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2006年12月 8日(金)

病み上がりで雨模様の誕生日にGANGA ZUMBA

病み上がりの入り口、惨憺たる気分で迎えた我が誕生日だったが、うれしいプレゼントをもらった。
まずは妻から、かねてよりリクエストしていたマネークリップとカードケース。
ようし、これでデカい財布を持たない生活にチャレンジだ。

マネークリップ カードケース

そしてもう1つ、妻の両親よりメッセージカードとともに届けられていたのはキーケース。
ちょうど前のがボロくなってきてたところだし、さっそく使わせていただく。

キーケース

そして3日ぶりに出社。
だいぶ気分はマシになってきてはいるが、全般的に栄養とカロリーが不足しているのでちょっとフラフラはする。

午後、会社の健康管理室で30分ほど点滴を打ってもらった。

そうまでして夜は宮沢和史の新しいバンド、GANGA ZUMBAのライヴに行く。
ここでもう一度倒れるわけにはもちろんいかないが、だって1ヶ月も前からチケットを取っていたんだから仕方ない。
逆にこの日までに出歩くことができるほどに回復したことを喜ぼう!
場所は「なんばHatch」、スタンディングの1階席だがまあなんとかなるだろう。

18:30、現地で妻と落ち合う。
そして定刻の19時にほぼ遅れることなく、GANGA ZUMBAのステージが始まった。
およそ1年半ぶりに見る宮沢和史の姿。
総勢10名構成のバンドはやはり見ごたえがある。
あれ、ドラマーが替わっているみたいだ。
前任のGENTA氏はたしかにこの中ではちょっとキャラクターが強そうだったからかな…?

先月29日に発売したばかりのミニアルバムから、まず1曲目は「LION」。
このミニアルバム「DISCOTIQUE」の中でも最もキャッチーな曲だ、と僕も思った曲だが、これを最初に持ってきたか。
その後は「HABATAKE!」、「BAILA CON GANGA ZUMBA」とアップテンポな曲が続き、オーディエンスも大盛り上がり。
特に「BAILA CON GANGA ZUMBA」はCDで聴くよりも生で観た方が100倍すばらしいという典型で、個々のミュージシャンの超絶的な力量の集合が生み出すグルーヴがすごかった。
今福“HOOK"健司のパーカッションたるや、神がかり。

途中、宮沢和史とギターの高野寛、パーカッションのマルコス・スザーノとキーボードのフェルナンド・モウラの4人だけがステージに残り、宮沢のソロ名義で出した98年のアルバム「AFROSICK」から、「ILLUSION」のポルトガル語ヴァージョンと「矮小な惑星」を演った。
スザーノとモウラはこのアルバムの時からの付き合い、高野寛ともそのあたりから一緒だったというつながりで。
こういう人(宮沢和史)はもう2度とゴールデンタイムのドラマに俳優として出たりなんかしたらいかんね。
その流れで、宮沢1人で未発表の新曲をギター1本で弾き語る。
ラテンなカンジだけじゃなく、いつもの宮沢節も健在。

そして再びメンバー全員が出てきて再開したステージも進んだ終盤、サプライズゲスト MISIAが登場してホール内はまた一段とヴォルテージが上がった。
俺もビックリした。
実は昔からMISIAが好きな妻も飛び上がっていた。
ファーストミニアルバム「HABATAKE!」で共演している「Survivor」をガツンと歌い上げて一瞬で引き上げていくMISIA。
たった1回きりの大阪公演に、なんとまあ贅沢な使い方だこと。
MISIAは宮沢に「君だけがいない世界」という曲を提供されて歌っているので、ひょっとしたらそれも演るかな? とちょっとだけ期待していたんだけどそれはなかった。

本編のラスト2曲はちょっと記憶がおぼろだけど、たぶん「Bridge」→「Mambolero」。
「Bridge」のあのかっこいいリフ、何の音なんだろうなあ? と音源を聴くたびにいつも思っていたんだけど、ヴァイオリンだったのか! かっこいい。
ステージを通して土屋玲子のヴァイオリンはとても馴染んでおり、バッチリ相性のよさを感じさせてくれた。

アンコールはしめて3曲、これも不確かな記憶によると、「楽園」、宮沢ソロ名義の「ちむぐり唄者」、そして「DISCOTIQUE」。
「楽園」も「BAILA CON GANGA ZUMBA」同様、ステージで生を聴く方がよりいっそう引き立つ。
いわば新しい「島唄」か?
ヴォーカル&ダンス&三線等担当のクラウディア大城も、以前に映像で観た通り、ソロの歌はものすごく上手というわけではないけれど、コケティッシュなオーラは充分魅力的。

自分も学生時代バンドをやっていた音楽好きで数も量もそれなりに聴いてきたが、このGANGA ZUMBAのメンツ1人1人のテクニックはおそらくメチャクチャ巧い。
プロはもちろんみんな巧いが、その中でも一際巧い。
それが体感できただけでも病み上がり(かけ)に無理して行った甲斐はあるし、また40歳を超えてさらに肩の力が抜けて円熟味を増した感のある宮沢和史を観、聴いた意義も充分にあったし、さらには心身ともに弱っている時にはそれぞれの楽曲が心に染み渡り、一緒に口ずさもうものなら涙腺が見事に刺激されてしまったわけだが、1つ残念なのはミキシングがあまり上手くはなかったこと。
この小屋は音響もとてもいいところなんだけど、だからこそミックスの拙さがよく分かる。

いい気分でなんばHatchを後にして、一旦西天満まで出て「かっぱ寿司」で遅めの夕飯を食べて帰る。
うん、寿司なら美味しく食べられる程度に回復した。

おお、今日は6時台の新幹線に乗って東京だ、早く寝なきゃ。


♪ Bridge - GANGA ZUMBA


コメント

GENTAって江川ゲンタ?もしかして。

山崎まさよしのバックで叩いている。

大変でしたねぇ~。
いつも、お忙しそうなので、すこしは、体休めれたのではないでしょうか?(症状的につらそうなので、そうでもないかなぁ?)

お誕生日おめでとうございます♪
なかなか、良いコンサートに行かれて、心はかなりリフレッシュされたようで。
お体は大切に・・

お誕生日おめでとうでした。
風邪もぶっとんでしまいそうな、ライブレポート楽しく読ませていただきました。大興奮、大分析してますね~。
スペシャルゲスト、MISIA!! すごいですね。
そりゃ奥様も飛びあがって喜ぶでしょう(笑)

>ろぺーす
いや、そっちじゃなくてオルケスタ・デ・ラ・ルスのGENTA氏です。

>chai
ありがとうございます。
正直、体は休めませんでしたが、精神はリフレッシュできたと思います!

>ペーター
どうもありがとう。
MISIAはホントに盛り上がってましたで!
俺ももう1曲ぐらい聴きたかった。

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