スポーツ選手などの中にもたくさんの占い信者がいるということが分かってくる。
こういった傾向は、日本国民は特定の宗教を持っていない人が大多数だからなんじゃないか、と最近思う。

宗教に帰依している人間は、時に理屈を超越した絶対的な強さを持つ。
現実に即した状況や条件だけで自分の進むべき道を決められない時、信者はその判断基準を自らの信ずる宗教が定めるところに求めることができる。
欧米の多くの国ではキリスト教が、そして中東の多くの国ではイスラム教がスタンダードとして、生活の指針においてすらかなりの程度まで具体的に指南しているように見られる。
そういった国に住むマジョリティの人々は、ロジックだけでは解決できない悩ましい問題にぶち当たったら、神に相談して答えを出してもらうという選択肢を持つことになる。

私も含めて日本人の多くは特定の宗教を信奉していない。
うちは浄土真宗です、なんて言う人も、クリスマスを祝い神社に初詣に出掛けておみくじを引き結婚式はチャペルで行う、その程度の宗教倫理観であることがほとんどだ。
こんな無宗教者の中には、何か大きな決断をしなければならない時に、“すがるモノ”を持っていないことに対して心細くなってしまう人も少なくないに違いない。
迷っている、絶対的な価値観も持っていない、信頼できる相談者もいない…、そんな折、人は占いに行く末をゆだねてしまう。
ちょっと大仰だけど、そんな言い方ができるのかもしれない。

私は宗教を持たないことについて、決して悪いことだとは思わない。
米国での生活を経験した人によると、あちらでは無宗教というだけで人としてなにか欠損している、劣っているかのような目で見られることもなくはないらしいが、無宗教で何が悪い、無宗教バンザイ。
自分の人生における行動の指針を自己の内にのみ置くことは素晴らしいことである、と個人的に思っている。
でも、人間はそれほど強靭な生き物ではない、ということだ。

基督教信者も、ひょっとしたら本当に神が存在していると思っている人は少ないかもしれないし、旧約聖書に書いてあるように人間は神が創ったものではなくて、実際は進化の過程を辿ってきたのだ、という科学的仮説を支持している人がほとんどなのかもしれない。
しかし彼らにとって、聖書の教えや神父、牧師の説教はやはり大きな影響力を有し、生きてゆく上で重要な道標となっている。
それと同じように、占いが好きな日本人の多くも、理屈に照らし合わせて占いが的中する、と心から信じてはいないのかもしれないが、何かを決める時に自分の脳味噌ではない他のどこかに基準を求めたいのだろうと思う。
そしてそういった風潮が、私は好きではない。

でも宗教は戦争の原因になるけど占いはならないから、まあマシか。


♪ Chocolate Factory - R.Kelly


2008年1月15日(火)

頓悟か?

夜、自宅で日課の筋トレをしつつ、妻のアドヴァイスももらいながら先日体験レッスンを受けたピラティスの体の使い方を意識してみたら、同じスクワットやプッシュアップをやるにしても楽なこと楽なこと!
これは一種のカルチャーショックだ。
ピラティスでは基本中の基本であるらしい、骨盤底の下にある筋肉と腹横筋を使うことを積極的に意識しながらエクササイズを行うと、ことごとくの動きを相当スムーズにこなすことができる。
武術で“臍下丹田に力を入れる”とか、運送屋さんが重いものを持ち上げる時に“腰を入れる”とか、とにかくどんなフィールドにおいても“下っ腹に力を込める”というのは、共通して根底に流れる真理であることは間違いないようだ。
妻からピラティスの理論を断片的ながら聞いていると、結局は他種のスポーツやフィットネスが推奨している理屈と突き詰めるところ、相違ないものであることに気付かされる。
骨盤に限らず、肩の位置や動かし方、脊椎の保ち方などなど。
とにかく此度は、インナーマッスルを意識することができるのだということと、それができれば様々な動きがより楽にスムーズに行えるということが分かっただけでも、かなりの収穫だ。

今日は妻の誕生日、ということで、0時を回ったところでバースデイケーキを2人でささやかに囲んだ。

半分になったバースデイケーキ

「アルザス」の系列店、「キャリエール」のケーキで、外はクレープ生地、上には色とりどりたくさんのフルーツが載っている。
いやー美味い、深夜のカロリー摂取過多も、今日ばかりは仕方ない。


♪ 恋しくて - Begin


2008年1月 8日(火)

覚悟が必要だ

言わなきゃもちろん伝わらないが、言ってもほとんど伝わらない。
触覚が備わっていない者はそもそも知覚することができない。
言ってしまえば気分は暗澹たるものになるが、言わなきゃ事態が凄惨なものになる。
他人を信じてはいけない。
預託すれば、担保を失った時の嘆息や如何ばかりか。
波打たぬ湖面の如き平常心で受け容れるということは、世を捨て虚無主義に耽ることと同義なのか?
背反する(かのような)二律の両立が、ちょっと私には慮りかねる。
そして放出された何某かは還ってはこない。
代わりに有象無象の報いが押し寄せてくる。
相当の覚悟が必要だ。
2012年12月22日に世界は終わるのか?


♪ エデンの少女 - 人間椅子


2007年12月12日(水)

書いててだんだん腹が立ってきた

会社から帰る電車の中で、ふと車内のモニターを見上げたら、次の駅は自分が降りるべき駅よりも10かそこら先の駅であるという表示が!!!
たとえて言うなら、新幹線で東京から名古屋まで行く時に、ふとモニターを見たら「次は新大阪」と書いてあったようなもん。
一瞬脳内がもんどりうった。
あれ、俺ひょっとして寝てた? いやいや、そもそも立ってるのに寝るわけない、音楽に夢中になりすぎて乗り過ごした? あるいは携帯をいじくっている間に30分ぐらいが夢のように過ぎ去った?
どの仮説も成り立たない。
結局ただ単に車内モニターの表示が間違っていただけで、何ら支障なく家に帰り着くことはできたが、何だか「世にも奇妙な物語」か「笑ゥせえるすまん」の登場人物になったかのような気分がした。

お世話になっているある方からお歳暮が届き、中身は「ストロベリーカルテット」という、イチゴを凍らせたスウィーツだった。

ストロベリーカルテット

いつも頂いておいてこんなことを言うのもまったく申し訳ない話なのだが、この方はお中元やお歳暮としてよくお酒を贈ってくれる。
実は私はまったくアルコールが飲めない。
なので、せっかく頂く高級酒も文字通り宝の持ち腐れ、たまたま酒を飲む知り合いがうちに遊びに来ればいいが、そういったタイミングがそうそうは訪れないもので。
ところが今回はフルーツを使ったお菓子。
酒が飲めぬ私はフルーツは大好きなので、このたびは心からありがたかった次第。
いや、いつもありがたいんですよはい。

フルーツといえば、妻が勤務先の近くにある「くだもんや YUKKO」という有名店の“フルーツキーマカレー”というカレーを買って帰ってきてくれ、食べた。
バナナやらパパイヤやらアヴォカドやらといったたくさんのフルーツと、野菜、各種スパイスなどが溶け込んでいるらしく、ちょっと辛めだけどいかにもフルーツ然とした甘酸っぱい味がする、非常に印象深いカレーだった。
これはいい。

「船場吉兆」の記者会見における妖怪ババアの囁き戦術には本当に腹を抱えて笑ってしまったが、舛添要一大臣の開き直り会見にはちょっと腹が立った。
ここまでとは想像がつかなかった、とのことだが、はっきり言って国民の大多数はここまで酷いと当初から予想していたと思う。
だからこそ、「本当に来年3月までに5000万件の全件照合なんてできるの???」とみんな疑問だったわけだが、「まあできると言ってるならやるんでしょう」と、役人と政治家の良心に賭けた微かな期待さえ、このたびは見事に打ち砕かれてしまったことになる。
「誰が大臣になっても同じこと」という舛添氏の言葉は、すでに腐りきったお荷物を後から引き受けてしまった人間の偽らざる気持ちだと思うし、「俺に責任はないのに」という本音の表れだとは充分忖度できるが、だからといって、そんな状況を十二分に理解した上で一省庁の大臣というポストを背負い込んだのだから、その立場にある人がああいったことを公の場で口に出してしまっては、もうおしまい、としか言えなくなっちゃう。
記者の質問にカッとなるのも分かるが、それを表に出して逆ギレしてしまったら、観ているこっちはもっと腹が立つし、何より、舛添さんは他の政治家と違うかも、と淡い期待を寄せていた国民に対する裏切りだ。
「選挙の時期だったので期限を縮めて言ってしまった」とのたまった、つまり「選挙に勝ちたいからウソを言いました」と明言して白状してしまった町村某氏、そして「そんなこと言ったかなあ?」と一世一代のボケを演じて大スベりした福田首相については、もはやまともに取り合うのも憚られる。
(私も含め)日本人はここまで愚弄されても立ち上がらぬだろう。


