« 東より友来る | メイン | ずっと半袖Tシャツだった »

2017年4月26日(水)

陸上自衛隊で勉強会

陸上自衛隊千僧駐屯地にお邪魔し、施設内や訓練の見学、ちょっとした体験などをさせていただく貴重な機会を得た。
食堂で隊員の方たちと一緒に昼食を頂いたり、偵察警戒車という装甲車にも乗せてもらったり(内部の狭さと視界の悪さが印象的)。

今日のメニューはきのこたっぷりカレー ごはんは好きなだけ自分でよそう偵察警戒車と戦車駐屯地内のコンビニの一角同じくコンビニ内 奥にはカモフラバックパックがズラリ

敷地内のコンビニの品揃えも自衛隊ならではという面白いものだったが、それもさることながら、幹部の方たちの話がやはり心に残る。
我々腑抜けた会社員と違い、業務命令がすなわちその隊員の命を預かることにつながる責任の重さたるや如何ばかりか。
阪神大震災を機に、社会における自衛隊のポジションが大きく転換したという談話にも実感がこもっていた。
それと同時に、もちろん誰も明言するわけではないが、軍隊を持たぬという憲法の下で存在している組織、そしてそれに属している自身は一体何者なのか、という彼らの内なる葛藤の残滓のようなものが、言葉の端々から感じられた。
話を聞かせてくれた幹部たちの中には、東ティモールやイラクに派遣されていた人もおられ、そうした時に他国の軍と比した場合、とりわけ様々な違和が自覚されるのだろう、ということも伺えた。
そして時節柄、特に昨日までは全隊に緊張が満ちていたことは確からしい。
とかく日本の政治の劣化が甚だしい昨今、上意に従う以外に選択肢がなく、文字通り体を張って目の前の責務に懸命に当たっている彼らやその家族の生活を無駄に危険にさらすことだけはないよう、為政者には切に望む。


♪ Hero - Eric Martin


コメントする