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2013年1月14日(月)

我が身を正す意を込めて

先ほどNHKの「ニュースウオッチ9」において、「来年4月に消費税が8%に上がり、再来年10月には10%に上がる」ことが既に"決定事項"であるという風に断言したリード原稿が読まれていたが、余りに乱暴過ぎる。
確かに法案は可決したが、その附則第十八条では、「この法律の公布後、消費税率の引上げに当たっての経済状況の判断を行うとともに、経済財政状況の激変にも柔軟に対応する観点から、第二条及び第三条に規定する消費税率の引上げに係る改正規定のそれぞれの施行前に、経済状況の好転について、名目及び実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、前項の措置を踏まえつつ、経済状況等を総合的に勘案した上で、その施行の停止を含め所要の措置を講ずる。」と明記されているではないか。
つまり、景気が悪いままならば、あるいは消費税を上げると日本経済にとってマイナスになる、と時の政府が判断した場合は、消費税増税を停止する可能性を残す、という旨が謳われている。
例えこれが決して履行されない綺麗事に過ぎないとしても、建前、ルールとして定められている以上は、それを無視して報道をするのは極めて粗雑に過ぎる。
立ちションして逮捕されることはないかもしれないけど、弁護士や警察官が「立ちションしてもかまへんよ」とは言ってはいけないだろう。
ましてや、ただでさえなし崩し的にアンバランスな為政がずっと行われつつあるというのに、マスメディアが"消費増税ありき"という誤った前提で喧伝するなんてことは、絶対にあってはいけないと思う。


♪ Going To California - John Paul Jones w/Paul Gilbert, Nuno Bettencourt, & Steve Hackett


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