♪ B-Ballin On My Block - C-Murder


2007年11月14日(水)

バスケに興じた夜

昨日は朝から尼崎にある交通裁判所に行って、先日のスピード違反の分の罪を認めて罰金を払うという手続きを行ってきた。
その額6万円ナリももちろん腹立たしい限りだが、日時を指定して問答無用に呼び出したにもかかわらず、些少な手続きのためにあれだけの数の人々を長時間寒々しい待合室に待たせる傲岸不遜なシステム、そして人を人とも思わぬ職員の接遇態度に、彼らの脳内には“急ぐ”という概念が欠損しているんじゃないかしらと思わせるその怠慢な仕事っぷりときたらもう。
これだけ巷間でお役所に対する不満が百花繚乱噴出しているというのに、やっぱりあのお上体質だけは絶対に改まることなどないに違いない。
カエルの子はカエル、人が空を飛べないのと同様に。
JP? ふざけんじゃないよ。
民間企業を舐めちゃあいけない。

すでに年末年始を見据えた作業もたけなわになってきて、幸か不幸か業務が立て込みつつある昨今ではあるが、久々に仲間を集めてバスケをした。
ここのところ周囲の人々にはどうも草野球キチガイだと思われている節があるが、私の出自はバスケットボールだった。

久々のバスケ

20:30から22:00まで東大阪のHOOP7でプレイしたが、なんとチーム結成以来最多となる18人もの参加者が集った!
こりゃすげー。
場が用意されればみんな積極的に参加するんだなあ、待ち望まれていた様が目に見えたのであった。
それに昨晩集まったメンバーはみんなそれなり以上にできるやつばっかりで、最年長・33歳11ヶ月の私が明らかに一番ヘタクソじゃないか。
加えてかなり手を抜いてプレイしたつもりだが、終わってみると膝が痛い。
野球は40代になってもできる気がするけどやっぱりバスケはもう限界だなー。

冬の到来に備えて、RUSS-Kのダウンジャケットを購入した。
手越くんが着ているシングルライダースの色違い、ブラック。


♪ Speak Like A Child - Herbie Hancock


2007年10月31日(水)

開幕直前

いよいよNBA開幕前日。
今シーズンは近年いつになく、トピックスが多いように感じる。
もちろん勢力図を一変させる大トレード、ボストンにKGレイ・アレンが加わったことや、ペニーがNBAに戻ってきたこと、グラント・ヒルのサンズ移籍、ドラフト1位ルーキーのグレッグ・オデンがシーズン絶望になってしまったことといった客観的に大きな動きもあるが、個人的には昨年の世界選手権で生で観たイタリアのマルコ・ベリネッリやスペインのファン・カルロス・ナヴァーロ、中国のイ・ジャンリャンといった非アメリカ人のタレントがリーグ入りしたことに非常に興奮し、また期待している。
特にベリネッリはチーム事情から鑑みて出場時間が多そうだし、タイプ的にも故ドラーゼン・ペトロヴィッチがフィジカル面で強くなったような、あるいはペジャ・ストヤコヴィッチがスピードを手に入れたような選手だから、アヴェレージ15点以上は堅いんじゃないだろうか、と勝手に思っていたりする。
果てさてどうなることやら。


♪ Boom Boom - The Yardbirds


2007年10月26日(金)

6度目の結婚記念日、など!

先日スピード違反で捕まった報いとして、会社を休んで朝から伊丹の運転免許試験場に出向き、免停短縮講習を受けてきた。
朝7時に起きて普段乗らない通勤ラッシュど真ん中のJRで行かねばならない、という点を筆頭として、まあ地獄の責め苦かと思う苦行であった。
もはや心身ともに2時間の座学にすら耐えられなくなっていることに幻滅。
数度、意識が飛んだ。
唯一、体感ドライヴゲームのような機器を使うCRTという検査が少しだけ面白かった。
ああ、永島敏行らが出ていたドラマ仕立てのヴィデオもなかなか見応えがあった。
しかし免停期間短縮という餌をぶら下げ、たったあれだけの講習に1万3800円もふんだくるとは、やはりこういった機会に遭う毎にお上に対する嫌悪感は強まるばかりだ。

昨日は6回目の結婚記念日だったので、「アルテシンポジオ」に晩飯を妻と食べに行った。
最低限の希望のみ伝え、メニューはシェフお任せ。
ナスや大きなナメタケなどが入ったグリーンサラダに、ズワイガニとムール貝が載ったキターラという生パスタ、そしてメインディッシュが、ホロホロチョウと豚のホホ肉と豚のタンと各種ミートを使ったミートボール状のもの(ライチョウなどが使われているらしい)を盛ったもの。
まずいつものように野菜が得も言われぬ美味さ。
質の高い素材を確かな技術で細工するとこうなるという見本のような。
パスタのカニも身はほぼレア、そしてなんと1皿にカニ1杯分の味噌を使っているという濃厚なソースが相まってこれまた感動の味。
ホロホロチョウも柔らかかったし、豚のタンなんてのも、果たして今まで喰ったことがあっただろうか、とにかく美味い。
各種を盛り合わせてもらったデザートの皿には、結婚記念日おめでとう的なメッセージがイタリア語で書かれていて、心遣いも嬉しい限り。
素晴らしいディナーであった。

イタリア語で祝福メッセージが書かれたデザート皿

厚生労働委員会で舛添要一大臣を追及していた菅直人民主党代表代行といい、昨日再び会見を行った協栄ジムの金平桂一郎会長といい、自分のことは棚に上げた、ちょっと待てよ的な発言ばかりじゃないか。
ご存知、菅代表代行は1996年当時、厚生大臣をしていた。
このたび彼が追及している厚生労働省の失策については、当然彼自身が大臣を務めていた期間の不手際も含まれているわけで…。
改めて、ほとんどの政治家が重要視しているのは決して“政治”ではなく、“政局”に他ならないことを物語っている。
それに加え、役所、官僚は腐りきっていて頭もおかしいのだから(もちろん全員ではない)、よくこれでこの国が先進国の1つとして機能しているな、と不思議だ。
官がどれだけ醜悪であっても、国民は生活がままならぬほど飢えても貧に窮してもいないから、たとえ近い将来消費税が10%や15%になったところで、不満は漏らせど決して暴動になどは発展しない。
そこが一番大きな問題なのかも。

ジャンルは変わって金平会長も、いかにも神妙な面持ちで亀田一家を非難する論調で語っているが、いつから穴を違えるムジナになったつもりなのだろう。
“前回の亀田史郎氏の会見は謝罪になっていなかった”とのことだが、その際に記者が亀田氏に質問しているのに、「それについては私が代わってお答えします」と亀田氏をかばっていたのは金平会長その人じゃないか。
それを今さら掌を返したような言動、いくら悪党同士とはいえ、これもまた醜い裏切り行為にしか映らない。
ジム移籍についてだって、金平会長は“背信行為”云々としゃべっていたが、そもそも亀田興毅が2年前にグリーンツダジムから協栄ジムに移籍した時は随分とガタガタ揉めていた記憶があるがなあ。
舌の根も乾かぬうちに、という慣用句がこれほど当てはまる具体例もそうそうないと思う。


♪ Shakedown - Michael Monroe


2007年10月19日(金)

このような風潮は今に始まったことではなかろうが…、これでよくなると思う?

