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2016年9月 5日(月)

道東旅行記

中標津町在住の妻の友達に会いに行く、というのがそもそものきっかけとなり、夏季休暇を利用して8月23日~27日の日程で、北海道は東部の阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖界隈、そして知床を訪れてきた。


2016年8月23日(火)

10:55伊丹発のJALで女満別へ。
台風の影響で前日などは欠航が相次いでいたが、ちょうど通過した時分で本当に良かった。
13時、人生初の道東に降り立つ。

まずは空港内のレストランでジンギスカンの昼飯を喰ってから、予約していたレンタカーを借り、いざ最初の目的地である阿寒湖を目指して出発。
道中、道の駅 あいおいで鯛焼きならぬクマヤキなど買い喰いしつつ。

これがクマヤキだ

信号はほとんどなく、ひたすら真っ直ぐな道を辿っていく、いかにも北海道らしいルートが続く。
約1時間半で阿寒湖温泉街に到着し、宿泊する阿寒の森鶴雅リゾート花ゆう香にチェックイン。
部屋から阿寒湖面が一望でき、素晴らしい眺めだ。

部屋からは阿寒湖が一望できる

16時発で阿寒観光汽船の遊覧船が出るというので、荷物だけ置いて早速ホテルの真裏にある乗り場に向かう。
右岸にそびえる雄阿寒岳を見上げつつ、船は途中、チュウルイ島にあるマリモ展示センターに少し寄ってマリモの見学などをする時間もあり、全行程は1時間25分ほど。
前日までの台風による風雨の爪痕がそこかしこに残っている。
ちなみに中国人観光客はここにもいた。

奥に見えるのが雄阿寒岳岩から直接生えているようにも見える木は根が浅いため、強風でいくつも倒れているチュウルイ島に上陸し、マリモ展示センターを見学するマリモ

湖上の遊覧から戻り、温泉街の店などを少々覗いてブラブラしてから、宿に戻って夕食ブッフェ。
阿寒湖特産のワカサギなどを始め、デザートを含めメニューは豊富だった。
食事中、ちょうど阿寒湖を染めるきれいな夕焼けも見ることができた。

阿寒湖に沈む夕陽

早めに夕飯を片付け、19時、温泉街の反対側の端にあるアイヌコタンへと向かう。
コタンとはアイヌの言葉で集落を意味するらしく、この阿寒アイヌコタンは土産物店や飲食店、アイヌ古式舞踊が観られるシアターなどが集まった観光向けエリアであるようだ。
すっかり陽が落ちてライトアップされた様子は、規模こそ小さいがガラパゴスのサンタクルス島にある中心地、プエルトアヨラに雰囲気が少し似ている。

店が立ち並ぶアイヌコタン

20時からアイヌシアター イコロで催されるアイヌ古式舞踊を観劇した。
こちらも比較をすると造りは少々小さめだが(といいながら充分に大きい)、ケニアのナイロビで民族舞踊を観た劇場、ボーマスオブケニアを思い出す半円形構造のシアターだ。

大きなフクロウが守るシアターの入口シアター内部

舞踊は約30分ほど、独特な手拍子と不思議な雰囲気の歌、そしてムックリというアイヌの伝統楽器の面白い音色とともにいくつかの演目が披露された。
踊り子さんたちの中には、いかにもアイヌといった彫りの深い顔立ちの方もいれば、色白で内地の人と見分けがつかない人もいる。
最後、輪になって踊る曲では客の参加も促され、もちろん私もステージに上がらせていただいてぎこちない踊りを舞ってきた。

ダイナミックな舞踊の一幕ムックリを演奏する

舞踊観賞後、ポロンノという小さなアイヌ料理店に入り、ラタスケップという炭水化物系の郷土料理と、シカのスープであるユックオハウを味わった。
どちらも美味い。
他、シケレベ茶というハーブティーも優しく沁みた。

ラタスケップユックオハウ

アイヌコタンを後にし、宿泊しているホテルグループの本館であるあかん遊久の里 鶴雅の温泉に入りに行く。
湯船の種類がたくさんあるとてもゴージャスな施設で、全部入ったら確実にのぼせてしまう、一大エンターテインメントパークであった。

