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2005年12月 5日(月)

憧れのあの男と

今日は田尾安志さんご夫妻と中1の娘さんとともに、僕も妻を伴って夕食をご一緒した。
田尾安志といえば名古屋で生まれ育った僕にとっては少年時代のまさにヒーローであり、昭和57年のリーグ優勝に喜びながらも、中日vs大洋最終戦の敬遠攻めに、「大洋! 逃げんと勝負しろよ!」と憤った世代である。
就職してそんな憧れのプロ野球選手だった田尾さんと幸せにも知り合うことができ、今こうして親しくしていただけている。
東北楽天の監督をされていた今シーズン中は当然なかなかお会いする機会もなかったのだが、先日久々にお仕事をご一緒した折、お互いの住まいがとても近所であるということからぜひ今度食事でも、ということで本日の会食と相成った。

場所は夙川のイタリアン・レストラン、「アルテ・シンポジオ」。
真鯛やら蝦夷鹿やらイノシシやら鶏の胸肉やら鴨やらパスタやらいろいろと食べたが、相変わらずどれもこれも最高に美味い。
特に今日は僕のリクエストでシカ肉を仕入れてもらっていたのだが、やっぱりシカのステーキはとても美味しい。
田尾さんの奥さんは以前に一度だけ食べたシカ肉が固くて不味かったのでそれ以来口にすることはなかったらしいが、今日一口食べて、そのあまりの柔らかさと芳醇な味わいに驚いていた。
これだけ美味いのだから北海道で害獣として駆除されているエゾジカ肉をもっと本州の方でも食肉として流通させればいいのに。
あとは運良く入荷していた季節ものの白トリュフもぜいたくに。

とてもいい意味で、純真無垢な野球少年がそのまま大人になったかのような田尾さんは本当にあのまんまの、裏表がまったくない永遠のさわやか体育会系好青年である。
仙台のファンがあそこまで熱く応援していたのもなるほどとうなずける魅力的な人柄。
と同時に、その豪快で一本気な性格は例えば子育てなどに関しては時に間違った方向に表れてしまうみたいで、今だから笑える数々の失敗談には妻も腹を抱えて笑っていた。
歌手としても活躍されている奥さんの宏子さんはそんな夫をしっかりとサポートしながら、それでいて友達感覚で接している素晴らしいパートナーシップ。
中学1年生の娘さんもその年頃にありがちな付き合い難さなんか微塵もなさそうな、人見知りせず屈託のない朗らかないい子だった。

田尾さんは知る人ぞ知る無類の釣りキチ魚好きで、僕とは非常に趣味嗜好が合い、今日は女性陣そっちのけでそっち関係のマニアックなトークを2人で繰り広げて子供のように盛り上がってしまった。
最後にはお店の荻堂シェフを交えてさらに魚トークは疾走を続け、同じ魚でも産地や季節によって肉質や合う調理法が違うという話などには一同感心しきりだった。

すべてご馳走になってしまった上に、お土産として楽天監督時代の田尾さんの顔がドドーンと入った琉球泡盛、「久米島の久米仙」という非売品の一瓶までいただいてしまった。

楽天監督時代の田尾さんの顔がドーンと入った「久米島の久米仙」


♪ Got The Life - Korn


コメント

田尾さんとご会食ですか~。いいですねぇ。
編集チョーはいろんな世界の方と知り合う機会が多くて羨ましい。
それに、いっつも美味しいもの食べてるし(笑)
昨年の楽天監督業は、それはきっと大変だったことと思いますが、田尾さんにはまたいずれどこかで、ぜひ監督をしてもらいたいものです。
とりあえず来年は一年お疲れ様ですねー。

それにしても……エゾ鹿。美味しそう……。

おぉー、田尾さんとお知り合いなんですか!羨ましい!!
楽天を辞めさせられちゃった時には激怒しましたよ、ワタクシ。

またTVで朗らかな笑顔を見せてもらいたいもんです。

>ヒ~
いやいや、昨日は気が付いたら店に入ってもう3時間が経っていたという、とても楽しい食事でした。
タダで美味いもん喰えちゃったし!
ご本人も今はつかの間の開放感を楽しんでおられるようでした。

>シンジ
本当にあの解任はちょっとひどすぎますよね。
でも田尾さんは先日も三木谷さんと2人で食事をしながらいろいろとお話されたようで、わだかまりはだいぶなくなったみたいでした。

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