先だって劇場映画のPR惹句について文句を呟いてみたところだが、映画といえば次のような不満もある。
もうすぐ、垣根涼介氏の傑作小説「ヒートアイランド」を映像化した同名作品が公開されるが、その劇中、原作には登場しないヒロイン役の女子が出演してストーリーにも関わっていると聞いた。
ああそうだ、ちょうど今で言えば、映画じゃなくてテレビドラマ「ガリレオ」においても、原作本「探偵ガリレオ」(東野圭吾)には出てこないうら若き女性が登場していて、小さくない役割を担っているのだとか。
男性、あるいは若年層の観客(視聴者)を意識してのことなのか分からないが、完成された原作の中に現れない登場人物を追加して、そのために脚本も大きくいじってまで映像化するという魂胆の真意が掴めない。
どんな類のストーリーにおいても“恋愛”という要素が必要、という解釈がもしその礎にあるのだとしたら、これもまた誤った思い込みであると言わざるを得ないんじゃないか?
こういう改変について、原作者はもう少し突っ張っていただいてもいいような気がするのだが…。


♪ 銀河鉄道777 - 人間椅子


2007年10月16日(火)

PRについて一言

最近、劇場映画のテレビCFなんかで、「衝撃のラストシーンに涙!」とか「ラスト○分を見逃すな!」とか「4度のどんでん返しがもうすごいのなんの」とか、正確な文言は忘れたけれどとにかくこういう風な煽り文句が目立つような気がする。
これってどうなのだ?
そこまでネタバラシ(あえてこう表現させてもらう)されたら、観たいと思っていた映画もちょっと観る気が削がれる。
これは職業柄自戒の意も込めて書くのだが、懇切丁寧に、悪い言い方をすればアホでも分かるようにキャプションをつけてあげることこそがマスに対する親切である、という思い込みは場合によっては誤っている、ということを皆が理解すればいいと願う。


♪ Whiskey from the glass - Page & Plant


2007年9月 6日(木)

物欲お化けと昭和の参謀お化け

「何かと物入りな時期だねえ」なんて、1年中言っているような気がする。
そろそろ買い替えなきゃ、あるいは買い足したいな、と思っているものを妻と合わせてザッと挙げてみただけで、デジタル一眼レフ、炊飯器、掃除機、オーヴン電子レンジ、パソコン、プリンター、CDラック、ソファ、腕時計、などなどなど…。
生活の中にこんだけいろんな機械が入り込んでたら、“買い替え時期”なんてもんは文字通り1年中、切れ目なし。
こんなん全部買えるわけねーだろ!
と無力感に包まれて、ピラティスレッスン帰りの妻と待ち合わせ甲南山手駅近くの「パッセジャーレ」でパスタを喰って帰ってきた晩。

話は変わって、うちは読売新聞をとっている。
不配が多くてその後の対応がまずい最寄り販売店には相応の不満があるけれど、新聞としては記事のスタンスが概ね好みなので(といっても積極的支持ではなく、朝日と比べれば、という点に負うところが大きいが。特に北朝鮮関連の記事の内容は異常だ、朝日)。
ところが、昨日付の読売新聞朝刊の「編集手帳」はどうだ。
先日死去した瀬島龍三氏を、表現は控えめだが賛美する内容。
まあ読売らしいっちゃあらしい書き方だが、いくら時代そのものがとち狂っていたとはいえ、さらに狂気を煽るあの戦争へと国を導いた1人である彼の人生をこうもあからさまに肯定するというのは、彼(だけではないが)の責で死んでいった者がいかほどいたか、ということを鑑みると、読んでいて気持ちのいいものではなかった。


♪ Lazy - Deep Purple


2007年8月23日(木)

日本語

さっきNHKの「ニュースウォッチ9」を観ていたらエンディング近くなって、ライトアップされた名古屋城の中継映像を見ながら女性キャスターが「今夜の名古屋は涼しく、気温は26度に届かない感じです」としゃべった。
26度に届かない「感じ」??
私たちが日常会話で話す言葉としては何らおかしくはないが、NHKのアナウンサーがニュース番組で使う用法ではないだろう。
ビックリした。


♪ I Remember Nothing - Joy Division


2007年7月10日(火)

とかくデジタル家電はややこしい

昨年10月より今のHDD/DVDレコーダーを使っているが、ついにHDDの容量の先が見えてきたので、CPRM対応とかいうDVD-Rを買ってきてそちらに移す作業に着手した。
そして今になって初めて、HD/SDモードでHDDに録ったデジタルコンテンツはDVDに高速ダビング(つまりデータコピー)できないという事実を知った。
ちなみにVR/ヴィデオモードでHDDに録っていたらそれが可能らしいが、そのモードだとHDでオンエアされている番組をHD画質で録ることはできないし、5.1cnでオンエアされているオーディオも2chのステレオに変換されてしまうらしいから、HD/SDがスタンダードだと思うんだけどどうなんだろう?
であるからして、データコピーではなく映像を再生しながらそれをRecする、ここまでのデジタル具合がウソのように霧散してしまうほどのアナログ的手法でDVDに焼くしかないわけなんだけど、1枚のDVDに2時間ほど収めようと思うと結構劣化するんだな、やっぱり。
42インチのプラズマモニターで観るともうごまかしようがない。
録画可能容量が4.4GBしかない、現行の片面DVDの限界か。
これまでは「当分要らんだろう」と高をくくっていた次世代DVDに対する渇望度が一気に高まったような気がするが、自分の中で…。
とりあえず規格が決着するのはいつになることやら。
それにデジタルコンテンツのコピーワンスも来年だかに、“9回まで(10回?)ダビング可能”になるらしいなんてニュースも見たし、そうなったら今使ってるレコーダーどうすんの!


♪ Rock & Roll - Hanoi Rocks


2007年6月23日(土)

嫌事言ってみました

昨日も埼玉の方で架線が切れてえらいことになったりと、やっぱし何かとあるJR。
そんなレヴェルじゃないけど、個人的に、JRっておかしいなあ、と思う数点。

その1
あまりにも遅延が多すぎる。
時間を逆算して家を出てもまったく意味をなさないことが日常茶飯事。
あの尼崎の事故を免罪符とした無神経極まりない遅延が過ぎる。
安全第一だから多少遅れるのは仕方ないじゃろ我慢せえ、という姿勢ではなくて、ちょっと安全確認を重点的に行っただけで狂ってしまうそもそもの時刻設定に無理があるのは明らかなのだから、私鉄に対抗せんがための見せかけだけのウソダイヤを改めるよう求めたい、まずは。

その2
駅に「障害者の方は駅員がお手伝いします」という旨の貼り紙があって、それ自体はいいんだけど、その貼り紙をよく見たら「原則的に乗車2日前までにお申し出ください」とか何とか書いてあってビックリした。
小旅行に出掛ける時の新幹線じゃあるまいし、日常在来線などに乗って出歩く予定を2日前までに決めて、さらには5分10分遅れることが当たり前の便まで指定して申し込まなあかんのかね?
つまり車椅子ライダーは「お、今日暇だから大阪まで買い物に行こっかな」とかしちゃいかんと言っておるのかね、JRは。
何という巨体か。

その3
これはまあどうでもいいっちゃあいいんだけど、比較的新しめの車両についている車内モニター画面に「日本語クイズ」みたいなVTRが流されているんだが、それが2~3ヶ月経っても内容が変わらんのよね…。
毎週変えろとは言わんけれども、せめて月に1度ぐらいは見直していただかないとあまりにもアレな気がして…。
おかしいなあ。


♪ The Greatest Show On Earth - R.Kelly


2007年6月 8日(金)

巷の注目トピックについて

連日人気沸騰中の社会保険庁の年金のアレ。
自分は今まで転職もしてないし、「あんまり関係ないなあたぶん」なんて比較的悠長に構えてたんだけど、先ほど何とはなしにニュース番組を眺めていて、「いや、国民年金と厚生年金の両方に保険料を払っていた経験がある以上、それがシステムの上で一本化されておらず、ひょっとしたら不払い扱いになっている可能性もあるな」と、不意に不安になった。
20歳から22歳ぐらいまでは大学生だったので国民年金、会社に入って後は厚生年金。
こいつは大丈夫か?
妻などはそれに加えて、結婚して一度退職→派遣社員として再就職もしているから、さらにちゃんとなっていない確率が高まると思う。
ぬ~、いたいけな国民にこのような心配を理不尽に掛ける国め、許さん! と急に憤ってみたりしてみる。

