« 丸14年 | メイン | レース前最後のロング走 »

2015年10月27日(火)

京都一泊小旅行

今年度から取得を義務付ける、と会社がぶち上げた計画年休なる制度を利用して休みを頂き、さらにカード会社の特典であるフリーステイチケットを用いて、昨日、今日と京都へ小旅行に行ってきた。


2015年10月26日(月)

10時過ぎぐらいに家を出て、名神でまずは京都東で降りる。
三宝院が開創900年を迎えるということで、最近ちらほらとその名前を目にすることが多い醍醐寺へ行ってみた。
総門の前にある蕎麦店で少し早めの昼を食べてから、境内へ。
まるで神社の参道のように、シンメトリーが印象的な寺だ。

仁王門へ向かう道

三宝院、霊宝館、伽藍の順に入場して拝観する。
名高い三宝院の大庭園はさすがにとても美しい。
この縁側に座っていれば何時間でも過ごせそうだ。
ただ絵画や彫刻のみならず、庭園まで撮影禁止とは何とも了見が狭いというかケチ臭いというか。
写真など撮る気がなくても、これ見よがしの監視員があちこちで目を光らせていると、リラックスして文化財を味わいきることはなかなかできぬ。
霊宝館で展示中の不動明王らの巨大仏像は迫力充分で、また下醍醐の一番奥、弁天堂の池も美しかった。

茶店の方から池を望む

京都のメジャーな寺社は大体そうだが、特にこの醍醐寺は、ギリギリ下品にならない程度に商魂逞しいなあ、と感じ入った次第。

祇園に移動し、Ki-Yan Stuzioでトートバッグを1つ購入。
前回訪問した際に、購入を迷った一品である。
せっかく祇園に来たので、北西部の辺りを少しだけ歩く。
高山彦九郎の土下座像やマルシン飯店等、学生時代の思い出の地にも足を向けてみた。
特に、当時この近所に下宿を構えていたMくんの家に遊びに行った時にしばしば訪れていたマルシン飯店が、20余年の時を経た今も健在だったことに少なからず感動した。

マルシン飯店健在

恵文社一乗寺店を少し覗き、相変わらず抜群の引力を持つ書棚に後ろ髪を引かれながら、宿泊する宝ヶ池のグランドプリンスホテル京都へ。
ここらへんも、松ヶ崎に2年住んだ私にとっては懐かしい土地だ。
ホテル内の和食レストランで懐石の夕食を頂き、風呂に入って寝た。

夜の中庭


2015年10月27日(火)

起床後、8時半頃外に出て、散歩がてら朝食を摂りに行く。
目指すのは宝ヶ池通りにあるドルフというカフェレストランで、私が学生時代に短期間バイトをした店でもある。
いやあここも懐かしい。

モーニングセットを食べてから、再びプラプラと散策。
宝ヶ池には国立京都国際会館があるが、改めて周辺を歩いてみるとその威容に驚く。
まさに古き佳き時代を象徴する、巨大ハコモノ事業を代表する1つだなあ。

庭園は美しかった

チェックアウトして、京都水族館へ行った。
平日だから比較的ゆっくり見られるかな、と思っていたが、その分修学旅行だか遠足だかの中高生や幼児たちが団体で多数来ており、土日とどっこいどっこいか?
予め、規模は大きくなく、展示生体種も限られていることは知っていたので、その点についてそれほどショックはなく、充分楽しく回ることが出来た。
日本の里山の風景を代表する生き物たちを大事にしている方向性もしっかり感じられた。
マスコットはオオサンショウウオ推し。
オットセイプールには、生後4か月のかわいいオットセイの仔2頭も展示されていた。
また昼飯は見学中に一旦施設を出て、梅小路公園内にある京野菜レストランで食べたが、ロケーションもよく、こちらも楽しめた。

オオサンショウウオが組んず解れつじゃれ合う仔オットセイ大水槽でエイたちに囲まれる飼育員

帰る直前、イルカショーが終わってガランとしたスタジアムの席に座り、買い喰いしつつプールを眺めていたが、飼育員がいなくなった後のイルカたちは本当に自由気ままに遊んでいた。
仲間同士で追いかけっこをしたり、プールのすぐ近くでカメラを構えている人を明らかに狙ってヒレでバシャンと水を掛けたり、アクリル板の向こうからこちら側の人間をジーっと見物したり。
この時間が一番楽しかったかも。

ドルフィンスタジアム

14時半頃、現地を後にし、1時間ちょっとで西宮へ帰り着いた。


♪ Rise 'n Shine - Extreme


コメント

祇園近くのマルシン飯店、なつかしいですね。少し改装されているようですが、雰囲気は変わっていなさそうですね。
この年になると継続することの難しさに直面することが多々あるのですが、こういった個人経営の店が20年以上も続いていることには、確かに感動を覚えますねえ。

おお、気付いてくれたか!
看板は新しくなってたよ。
ホンマに、思い出の店などがどんどんなくなっている中、健在なのを見てホッとした。
M山邸の1Fの喫茶店もちゃんとあったよ。

コメントする