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2005年10月26日(水)

もう1人、名シューターが

NBA雑誌をチェックしていたら、アラン・ヒューストンだけじゃなくってスティーヴ・スミスもいつの間にやら引退しているじゃないか。
キャリア終盤こそ半ばジャーニーマンのような存在になっていたが、ホークス、ヒート時代は高精度で安定したピュア・シューターで、デビュー当時なんかには長身ながらポイント・ガードもこなせるということで、かのマジック・ジョンソン2世なんて呼び声まで上がっていた。

スティーヴ・スミスといえば僕にとっては、1999年、「SUPER DREAM GAME」というイヴェントでシドニー五輪予選USA代表チームの一員として来日し、さいたまスーパーアリーナで生でそのプレイを観て感動した、という想い出がある。
彼のプレイに驚かされたのは実は試合中じゃなくて試合前のシュート練習の時。
3ポイント・シュートをひたすら撃っていたのだが、それがなんと優に8割方入る。
大げさじゃなく、10本中少なくとも8本は軽やかにネットに沈められてゆくのだ。
それも十分に時間を掛けて狙いを定めて撃っているわけじゃなく、いかにも練習って感じで無造作にポンポンと放りながら。

試合中とあらばいかに好シューターとはいえ、3ポイントを決める確率はせいぜい5割だが、それはディフェンスのプレッシャーを受けた状態でのこと。
フィジカル、メンタルともにまったくのフリーである練習時ならば、その確率はこれほどまでに跳ね上がるのだ、世界のトップリーグで活躍するシューターの力とはこれほどのものなのか、ということを目の当たりにして何だか子供のように興奮したことを覚えている。

こうして皆年をとっていくのだね。


♪ Lose Yourself - Eminem


コメント

スティーブ・スミスも引退ですね。
まだやれると思うから、レイカーズにでも来て欲しかったです。

そういえば、チャーリー・ウォードも引退だそうです。

やっぱりサビシイですねぇ。

ハイズマン・トロフィー男も引退ですか。
レイカーズといえば陽気なユーゴスラヴィアン、ヴラデ・ディヴァッツも引退ですね…。
デトレフ・シュレンプやサルナス・マーシャローニス、ドラゼン・ペトロヴィッチらとともにNBAにおける外国人選手の地位を確立した1人でした。

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