与党政府は社保庁を日本年金機構なる組織に名称変更して、職員も非公務員=民間扱いにする、なんてプランを持っているようだが、それでサーヴィスが向上するなどと考えてる方が頭がどうかしている。
新たな天下り先になりうる、なんて原則以前の批判をこの際は置いておいたとしても、そもそも民間企業でいうところの同業他社たる存在がありえないんだから、日本年金機構の職員を民間にしまっせー、とアピールしている意味が分からない。
たとえば既存の民間の保険業界でいうと、日本生命があって第一生命があってソニー生命やその他いろいろな企業があるからこそ、同じ年金保険商品でも趣向を凝らして顧客に訴えようと思うだろうし、サーヴィスの質向上にも努めることになろう(にも関わらず横並びで腐敗していた、という事実が明るみになってさえいる)。
あくまでもお上が保険料を召し上げて取り仕切る公的年金という世界においては、日本年金機構なる組織と競合するような存在が現われようはずなんてないのだから、同組織の職員を建前“能力主義”を謳う非公務員にしたところで顧客第一主義が生まれるはずはないし、むしろ国家公務員法によって示されている“国民全体の奉仕者”という規定がスッカリ雲散霧消、パリのブティック店員や上海の雑貨店員(どっちもイメージで語ってます、すみません)並みに傲岸不遜な職務従事者が増える可能性こそが高まるだけではないのだろうかね?
このたびの政府案に関しては、百害あって一利なし、という使い古された慣用句がピタリ。
野党の強みとはいえ、まだ民主党案の方がマシなような気がするんだけど…。


♪ Dirty Little Thing - Velvet Revolver


2007年5月29日(火)

ニュースより

俄かに活気付いている様子の、社保庁のアレ問題。
5000万件以上というその件数も、一体何をどうすれば単純計算で日本全国民の半数近いその数値に至るのかがまず不明だし、乱暴に言い切るならば、国体による一種の詐欺ではないか、と思う次第。
業務上過失致死罪が刑法上存在する以上、今回のお粗末な事態も、罪名は分からないけれど絶対的に刑事事件だ。
それは間違いない。

それにしたってこのたびの件にしても、同じ社会保険庁の年金資金流用にしても公金を使った都知事の旅行にしても、私も含め、この国の人々はブツブツとこういった場所で不平は漏らせど、決して思い切った行動に訴えて怒りを体現することはないね。
これが中国人とかだったらえらいことになるんだろう。

中国といえば、彼の国にまつわるネガティヴなニュースも最近目に付くような気がする。
天上天下唯一独尊を地でゆく国民なだけに、笑えるネタもそれを通り越してしまっているシリアスなネタも両方。
1つだけ触れるならば、いくら欧州やこの極東の島国で“地球温暖化防止! CO2削減!”なんてチマチマ頑張っても、大局的モラルを致命的に欠くあの大国が、ちょうど30~40年ほど前の我が国のように工業面で一足飛びの躍進を遂げている最中である限り、まったくの徒労に終わりそうな気がして、エコバッグ持参でコープに買い物に行く自分たちがバカらしくならないでもない。


♪ 王様の耳はロバの耳 - 人間椅子


2007年5月28日(月)

符号

あれは10日乃至2週間ほど前のことであったろうか、夜電車に乗っていたら目に入った、「松岡農相自殺」という夕刊紙(夕刊フジかゲンダイ)のセンセーショナルな見出し。
んん? と思いながら改めて見ると、大臣本人ではなく地元 熊本の事務所関係者が自殺していたという内容だった。
見事にタブロイド紙の奸計に嵌まったわけだが、まさかその時早合点してしまった衝撃を事実として追体験しようとは。
ちなみに無責任極まりない一市井民の憶測ながら、果たして国会議員になり与党内閣の大臣にまで登り詰めた代議士が、あれほどの不明朗会計発覚とそれに対する追及程度で自らの命を閉じるような細い肝の持ち主だろうか? と愚かしくも感じてしまうのは、ここのところ石持浅海などのミステリーを立て続けに読んでいるからか、それとも下山事件にまつわる書籍を読んだ記憶がまだ鮮烈だからなのだろうか。


♪ Universe - TRICERATOPS


2007年4月19日(木)

“!?”と“?!”

世の中ではどちらかというと“?!”よりも“!?”の方がメジャーでポピュラーだと思うし、僕自身も今まで“!?”を使ってきた。
しかし今日電車に乗っている時ふと、「“?!”でもいいなあ! いや、場合によっては“?!”と表記すべきだ!」と脈絡なく思い当たった。

“!?”の順だと、疑問形の思いよりも先に、叫びがきている。
ある事柄をまず絶叫して“!”を付け、それから後に“?”を付け加えて疑問文にしている。
それに対して“?!”は、何よりも先にまず疑問符、問い掛けが立ち、その質問を強調する意味で、エクスクラメーション。
シチュエーションによっては、というか、ひょっしたら多くのケースにおいて、こちらの表記順の方がより的確に発信者の気持ちを代弁してはいないだろうか。

心の中に浮かんだ“?”に“!”を付ける。
これからは積極的に使用を心掛けようか。


♪ 名前のない鳥 - 山崎まさよし


2007年4月 7日(土)

エッセイストか

結局、松坂大輔のデビュー戦はバッチリ生で観てしまい、6時に寝て仕事行ったけど眠くなかったのが不思議!

元々コントロールがそれほどいい方ではない松坂だけど、1四球という数字以上に、ストライクとボールがハッキリしていたような気がする。
特にスライダーを引っ掛けているケースが目に付いた。
けど何だかんだ言って、7イニング6安打1失点10奪三振はさすが! 立派!
防御率3点台前半、17~19勝と見ているが!?

昨日書き忘れていたが、DIESELのメンバーズポイントがある程度貯まっていたので、ノヴェルティのUSBメモリーと交換してもらった。

DIESELのUSBメモリー 非売品?

ちょうど1つ欲しいと思ってたし、こりゃかっこいい。
256MB。

「たけしの誰でもピカソ」の10周年特番を観た。
基本的には徹頭徹尾たけしさん賛美のコーナー連発だったが、顔ぶれが豪華、企画も豪華、それぞれが発する一言一言が妙に重くて、ずっと見入ってしまった。
いいこと言うなあ、というポイントだけが共通しているんだけど、少し前に観たフジテレビの「たまッチ!」というスポーツ特番にVTR出演していた桑田の名言がなぜかオーヴァーラップ。
「アメリカに来て分かったこと、日本の野球は素晴らしい。あとはパワーだけ」
あ、これは松坂の話題の時に書くべきだったな。
今回の特番の中では、宮沢和史がたけしさんの詩に曲をつけてGANGA ZUMBAが演ったりもしていた。
主観を述べさせてもらうなら、曲はイマイチだったけど…。

最近のニュースについて所感を少し。

市川市のイギリス人女性殺害事件の容疑者が未だ行方知れず。
被害者が容姿端麗な白人であることや、いろいろとネタを持っている容疑者のバックボーンなどから派生した話題が報道やワイドショーではよく取り上げられているみたいだが、これってもんのすごい警察のミスなんでないの、そもそも。
その時点で明らかに容疑者にもっとも近い人物の自宅に向かい玄関のチャイムをピンポン、そして丸腰の男1人は非常階段から逃げて行った、て!
ホンマに刑事か?
何でも総勢8名ばかりで向かっていたらしいが、素人が考えても建物の出入り口ぐらいは押さえんか?
ホンマに警察か?
もちろん全部のニュースやワイドショーを観ているわけでもないけれど、この警察の恥ずべき失態を大きく扱っている報道番組ってありますか。
当然今は容疑者を確保することが最優先なのでそこを今突いてもしょうがないのだろうが、いつぞやの未成年者が容疑者だった事件のように、容疑者が逃亡中に自殺→真相は不明、なんてオチだけは避けてほしいと思う。

