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2010年10月30日(土)

「ソーシャル・ネットワーク」試写会

仕事終わりで「ソーシャル・ネットワーク」を試写で観てきた。
極めて完成度の高い映画だ。
キャスト、カット、音楽、演出、脚本、すべてが高レヴェル。
ジェシー・アイゼンバーグを筆頭に、全キャラクターが気持ち良いほどにピタリと嵌まっていた。
ただあまりに会話のスピードが速すぎて、序盤のカットバックについていくのは少々しんどかったけど。
ストーリーそのものは、そもそも形のないインターネットビジネスというものが孕む無限の可能性と、それに諸刃の剣として付随する恐ろしさの両面を存分に描き伝えているが、なぜ今、なぜSNSなのか、という必然性が若干欠けているようにも感じた。
それにしても、演出や脚色はもちろん大いに作用しているとして、史実については実際に起こった出来事にある程度忠実に作られているはずだが、直接関係者が途絶えている100年前の話ならいざ知らず、ここ数年内に続発した現在進行形の生々しい事実を映画化することによくゴーサインが出たものだ。
…と思って少し調べてみたら、扱われている実在の人物たちの許可は特に取っていないんだとか。
新たなトラブルの火種となるか?
始めは観る者の大部分の反感を買っていたであろうマーク・ザッカーバーグが、物語が進行するに従って共感や同情に似たものを我々の内に徐々に植え付けていく様がダイレクトに感じられる、いい演出であった。

ついにNBAシーズン開幕。
去年からコーチに復帰していたとは恥ずかしながら知らなかったがポール・ウェストファル、老けたなあ!


♪ Worm - Ministry


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