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2005年11月29日(火)

同い年の友人たち、それぞれの…

今日の昼間、仕事仲間のぐっさんと僕の会社内で茶を飲みながら話をした。
ぐっさんは制作会社に所属しているディレクターで、僕と同い年。
一緒に仕事をした機会は数えるほどしかないのだが、何だか趣味などの感性が同志っぽくて、僕にとっては大事な友人である。

そのぐっさんは今年いっぱいで会社を辞め、有志たちとともに来年4月、新会社を立ち上げることになったという。
わざわざそれを報告するために、時間を割いて僕の会社まで来てくれた。

30を超えて若手から中堅と呼ばれるポジションに辿り着き、それに伴っていろいろと変わっていく周囲の状況や様々なタイミングが符合して、思うことがあっての決断らしい。

常々僕は思っているのだが、たとえそれが大きなものではなかったとしても、今ある経済的社会的な後ろ盾を放棄して、自分のよりやりたいことを実現するために茨の道に突き進まんとする人のことをとても尊敬するし、また心から応援したい。
極端なことを言えば僕たちのような会社員はたとえ仕事をしなくたって(できなくたって)、刑事罰を受けるような犯罪さえ犯さなければ、一定の給金は支払われ、その身分を追われることはそうそうない。
「漁師になりたい」とか、「温泉のある町でのんびり暮らしたい」とか、「野菜を作って自給自足の生活を送りたい」とかいった夢や目標は一見、荒唐無稽で実現困難なものに思われるかもしれないが、実はそれは僕たちが自らの価値観を少し変容させ、安定した現金収入を始めとした“保証された都市生活的基盤”さえ捨て去る覚悟があれば、とても簡単なことだし誰にだって実行できる。
でも僕も含めて、ほとんどの人はそんな勇気を持ち合わせていない。
だからテレビなどでそんな憧れの生活を送っている人を観ると、「いいなあ時間がある人は」とか「好きなことやって生きていけててうらやましいなあ」とか我々は思いがちだけれど、そういった感想は少し誤っているのかもしれない。

頑張れよ、ぐっさん!
今後ともよろしく。


晩、これまた同い年の友人 Tがやっているラーメン店に喰いに行った。
以前の当欄で記したように、Tは今月いっぱい、つまり明日をもって店を他人に引き渡し、それ以後は前職の放送作家に復職することを決めている。
今日行っとかなきゃもう行けないな、と急ぎ行ったのであるが、こんなことならば以前からもっと足を運んでいればよかった。

ラーメン店主 T、最後の勇姿…?

「俺の太麺」という屋号が表している通り、これはうどんかと見紛うかのような太い麺に醤油ベースの肉気たっぷりなスープが絡みつき、実に美味かった、お世辞じゃなく。
そして店内も失礼ながら立地などから漠然とイメージしていたよりもずっと小ぎれいでゆったりとしており、居心地も悪くない。
一念発起して立ち上げた店であろうに、現実はシヴィアで、そして少し残念でもある。
でも以前のエントリーでも述べたように、Tは有能でヴァイタリティ溢れる男だから僕はそれほど心配はしていない。

頑張れよ、T!
今後ともよろしく。


♪ Slave To The Grind - Skid Row


コメント

今日は来てくれてありがとう!どや?俺の太麺、ウマイやろ!?
味には自信あってんけどな・・・残念ながら、商売は難しいもので・・・
でも、俺は自分の店を持てた事、商売の難しさ、わずか8ヶ月ほどで偉そうな事は言えないけど、とてもいい経験ができたと思っている。
「ラーメンの作れる構成作家」として再出発しまっす!!
これからもヨロシク!!なんかオモロイことやろうや!
あっ、それと、草野球にも来いよ!

いやいや来店が遅くなってすまんかった。
味はマジで美味かった。
店でも言ったけど忠実にオリジナルをパクっている(笑)!
「構成作家もできるラーメン屋」からの華麗な転身ですな!
今後ともよろしく。
ああ、野球も起きて行かなきゃだな。

どんな職業でも目標に向かって頑張ってる人は尊敬します。
毎日が退屈な日々だと思うことがないように、新しいことを見つけたいと思います。
FT編集長さんも、周りの友達もみんなヴァイタリティ溢れる人たちばかりですね。

本当に今の状況に安穏と胡坐を掻くんじゃなくて、常に高みを目指して行動を起こす人は素晴らしいですね。
僕も少しは見習いたいものです…。
まずは早く寝なければ!

FT編集長様
先日は時間作ってもらってありがとうございました
今読ましてもらい何故か泣けて仕方なかったです
ありがとうございます
一緒にした仕事は少なくとも絆というか縁というものが
あれば繋がっているものですね
僕もFT編集長に感じるものがあるから常に気になるし
繋がっていたいと思ってます
いつか一緒に何かやらかしましょう!
これからもよろしくお願いします!

ぐっさん!
こちらこそ充分な時間が取れずすみませんでした。
男、いや、漢のぐっさんにそう言っていただけてこれ以上の僥倖なし!
公私ともに、近々なんかやりましょう!

太麺のお店は続いているのでしょうか。大好きな味なんです。
食べ比べるのが趣味になってきてるほどなんです。
昨年行ってみたかったです。

おそらくは店主は代わってまだ続いているはずですが。
旧店主、太麺Tの登場を待ちましょうか!

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