あと、ついに赤ちゃんポストが地方自治体(熊本市)の許可を得たんだとか。
いろいろと屁理屈はつけられようが、やっぱり絶対的に本末転倒でないか。
違法行為(それも人命に関わる)を前提とした上で、その逃げ道をお上が用意するという異様ぶり。
スピード違反をする車の存在を前提として、高速道路に“100kmオーヴァーの車は安全のためこちらをお通りくださいレーン”を作るか?
我慢できない人はこちらで触りたい放題、女性専用車両ならぬ痴漢専用車両を用意するか?
人命に関わるからこそ、と大義名分をブチ立てているようだが、それはやはり詭弁だ。
社会通念上許されざる行為であるからこそ法規制で制限しているのならば、この方策は道理の上で破綻している。
大げさに言えば、法治国家であることを捨てた。

なことを思っている矢先に、苫小牧で21歳の母親が、「育てるのが煩わしくなった」とかの理由で4歳の長男と1歳の三男を自宅に置き去りにして男の家へ(次男はどうしたんだろう?)、なんとそのまま1ヶ月以上も放置し、哀れ三男は死亡、長男は生ゴミや生米、マヨネーズやケチャップを食べて何とか生き永らえていた、なんてニュースが。
拷問しても、撲殺しても、膾斬りにしても物足りないこんな気狂い女が母親になるような世界ならば、法治国家であることを捨てても赤ちゃんポストを置く意味はあるかもね。


♪ Wolf To The Moon - Rainbow


2007年4月 6日(金)

欲しいとは思ってたけど、まあ衝動買い

今月28日から公開される映画「北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」の前売り鑑賞券(トレーディングカードの特典付き)を買いに梅田の「イーマ」に行ったら、よく行くB1Fに入っているDIESELに吸い込まれ、ロンT、ニット、タンクトップ×2と一瞬で買ってしまった。
危うくジーンズも買いかけたけど、思いとどまった。

トレーディングカードの特典付き「北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」前売り鑑賞券

と書きつつ、アップする写真は買った服のじゃなくて前売り券というのもどうかという話。

今年の本屋大賞が佐藤多佳子の「一瞬の風になれ」に決まったようだが、久方ぶりに“本屋大賞”の意義を何とか満たす受賞だったと思う。
すでに100万部売れてる本を選ぶなんて愚行は誰も二度と望むまい。
今回も宮部みゆきや伊坂幸太郎や三浦しをんなんかが選ばれたらどないやねんと思っていたけど、ギリギリセーフ?

松坂の登板まであと2時間あまり、果たして試合を観てから寝たとして、今日の仕事は大丈夫か…?


♪ My Brother Jake - Free


2007年3月30日(金)

稚エビ発見!

昨日、うちの35cm水槽内に、飼っているミナミヌマエビの仔を発見!
小さいからよく見失ったり、ちょっと苦労したけど何とか撮影もできた。

ミナミヌマエビの仔

今までに見かけたのは全部で2尾、大きさは約1cmほどと、ちょっと成長した個体だったので、おそらくは卵のうち、あるいは孵化直後にだいぶ犠牲になっていたやもしれぬ、エビの繁殖を企図した水槽内環境でもなかったし…。
とはいえ、こうして思いがけず新しい生命が生まれ、そして育っているということは本当に素直に嬉しく、喜ばしい。
これから水換えや掃除の時なんか気をつけなきゃだな…。

夙川の桜は木によってもう遠目にもはっきりピンク色が分かるほど花を開かせており、3分咲きってカンジ?

夙川駅のホームから望む桜

来月8日に花見予定なのだが、結構ちょうどいいかも。

「すぽると!」で福岡ソフトバンクホークス 和田毅選手の、途上国の子供たちにワクチンを送る取り組みを特集していたのを観て、これも素直に心動かされた。
他者や社会のために役立ちたいという行動のきっかけやモティヴェーションが自分の能力向上にも直結していて、ユニークで、そしてもちろん実効的で。
スタイルの1つとしてハイブリッド車を選択したり、奥底の意味を慮りもせずに「LOHAS」とか口にしているよりも美しくて、かっこいい。
不特定多数に対する無償の自己犠牲なんてものは存在してなくて、だったら自分の欲求に応える行為が他者への貢献につながる、誇張じゃなく助かる命がある、それは生活上の制約も含めて誰にでもできることでは決してないけれど、実現させることができれば賞賛の対象になる、そう思う。


♪ Pocket Engines - Warrior Soul


2007年3月27日(火)

安定しない日々

先週火曜の夕方にインフルエンザアタックに沈み、水曜木曜と2日休んで金曜から仕事には復帰したのだが、本調子に戻らない。
昨日一昨日あたりもずっと37℃前後の微熱が続き、活字を読んでも頭に入らないし仕事にも集中できない。
これは本当にインフルエンザだったのか?

太古の人は星を視る能力を持っていたようだが、今の私たちは、電子機器を操ることはできてもコンタクトレンズなしには生き永らえることすらできない。

自信は喪われ、不安ばかりが増してゆく。


♪ I Wanna Be Sedated - Ramones


2007年3月17日(土)

法治国家とは、何だ

先輩と喧嘩して気分が優れない、疲れ果てた土曜の夕刻。

堀江貴文被告に懲役2年6月という実刑判決が一審で出た。
大方の予想を裏切る厳しい量刑だったが、“正しい情報開示をせず、粉飾決算を強行して投資家たちを欺いた”点が悪質と判断されたようである。

彼を個人的に庇うつもりなどは毛頭ないが、それでも客観的に考えて、この判決が公明正大、中立公正なものであるとは私には皆目思われない。
ちょうどタイムリーな時期に起きたもんだけど、日興コーディアルの幕引きがあれで、ライブドアがこれ?
堤義彦氏の例も然り、誰がどんな虎の尾を踏んだのかは知らないけれども、少なくとも民主的な法治国家とされているこの日本において、「潰す」とロックオンされた者は必定捕らえられ、「逃がす」と判断された者は生かされる、という厳然たる現実が改めて示されたに過ぎないように感じる。

同じ科学と名付けられながらこのあたりが自然科学と異なり人文科学のややこしいところで、つまり、○○学、と定められたそのフィールドにおいて、自然科学はその名の通りに人の手では曲げようのない客観的かつ不変な法則に万事が従うものだが(厳密に言えば自然科学においても、たとえば観測者が対象物に影響を与えるとか、物理法則も一定ではない、という理論もあるようだけど、ここでは置いといて)、法学や経済学、文学などの人文科学一般の内にあっては、その世界を支配するルールを定めるのは常に人であるから。
円の面積はどこに行っても何時代でも政権が交代しても、半径×半径×円周率、というのは変わらないけど、これをやったら犯罪になる、という基準はコロリコロリといとも簡単に変容する。

たとえば、成人がミドルティーンエイジャーと性行為をする、これは日本においては法律あるいは条例違反とされ、処罰の対象となる。
初潮が訪れ、または精通が済み、生理的には繁殖可能とみなされ性交を許されたとしても、近代民主主義国家において広く渡っている社会通念や常識の下で照らし合わされてそれが「いけない!」ということになり、その価値観に則った法律が制定されれば、たとえ昨日まではおおっぴらに行われていたことであってもすなわち犯罪になる。
そしてこういったスタンダードは極めて不安定。
犯罪行為を定めるスタンダードを決めるスタンダードこそが、無形で実体のないものだから。

さらにやっかい極まりないのが、同じ基準の中で同じことをしても、断罪されるケースもあればされないケースもある、という現実。
日興コーディアルは上場廃止すらも、見送られた…。
堀江被告は投資家を欺いたことが悪質、らしいが、ワル度合いで言えば国民全体を欺いて虚偽の公金使途報告を行う代議士の方がよっぽど上を行っている。
しかし「毎日5000円の水を飲んでいる」と言い張っている大臣がそのことによって牢獄に繋がれることはまずないだろうし、血税を使って家族旅行に行っている都知事が横領罪に問われることもおそらくないだろう。
ちょっと話は逸れるが、厚労相の「女は子供を産む機械」発言の時にはキャンキャン噛み付いていた民主党の攻撃の手が、今回の農水相に対してはどうにも甘い気がする。
件の失言の折には「そんなんどうでもいいから早よ予算審議せえよ!」とこちらが思うほどに揚げ足を取ってすっ転ばそうとしていたクセに、やはりこの種の問題(カネ)になると党を問わずに叩けば埃が出るからなのか、矛先が鈍い鈍い。
国民を愚弄している度合い、という観点からいけば、実のところ此度の方が遥かに腹立たしいことなんだけれど。

