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2015年8月15日(土)

寄り道2015

パーソナルトレーナー・Yちゃんのセッションを受けた後、THE BOOMERでもあるそのYちゃんと妻とともに宮沢和史さんの「寄り道2015 連れづれなるままに...」を聴きに、いずみホールへ。
しばらく寄り道ツアーはしていなかったはずで、私が聴きに行くのも3年ぶり。

連れづれなるままに...

今回は、自身の音楽のルーツを幅広く演る、と公言されていたように、手数の多いアレンジが施された「星のラブレター」を1曲目に弾き語った後は、松山千春、荒井由実、小田和正と、かつてフォークソングにハマっていた少年時代を体現するカヴァーをまずは披露。
途中、詩の朗読や「世界で一番美しい島」、石川さゆりさんに提供した楽曲等、自作の歌ももちろん演るが、沖縄民謡やブラジリアンソング、さらにはレゲエといったカヴァー曲の方が多かったかもしれない。
なるほど、確かにTHE BOOMの初期といえばスカだが、宮沢さんの若かりし頃のヒーローの1人がまさかボブ・マーリーだったとは、初めて知った。
音楽をただのエンターテインメントとしてのみ捉えるのではなくて、何らかのメッセージを込めた、社会性をも備え得るツールに昇華させる、というスタイルもひょっとしたら彼から初めて学んだのかもしれない。
また、宮沢さんの母方の祖父が硫黄島で亡くなった、というプライヴェートな語りから、自身が沖縄にのめり込んでいったつながりを聴けたこと等を含め、70回目の終戦記念日である今日という日に、歌を歌う宮沢和史を観られたのも何かの因果か。
そして寄り道ならではのリラックスした空気の中でのトークも面白く、一時は心配したが、宮沢和史完全復活、といったところ。
年内にはアルバムを出し、来年初めからGANGA ZUMBAのメンバーとの全国ツアーが始まるみたいだし。
本編最後は「島唄」、そしてアンコールは「風になりたい」、「遠い町で」で締め。
前から3列目で観る久々の生宮沢和史は、変わらぬパワーを放っていて安心した。


♪ 白百合の花が咲く頃 - 新垣勉