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2021年9月 5日(日)

「ティラノサウルス展」

滑り込みで「ティラノサウルス展」に行ってきた。
半ば予想はしていたが標本のほとんどがレプリカで、実物は僅かに小物数点のみというのはやはり残念というか寂しいというか...(まあティラノサウルスでは頂点とも言える「スー」の実物をシカゴで見たことがあるのであれには何ものも敵うまいが!)。
その代わりというわけではないが、解説のパネルや研究者のインタヴュー映像などのディスプレイはなかなかの充実ぶり。
ティラノサウルス展というだけあり、獣脚類にスポットを当てた構成も面白かった。
最近の展示会は、こうした付随情報の見せ方に注力しているものが目立つように感じる。
会場の最後には荒木一成氏の手によるいくつかの復元模型も置かれていたが、ティラノサウルスの表皮は昔ながらの鱗ヴァージョンで羽毛はないタイプ。
どちらかというと羽毛ありの方が今は主流なのかな、となんとなく思っていたが、その論点についてはどうも一筋縄ではいかないようだと知り、こちらも興味深かった。

ティラノサウルス研究の出発点とも言えるAMNH5027羽毛があったと考えられている小型の獣脚類たちジェーンの向こうに迫力ある巨大なイラストが数少ない実物化石エドモントニアエドモントサウルスを追うアイヴァン

余談ながらショップで、1年365日にそれぞれ何某かの古代生物を当てはめた、"あなたのバースデイ古生物キーホルダー"的なものが売られており、普段ならこういったものに手を出すことはないが、ふと私の誕生日のものを見てみるとなんとアノマロカリスだったので、バージェス頁岩フリーク? としては買わぬわけにはいかぬと、まんまと購入してしまった。


♪ What's Going On - Marvin Gaye


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