○○罪、○○法違反、と一目で分かる記号的な罪状で呼び表されることはないかもしれないが、国民の義務として否応なしに徴収され支払っている我々の税を、世間を欺いて代議士が私的に使用していることと、少なくとも自らの意志で株式市場で取引を行っていた投資家を一企業が粉飾決算で欺くこととを比較した場合、前者の方が圧倒的に悪質なんでないの、と個人的には強く思う。
操作した額の多寡や社会に与えた影響の大きさ、などの尺度で罪の軽重を判断することは根本的に誤っている。

生かす者は生かされ、殺す者は殺される。

突き詰めて考えてしまえば、法律や条約や条例を含め、この世のすべての“人が決めたルール”は所詮幻想に過ぎないとも言える。
日本国憲法が基本的人権を保障していることは大人なら誰でも知っているけれど、その憲法が謳う“基本的人権”とやらがそこかしこで頻繁に侵されている、という事実もまた、誰もが知っている。
だから結局、目に見えず実効もしないそんな法など、逼迫している個人にとっては、存在しないに等しい。
“人間らしく生きる権利”、さらには“生きる権利”なんてものを本当は国家が保障してくれるわけなんかあるはずがなくて、自分で勝ち取る以外に術はない。
ウシやウマやイヌやブタが、「お前は食用だから殺されなさい」とか「お前は脚が速いから人間の金儲けのために走っていいよ」とか「お前は金持ちの家で大事に飼われるんだよ」とか定められるのと相似であるように。
そもそもが警察機構というものは、いつの世もどんな社会であったとしても、「現体制を保守する」、ということが至上命題なのだから、当然それが遂行するべき任務の内容も政権が変わればカメレオンの体色のように変わるわけで、すなわち絶対基準でなく相対基準。

そんな不確実な判断基準を抱えた公権力が人の生を握り左右する、そういう法治国家に私たちは住んでいる。

ひょっとしてアナーキズムの端緒か?


本日の夙川の桜のつぼみ。
先週先々週と撮った小枝がなんと今日見たら伐採されてなくなっていて、少し寂しい。

夙川の桜のつぼみ


♪ Walrus - Ministry


2007年3月11日(日)

ワイヤレス化進む…もiTunes7.1に不具合で一頓挫

昨日、仕事帰りにヨドバシカメラに寄り「AirMac Expressベースステーション」を購入!

AirTunes機能を備えた「AirMac Expressベースステーション」

このベースステーションはAirTunesという機能を内蔵しており、これを使えばデスクトップPCやノートPCで起動しているiTunesの音がワイヤレスで聴けるというスグレモノ。
徐々に整備されてゆく(そして飛び交う電磁波がいや増してゆく)我が家のワイヤレス環境。

我が家のPC環境略図

しかし実はこのシステム、未だ少し問題があり、完全構築には至っていない。
MacBookの方のiTunesからは問題なくAirTunesを使用でき、無事にリヴィングのオーディオシステムからワイヤレスで音が聴こえてきたのだが、WindowsのデスクトップPCからは上手くいかないのだ。
iTunesの画面に現れるはずのスピーカー選択小窓がいつまで経っても出現しない。
何度確認しても設定に問題はないはずだし、うーんと独り唸っていても仕方ないからアップルのサポートデスクに電話をして訊いてみたら、なんと数日前に公開されたばかりのiTunesの最新ヴァージョン、7.1のWindows版には若干不具合があり、AirTunesで接続されている外部スピーカーを認識しない、という報告が今続々寄せられていて調査中、という事実が判明。
もちろん僕もすでにアップグレードしてしまっている。
試しにAirMac Expressベースステーションにバンドルされていた古いヴァージョンのiTunes6をWindowsにインストールしてみたらバッチリAirTunesをマウントしてちゃんとワイヤレスで聴けたので、これでビンゴのようだ。
とにかくアップルがWindows版のiTunes7.1をアップデートするのを待つしかないな。

それはまあいいのだが、アップルのサポートの人、もうちょっと頼りがいがあってほしい。
というのも、最初にこれこれこういう具合です、とすべての環境と状況を説明した時は、「WindowsのデスクトップPCはAirMac Extremeベースステーションに有線LANでつないでいるので、それだと既存のExtreme環境にクライアント接続しているAirMac ExpressのAirTunse機能は使えません、つまり、仕様なんです」という意のことを言われたから!
僕はショップで買う時にも一度店の人(ヨドバシカメラの人じゃなくてちゃんとアップルから派遣されてきている人)に自宅のLAN環境を説明した上で、「どっちのPCのiTunesからも使えます」という言質を取ってから買ったので、サポートデスクの人に電話でそう言われ、ええ!? と衝撃を受けつつ「でも店の人には『ルーターじゃなくてブリッジとして使えば大丈夫』と言われましたが」と再び喰い下がったところ、ちょっと待ってくださいと引っ込んで調べてきたサポートデスク氏、「すみません、その環境で使えるようです、ちなみにiTunesのヴァージョンは?」と返答してきて、ようやく問題の本質に行き当たったのである。
もうちょっとでヨドバシカメラに「金返せ!」って行くところだった、頼むで。

実は先日も、AirMac ExtremeベースステーションにUSB接続して共有する外付けHDDのフォーマット形式について一度アップルのサポートデスクに電話をして訊いたところ、「うーん、何でも大丈夫だと思いますよ」的に明確な答えが得られなかったのだが、本当の話は、AirMac Extremeベースステーションに接続する場合はMacはもちろんWindowsからでもフォーマットはHFS+にすべし、ということらしい。
そしてその事実を僕は、「Mac Fan」や「MacPeople」といった雑誌を見て初めて知ったよ…。
雑誌に載るような仕様も知らないんだもんなあ、サポートデスクの人。
FAT32でやったら見えないはずだ。
まあその前にそんな大事な仕様はヘルプやマニュアルやサポートサイトに書いといてよって話なんだけど。

しかしこういった事態が起こるのも、ことデジタル機器に関してはプロユースとホームユースの垣根がどんどん低くなってきている、という最近の傾向も関係しているのだと思う。
専門知識を持たない普通の人たちが家庭で使用する機械が、複雑になりすぎている。
アナログの時代には考えられなかったことだけど、単にテレビ1つとったってデジタル対応の今のプラズマテレビや液晶テレビのややこしいことといったら!
HD/DVDレコーダーももちろん然りだし、携帯電話だってもはや小さなパソコンに相違ない。
僕も自分の持っているFOMA端末の中に、触ったこともない機能が半分ぐらいあるだろう。
最近はどんな家電にもコンピューターが搭載され、そのインターフェイスもどんどんPCに近付いていっているから、高齢者などは本当に独りで生活していくことすら危うくなりつつあるんじゃないか。

最近Macを買った僕だけど、アップルのテレビCMもどうかと思う。
ラーメンズが出てるあのシリーズ。
いわく、Macはウィルスとは無縁だとか、Macはフリーズしないとか、Macでサイトを作って公開するのはたやすいだとか、とかく“パソコン”(Windows)と比較して簡単である、ということを全面的にウリにしてるけど、ハッキリ言って誇大広告もいいところじゃないか?
確かにOSの構造自体はMacの方がWindowsよりも格段にシンプルなのは認めるし、ネットワークの設定なんかについてもMacの方が明らかに容易ではあるけれども、それでもトータルで見たらそれほど劇的な差はないだろう。
実際僕の周りにもいるのだが、「Windows使っててつまづいたけど、Macだったら簡単にできるんだ」と安直に考えてしまう人を量産している、1つの罪。
Windowsでホームページビルダーを使いこなせずにサイト製作を諦めてしまった人が、MacのiWebと.Macだったらいとも簡単にそれができるようになる、とはどうしたって考えづらいし、同じように、iPhotoやiChatやiMovieが同種のWindows対応ソフトに比べて圧倒的に簡単かと訊かれたら、自信を持って首肯できるはずもない。

iPodやiTunesをこれだけ爆発的に普及させたアップルのビジネスモデルは確かに優秀だし、実際商品の質も高いことは紛れもない事実だが、“それらは誰にでも簡単に使いこなせる”というあまりにも甘い幻想を広く植えつけてしまった、という罪もまた負っていると思う。
っていうか、iPodすら(と言っては失礼だが)使いこなせない人って、本当に思った以上に多いみたい。
一人歩きしている?