部屋に戻り、23:30頃には就寝。


2016年8月24日(水)

7時起床、朝食ブッフェへ。
天気は快晴で、湖面も非常に美しく映えている。

部屋からの朝の阿寒湖

8時半過ぎ、チェックアウトし、この日は屈斜路を目指し移動する。
双湖台、双岳台といった展望スポットに寄り道しつつ、屈斜路コタンにあるアイヌ民族資料館へとやってきた。

双湖台から双岳台から

ここで、待ち合わせをしていた妻の友人・Tちゃんと、その友人であるKさんと合流。
今日は道東に住むこの2人が案内をしてくれることになっている。
特にKさんはまさにここ屈斜路在住で、ガイドの仕事もしているいわばプロだ。

屈斜路湖畔にて

湖畔を少し歩いて見てから、民俗資料館で展示を見学したりヴィデオ上映を観たり。
同じところを歩き同じものを見ても、当然説明つきだとより具体的に深く理解することができ、非常に有意義になる。
アイヌの民族衣装も着させてもらった。

民族衣装を着させてもらった

それから和琴半島へと移動。
半島というともちろん、普通は海に向かって突き出しているものだが、この和琴半島は屈斜路湖にある珍しい半島。
売店でじゃがいもだんごという腹に溜まる名物を買い喰いしてから、遊歩道を少し案内してもらう。

和琴半島でじゃがいもだんごを食す

この半島だけに生息しているという和琴ミンミンゼミやジムグリの仲間の幼体と思われる黒いヘビの姿を確認することができ、また植物に関する解説などを聞いた。
いつもこの湖を観察しているKさんによると、これまでの大雨で相当水位が上がっているとのことで、こんな姿は見たことがないそう。
ある意味レア。

小さな黒いヘビ遊歩道の一角には屈斜路湖の水面がとてもきれいに見えるところが大量の漂着物が溜まっている

続いて屈斜路湖の東に位置する摩周湖を見に行く。
私は恥ずかしながら現地に来るまで知らなかったが、摩周湖は通常立ち入ることができず、展望台などから眺めるだけの観光地である。
第1展望台、第3展望台と回って、これまた普段はあまり見られないよという美しい摩周湖の姿を拝むことができた。
余談ながら、第2展望台というものは存在していないらしい。

第1展望台からの摩周湖こちらは第3展望台から

この後は、今なお熱気が地中より吹き出す硫黄山へと案内していただいた。
あたりには硫黄の匂いが立ち込め、地表は黄色く染まり、熱い水蒸気を含んだ煙がもうもうと吹き出る様は、まさしくこの世の地獄風景だ。

硫黄山の地獄風景

移動中の砂湯では、ちょっと小型だったがクッシーともご対面が叶った。
かれこれ23年ほど前、大学2回生の時の夏に池田湖のイッシーとは見えているので、これで南北両UMA制覇だ。

これがクッシー キャスター付きで、夜間早朝はしまわれているようだ...

誠にありがとうございました、すっかりお世話になったKさんと別れ、別ホテルだがこちらに宿泊するTちゃんと3人で川湯温泉に移動、我々はKKRかわゆにチェックイン。

リーズナブルなKKRかわゆ

風呂に入ってから食事を頂き、腹いっぱいになった。
ブッフェだと自分で調整できるが、こちらは会席だったので、頑張って完食するとつい食べ過ぎになる。
ただ値段相応というか、サーヴィスその他全般、リーズナブルな価格に見合う内容の宿だったように思う。

この先に足湯が設置されている

夕食後、少し夜の温泉街を歩き、Tちゃんとも合流して足湯などを楽しんでから、部屋に戻って床に入る。
ちなみに客室にはエアコンが設置されておらず、普段も寝る時は点けないのでそれはいいのだが、入浴と足湯で体が芯からしっかり温まってしまったようで、メチャクチャ暑くて寝苦しかった。


2016年8月25日(木)

