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2020年6月23日(火)

モデル犬デビュー?

琵琶湖大橋近くの堅田にあるペットと泊まれる宿、きよみ荘に行ってきた。
と言ってもお泊まりではなく、ウェブサイトのリニューアルに合わせて載せるPR動画の撮影をされるということで、偉そうにもそのモデルとしてお伺いした次第。
いつもはカメラを向けてあーだこーだ言う側だが、撮られる側の大変さを少しだけですが味わったかも(笑)。
ドローンも使われていたが、空に浮かぶその存在に気付いてからそらみがビビりまくってしまい、まったく近寄らず。
普段はのほほんとしているが、ドーベルマンとして秘めたる警戒心の一面を垣間見た気がする。
天気は最高、ロケーションも最高、ご一緒したワンちゃん&飼い主さんたちも楽しい方たちで、リゾートにでも来た気分で美味しいBBQを頂きながら、仲良く湖畔で半日過ごしてきた。
ありがとうございました!

琵琶湖にやってきましたご一緒した皆さんと部屋での撮影宿の目の前がビーチというロケーションBBQを食べながら撮影撮ったばかりの写真で缶バッジをすぐに作ってプレゼントしてくれる野草と赤こんにゃくの天ぷら飯盒で炊いたご飯もかき氷を食べるスタッフの人たちをバックにさあ、このシーンで終わりだ


♪ Keep on Rockin' in the Free World - Neil Young


2020年6月22日(月)

ゴージャスな頂きものの家ごはん

今日は食事ではなく、ちょっとした打ち合わせをしにアルテシンポジオへ。
何やら楽しくなりそうだし、ソースも具も激ウマな丸いズッキーニのグラタンと、巨大なオマール海老がふんだんに使われた贅沢なサラダという過分なお持たせまで頂いてしまい、思いがけずゴージャスな夕食となった。

オコナのナポリタンをテイクアウトしてプラスした


♪ You And The Night And The Music - Chet Baker


2020年6月18日(木)

唐渡 KARATO

フレンチの世界で揺るぎないポジションを築き上げたシェフが、枠に囚われずに最高の素材と技術で料理を供したい...という思いで創られたキュイジーヌ、その名も唐渡 KARATOに行ってきた。
まず食べる前に、そこに至るまでの空間演出に感嘆する。
いわゆる"つかみ"でガツンとやられているうちに、今度は肝心の料理の数々が怒涛の勢いで襲い掛かってくる、そんな感じ。

この空間を貸切まず席に着くと目に入る光景今日使われる素材の一部がディスプレイされている

イカ墨で黒く染まった白身魚、その横には30種類の野菜が刻まれて収まっている小さなグラス。
目に鮮やかな真っ赤なソースの海に浸る貝たち。
米を野菜の一種と捉え、海の香りとともに閉じ込めたリゾット。
カリカリに炙った表皮と芯温が絶妙に抑えられたコントラストが得も言われぬオオモンハタ。
野菜の味がきちんと底に敷かれたソースと抜群に合う、究極の焼き加減で仕上げられたシャトーブリアンとサーロイン。
デセールというべきかデザートというべきか、それに至っては最早私のヴォキャブラリーでは説明叶わず、謎の器に入ったシャーベットに、桃をくり抜いた器に注がれた桃のスープ、で勘弁願いたい。

1皿目2皿目3皿目4皿目5皿目デザート その1デザート その2

どれもこれも、発想がとにかくユニークで、それでいて決して奇を衒っているわけではなく、そして恐ろしく手間が掛かっているだろうと容易に想像できるにも拘わらず、それが過ぎることなく、厳選された素材そのものの味が色濃く残されており、後味はむしろすっきりとでも表現すべきか。
甚だ僭越な物言いながら、リュミエール本店とも、大阪KARATOとも、ダマンともパンカラトともまったく違う、まさにシェフのキャリアの現時点における集大成があった。
ランチにしてこの内容、昼から何たる非日常を味わってしまったのか!
ありがとうございました。

現実と夢の世界をつなぐ階段


♪ I Talk To The Wind - King Crimson


2020年6月16日(火)