と言いつつ、ここにきて頓にアップル製品が増殖している我が家!
やっぱしモノはいいんだよねえ、使い勝手、かゆいところに手が届くサプライ、そしてデザイン。
いっそのこと将来的にはデスクトップPCもMac化しようか、なんて一瞬思ったりもしたんだけど、やっぱり世の中は圧倒的マジョリティであるWindowsをメインターゲットに想定して設計されているから、“Macだけ”だとできないことが出てきちゃって、ちょっとMacオンリーには踏み切れない…。
WindowsとMac両方使ってみて分かること、結構あって面白い。


夙川の桜のつぼみは、少し大きくなった。

膨らんできた夙川の桜のつぼみ

1週間前のエントリーの写真と同じ枝だから分かりやすいでしょ?


♪ We Rock - Dio


2007年3月 1日(木)

すべては個人の線引き次第

PCとオーディオアンプをつなぐオプティカルケーブルを買ったばっかだけど、やっぱり理想はワイヤレスだよななんて思って、Bluetoothを使ったワイヤレスシステムをうろうろと探してみた。
iPodや携帯電話など、携帯型プレイヤーを念頭に置いたBluetooth対応ヘッドセットは山ほど見つかるが、お目当てのアンプにつなぐレシーヴァータイプのものはなかなかヒットしない。
それでも頑張って探してみたら、種類は多くないが、アンプに付けるBluetoothレシーヴァー単体や、レシーヴァーと送信機がセットになったものなど、いくつか使えそうな商品はある。
探し始めた頃はBluetooth内蔵のMacBookのiTunesを稼動させることが前提だったけど、そうかUSBに挿す送信機もセットならばちょい古いデスクトップからでも充分聴けるわけだな。
まあこれはしばらくは買わないと思うけど。
ちなみにヨドバシカメラにも寄って何人かの店員にいくつか訊いてみたんだけど、まだ世に登場してそれほど年数も経っていない規格だからなのか、ビックリするほど知識を持っていない。
しっかりしてくれまたえ。

数日前のニュースだけど、ホンダのF1マシンの車体にはスポンサーロゴを載せず、代わりに地球の絵を描くんだとか。
「地球環境問題への取り組みを新コンセプトに」。
この星の環境を大事にしようという姿勢と行動はもちろん極めて重要で望ましいことだし、それについて何ら否定する意思はないが、でも、短絡的にまず思ったのは「じゃあF1レースやめちゃえよ!」ということ。
CO2削減、温暖化防止、化石燃料を大事に、なんてことをコンセプトに含めながら、大雑把な想像で申し訳ないけれどもおそらくは100台や200台の乗用車がアイドリングストップを心掛けたところで追っつかないほどのCO2を撒き散らし、限りある原油資源をアホみたいに浪費するF1グランプリというものに積極的に参加し、のみならずそのイヴェントにおいて「地球環境への取り組み」をアピールするという壮大な茶番劇。
に思えるのは私だけ?

正直に言えばいいのに。
私たちは今さら地球環境に少なからず悪影響を与える科学技術を享受することなく生活することはできない。
ガソリンのない生活はちょっと想像ができないし、同じように電気も必要、木材も必要、夏になれば冷房を点けるし、冬には暖房がいる。
生きていくためには獣も殺すし海洋資源も獲る。
そうした生命活動の基幹のみならず、人間である以上娯楽も必要とする。
地球環境にとって好ましくない娯楽も数多い。
数多あるそんな娯楽に含まれる1つがモータースポーツ。
私は個人的にはF1を止めてしまえなんて意見を持っているわけではもちろんなく、鈴鹿にも何度か観に行ったぐらいむしろ好き。
だから、なのかどうかは分からないが、そのF1レースと環境保護を結び付けることだけはどうしてもおかしいと思う。
F1はF1で娯楽としてあればいいし、他方、できることから意識を高めて地球環境を守っていきましょうと啓蒙し合えばいい。
F1マシンのボディに地球を描くことは、再度言うが、笑えないギャグだ。

自分のできることからやっていきたいとちゃんと地に足つけてハイブリッド車に乗っている人は素直にえらいなあと思うけど、私こそが環境保護の急先鋒であり体現者ですてな顔をして(時には言葉に出して)ハイブリッド車を走らせている人には、「じゃあ自転車乗れば?」と言いたくなる。
あんたたちの国って未だにクジラ獲ってんの? 野蛮です! 絶滅します! などと叫んでいる人たちには「あんたたちの国でスポーツと称して行われているハンティングを法律で禁止する方が意味あるけど? そもそも肉は捨てて脂だけ採るためにさんざんクジラを獲りまくっていたのはどこの国?」と言いたくなる。
その種が持つ特性や歴史などを何ら学ぶことなく、かわいいからと飼い犬に服を着せ靴を履かせ運動も満足にさせることなく悦に入っている自称愛犬家には、「あなたは動物が好きなのではなく、“自分の所有物であるペット”が好きなんですね」と言いたくなる。

今読み返してみるといささか飛躍してしまっているけど、今回のニュースを見て思い出したこのような感情。

算数じゃないから正解はないし、万人が共有できる絶対的な価値観もない。
だから、考えることにはたぶん意味がある。

そうそう、書き忘れていたけどもう1つニュースでビックリしたのが、「悪魔が命令した」のが認められちゃって無罪判決が出た気狂い轢き殺し犯。
こうした報道を聞くたびになんとも言えない気分になる。
心神耗弱、心神喪失、責任能力なし…。
なんだか難しい言葉で表現されるけど、そもそも故意に人殺す時に、まったくもって心神が“正常”な人っているのだろうか?
ゴルゴ13ぐらいしか思い浮かばないぞ。
別に人殺しじゃなくたって、暴力衝動を持っている人なんかはコトを起こしてる最中は言ってみりゃ心神喪失状態だろう。
酒飲みは酔っ払っている時は明らかに心神喪失だ。
じゃあ泥酔して人殺して記憶がなければ無罪か?
ヤク中は無罪になることもあるみたいだが。
違法薬物でトリップしてる奴が「精神障害者」と認められて無罪ってのも考えてみればぶっ飛んでおかしな話だな…。
それに、責任能力って定義もよく分からん。
どんな人間だっていかなるケースにおいても、人を殺した時にその“責任”なんて取れるわけがないだろう。
正常とされる者だって気狂いだってそれは同じだ。
人の生命を殺めた責任を負う能力なんてもの、誰も持ってないから代替罰が与えられるだけじゃないのか。
それならば罰は決して罪を犯した者の人格に因るものではなく、その罪そのものに応じてのみ与えられるべきだと思う。
それこそが社会の中で権利を与えられてきた人間としての責任じゃないのか。
気狂いだって何も犯罪を起こさなければ一人前に権利だけは認められてきたはずだ。
人権も何ももらってねえよと言うんなら話は別だが、そうではない以上、しでかしたことについての罰はそれこそ差別することなく課さなければ。
もしこのような判決が罷り通るのならば、人を殺した時に無罪と認められる可能性があるすべての人間はコトを為す前に隔離監禁すべきだ、という論法こそが正道。
この論法における結論が成立するわけがないというのは自明であるが故、前提となる“このような判決が罷り通る”という仮定も反故にせざるをえない。


♪ 人間転生 - 真理の御魂 最聖 麻原彰晃尊師


2007年2月 7日(水)