この日は早朝にカヌーに乗る予定なので、5時起床、Tちゃんと落ち合い、お世話になるそもくやを目指す。
2人のガイドの先導で2艇に分かれてカヌーに乗り込み、屈斜路湖の雰囲気を少しだけ味わってから、釧路川源流コースを行く。

まずは湖の上で雰囲気を味わうその後、釧路川に繰り出す

本流の流れに手を入れてみると意外と冷たくなく、15℃以上はありそうな感じ。
しかし水が湧き出ているエリアに行って触れてみると、非常にヒンヤリと、いかにも源流といった趣だ。
そしてもちろん、透明度はとてつもなく高い。
この川も大雨の名残で、かつてないほどの水位になっているそうだが、雨の後でもこの美しさとは。
休憩ポイントでは、川の上でコーヒーとパンケーキもご馳走になり、とても贅沢な気分になる。
操船のコツも短い時間ながら少々教えていただいたが、カヌーはスポーツとしても奥が深く、面白いものだということがよく分かった。
この日は台風の爪痕の影響で、長めのレギュラーコースを行くことができず1時間余りのショートコースで終了となったが、ぜひまた機会を改めて経験してみたいと思う。

マングローヴ林のような間を行く湧水ポイント 泳ぐマスの仲間の魚もよく見えたカヌーのパドルでコーヒーや菓子を受け渡し

7時半、宿に戻り、朝食を風呂を済ませ、チェックアウト後、9時半にTちゃんと再び合流。
これから彼女の案内でこの界隈を回る。
まずはJR川湯温泉駅へ行き、今はカフェも併設している味のある木造駅舎を見学してから、駅前の森のホールというパティスリー&カフェでケーキタイム。
桃を丸ごと使った豪快な一品や、コーヒー味のロールケーキなど、どれもハイレヴェル。
店内の雰囲気も良かった。

駅舎のカフェスペーススウィーツを頂く明るくて温かみのある店内

カフェを出て、昨日お世話になったKさんのメインの職場である川湯エコミュージアムセンターという施設を訪ねたが、生憎Kさんは外回り中で会えず。
施設内を一回り見学したが、とても立派なハコモノだ。

川湯エコミュージアムセンターへ展示も充実している

その後、Tちゃんの友人姉妹が営むすずめ食堂という店でちょっと早めの昼食。
地の野菜などをふんだんに使った体に優しいランチだ。
こちらも温かい内装に包まれて居心地がいい。

体に優しいランチを頂いた

続いては川湯パーク牧場というところに行き、乗馬体験を楽しんだ。
普通、こうした観光牧場で我々のようなド素人が乗馬をする場合、スタッフの方がずっと引き綱を持って歩いてくれるものだが、こちらでは馬の腹を蹴ってスタート、手綱を引いてストップ、片方を引くと曲がる...、などと簡単な操作レクチャーの後、ほぼ放ったらかしで馬場を一周させてくれた。
それだけ馬が落ち着いているということか。
しかしこれはとても楽しい経験だった。
乗馬中、硫黄山もきれいに見えた。

馬に乗ります引き綱なしで歩かせてくれる馬上から山を望む馬に乗りました

次は標茶町まで少し車を走らせて、手作りクレヨンを中心に扱うTuna-Kaiという雑貨店へ。
道中、雨が降り出した。
広大な大地にポツンとこうした店が佇んでいるのが、いかにも北海道という感じで面白い。

Tuna-Kai工房

札幌や函館といった都市部とはまたまったく雰囲気が異なり、北海道出身の知人や今回お世話になっているTちゃん、Kさんたちが異口同音に「道東が一番北海道らしい」と言っている意味もよく分かってきた。

さらにTちゃんの導きで山本牧場というところを訪れ、養老牛放牧牛乳と名付けられた搾りたての牛乳と、ソフトクリームを堪能した。
牛乳は、蓋を開けるともう天然の生クリームが浮いているじゃないか。
この牧場は代々引き継いだものではなく、東京から脱サラしてやってきたご夫妻が営んでいるとのことだった。