今週も丹波

昨日はなんとまたまた丹波へ。
この時期だけ! という実山椒の鍋を喰いに、無鹿リゾートへGO。

まずはそらみが腹ごしらえ 畑には作業中のPYさん

鹿と猪、それぞれまったく趣が違う肉の美味さを、店の敷地内で採れた鮮度抜群の実山椒がバッチリ引き立てる、まさに絶品であった。
余計なものが入っていない、旬の恵みを頂くと、体の奥底まで滋養が沁み込んでいく感覚が得られ、医食同源という言葉が思い浮かぶ。

実山椒鹿と猪丹波の地野菜もたっぷり

今回、そらみはキヨシローにも遊んでもらって楽しそうだった。
食後は目の前の小川でまた蛍の舞いをしばし眺めてから、帰路に就いた。

キヨシローに遊びを仕掛ける蛍


♪ Lovin' Kind - Great White


2020年6月11日(木)

マスクラン

昨夜はプールでレッスンメニューを1400m、今日はジムで10kmジョグと、もちろん元通りというわけではないが、徐々にトレーニングの日々を取り戻しつつある。
速度も10km/hに抑えてのんびりリハビリ代わりに走ったつもりだが、意外としんどかったのは久々だったからか、それともマスク着用が義務付けられているからか。
一応、冷感素材でできた夏用のNAROO MASK N1Sを使ったが、それでも汗で濡れてくると顔に密着して死ぬんじゃないかと思う。
オープンウォーターで泳いでいる時に、ウェットスーツのゴム臭さや締め付けが気になって過呼吸気味になるのに、少し似た感覚。
こういう時こそ深く呼吸することが大切なので、マスクを着用しての運動で高地トレーニングの効果を得られることはない、という見方が現時点では優勢だとしても、せっかくなのでこの制限された環境を少しでも利用しようと、しっかり呼吸筋を使ってみぞおちの裏側の背中を目がけて鼻から大きく息を吸い込むように心掛けた。
インドアなので運用上、マスク着用を求めるのはある程度仕方ないのかなとは思うが、それならやっぱり室温は、動くよりも喋りに来ているじっちゃんばっちゃんに合わせるんじゃなくて、トレーニングする人に適した設定にして!
マジで熱中症には気を付けねば。


♪ I'm Going Home - Ten Years After


2020年6月 9日(火)

無鹿で蛍

「蛍がピーク」という書き込みに誘われ、昨日、丹波の無鹿リゾートへ行ってきた。
たまたま畑仕事に来ていたPYさんとも束の間の再会。
まずは明るいうちにジビエのディナーを頂く。
テラス席が抜群に気持ち良い。
鹿に加え、スッポン、アナグマ、猪も味わうことができた。
そらみもここで晩飯を与えたが、せっかくなのでトッピングはいつもの缶詰じゃなくて、Kシェフにご用意いただいた鹿のレヴァーというごちそうだ。

やってきました無鹿リゾート畑仕事に来ていたPYさんとも再会日暮れ時のテラス席が抜群鹿のリブの竜田揚げUさんが素手で捕獲したスッポンメインは鹿の芯玉とアナグマお吸い物はなんと猪鹿のレヴァー入りのごちそう

あたりが暗くなる頃にはお腹がいっぱいになり、いよいよ蛍見物に出掛けたが、「電飾のように乱舞」と聞いていた表現は、誇張ではなかった。
うちの近所の夙川でも蛍は見られるが、生息密度がまるっきり違う。
スマホのカメラと私の腕ではその光景を伝えるのは不可能だが、まあ雰囲気だけでも。

このような光が何十と目に入る近くで観察することも容易

楽しい初夏の夕べだった!


♪ Más Allá (Beyond) - Pat Metheny Group


2020年6月 7日(日)

これぞ"反社"?

一昨日の朝日新聞に、とても興味深い記事が載っていた。

当該記事

「新しい生活様式」が、いかに動物の本来あるべき姿から乖離したものかを、圧倒的な説得力で述べている。
ソーシャルディスタンシングをフィジカルディスタンシングに言い換えるよう提唱する動きも見られるが、確かに「新しい生活様式」は、人間を人間たらしめている"社会性"とは程遠いものだ。
いや、人間以外の多くの動物の行動と比べても、そう言えるだろう。
意識することにより「新しい生活様式」に対応できることもまた、人間ならではの"社会性"だ、と逆説的に表現することはできるかもしれないが、人間とてもちろん動物の一種に過ぎないわけで、これを続けていけば早晩、何かが歪んで壊れることもあるのではないだろうか...。


♪ からっぽのブルース - サザンオールスターズ


2020年6月 6日(土)

