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2014年10月 6日(月)

金沢一泊旅行記

先の週末、金沢へ一泊旅行に行ってきた。


2014年10月4日(土)

いつものウィークデイよりも早く起き、8時に家を出て名神、北陸道経由で約320km、小休止込みで4時間余り掛かっていざ、石川県金沢市へとやってきた。
この旅のメインにして最初の目的地、金沢21世紀美術館へとまずは赴く。
館内のカフェレストランで予想以上に上質な昼食を頂いてから一回り見て歩いた。

妻が頼んだ兼六御膳

哀しいかな私は、絵画や彫刻などを鑑賞する眼力をまったく持ち合わせていない無粋な輩なのだが、そんな者であっても純粋に楽しめる仕掛けや展示がここにはたくさんあった。
さすが、評判通りだ。
ちょうど開館10周年を迎える時期ということで、無料展示のスペースが拡大されていたようで、それもラッキーだった。

雲を測る男を望むタレルの部屋にて

まさにこの日からスタートした"ガウディ×井上雄彦-シンクロする創造の源泉-"ももちろん観てみたが、あまりの見応えに吃驚。
普通に回るだけで軽く1時間半ほど掛かったから、熱心なファンが力を込めて入れば、3時間ぐらいあっという間に経ってしまうだろう。
時空を遠く隔てた2人の天才の仕事を垣間見た。

ガウディ×井上雄彦は盛況

夕方、ホテル日航金沢にチェックイン。
もらった北國新聞の夕刊を見てみると、1面に"ガウディ×井上雄彦"の記事がバーンと載っていた。
朝イチの開幕イヴェントには井上雄彦氏も来ていたらしい。

荷物を置いて、夕飯を食べる予定の香林坊方面に向かい、プラプラと歩き始める。
徒歩で30分ほどは掛かりそうだが、散策がてら、ちょうどいいだろう。
長町武家屋敷跡というエリアを通過しつつ、流れる小川沿いのルートを主に採って南南東の方角に向かい続ける。

旧野村家の看板

金沢に到着直後から感じていたが、さすが小京都という異名を持つだけあり、いろいろな点において京都と似通った雰囲気をまとっている。
幹線道路は観光バス、路線バス、タクシーで混み合い、外国人の姿が非常に多く目につく。
街並みなんかも同様で、香林坊に入ると、木屋町にも通じる景観ではないか。
金沢を訪れること自体は初めてではなく数回はあるが、こうした雰囲気などを感じ取る受容器が皆無の若かりし頃であったり、または仕事で慌ただしく数時間滞在しただけだったりしたので、今回改めて味わった気分だ。

香林坊の外れの一角

夕飯は金澤もんようという創作和食の店で。
店内はほぼ満席、予約していてよかった。
加賀れんこんの天ぷら、シロエビの唐揚げ、フクラギ(他でいうところのハマチ)のたたき、金時草のおひたし、秋ナスのグラタン、そして鴨の治部煮などを食す。
どれもこれも実に美味い。
これは正直申して大当たり、幸せな晩餐タイムとなった。

金時草のおひたし鴨の治部煮

ホテルにフラフラと帰り、23時頃には就寝した。


2014年10月5日(日)

7時起床、朝御膳なる朝食を食べて、9時頃チェックアウト、この日の午前は兼六園へと足を向けた。
降水確率高めの予報だったが、早い時間は何とか保っている様子。

兼六園に来るのも、高校の時の修学旅行を含め数度はあるが、これだけじっくり見たのは初めてだろう。
11万平米を超える広大な庭園は、どこからどう見ても絵になる。
そしてここにも多数の外国人観光客。
全入園者の半数ぐらいが外国人、と言っても誇張ではないんじゃないだろうか?
途中、11時頃からやはり雨が降り出した。

印象的だった唐崎松

11時半、目をつけていた三芳庵という、園内の料亭にて少し早目の昼飯を食べる。
重箱様となった御膳で、充分に美味く、またロケーションも込みで堪能した。

素晴らしいロケーションで昼食を味わう

周辺の店で九谷焼の小皿など、若干買いものをしてから帰路へ就く。
心配していた雨の勢いはそれほどでもなく、往路と同じぐらいの時間で西宮へと辿り着いた。


♪ All The Things - Pitbull Feat. Inna


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