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2006年1月14日(土)

こうして共産革命は生まれたのだ(?)

うちの120cm水槽には、スポッテッド・ナイフフィッシュ(約35cm)、ポリプテルス・デルヘジ(約25cm)、ブラックアーマードプレコ(約15cm)、レッドフィン・ホーリー(約15cm)という4種の魚がそれぞれ1尾ずつ棲んでいる。
この中で一番大きなスポッテッド・ナイフフィッシュは、購入した昨年6月当時はおよそ10cmと本当にかわいいサイズだったんだが、順調に成長を重ねて今や牢名主ならぬ水槽主。
生き物の世界においては往々にして“大きい=強い”という図式が成り立つものだが、うちの水槽とて例外ではなく、この120cm水槽で最も大きなナイフフィッシュがすなわち最強、給餌の際も我がもの顔で、他魚を何ら気にすることなく満腹になるまで喰いまくっている。
何事にも無神経気味で図太いデルヘジはともかく、ホーリーやアーマードプレコなんかは大げさに言うとナイフフィッシュの影をいささか気にしつつコソコソと餌を食べている、といった風。
だから一番大きくて強いナイフフィッシュが、自ずとさらに大きく成長していく。
ここに実は人間社会にも通じる大いなる摂理が隠されているのだ、というのがこのたびの主張なのである。

つまり、デカい魚=強い魚ほど物怖じせず満腹になるまでバンバン餌を喰うことができるから、その結果ますますサイズが大きくなる、という水槽内を支配する循環の法則は、我々が暮らす人間社会において、お金持ちの人ほどますます肥え太り、さらなるお金持ちへと進化を遂げていく、という貧乏人のひがみにも似た真理と極めて近しいのである、ということだ。

この世界は環境にやさしいのでもましてや弱者にやさしいのでもなく、金持ちにこそやさしいのである、と蛮境で叫んでみても、虚しいなあ。


♪ ゲバラとエビータのためのタンゴ - 宮沢和史


コメント

確かに弱者はますます弱っていきますね。
病気なんてすると、もう目も当てられません。

闘病生活者のオレなんですが、ホントに世間は厳しい・・・

水槽の中にもそういう構図ができているなんて〜。ビックリ。
でもそれは、ひがみではなく・・・・
命ある生き物である限り…(←ちょっとオーバーか?)
平均的に陥りやすい心理であると思います。

ナイフフィッシュすごい成長具合ですね。1年半で10cmから35cm。
仕方ないとはいえナイフフィッシュ以外の魚がかわいそうですね。もう一つ120cmの水槽が置けたらいいですね~。

しかし、私無知の為どの魚も全くどんな容姿なのか想像がつきません・・・。悲しい・・・

>シンジ
闘病中なんですか?
くれぐれもお大事に。

>シャルロール
もう如実ですね、水槽内。
いやあ、人間以外そんな心理にはならないでしょう(笑)。

>ペーター
1年半じゃなくて半年とちょっとなんですよ、昨年6月ですから。
デカいやつほど喰う量が多い、ということですね。
本文中でも書いてますが本当にちょっと大げさ気味に書いてしまったので、実際はみんなそれぞれのテリトリーを作って元気にやってるんですよ、120cmにこのサイズが4匹というのは実は少ないんです。
今のところ平和に共存しています。
ヤバイ組み合わせは避けるというその発想で水槽がもう4つにもなってしまったので…!
画像についても近々またアップしようかな…。

半年ちょっとで35センチですかぁ。さすがだなぁ。でも、うちの金魚もメキメキッと大きくなっちゃったりしましたからね。その手の魚なら当然か。
飼っている生き物が順調に大きくなってくれるのは、飼育者としては嬉しい限りデスな。

強いものがより強く、弱いものはヒッソリと。ま、ある意味自然の摂理。
編集チョーの水槽の中なら、とりあえずどの個体も餌はあたるでしょうから、幸せではありますな(笑)
でも……遠からず水槽は増えそうな予感。だって、もっと他にも欲しくなりません?(笑) 私はもっとヘビコが欲しいですー!

いや、もう増やしませんよ(キッパリ)。
だって掃除&水換えが大変なんだもの…、今が限界。
そういえばヘビちゃんは元気ですか?
この次はカエルorトカゲ、いっちゃってください。
ナイルモニターなんかいいと思うんだけど。

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