「ジョトォ」のケーキなど

今日は東京日帰り出張。
新大阪駅のホームで、最近頓に盛り上がっている陣内智則さんとバッタリ。
かつて春先の大阪 桜ノ宮で、ドブ川みたいに汚い川に忍者装束を着せて潜ってもらう、なんてハードなロケもご一緒したことがあるが、もうそんなことは決してさせられぬ、遠くへ行っちゃいましたね~、なんて。
本人は否定されていたが。
挙式まであと10日、さすがにちょいお疲れっぽかった。

音羽地区の某大手出版社で一仕事終え、帰阪…なのだが、ここであることをふと思い出し、銀座の三越に立ち寄る。
実はかねてより目をつけていた洋菓子店「ジョトォ」でケーキを買って帰ろうとひらめいた。
関西では京都の大丸にしか出店していないようで、なかなか行く機会もないので。

いざB1Fのショップに行ってみたら、なんと店先からデパート内の階段に至るまで、100人単位の行列が!
むむむと思いつつよく聞いてみたら、これは17時からのシュークリーム販売を待つ列だそう。
ここの店では12時と17時の1日2回限定でシュークリームを売っており、その人気たるや、この目で確かめた。
今日はすでに売り切れで間に合わなかったが、次機会があればこれもチャレンジしてみよう。

今回買ったのはモンブラン×2、かぼちゃプリン×1、ジョトォ(ショートケーキ)×1。

「ジョトォ」のケーキ3種

帰宅は結構遅くなったが、妻と分けて食べた。
これは美味い!
大人の味で貫かれたモンブランに甘くないかぼちゃプリン、そして生クリームが「ツマガリ」並みに美味なショートケーキ。
今夜のカラダスキャンが少し恐ろしい。

帰途、iPodから流れてくるボブ・ディランの「Just Like A Woman」を聴いていて思ったが、この曲の邦題「女のように」って、柳沢厚労相の一連の発言をある意味超越している意訳だなあ。
詞のニュアンスがまったく伝わっていない。

明日から再び静岡 伊豆へロケ、そして会社泊と2泊3日の旅だ。


♪ PERSPECTIVE - Yellow Magic Orchestra


「これも含めて、スーパーボウルなんです」

今、スーパーボウルのリピート放送をNHK BS1で観ているのだが、試合については詳しくないので置いとくとして、プリンスのハーフタイムショーがすごかったね!
バスケットボールと違いアウトドアのデカいスタジアムならではのド派手演出。
いやはやスケールが違う。
独立したコンサートイヴェント並みの手間隙を掛けているじゃないか。
そして雨が降りしきる中、「Purple Rain」。
おなじみのシークレットブーツとちょっといただけないノイジーなアドリブのギターソロを差っ引いても、素晴らしい。
プリンス観たくなった。

さらにすごいと言えば、JAL社長が自身の報酬大幅カットなどを含めた再編を発表とか。
年間収入は960万円に、個室も廃し、電車通勤も検討?
まあ当然と言えばそうなのかもしれないし、これまでの経緯に問題があったことも事実だろうが、ここまでの英断はなかなかできるもんじゃないと思う。
素直に、えらいなあ、と思った。
人間って大なり小なりその手中に収めた既得権を手放すことに関しては異常なほど抵抗するのが常。
だからこそ世の中はいびつに、醜く、そのピラミッドを変容させていく。
これを見習ってぜひともお役人の方々に血税の使途を考え直していただきたい、と望むのは無理があるか。


♪ When Doves Cry - Prince


2007年1月28日(日)

極論であること委細承知

ハイティーンと呼ばれる年代あたりに差し掛かり、人並みにものを考えることができるようになり出した頃以来の、決して解決せぬ継続した命題を、昨日も今日も明日も僕は考えてしまう、きっとたぶん。

たとえば、ある人が持っている1つの性質、特徴的な性格の1要素を言葉で評するのにも、いろいろな表現がある。
同じ性質を表すのに、「あの人はしつこい」と言えばマイナスイメージがもちろん強く働くし、対して「あの人は粘り強い」と言うならば、それは称賛の範疇に入る。

そんなケースと同様の構造体として捉えられるような様々なテーゼ、決して両立し得ない矛盾した生活目標のペアが何組も何組も、僕に襲い掛かってくる。

僕は4年前ケニアに旅行に赴いた時、せせこましい世の中で小さな物事に拘ることの馬鹿馬鹿しさを知った(気がした)。
また別の機会には、「世の中は自分の思い通りに行かないのが当たり前、細かなことをいちいち気にしているべきではない」と自ずから思い至ったりもした。
ところがまた、さらに別の機にはこうも思う。
「細かいことを気にしないというのは、一見大らかで豪放な性格には見えるけれども、それは“大事なこだわり”さえも失っているということにはならないのか? すなわち、向上心を、もっと生々しい表現をすれば、野心を失っているということになりはしないか?」

誰もがまったく他者と関わりを持つことなく生きていくのは不可能だから、外にも出て行けば会話もする。
どんなポリシーを持ってどんな生き方を選択していようが、その時に不快な思いを味わうということは、必ずある。

レストランに飯を喰いに行ったら無礼な店員の応対に腹が立った。
道を歩いていたら数人で前をふさぐ無神経な団体が邪魔でイライラした。
会議の席上で空気を読まず的外れな発言をする輩を軽蔑した。

誰にだって訪れるそのような機会に、「まあこんなのはよくあることだから」と波風立てずに穏やかに飲み込むことができる人は、確かに成熟した大人であることには違いない。
僕だって常にそうやってすべてを包容してしまうような大人物に、なれるものならなりたい。
何が起こっても怒らず慌てず騒がず、心の平静を失わない人になれたらどれだけいいだろう、と思わないことはない。
だけど、もしもそうなれたとして、それは本当に“正解”なのだろうか?

レストランの店員が応対を誤った時、客たる僕はいついかなる場合でも「いいですよ」と笑って許すべきなのか、それが本当に“大人”としての振る舞いなのか?
もしそうでないならば、果たしてどこまでの行為を笑って水に流すべきで、どこからが「ちょっと待てよ」とクレームを申し述べるべきなのだ?

業務上の動きにおいて、守るべき領分が侵されていると感じた時、“大人”は事を荒げずにやんわりと受け流すものなのか?
そうでないならば、多少のリスクを冒しても、理屈の上で間違っていることは間違っていると主張するのが企業戦士のあるべき姿なのか?
そもそもクリエイティヴィティが必要な戦場において、“調整ごとが得意”であることと“鋭利な企画力を持つ”ことは1つの人格の中で両立するのか?

すべてのケースが生き物であり、すべての刹那は唯一無二であるから、判断基準たるラインなど端から存在せぬのかもしれないが、それでもその“線”を永遠に探し求めながら、少なくとも僕は残りの時間も生きていく。

自分の器を大きく育てながら、正統に生き様を主張し、失ってはならないこだわりを持ち続けるということは、至難、というよりも、絵空事…?


♪ Face To Face - Tommy Lee


2007年1月20日(土)

私の集中力は、マルチタスクよりも優先的に使役される

音楽を聴くのも本を読むのも好きで、往復の通勤電車内でしばしばそれを私は行うが、1つ1つを単体で実行するのはいいけれど、同時にやるのはよくない。
どんな本でも曲でもそれはあまりよくないが、特に古川日出男の著作を読む時、彼が構築する言葉の群れは、音楽を聴きながら、を許さない。
全能ならぬ全脳を以って当たらねばならぬ!


♪ The Wasteland - Warrior Soul


2007年1月 8日(月)

帰国、寒い

昨日の午前、シンガポール旅行より帰国。
30℃オーヴァーの赤道直下から帰ってきたら日本は相当の悪天候、寒くて寒くてビックリしたよ。
ペットショップから引き取ってきたリクガメも家で留守番していた魚たちも大事なく、一安心。

シンガポールに行った最大の目的は、夜しか開かない動物園、「ナイトサファリ」であったが、そこに隣接する昼間の動物園、「シンガポール動物園」がとにかく想像以上に素晴らしすぎて、感動した。
元々あった熱帯雨林を最大限活用し、そこに高度な飼育技術を組み合わせて、できる限り放し飼いに近い環境を見事に創り出している。
並の動物園を訪れた時にしば