天動説を盲信する人たち

ジョージ・フロイド氏の暴行死を巡り、SNSの普及が大きな背景の1つとしてあるだろうが、過去にあった同種の事件と比べても、今回は相当規模の大きな広がりを見せている。
弟であるテレンス氏の魂からの叫び(それでいて理性によって抑制を効かせているところに思いを馳せるとなんとも言えない感情に包まれる)には、偉大なる先達のスピーチを重ね合わせた人も多いのではないだろうか。
まさしく、"リアル"だ。
ブラックカルチャーと関連が深い音楽界やスポーツ界からのリアクションも目立ち、個人的には、フロイド氏と友人だったというスティーヴン・ジャクソンのインタヴューに感銘を受け、また、これまでほとんど政治的な発言をした記憶がないマイケル・ジョーダンが声明を発表したことにも驚いた。
そして同じスポーツ界からでも、ドリュー・ブリーズが発したコメントはあまりに酷いものだった。
彼の態度について嘆かわしく思うのと同時に、アメリカに生まれ暮らす白人の中には、実は彼と似通った価値観を持つ人が少なくはないんだろうな、という感想もまた、有色人種の1人という立場から、実体験を含めた肌感覚としてあったりする。
直近のトランプ大統領のコメントがそれを具現化した最たる例となっているし、彼が選挙で勝ったということがまあそういうことなのだろう。
アメリカが世界の中心である、アメリカに暮らす白人の価値観こそがスタンダードである、いかなる戦争においてもアメリカのイデオロギーが正義である、戦争を終わらせるために原爆を落としたことは正当である...それらに疑問を感じることなく、"正しい"と素直に信じている人たちの既成概念を揺るがすことはほとんど不可能だ。


♪ Never Again - Nickelback


2020年6月 5日(金)

2ヶ月半ぶりに泳いだら

今月から再開したスイミングスクールへ行ってきた。
3月23日以来、泳ぐのは実に約2ヶ月半ぶり。
習慣的に泳ぎ出して9年ほどになるが、これほどブランクが空いたのは、入院していた時期を含めても初めて。
なんとか溺れ死ぬことなく帰ってくることができたが、後半軽めの計1200mに過ぎないメニューだったにも拘わらず、その1.5倍は泳いだんじゃないかというぐらいに腕が疲れた。
特に上腕三頭筋。
漫然と目的意識なく筋トレなんかをやっていても、実際の現場での動きに即応させるのは難しい。
コロナ禍で、市民アスリートの中では、上手く時間を使って実直にトレーニングを積んだ人と、反対に施設の閉鎖や外出し難い環境を言い訳にして全然動けていない人と、二極化が進んだように感じており、そして私は完全に後者に入るのだが、久々に泳いでみて幾つかの気付きはあった。
ということにしておこう、せめて。


♪ Let Me Talk - Earth Wind & Fire


2020年6月 3日(水)

ついにベネポルティアへ

以前より計画を立てつつも頓挫し、この春ようやく京丹波にある古民家の一軒宿 ベネポルティアに行く予定だったが、コロナ禍であえなく延期、6月に入りついに念願の訪問が叶った。
ロケーション、施設、料理、そしてホスピタリティーとすべてにおいて満足度が高く、予想以上に素晴らしい小旅行となった。


2020年6月1日(月)

少し心配だった天気もまったく問題なく、1時間半ほどのドライヴを経て15時ちょうど、無事ベネポルティアに到着。
思った以上の山間で、あまり良くない表現ではあるが、まさしく過疎の集落といった立地。
この日はご主人が1人で切り盛りされていたが、サラリーマンを辞め、縁もゆかりもないこの地で古民家を買い、去年、犬と泊まれる一軒宿をオープンされた(まだ大阪に家があり、ご家族は普段そちらにおられるそう)。
その古民家だが、中に入ると驚くほどきれいに、そして快適にリフォームされていて、ご主人の細やかな心遣いも随所に感じられる。
嫌らしい話、相当金も掛かっているはず。
用意された備品など含め、ワンコフレンドリー具合もかなりのもので、聞けばほぼすべてのゲストが犬連れとのこと。
到着早々、これはテンションが上がる。

山間に佇む古民家の一軒宿右に見える小径を上ると辿り着く宿泊棟の玄関リヴィングルーム 建物は全面的に改修されておりとても快適2階の和室と寝室大型犬用のケージや餌皿が用意されていたお土産や備品などの心遣いも細やか薪ストーヴをバックにポーズドッグランも併設されている