右奥のコンテナがショップスペース濃厚な養老牛放牧牛乳

阿寒国立公園エリアに戻り、裏摩周近くにある神の子池という絶景スポットへ。
雨も止んできた。
摩周湖の伏流水が流れ込んでできたとされているこの池は、初めて見た時に思わず声を上げてしまったほど鮮やかなコバルトブルーをしている。
まさに神秘の風景だ。

世にも不思議な神の子池魚もこんなにハッキリ見える

これにてTちゃんとお別れ、2日間お相手していただき本当に多謝。
我々は一路、次の目的地である知床を目指す。
道の駅などにも寄りつつ2時間弱走り、ちょうどオホーツク海に夕陽が沈む頃に知床半島に辿り着き、その景色に見とれるとともに、迫力あるオシンコシンの滝という知床八景の一つにもいきなり圧倒の出迎えをされたのであった。

オホーツク海に沈む夕陽轟音響くオシンコシンの滝

18時半、知床グランドホテル北こぶしにチェックイン。
これはメチャメチャデカい宿だな、おそらく知床エリアでもかなり規模の大きな宿泊施設だろう。

知床グランドホテル北こぶし かなり大規模な宿

まずは風呂へ。
阿寒湖の鶴雅ほど娯楽性に富んではいないが、それが却って落ち着いて入れる感じで、まさにちょうどいい寛ぎ具合。
露天も気持ち良く、快適な温泉だ。

ブッフェレストランもデカい

19時半、巨大レストランでブッフェディナーを頂く。
うーん、とても全種類は食べきれないほどの料理数、海沿いに来ただけに海産物も増えた。
たっぷり堪能して、心地よい眠りに落ちた。


2016年8月26日(金)

7時あたりからうつらうつらと目覚める。
朝食ブッフェの後、9時に宿を出て、知床クルーズへと向かった。
クルーズ船で街があるウトロを出港し、岸沿いを知床岬まで行ってからまた戻ってくるという、約3時間のツアーに参加する。
今にも雨粒が落ちてきそうな空模様、ショップで雨具を借り、酔い止めも飲んで10時、船が出航した。
ちなみに希望者先着10名限定で、船首の特等席に座れるということで、そちらを所望し乗った。
特等席といっても、景色や動物を見るには、というだけで、吹きっさらし、椅子もない箇所なので体力的にはなかなか厳しいが...。

ここがちょっと危険な特等席

オオセグロカモメ

出航直後から、知床ならではの自然の造形美や飛び交うオオセグロカモメの群れなどにテンションが上がっていたが、なんとクルーズ序盤でコンタクトレンズを片方落として紛失してしまった。
しかもこの旅行には予備のレンズも持参していない。
ガーン。
まあ仕方あるまい、クルーズの残りは片目で凌ぐしかない。

奥に見える2本の滝がフレペの滝 別名 乙女の涙カムイワッカの滝 温かい温泉であるという漁師が寝泊まりに使う番屋

フレペの滝やカムイワッカの滝を始めとする数々の滝や、漁師が使う番屋などを説明を聞きながら見た後、ついに主目的であるヒグマもしかと観察することができた。
ルシャというヒグマの生息密度が最も濃いエリアに入ったあたりの水際に大人が1頭、もう少し進み、ルシャ川の河口でサケかマスを獲っている母仔が1組。
船からは距離があったので小さな姿ではあったが、大満足だ。

最初に見えたヒグマ続いて見られた母仔

風と波が強くなってきた。
約1時間半で知床半島の先端、知床岬に辿り着いた。
しかし空には暗い雲が大きく掛かっており、残念ながら北方領土の影はまったく見えなかった。
これからさらに風雨の勢いが増してくるということで、帰途は船内のキャビンに避難。
外を覗くと確かに視界はほぼ利かなくなっており、あのまま船首席に座っていたら落ちて死んだのでは?

