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2006年5月12日(金)

「用心棒日月抄」を読んでいたら

最近また今時分までついつい起きてしまうという愚行を繰り返しがちなまずい日々。
一通りの所業を終えた後は大体本を数時間読んでいてこんな刻限になってしまうんだけど、やっぱり剣豪ものの時代小説って面白いなあ、と再確認。
時代小説というと一般的に現代小説よりもその根底に流れる価値観や独特の通念といったものを理解することが小難しく感じられることが多いが、それを差っ引いても剣士ものの展開の素直さと分かりやすさはすこぶる爽快である(剣士ものでなくともたとえば宮部みゆきのような“時代小説の形をとったエンターテインメント小説”は例外だけど)。
池波正太郎ももちろん極上だし柴田錬三郎もいいけれど、藤澤周平も相当単純明快でただただ楽しい。
それで思い出したけど、以前テレビ化された「用心棒日月抄」の主人公、青江又八郎を小林稔侍が演じていたのは一体どんな了見だったのだろう?
無論池波の「剣客商売」の秋山小兵衛、大治郎父子が藤田まことと渡部篤郎だったことも私見ながら一向に解せぬ。


♪ 書きかけの歌 - 宮沢和史


コメント

俺がムカシ見たのは
エヌエチケエの村上弘明だったから
まったくおもしろかったぞ。

小林稔侍は時代劇でいうと
そば屋の親爺が一番良く似合っているのだ。
「侍」じゃないな。

そうそう、小林稔侍にしても藤田まことにしても時代劇にはまらないことはないんだけど、剣士は違うんだよな。
そういえば加藤剛が昔「剣客商売」をやっていたという情報も聞いたことがあるが、それはよさそうね。

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