荷物を置き、まずは早速周辺を散策。
農道や集落をつなぐ細い一本道はあるが、ほとんど車の通りはない。
しかし獣の気配は当然ながら濃く、そこらでキジの鳴き声はするし、シカの糞も落ちていたり。
山を歩き慣れているそらみだが、その深さは普段歩いているところとは比にならないし、上に述べたように野生動物の気配も半端ないから、とても興味深そうにしている。
川でサギを見て200~300mほど思いっきり(と言いながら私がまがりなりにもついていけてるということはかなり手加減しているのだろう)のダッシュを立て続けに2本ほどかまされ、必死にリードを持って並走したら汗だくになるし心臓はバクバクするし腰は痛くなるし...その横で口も開かず涼しい顔で佇むそらみ、さすがドーベルマン。

さあ探検に出掛けよう竹林と杉木立に挟まれた隘路を歩く山のスケールがデカい祠がある小高い丘も上ってみる頂上には四阿があって辺りを一望できるダッシュの後でちょっと休憩近くの神社には能舞台も

18時、夕食は部屋に運ばれてくる。
ジビエ尽くしの料理をオーダーしており、宿のご主人とともに今日の食材を獲った地元の猟師さん夫妻も顔を出してくれた。
鹿のローストに、猪のべっこう煮とステーキ。
大根とともにべっこう煮にされた猪は初めて食べたが、身の締まった豚肉といった風情で大変美味しかった。
他、サラダやスープに使われている野菜や米もすべて地元産とのこと。
お腹いっぱい、堪能した。

ジビエ尽くしの夕飯初めて食べた猪のべっこう煮猪のステーキご主人に京丹波のワインを頂いた

暗くなってから、近くを流れる小川を覗きにいってみたが、期待していたホタルの姿は見られなかった。
残念。

慣れぬ場所でのお泊まりで、排泄のペースがなかなか掴みづらかったそらみだが、24時頃、ようやく外でウンチをすることができた。
しかし1歳の頃とかに比べると初めてのところでも落ち着くのがだいぶ早くなった。
少しずつ着実に成長している。

夜のドッグラン夜の裏山

遠くから鳴り響くシカの声と各種カエルの大合唱に囲まれて眠りに就く。
いい気分だ。


2020年6月2日(火)

6時半頃、そらみと朝のパトロールに出る。
靄に包まれ、いかにも里山の朝といった幻想的な趣き。
今日は暑くなりそうだ。

朝そらみは一足先に朝飯喰って縁側で日向ぼっこ大あくび

8時、ご主人の居住スペースでもある隣の母屋のカフェスペースで朝食を頂く。
温かいクロワッサンが美味い。
ワンコ談義など、楽しくお話もさせていただいた。
そらみは備え付けのおもちゃで遊んだり、ご主人に遊んでいただいたり。
朝食後は少し辺りを散歩し、川にも下りてみた。

朝食お菓子も美味しかったお茶目なご主人に遊んでいただくチェックアウト前にもう一歩き川にも下りてみた

10時、ベネポルティアを後にし、丹波のフルーツファーム春日へ向かう。
せっかくこの時期なので、さくらんぼ狩りを楽しんで帰ろうと。
例年は30分ということだが、今年は1時間が宛がわれた。
が、1つ1つ枝をはさみで切ったり脚立に上がったりする必要があり、意外と採って喰うのに時間を要することに気付き、そんなに余裕はなかった。
そして何より、ハウスの中がサウナのように暑く、人間はともかくそらみがずっと口を開いてハアハアしていたので、少し早めに切り上げる。
本当に今日は真夏のようだ...。
さくらんぼの味はめちゃめちゃ美味かった。
やっぱり種類を問わず、食材は新鮮であるほど良い。

やってきました、さくらんぼ狩りたわわに実ったさくらんぼ上の方に生っている採りにくいものがとても美味しいそらみも喰うか?パクリ

12時半過ぎ、自宅に帰着。
そらみも今回の旅は楽しんでいたはずだが、「やっぱりおうちが一番」とむにゃむにゃ言いながらすぐに寝たとかそうでないとか...。

「楽しかったけど疲れたな~zzz」


♪ All Life's Trials - Alvin Lee & Co.