知床岬には暗雲が垂れ込め、向こうにあるはずの北方領土は見えなかった帰りはこんな感じ

12:40、ウトロ港に帰還。
上陸したら雨は降っていなかったが、いつ崩れてもおかしくなさそうだ。
ランチは旅の駅という店で、ウニとカニとイクラの三色丼を食した。
これは贅沢だ、もちろん美味い。

三色丼 カスベの唐揚げやホタテの稚貝の味噌汁なども付く

宿に戻り、要らない荷物を置いてコンタクトレンズの代わりにメガネを装着してから、車で知床五湖まで行ってみたが、すでに降り出した雨と立ち込める濃い霧で、景色はまったく見ることができず。
道の駅で買い物などしてから、おとなしくホテルに帰ってきて部屋で休むことにした。

街中をうろつくキタキツネを発見

18時、夕食ブッフェを頂き、この日予約していた20時からの夜の動物ウォッチングツアーに備えるが、雨のためツアーは中止という連絡が入った。
無念、天候の問題なので仕方ない。

代わりといってはなんだが、20時半からホテルのロビーで開かれる、ネイチャーまさこの知床レクチャーというイヴェントに参加してみた。
ホテルの観光案内デスクであるまさこさんというスタッフが自ら撮った写真のスライドを写しながら、知床の自然や生物などについて解説してくれる、という内容だが、これが本当にメチャクチャよくできていて面白かった。
彼女が若かりし頃に羅臼側の海岸をキャンプしながら歩いて知床岬まで行った話、ヒグマやシマフクロウ、オオワシなどを収めた貴重な写真の数々、臆面なく全力で行う鳥やシカの声真似...、レクチャーは予定の30分を大きくオーヴァーして45分ほどに及んだが、話芸として非常に高いレヴェルで完成していた。
天晴。

素晴らしかったネイチャーまさこの知床レクチャー

風呂入って、就寝。


2016年8月27日(土)

6時半起床。
早朝はまだ雲が多いが、空は明るい。
この後晴れそうだ。

朝食、チェックアウトを済ませ、フレペの滝の遊歩道へ向かってみる。
駐車場の入口で、大きなオスのエゾジカに遭遇した。
やっぱり本州のニホンジカよりもだいぶデカいな、種としては同じらしいが...。
立派な角をひけらかしながら、脇を通る車などには目もくれず、食事に勤しんでいた。

大きなオスのエゾシカ

いい天気になってきた。
フレペの滝の断崖上まで、往復1kmののどかなハイキングを楽しんだ。
ここの草原ではよくエゾシカに出遭うらしいが、この時は1頭もおらず、さっき見といてよかった。

フレペの滝までのハイクを楽しむ

次に、昨日断念した知床五湖へリヴェンジ。
帰りの飛行機までそれほど時間がないので、一の湖まで行く木道だけにしておく。
湖というよりも、なんだか沼みたいな見た目だ。
知床連山の上にはまだ少しだけ雲が掛かっているが、オホーツクの海上はもうすっかり晴れ上がっている。

知床五湖の木道を歩く一の湖と知床連山海の上が晴れ、山の上に雲が掛かっている様がよく分かる

快晴の天気に後ろ髪を引かれながら、女満別空港を目指して知床五湖を出たところで、今度はメスジカに出遭った。
いやあ雌雄見られて何より。

こちらを見るメスジカ

今回の道東旅では、とにかく何かにつけてスケールが大きいことがやはり強く印象に残った。
大地の広さ、空の大きさ、海の迫力、自然の造形。
日本じゃないみたいだ、と感じる光景に出遭ったのも一度や二度ではない。
4泊5日ごときではとても味わい尽くすことはできない、デッカいところだ。
出会った皆さん、「今度はぜひ冬に来てさらなる魅力を味わって!」とおっしゃってくれたが、いつかその勇気が出るだろうか...。

また、オートバイでツーリングしている人が多く、さらには大学生と思しき、ランドナーにテントを積み込んで走っている自転車集団もたくさん目にした。
本当に気持ち良さそうだった。

予定より少し早めに空港に到着、レンタカーを返し、来た時に入った方とは別の空港内の店で昼食を摂り、13:30のJALで伊丹空港へ。
夏休みは終わった。


♪ Sleep Together - Garbage


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